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更新日:2022年3月25日

事故調査委員会(第9回)終了後の委員長記者会見 概要

事故調査委員会(第9回)終了後の委員長記者会見 概要

日程等

[日時]

平成13年11月18日(日曜日) 13時35分~13時55分

[場所]

明石市役所303応接室

[出席者]

委員長 原田 直郎、委員 小越 芳保

記者会見 概要

  • 前回申し上げたように報告書の起草に取りかかっているが、さらに続けて日にちを取らざるを得ないだろうということで、念のために続行の日にちを決めた。次回は、11月27日(火曜日)、その次が12月7日(金曜日)、12月15日(土曜日)、12月22日(土曜日)で、いずれも9時半からを予定している。何とかそれまでには報告書として仕上げたいと思っている。完全な印刷物としてできるかどうかわからないが、一応出来上がったものをまとめたいと思っている。

Q 目標として12月22日に報告書が完成し、提出するということか。

A そこまでいくかどうか分からないが、12月22日が最後になればいいと思っている。
きっちりとした製本に仕上げられるかどうか分からないが、報告書となるようなものにはしたい。

Q 順番として、議論をして項目が想定される中で決めて持ち寄ったものか、それとも各委員の専門分野にしたがって先ず原稿をだすという形をとっているのか。

A 目次を作って、それに案を当てはめていくようなことはできない。書いてみて、どのようにまとめるかというときに初めて目次が出てくる。目次は後からついてくるという感じだ。

Q 全委員の原稿はそろっているのか。

A まだまだ、これから追加する委員もいる。各委員の起案を今持ち寄って、意見交換や間違っているところがあれば指摘するといった作業を行っている。不見識なことになるとだめなので、例えば持ち寄った各委員の起案を、切って継ぎ合わせるというようなことはしたくないので、一生懸命やっている最中だ。

Q 予見可能性と、結果回避の可能性について、前回は「(委員の考えの)足並みはそろっているが、入り口の段階だ。」ということだったが、さらに議論は深まったのか。

A まだまだ作業の途中なので、抽象的に予見可能性があったと言うことはできない。具体的な事実関係を積み重ねていって、初めて言えることで、その積み重ねの作業をやっている最中である。

(写真を見せながら)これは、警察のモニターカメラの隣から写したもので、歩道橋の階段上部の南西角のフェンスがまだ壊れていないので(事故の)直前だと思う。この写真の段階で動いても何もできないと思う。

Q この写真の状態ではどうしようもできないと言ったが、不可抗力であると言っているのか、それとも危険な状態にあることを放置したことを言っているのか。

A あの時点では、ということで例えば、車を運転中ふっとよそ見をして、前を見たら4m先に人が居たらブレーキを踏んでも間に合わない。そういう状態だということだ。だから、よそ見をしなければ事故が起こらなかったということになる。この状態で手を打ったら何とかなるとは考えられない。

Q 「この写真の状態で手を打ったら、など考えられない。」と言ったが、裏返すと事前準備の段階で何とかしなければならないということか。

A いつも言っているように、事前準備がどのようになっていたかということに一番ポイントを置いている。写真の状態は最後の状態で、もっと前に手を打たなければならなかったということで作業をしている。

予見可能性の裏腹で、結果回避の可能性という言葉があるが、この写真の状態では、その結果回避の可能性の時期を考えるには遅すぎる。

Q (写真の時点では) 結果回避の可能性がないと言えるかもしれないが、もっと前の時点での結果回避の可能性についてはどうか。

A まだこれから議論するが、予見可能性をどこで見つけるかという事が分かれば、結果回避の可能性は出てくる。

Q 遺族からの申し入れ書についても今後検討すると言っていたが、文章で委員会として(遺族に)回答するとか、直接会って回答するのか。

A そのことについても考えないといけないが、まだ作業の真っ最中なので、お答えする態勢にはなっていない。ぜひ分かっていただきたい。
途中でお会いしても、結論をお話できない。決して、後回しにするとか、ないがしろにするという気持ちはぜんぜん持っていない。作業の手順として、今のこういう状態の時にとても難しい。今日も(委員会で)話は出たが、誠実に対応することは心得ている。

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