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ページ番号 : 36043

更新日:2025年8月8日

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PFASについて

お問い合わせ・ご相談窓口
総合的なこと(PFAS全般)
環境保全課 TEL:078-918-5030
具体的なこと
健康に関すること あかし保健所健康推進課 TEL:078-918-5657
水道水質

上下水道局浄水課

TEL:078-918-5068

PFASとは

概要

有機フッ素化合物であるペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物のことをPFASと呼んでいます。PFASには1万種類以上の物質があると言われています。自然界中にはなく、人間が作った化学物質です。
令和2年にPFASの内のPFOSとPFOAが、水道水の水質管理目標設定項目(水道水質基準について(外部サイトへリンク))や、公共用水域や地下水の要監視項目(外部サイトへリンク)に追加され、現在、暫定目標値としてPFOSとPFOAの合計値が50ng/Lと設定されました。なお、合計値については、体重50kgの人が水を一生涯にわたって毎日2リットル飲用したとしても、この濃度以下であれば健康に悪影響が生じないと考えられる水準を基に設定されたものであり、超過した水の飲用によって直ちに影響が出るものではありません。

暫定目標値の取扱いについては、国で専門家による検討が進められています。

人の健康への影響について(PFOS、PFOAに関するQ&A集から抜粋)

PFOS、PFOAは、動物実験では、肝臓の機能や仔動物の体重減少等に影響を及ぼすことが指摘されています。また、人においてはコレステロール値の上昇、発がん、免疫系等との関連が報告されています。しかし、どの程度の量が身体に入ると影響が出るのかについては十分な知見はありません。そのため、現在も国際的に様々な知見に基づく基準値等の検討が進められています。また、国内において、PFOS、PFOAの摂取が主たる要因と見られる個人の健康被害が発生したという事例は確認されておりませんが、環境省は内閣府食品安全委員会が行った食品健康影響評価の結果等を踏まえ、最新の科学的知見に基づき、暫定目標値の取扱いについて、専門家による検討を進めています。

明石市の水道水(明石市水道局ホームページより抜粋)

明石の水道水は、有機フッ素化合物が水質管理目標設定項目になった令和2年度から現在まで、市内の給水末端で暫定目標値は全てクリアしており、安全な水道水であり、飲み水として全く問題ありませんが、明石川河川水は水量・水質ともに不安定なため、令和7年度から阪神水道企業団から水道水を受水することで河川水の取水量を大幅に減量し、将来的には明石川河川水からの取水を完全に廃止します。

明石市水道局

水道水における有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)の低減対策について

有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)に係る水質検査結果について

水質検査地点と結果

PFAS、PFOS、PFOAについての詳細

環境省

有機フッ素化合物(PFAS)について(外部サイトへリンク)

 

食品安全委員会

「有機フッ素化合物(PFAS)」の評価に関する情報(外部サイトへリンク)

PFASのリスク評価、その意味は?姫野誠一郎座長インタビュー(外部サイトへリンク)

明石市域の河川水・地下水の測定結果

明石市では、令和3年度から明石市域の河川水、令和6年度から地下水のPFOS・PFOAの測定を行っています。令和3年度からは自主測定、令和6年度からは兵庫県の「公共用水域等測定計画」に基づいて測定しています。

令和7年度河川の水質調査の結果について(速報)

明石川

地点名:嘉永橋

  4月 5月 6月 7月 8月 11月 2月
PFOS(ng/L) 4.3 3.7 3.7        
PFOA(ng/L) 19 17 17        
合計値(ng/L) 23 20 20        

 

 

 

 

谷八木川

地点名:谷八木橋

  5月 8月 11月 2月
PFOS(ng/L) 2.4      
PFOA(ng/L) 18      
合計値(ng/L) 20      

 

河川の採水地点

 

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令和7年度地下水の水質調査の結果について(速報)

概要

令和7年度については、調査地点を昨年度の1地点から5地点に増加し実施しました。その結果、新たに調査を開始した2地点でPFOS及びPFOAの合算値が国の定める指針値(50ng/L)を超過しました。

 

地区名※ 大蔵町 日富美町 大久保町西島 魚住町中尾 二見町東二見
PFOS(ng/L) 4.7 12 21 30 33
PFOA(ng/L) 25 17 18 26 54
合計値(ng/L) 29 29 39 56 87

 

 

 

 

※個人が所有している井戸を採水させていただいているため、特定ができる具体的な位置は示しておりません。

今後の対応

汚染状況把握のため、近隣地域の井戸で追加調査を実施します。

また、今回調査を実施した5地点については、今後も継続して調査を行う予定です。

指針値の超過があった2地点については、状況に応じて調査頻度の増加等を検討します。

今後の調査結果については、随時更新します。

報道発表資料について(PDF:165KB)

井戸の飲用について

井戸水にはPFOS及びPFOAに限らず、様々な物質が混入している可能性があり、周囲の環境によって水質が変化し不安定であるため、飲用はお控えください。

水道水は、水道法で定められたとおり定期的に検査し、安全を確認しています。飲み水など人の体の中に入る水には、安全な水道水をご利用ください。

なお、指針値の超過が確認された地点の井戸所有者に対しては、すでに地下水の飲用を控えるように助言を行っています。

令和3年度から令和6年度までの測定結果

令和3年度から令和6年度までの測定結果(PDF:56KB)

神戸市との連携

明石川水系(外部サイトへリンク)は、神戸市と明石市にわたっています。その大部分が神戸市域で河口付近のわずかな部分だけが明石市域です。
そのため、神戸市と明石市では、30年以上前から定期的に協議会を行っており、その時々の課題を議題にあげ、協議、情報交換、意見交換、要望などを行っています。PFOS・PFOAについても同様に協議をしています。
それを踏まえ神戸市では、PFOS・PFOAの発生源の特定に向けた対応や、法的な強制力がない中で発生源の可能性があると思われる事業所に対して調査等への協力依頼を行っています。
それに加えて、国に対して、「メカニズムの解明」「毒性研究」「農作物の研究」「規制対象物質の選定」「財政支援」及び「除去方法の検討」などを要望しています。

国への要望

令和5年度及び6年度に、国へ「毒性評価等に係る研究等の推進について」「環境モニタリングに係る財政支援等について」「国民の不安解消のための情報発信について」といった内容の要望書を提出しています。

環境大臣あて要望書(令和6年1月)(PDF:352KB)

環境大臣あて要望書(令和6年10月)(PDF:403KB)

さらに、令和7年2月10日には、「規制基準の設定に向けた取組等について」「汚染源調査及び除去技術の導入に係る財政支援等について」「健康影響に関する国民の安全・安心に資する対策について」といった内容について、神戸市と共同で国へ要望を行っております。

環境大臣あて要望書(令和7年2月)(PDF:159KB)

参考

兵庫県:有機フッ素化合物について(外部サイトへリンク)

神戸市:有機フッ素化合物(PFAS)(外部サイトへリンク)

 


 
 


お問い合わせ

明石市環境産業局環境保全課

兵庫県明石市大久保町松陰1131

電話番号:078-918-5030

ファックス:078-918-5107