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更新日:2022年7月1日
毎年、熱中症の発症者は5月からみられ始め、8月にピークを迎えます。体が暑さに慣れていないことや、マスクの着用により熱がこもりやすく水分摂取の機会が減るなどの理由から、初夏から熱中症への注意が必要です。
★熱中症は死に危険を及ぼす可能性がありますが、予防方法を知り、実践することで防ぐことができます。
気温が高い、蒸し暑いなどの環境下で体温調節をする機能が働かなくなり、体に熱がこもってしまった状態です。
高温の場所に長時間いた際に、頭痛などの体調不良が起こった場合は熱中症の可能性があります。
私たちは皮膚表面から熱を外に放出しています。同時に汗をかくことで蒸発時に熱を発散させています。
しかし、汗をかいていても水分を補給せず脱水になった状態では、新たに汗を出すことができなくなり、体温が急激に上昇し、熱中症が起こります。
※厚生労働省「熱中症予防のための情報資料サイト」(外部サイトへリンク)で障がいの方に向けた熱中症予防リーフレットの印刷が可能です。
昨年、熱中症で救急搬送された方のうち5割以上が高齢者で、特に室内で発生しています。
こどもや高齢者には周囲の人たちからの見守りや声掛け、環境調整のお手伝いが大切です。みんなで熱中症を予防しましょう。
重症度 | 症状 | 緊急性 |
1度(軽症) | めまい、立ちくらみ、生あくび、大量の汗、筋肉痛、こむら返り | 症状が徐々に改善傾向にある場合のみ、現場での応急処置や見守り。 |
2度(中等度) | 頭痛、嘔吐、倦怠感、虚脱感、集中力や判断力の低下 | 軽症の症状に改善が見られない場合や中等度以上の症状が現れた場合はすぐに病院へ搬送(周囲の人の判断が必要) |
3度(重症) | 自力で水分摂取ができない、意識がない、痙攣発作 | 直ちに救急要請を行う。 |
(出典:熱中症環境保健マニュアル2022 表2-1 熱中症の症状と重症度分類を一部改変)
★症状を知っておき、熱中症になったことに早めに気づき、対処方法をとることが重要です。
(1)すみやかに涼しい場所へ移動し、水分・塩分を補給する
※5~15℃の冷たい水分は胃からの吸収を早め、すばやく体を冷却する効果があります。
(2)保冷剤や氷のうなどで体を冷やす(首・脇・股関節)
※表面に近い太い血管を冷やすことがポイントです。
(3)衣服をゆるめ、うちわなどで風を送る
※皮膚と服の間にすき間を作ることで風通しをよくし、皮膚表面から熱を逃がす。
(4)自力で水を飲めない、呼びかけに反応しない場合は救急車を要請する
★「熱中症警戒アラート」とは…暑さ指数が33以上と予測された場合、テレビやラジオなどで発表されます。熱中症の危険性が極めて高くなると予測された際に、危険な暑さへ注意を呼びかけ、熱中症予防行動をとっていただくよう促すための情報です。
「熱中症にご注意を!」(PDF:510KB)を活用ください。
熱中症の発生に大きく影響を与える気温、湿度、日ざし、風の要素を取り入れて、総合的に暑さを示したものです。
<暑さ指数(WBGT)の基準>※単位は℃ですが、気温とは異なります。
31以上 | 危険:運動は原則中止 |
28~31 | 厳重警戒:激しい運動は中止 |
25~28 | 警戒:積極的に水分補給 |
21~25 | 注意:適宜水分補給 |
21未満 | ほぼ安全 |
★暑さ指数(WBGT)が28を超えると熱中症が増加します。
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