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ページ番号 : 39211
更新日:2025年9月25日
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資料 あかし対話と共創ウィークを開催します ~ 知りあい 語りあい 創りだす ~(PDF:1,092KB)
資料 あかしプレーパークを開催します(PDF:1,622KB)
資料 神戸マラソン関連イベント「親子ランニング教室in明石公園」を開催!(PDF:351KB)
資料 キャリアリターン採用を実施します(PDF:654KB)
9月議会の提出議案ということで、令和6年度の明石市一般会計歳入歳出の決算について、私の方からご説明をさせていただきたいと思います。まず、令和6年度の決算収支の状況です。歳入決算額は1312億円で、前年度と比べて1.4%の増加です。歳出の決算額は1303億円で、こちらも前年度と比べて1.4%の増加となっています。実質収支につきましては、約9億円の黒字で、49年連続の黒字となりました。そして、年度を超えた収支の調整や財政基金の積立金などを加味した実質単年度収支は約2億円の黒字となりました。これは昨年度に続いて2年連続の黒字ということになります。基金と市債の年度末残高については、財政基金等の3基金は前年度末から8000万円増加して約120億円。市債残高は前年度から34億円減少して約1070億円です。財政指標につきましては、財政構造の弾力性を示す経常収支比率が前年度から0.2ポイント改善して92.3%、そして実質公債費比率が前年度から0.4ポイント改善して3.9%、将来負担比率につきましても、前年度から1.6ポイント改善して19.9%になりました。令和6年度決算のポイントとして、土地開発公社の清算に伴い発行した第三セクター等改革推進債の返済が令和5年度に完了したことにより、令和6年度の公債費は大きく減少しました。また、新庁舎と新ごみ処理施設の整備に備えた基金についても一定額を積み増すことができました。こうしたことが、各財政指標が改善した要因の一つになっています。そのため、決算全体としてもおおむね良好な状態を維持することができているものと考えています。
歳入が増加した理由としては何か特別なものはありますか。
特別な理由はないんですけれども、歳入が全般的に順調に伸びたというふうに考えています。
これが過去最高というわけではないのでしょうか。
過去最高というわけではありません。コロナ禍の時期には、多くのコロナ対策の交付金等が出ておりましたので、そちらの方が大きかったという状況です。
次に、「あかし対話と共創ウイーク」についてです。10月24日金曜日から11月1日土曜日までの9日間を「あかし対話と共創ウイーク」と位置づけて、市内の各所で対話と共創に関する様々な催しを開催させていただきます。このウイークを通じて、私が市長就任以来進めてきました「対話と共創によるまちづくり」を市内外に発信するとともに、多くの市民の皆さんに、ぜひこの機会にさまざまな対話の場にご参加をいただいて、明石市のまちづくりの基本方針であります対話と共創の機運をさらに高めたいと考えています。ウイークでは、3つの大きなイベントを行いながら進めていきます。まずはオープニングイベントとしまして、10月24日に「対話と共創のまちづくり 全国の仕掛人大集合」を開催します。明石市内、さらには全国各地で、対話や共創の取り組みを実践されている方々にご登壇いただき、さまざまな事例をご紹介いただくとともに、そこに込めた思いを語っていただきます。その後、登壇者と参加者全員のワークショップで、今後の対話や共創について考えていきます。2つ目としましては、10月25日に「対話と共創のまちづくり 首長サミットinあかし」を開催します。対話や共創によりまちづくりを進める全国の首長をお招きして、各自治体のこれまでの歩みとまちづくりにかける思いをお聞きするパネルディスカッションを行います。私からも明石市の取り組みを紹介し、まちづくりのあり方について各自治体とともに考え、高め合う機会にしたいと考えています。実際に来ていただく首長さんは、淡路市の戸田市長、生駒市の小紫市長、掛川市の久保田市長で、オンライン参加で小布施町の大宮町長と諏訪市の金子市長がご登壇いただける予定になっています。コーディネーターは同志社大学教授であり、元長野県副知事の中島恵理さんにお願いをしています。3つ目は、ウイークの最終日11月1日に、これからのさらなるスタートの場として「対話と共創の大交流会 さあここから始まる明石での共創! To the future」を開催します。こちらは市民の皆さんが主役の大交流会です。明石の取り組みに関わっていただいている学識経験者の方、研究者の方をお招きして、ウイーク全体を振り返りながら対話と共創の意義を語っていただいた後、参加者全員での大交流会を行いたいと考えています。たくさんの出会いが生まれ、この場で生まれた対話と共創から、みんながまちづくりの主体者として、市民みんなで「みんなの明石をつくる」。この「みんなの明石をつくる」というのは、私が市長に就任する際の公約の大きな柱でもあります。このことによって、市民の笑顔があふれる、“もっと”やさしいまち明石につながっていく、そんな未来につながる大交流会にしたいと考えています。会場は3つともあかし市民広場です。ぜひ多くの市民の皆さんにご参加いただきたいと考えております。このほかにも、ウイークの特別企画としまして、明石市のファシリテーター専門職が地域や会社などに出向いて、「聴き出す力」と「書き出す力」のコツをお伝えする“対話”出前体験会を実施したり、また、「拡大版こども・若者会議「や「環境フェア」、「『あかし本のまちビジョン』トークイベント」などを行って、ウイークの期間に開催する市主催のイベントについても、対話と共創の要素を盛り込んで、対話と共創ウイーク関連イベントとして実施をします。そのほか、市役所2階ロビーや図書館などでパネル展も実施したいと思います。パネル展では対話ボードを設置して、ただパネルを見ていただくだけではなく、その場でも対話が生まれるような、そういう仕組みを考えているところです。そして、市主催以外の市民や事業者の皆さんが主催するイベントについても、対話と共創ウイークを一緒に盛り上げていただく協力イベントとして募集しているところです。市民も事業者も行政も一体となって、明石市内の至る所で対話や共創が生まれる、そんな「あかし対話と共創ウイーク」にしたいと考えております。そして、11月1日には、「あかし共創プラットフォーム」をスタートしたいと思います。「あかし共創プラットフォーム」は、産官学と市民の皆さんなど、多様な方々に参加していただいて、地域の課題の解決や未来に向けた挑戦など、“もっと”やさしいまち明石を創っていくための仕組みということで、しっかり取り組んでいきたいと思っています。
目玉となるのは、ご説明いただいた3つのイベントですか。
そうですね。「対話と共創ウイーク」の柱として今予定しているのは大きくこの3つです。
今回、「首長サミット」で5名の方を選定された理由はなんでしょうか。力を入れている共通項とかがあるんでしょうか。
それぞれご紹介はチラシに記載させていただいているんですけれども、生駒市の小紫市長は、たくさん本も書かれておりまして、「自治体3.0」のまちづくりを推進するということで、まさに市民と行政、民間企業が一緒に汗をかくというような取り組みをされている市長でありますし、私もそれを参考にさせていただいている経緯がありますので、お声をかけさせていただきました。
また、掛川市の久保田市長も、市民との対話を大切に、未来に向けての取り組みをされているということで、他にもこういった取り組みをされている首長さんがたくさんおられますので、何人か声をかけさせていただいた方もいらっしゃるんですけれども、この日程にご都合がつかなかった方もおられますので、その中でご都合をつけていただいた方々で、日頃から共創とか対話ということを一つの大きな柱にして市政運営をされている方々にお願いをさせていただいたところです。諏訪市の金子市長とは、先日、市長会の広報誌で「市民との対話を軸にした都市経営」ということで対談させていただいた経緯もございますので、そういった方々に声をかけさせていただきました。
諏訪市長以外の市長とも面識はあるんですか。
市長会では小紫市長や久保田市長ともお会いしてお話しをさせていただいておりますので、面識はあります。小布施町の大宮町長は直接お会いしたことはないんですが。
根本的なところで恐縮なんですが、10月24日から11月1日までの9日間を「対話と共創ウイーク」と位置づけている理由はなんでしょうか。
今年度の施策の中に「対話と共創ウイーク」を開催するということは決めておりましたので、時期をいつにするかというのは、担当部署とそれぞれ話をする中で、時期が決められました。
この時期に特別な理由があるわけではないということですか。
秋はイベントが多い時期で、もともと「あかしSDGsウイーク」を開催しておりました。いろんなイベントで、皆さんと学んで創り上げていく、そういったことを考えたときに、秋ぐらいがいいのではないかとなりました。
気候も良くて、皆さんに集まっていただきやすい時期かなと思いますし、準備に関しても時間がかかりますし、これだけの首長さんに全国から来ていただくためには、かなり前から予定を開けていただかなければなりませんので、そういう中で、この秋になったということです。
まちづくりに積極的に関わっていらっしゃる方にとっては、もちろん関心のあるテーマだと思うんですけど、一般の、と言いますか、なかなか普段意識されていない方からすると、とっつきにくいテーマなのかなという気もするんですけど、何か参加してもらうためにこういう方法で呼びかけるとか、今考えていらっしゃることはありますか。
広報にもしっかり取り組ませていただきますし、出前体験会というアウトリーチの取り組みも実施していきます。市のファシリテーターが地域とか小さなグループでもいいですし、会社などにも出向いて、対話の手法、スキルをお伝えするような、できるだけ敷居を低くするような取り組みも交えたり、また、この大きな柱となる3つのイベント以外にもですね、「拡大版こども・若者会議」や「環境フェア」も開催しますし、「『あかし本のまちビジョン』トークイベント」は、イトーヨーカドー明石店でやりますので、買い物に来た方がそこに偶然通りかかられたりとかもあると思っています。それと、3つのイベントをすべて市民広場でやる意味も、やっぱり閉じられたところだとそこに足を運ばないと来られませんけれども、偶然通られた方がそういう場に出会うということもありますので、できるだけ広く市民の皆さんの目に触れるところでさせてもらいたいと思っています。広報も、ポスターを作って市内のあちこちに貼らせてもらって、こういうものがあるんだなということを市民の皆さんに知っていただきたいと思っていますし、一つじゃなくて、いろんな重層的な取り組みの中で、対話や共創に市民の皆さんに触れていただいて、体験していただいて、という場をつくっていきたいなというふうに思っています。
出前体験会というのはもう決まっているんですか。
9月1日発行の広報あかしで募集をしているところです。ファシリテーター専門職も人数が限られていますので、この「対話と共創ウイーク」期間では、3から5団体ぐらいに行かせていただくということで考えていて、たくさん応募があれば抽選になると思います。こういう出前体験会や出前講座は、このウイークの期間に限らず、ご希望があれば可能だと思います。ですが、こういう機会ですので、ぜひ対話や共創に触れていただきたいということで企画させていただいております。
3つ目は、「あかしプレーパーク」についてです。「あかしプレーパーク」は、子どもの好奇心や想像力を育み、健やかな成長を支援するため、昨年度より実施しています。昨年度の取り組みのプロセスの中で、まずは子どもたちにどんな「遊び場」がほしいかを聞いてみようということで、昨年度は夏のこども会議で「遊び場」をテーマにさまざまなアイデアを出してもらいました。子どもたちのアイデアを生かしながら、昨年は10月から、それぞれ特徴のある市内の公園、明石公園、大蔵海岸公園、石ケ谷公園、上ケ池公園の4カ所で1回ずつ計4回のモデル事業を行いました。合計約3500名の方にご参加いただきまして、本当に子どもたちの笑顔があふれていました。上ケ池公園には1000人ぐらい来られていたので、私も驚きました。実際に声をあげていろんな提案をしてくれた子どもたちもたくさん来ていて、自分たちが提案したことがこうやって実現してうれしい、という声がたくさん聞かれました。このプレーパークは、子どもたちがやってみたいことをする場ですので、何かプログラムを決めるというのではなくて、プレーリーダーという遊びのコーディネートをする大人が遊びの素材を用意したり、遊びを見守ったりしています。今年度は、プレイパークを将来は日常の遊び場にしたいなと、そういったことを一つの目標にしながら、プレーパークで子どもたちの遊びをコーディネートするプレーリーダーや、サポートスタッフの養成を行うリーダー養成講座を開催しています。この講座に関しては、兵庫県立大学と連携して、オリジナルのカリキュラムで実施させていただいているところです。今年は4回目まで終わっておりまして、次回は9月13日に危機管理に関することを学んでいただきます。プレーパークの開催もありますから、全部参加したら10回以上の養成講座になります。この中で、子どもの発達と自然体験、明石の自然を知る、また現役プレーリーダーに学ぶなど、明石でプレーパークを広げていく上で大切と思われるさまざまな内容を学んでいただいているところです。その上で、あかしプレーパークを10月から12月にかけて、大蔵海岸公園で3回、明石公園で3回、計6回開催します。リーダー養成講座に参加していただいている20代から70代の約10名の方もあそびのコーディネートの一部を担っていただき、実践での経験を積んでいただきます。特にこの明石のプレイパークの特徴は、各公園の身近な自然を生かしながら、遊びや教育など、子どもたちが主体的に自由に遊べる場をつくるということを大事にしています。開催時間は10時から15時で、どなたでも参加できます。プレーパークには大人の関わり方がとても大事ですので、今回のプレーパークでは当日の見守りとか、活動のサポートをしていただけるサポーターを募集しているところです。
これはイベント的に昨年もされたと思うんですが、将来的に拠点づくりみたいなことも考えておられますか。
今年は年6回の予定ですが、これは非日常な体験なんですよね。普段の日常の体験ではないので、できればサポーターさんとかプレーリーダーさんが地域の中で育っていけば、うちの公園で毎月やるよとか、毎週やるよとか、そういう方が生まれてくればいいなということで、できればこういう非日常の体験を、子どもたちの身近な公園、近くの公園で、日常の体験になったらいいなということを目標にしながら取り組んでいるところです。
例えば、リーダーさんとかサポーターさんとかを育成していって、子どもたちが遊びに行ったら、そこにリーダーさんやサポーターさんが常駐しているような場づくりという感じですか。
今、石ケ谷公園では指定管理者に常駐をしていただいて、いろいろな行事をやっていただいていますけれど、ちょっと距離がありますので、できれば本当に子どもたちが自分たちで放課後に行けるような公園でこういう場ができればいいなと思っていますので、そういうのは地域の方々のご理解も必要ですので、今後こういうモデルケースを重ねていきながら、また人も育てながら、最終的には身近なところで常駐の場所ができればいいなと思っています。
明石公園の旧市立図書館跡地とかどうなんですか。
そういうことも考えられますね。アイデアありがとうございます。
昨年度にモデル事業として実施して、今回もモデル事業だと思うんですけれども、昨年度の経験から今回に生かしているようなことはありますか。
昨年は市が主体となって、市の職員と県立大学の方々とか、市からお願いした方々にスタッフとしてやっていただいたんですけれども、今年はそういうプレーリーダーとかサポートスタッフを、市民の方の中から手を挙げていただいて、養成講座で経験を積んでいただいてというところが大きな違いです。やはりいつまでも行政だけでやっていたらずっと同じ形になりますので、地域の中でやりたいというプレーリーダーを増やしていくということを、今年はあわせて取り組んでいます。
遊び方とかは特に昨年と変わらないですか。
県立大学の先生にもお願いしていますので、いろいろなパワーアップはしていますし、プレーリーダーの方も養成講座を重ねながら、こういうことをやりたいねとか、こういうことができるねみたいなことでスキルを広げていっていますので、昨年と違うメニューもあるかとは思います。
昨年は石ケ谷公園や上ケ池公園でもやっていたのが、今回2つの会場になったというのは何か理由があるんですか。
そうですね。今回は養成講座受講者の実践というのもありまして、この方々が実際に明石公園と大蔵海岸公園でいろんな体験をしていますので、そこのフィールドをしっかり生かして実践していただくという意味もあります。
今回は、継続してやっていくということも目標としておりまして、同じところで回数を重ねたいという思いもあって、明石公園と大蔵海岸公園の2カ所で開催としております。
プレーカーというのは、池田市が持っているんですか。
NPO法人の持ち物で、池田市が持っているものではありません。
明石市では作らないんですか。
作りたいとは思っているんですが。
特に今はまだ。
検討はしております。プレーカーという形がいいのか、いろんな方法があると思いますので。でも、もしやりたいという方々が出てきたときに、いろんな道具を貸し出しするような、そういう仕組みはつくりたいなと思っています。
次は、神戸マラソン2025の関連イベントとして実施する「親子ランニング教室in明石公園」の開催についてお話をさせていただきます。今年からいよいよ神戸マラソンのコースが明石市に延長されます。その関連イベントとしまして、神戸マラソン開催に先立って、10月11日に明石公園で「親子ランニング教室」を開催いたします。この教室では、マラソンの元オリンピック代表選手で、明石ふるさと大使を務めていただいております小鴨由水さんを講師にお招きしまして、ランニングの基礎として長距離を楽に速く走るための正しいフォームや呼吸方法など、効率的な走り方を楽しく学ぶ内容になっています。その中で、参加される方には、親子でぜひ「走る楽しさ」を体感していただいて、ランニングに親しんでいただくとともに、地元明石をコースの一部として開催されます神戸マラソンへの関心を持っていただき、まち全体で神戸マラソンを応援するという機運を高めていきたいと考えています。さらに、この教室をきっかけに、子どもたちがスポーツに取り組む意欲を持って、また家族で運動習慣づくりに取り組むなど、市民のスポーツ振興や生涯スポーツの推進につなげていくことを目指しています。開催日時は10月11日土曜日午前10時から12時まで。場所は県立明石公園内の補助競技場です。対象者は市内在住の小学生とその保護者のペア20組40名としています。講師の小鴨由水さんについては、もう既に皆さんご存知かと思いますが、明石市のご出身で、大蔵中学校、県立明石南高校を卒業され、1992年の大阪国際女子マラソンで、マラソン初出場ながら、当時の日本最高記録で優勝され、その後、同年に開催されたバルセロナオリンピックに、女子マラソンの日本代表として出場されています。この教室では、元オリンピック選手として、走り方の技術だけではなくて、「走る楽しさ」というのを参加者にも伝えていただきたいと思っています。
11月16日の当日は、市の方では何か催しは予定していないんでしょうか。
市としてということではないんですけれども、神戸マラソン実行委員会さんと大蔵海岸で、マラソン本体とは少し違うようなイベントができないかと検討を進めているところでございます。
それは今後決まっていくということですか。
近日中にお知らせできると思います。
ちなみにこの「親子ランニング教室in明石公園」では、市長は走ったりするんですか。
ちょっと検討中です。もちろん行かせてもらおうと思っております。走り方を教えていただこうかなと思っています。
小鴨さんは、よくこういう教室のようなことをされているんでしょうか。
そうですね。人丸幼稚園で園児に走り方を教えていただいたり、障害者団体でも走り方を教える教室をしておられたりとか、さまざまされているというのを聞いています。実際にふるさと大使の任命式のときでも、小鴨さんに走り方を教えてもらったという小さなお子さんも来られていました。
続きまして、新たな人材確保の取り組みとして、キャリアリターン採用を実施することになりましたので、報告させていただきます。ご承知のように多様な働き方が広がる中で、出産、育児、介護あるいは転職とか学び直しといったさまざまな事情で一度職を離れる方がいらっしゃいます。明石市では、そうした方々が再び活躍できる場を提供して、これまでに培ってこられた豊富な知識や経験を、市政の発展に活かしていただきたい、そういう思いから、このたびキャリアリターン採用を新しく導入をさせていただきます。この制度は、過去に明石市の正規職員として勤務実績があって、さまざまな事情により退職された方を対象に、再び正規職員として採用して、即戦力としてご活躍いただくことを目的とした採用試験です。募集人数は若干名としています。募集職種は技能職を除く、本年度に採用試験を行っているすべての職種を対象とします。募集期間は令和7年8月5日火曜日から10月9日木曜日までです。主な受験資格としては、本市の正規職員として5年以上の勤務経験があること。また、平成28年4月1日以降に退職された方であることなどが要件となります。試験内容としては、エントリー課題や在職時の勤務成績、そして個別面接を通じて総合的に判断をさせていただきます。申し込みはスマートフォンやパソコンから市のホームページ経由で受け付けています。この制度を私が導入しようと思った理由は大きく2つあります。1つは、子育てとか介護とか、そういったさまざまな理由で一度は市の職員を退職せざるをえなかった方々に、もう一度明石市政のために力を貸していただきたいという思い。もう1つは、退職後の経験も生かして、再び多様な活躍していただくということで、多様なキャリアパスを応援する、そういう組織でありたいなという思いからこの制度をスタートさせます。この取り組みが、本当に市民のために働いていただける人材の確保につながって、よりよい市政運営を実現する一助になることを期待しています。詳細につきましては、採用試験案内をご覧いただけたらと思います。
採用された場合には、いつ付けでの採用になりますか。
合格された方と個別に調整して、遅くとも来年4月1日から勤務していただくということになります。
試験内容のエントリー課題というのを、もう少し具体的に教えていただけますか。
エントリー課題につきましては、通常の事務職の採用試験などと同じ課題にはなるんですが、過去に最も力を入れて取り組んだことなどを文章で書いていただくという内容になります。
退職された側の事情としては、子育てや介護、多様なキャリアパスというのは理解したんですけれども、明石市として、例えば経験者の世代がどんどんいなくなっていく中で、即戦力を求めているとか、そういう事情ってあったりするんですか。
そういった即戦力の人材は必要だということはありますけど、私自身も出産を機に退職せざるを得なかった一人でもありますので、いろいろな、自分の思いとは違う形で退職せざるを得なかった方もいらっしゃると思いますので、そういった方々が子育てや介護が一段落ついて、もう一度、明石市役所の仕事がすごくやりがいがあったというふうに思っていただいている方がいれば、ぜひもう一度一緒に仕事をさせていただきたいなと思います。
市として、知識を持った人だとか、経験がある人がどんどんいなくなっているからという理由ではないということですか。
そうではないです。働き方の多様化の幅を広げたいなと思っていて、一度辞めても、介護とか出産とかいろいろな事情があって辞めなければならなかったとしても、その時期その時の事情を乗り越えたらまた働けるということもあると思いますので、これからの働き方っていろんな選択肢があったらいいと思っています。いろいろな経験をしたからこそ、また市民の気持ちに寄り添えるとか、また活躍できる、さらにその経験がキャリアアップになっていくと思いますので、そういった方々にぜひもう一度明石市職員として頑張っていただける、そういう間口をしっかり広げていきたいという思いです。
このキャリアリターン採用は募集が始まっているかと思いますが、今どのくらいの応募が来ているんですか。
応募が完了した方が1名。応募を検討されているのかなという方が複数名いらっしゃいます。
応募があってもなくても、こういう間口をしっかり持っておくというのが大事だなと思ってつくりましたので。
例えば民間の企業さんとかにもこういう制度が広まればいいなとかはありますか。
それはあります。特に女性の働き方として、結婚、妊娠、出産というのは大きく影響するものですし、今は男性も育児や介護に関わっていらっしゃる方も多くいらっしゃいますから、そういう仕組みを持っておきたいなということでつくらせてもらいましたので、今年度応募があるかどうかというのはちょっとわからない中で実施させてもらいました。
昨年、PFASの団体から、意見交流の場を、ぜひ対話の場をという要望があったと思うんですが、あれは今どうなっているんでしょうか。開催するご意向というのは。
今、講演会の準備をさせてもらっているところです。
いつ頃の予定ですか。
時期はまだ検討中なんですが、できれば年内に開催できればなということで準備をしております。
形としては、勉強会なのか講演会なのか、どんな予定ですか。
セミナーみたいになるのか、講演会になるのか、勉強会になるのか、そこも含めて検討中なんです。
市民の意見もそこでお伺いするということですか。
一緒にお話しを聞けるような場をということで、そういう場をできるだけ早く作ってくださいということで対応してもらっています。
ここまで時間がかかった理由は何ですか。もう1年近く経ちますよね。
国のいろんな情報もありましたし、私自身が何度も国を行かせてもらって、そういった中で進んできたところもありますので、きちんと市民の皆さんにお話しをさせていただける状況になったらということで準備を進めていました。
では、きちんと説明できる状況になるということですか。
国の方でそういった基準もできましたので。
国は国で当然説明の義務もありますし、今回また来春に向けて決まったことがありましたけれども、また次のステップがあったり、見直しがあったり、これは動いていくものであってファイナルアンサーではないと思うんです。なので、あくまで現時点の明石市として持っている情報で、ここはわかりませんよ、ここはこうです、これはできますね、これはこういう理由でやりません、というような説明の場を、市民団体の方は求めていらっしゃるということだと思うんですけれども、それがなかなか実現しないのはなぜなんでしょうか。
そこはそういう場を作っていくということで、一定ご理解いただいているというふうに聞いております。
ご理解をいただいているというのは、何をもってご理解いただいたというふうに判断されたんですか。何かご意見を聞いたりとか、わかりました待ちますよ、みたいなご意見があったということですか。
先方とは要望をいただいた段階で話し合いはさせていただいてまして、今おっしゃったような、何がどこまでわかっているのか、わかっていないのかという情報もきちんとお伝えしていく機会が必要だろうということで、それは今、セミナーなのか勉強会なのか講演会なのかと検討しているところなんですけれども、国の機関の方の予定もありますので、日程も含めて調整していって、この時期になっているという状況です。
市長のお考えはいかがですか。
できるだけ早くそういう場を設けたいと思っています。
それが1年近くかかってしまうというのは、特に対話と共創を掲げていらっしゃる市長としては、一丁目一番地の政治信念だと思うんですけれども、まさしく対話を求めていらっしゃる市民の方がおられる中で、その場が実現しないというのはなかなか理解が難しいのですが。
市長との対話という意味ではそうかもしれないですけれども、担当課の方ではお話しを聞かせていただいていて、市民の方はこちらの回答に対して一定のご納得をいただいていると考えています。対話というのもすべて市長が対応するというのも難しいところがありますので、市役所として対応をさせていただいているところです。
市長のお考えはいかがですか。
そういう場をしっかり作るということで、今準備をさせていただいています。
繰り返しになりますけれども、対話と共創を掲げていらっしゃる中で言うと、対話を求めていらっしゃる市民がいる中で、なかなか実現しないというのがなぜなのかと。さっきおっしゃった時間がかかることに一定のご理解をいただいているというのは、何か具体的な担当課とのお話しがあったんですか。
担当課はお話しをさせていただいていて、厚生労働省からも職員に来ていただいて、いろんな情報を取りながら対応を適切に進めさせていただきます。
担当課の方には、具体的な対話の場を設けるのに一定の時間がかかっていることにご理解をいただいている、というお話しが入っているということですか。
市としての考えをお伝えしていて、ご意見も聞かせていただいて、市民の皆さんにとっては満足いかないことがあるのかもしれないですけれども、対話の場としては持たせていただいていると思っているんです。こちらとしては、対話の機会もつくりますし、勉強会の場もつくっていこうと進めているところです。
市長のお考えとしてはいかがですか。
できるだけ早く、対話の場というか、正しいことを一緒に学んで、現状をちゃんとお伝えさせていただいて、ご意見をいただくような場をつくっていくということで進めておりますので、そこはご理解いただきたいと思います。
繰り返しなんですけれども、時間がこれだけかかっているというのはなぜなんですか。現時点で明石市としてはこういう認識ですよとか、こういうことを環境省に要望していますよとか、知見が豊富で国の仕組みにも詳しい方がいらっしゃる中で、いくらでも手だてはあると思うんですけど。そこに時間がかかっているというのは、どうしても、率直に言うと避けているように見えてしまうんです。
そういうわけではありませんので、しっかり対応させていただきます。
それこそ10月26日に「環境フェア」がありますけれども、ここでは全くPFASの問題は出てこないんですか。
これは市ではなくてエコウィングあかしさんが主催なので。
こういう場の中に何かそういう啓発の場とかを設けるお考えはありませんか。「環境フェア」でなくとも、「対話と共創ウイーク」の中で何かそういう場を設けるとかというお考えはないんですか。PFASの優先順位というのはそんなに高くないという認識なんでしょうか。
実は、少し検討はしたんですけれども、きちんとした情報をお伝えしようとすると、国の関係者にもお越しいただく必要があるんですが、スケジュール的に難しいということがあって、このウイークの期間からはずれるんですが、できれば年内に開催できればということで検討しております。
市長のお考えはいかがですか。
いろいろな対話の場をこの「対話と共創ウイーク」に入れてくださいと担当者には言っておりますので、そういう場が設定できるのであれば、そこに入れることも可能だったと思いますけれども、国との調整でこの期間にはできなかったということです。
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