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ページ番号 : 36842

更新日:2025年2月17日

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兵庫県立大学との連携による健康保持・増進に関する研究について

趣旨

がん検診受診率促進、生活習慣病重症化予防のための方策策定を目的として、兵庫県立大学看護学部との連携・協力による研究を実施いたします。

背景

1. がん検診受診率

がん対策については、年次ごとにがん検診の受診率は徐々に向上していますが、全国的にみても、ほとんどのがんで目標値の60%に達していない状態です。
明石市の令和5年度のがん検診受診率は大腸がん検診12.2%、胸部(肺がん)検診8.6%、乳がん検診14.9%、子宮がん検診16.0%で、受診率の向上が課題になっています。がん検診の統計データや医療のデータを分析することによって、がん検診の受診率の向上のための方策を検討いたします。

2. 生活習慣病重症化

生活習慣病による健康寿命短縮を予防し、社会経済的な負担を軽減するためには、適切な治療継続による症状コントロールはその重要な柱といわれているが、早期発見や未受診者・受診中断者対策、生活習慣改善指導等の各局面において、きめ細やかな重症化予防対策が求められています。特定健診や国民健康保険の継時的データを使用し分析することで有意義な保健戦略を検討いたします。

研究目的・内容

1. がん検診受診促進

(1) がん検診受診者の特徴を分析し、がん検診受診促進の手がかりをつかむ

(2) がん検診のデータ分析により、がん検診受診向上のための戦略を検討する

2. 生活習慣病重症化予防

(1) 健診データやKDBデータ等分析による健康課題の明確化

(2) 健診データやKDBデータ等分析による健康リスクの階層化及び早期発見策の確立

(3) 上記(1)(2)により、糖尿病重症化予防の方策を検討し提案する

研究期間

令和7年3月5日~令和8年3月31日(更新あり)

研究における分析手法等

  • がん検診受診者の統計値とがん検診受診者の年齢、性別を比較し、がん検診受診者の特徴を分析する。
  • がん検診受診者を対象に、アンケート調査を実施し、受診に関する特徴を分析する。
  • がん検診受診率、要精検率、精検受診率、発見率、陽性反応適中度について統計学的に検討する。
  • がん検診データを分析し、健康リスクの階層化を行う。
  • 特定健診対象者の統計値と特定健診受診者の年齢、性別、居住地区を比較し、特定健診受診者の特徴を検討する。
  • 各データについて年齢・性別単純集計を行い、全国平均または先行研究との結果を比較することにより、重症化予防のために取り組むべき健康課題について明確化する。
  • 研究にかかる費用は兵庫県立大学の負担により行われます。
  • この研究の過程において個人が識別できる情報が扱われることはありません。

この研究に関する連絡先

兵庫県立大学看護学部
電話番号:078-925-0860(担当:福井)

お問い合わせ

明石市福祉局あかし保健所保健予防課

明石市大久保町ゆりのき通1丁目4-7 あかし保健所

電話番号:078-918-5668

ファックス:078-918-5584

※番号のかけ間違いにご注意ください。

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