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更新日:2022年8月31日
全国で1年間に「自殺」でなくなる人は、平成24年、15年ぶりに3万人を下回りました。しかし、令和2年の自殺者数は約2万1千人と依然多く、明石市でも年間約50人の方が自ら命を絶たれています。特に30代~50代の働き盛り世代や20代~30代の若年層の自殺が近年増えてきています。
自殺は、実際には家庭や学校、職場での人間関係、生活や健康についての不安・悩みなどが絡み合って、「死ぬしかない」という気持ちから起こる「追い込まれての死」と言われています。
明石市では、自殺対策基本法(平成18年10月施行)に基づき、自殺対策を総合的かつ効果的に推進するために、令和元年3月「明石市自殺対策計画」を策定しました。計画は令和元年度から令和10年度までの10年間です。
最近、いつもイライラする、気力がない、眠れない、食欲がない、なんだか身体の不調が続いている・・・・
それらは、心のSOSサインかもしれません。「普段と違う自分」に気づいた時には、どのくらい不調な状態なのか、チェックリストで確認してみましょう。
もし、あなたがチェックリストで危険信号になっていたり、先の見えない不安や、生きづらさを感じるなどの様々なこころの悩みを抱えていたら、その悩みを相談してみませんか。
電話では相談しづらい方は、LINEなどのSNSでも相談できます。
心身の不調により、日常生活に支障が出ている場合は、医療機関の受診をおすすめします。早い段階で適切な治療を受けることにより、短期間で症状が改善したり、重症化の防止につながります。
健康を保つには、「からだ」の健康だけでなく、「こころ」の健康も大切です。
いま、社会的な問題となっている「自殺」も、こころの健康づくりと関係していると言われています。みんながこころの健康づくりに取り組み、そしてゲートキーパー(※)になることで、みんなの命を守りましょう。
※ゲートキーパーとは、悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る命の門番という意味です。
「眠れてる?」「食欲はある?」「何か困っていることがある?」など、自殺のサインに気付いたら、ひとこと声をかけてみましょう。
悩みを話してくれたら、相手の気持ちや話すペースを尊重しましょう。励ましたり、助言したり、叱ったりせず、相手を大切に思う自分の気持ちを伝え、まずは聞き役に徹しましょう。
話を聞いた後、専門家の助けが必要だと感じたら、早めに公的相談機関、医療機関等に相談するよう促しましょう。相談を受けた人も1人では抱え込まず、プライバシーに配慮した上で(本人の了解を得て)、相談窓口へ連絡しましょう。
温かく寄り添って見守りましょう。1人で対応するのではなく、家族や地域、職場、専門機関が継続して協力しあいましょう。
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