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更新日:2022年3月25日

事故調査委員会(第8回)終了後の委員長記者会見 概要

事故調査委員会(第8回)終了後の委員長記者会見 概要

日程等

[日時]

平成13年11月11日(日曜日) 13時00分~13時20分

[場所]

明石市役所303応接室

[出席者]

委員長 原田 直郎、委員 小越 芳保

記者会見 概要

  • 事故調査委員会の報告書をどのようにまとめるかという作業に今日から入っており、各委員が持ち寄ったたたき台になる草稿について、概要の説明をしていただき意見を交換した。どんどん議論して、いいものに仕上げていこうということになった。作業はまだ途中であり、いろんな議論が飛び交ったので、逐一それを申し上げることもできない。これからみんなの総意を結集して、報告書の作成に取り掛かっていく。

Q 7日に遺族の会から委員会の方に申し入れがあったと思うが、それについてはどのように思うか。

A (申入書を)拝見した。私どもの活動について非常に評価をしていただいているとともに、しっかりやれとお書きいただいているように思った。大変感謝している。

Q あまり長く放っておくわけにもいかないと思うが、申入書の項目ごとについての話はしたのか。

A 我々のメインとする仕事である調査報告書作成の作業に入っているので、今そのことに全力を注いでいる。
ご遺族からの書面は拝見しているが、それに対してどう答えるかの議論までできていない。これからいろいろ考えてみたいと思う。

Q 公表とか書面による開示について、先々月にも(遺族から)要望があったと思うが、それについてはどうか。

A そちらの方も大事であるし、ご遺族の気持ちも分かる。しかし、我々にとって事故原因の調査と将来に対する提言をまとめていくのが一番大きな仕事であるので、ご理解をいただきたい。
作業をしていくなかで、いろいろと考え、どのように対処していくかというのが出てくるので、別々に作業することはできない。
決してないがしろにしているわけではないので、わかって欲しい。

Q 遺族の要望としては、最終的に形になったものを公開して欲しいというもので、逐一対応していくものではないとは思うのだが。

A 我々の仕事として調査報告書を作成するが、これを読んでもらえれば我々の思いがこもっている。すべてを盛り込むつもりである。
しかし、ご遺族だけではなく、周囲の関係者からも、ここが足りないとか様々な意見が出ると思う。一生懸命やっているが、見る人によっても違うので、すべての方が満足できるパーフェクトなものができるかどうかはわからない。

Q 委員会として一通りの調査を終えて、報告書作成の段階に入ったということか。

A そうだ。書いていて足りない部分があれば、さらに調査を加えることがあるかもしれない。

Q 委員全員が持ち寄った草稿は、報告書の部分部分ということになるのか。また、各専門分野の草稿を出し合ったという形か。

A それぞれ専門分野があるので、それに従って草稿を持ち寄った。内容について目配りをしながら、それぞれの草稿を練り合わせて仕上げていくという作業になる。区分けしてやっているわけでもない。

Q 草稿には提言も含まれているのか。それとも調査の部分だけか。報告書のボリュームはどれくらいになるのか。

A 草稿は両方にわたっている。今日の草稿でも数十ページには、なるのではないか。

Q 今日の作業は、はかどったのか。

A 意見の叩き合いをやっているので、まだまだ一杯問題点が出てくる。

Q 問題点というのは、新たな調査が必要なことなのか。あるいは、ある結果について分析がぜんぜん食い違っているとか、まったく違った原因が出てきたということも含まれるのか。

A 今まで積み上げてきたことから導き出したことについてである。
事故が起こったことに対しては原因があるわけで、その原因がどこにあるのかという作業をしている。原因を見つける手法もいろいろあると思うが、主軸としているのは予見可能性が有ったのか無かったのか、その義務が有ったのか無かったのかというのが一つ。もう一つは結果回避の可能性が有ったのか無かったのか、それに伴う義務。この二つが主軸、ポイントになっている。それを今、委員の意見を突き合わせながら作業をしている。
たとえば予見可能性について意見が分かれたら、ポイントを絞ってみんながどう考えるのか議論して、お互いに深く考えながらまとめていくことになる。その予見可能性についても、今日議論が始まったばっかりであるが、今日のところでは不一致は無いと思う。

Q 予見可能性と結果回避の可能性について、今のところ委員の中で不一致はないといったが、市、警察、警備会社に関して事故は予見できた、事故は回避できたということで異論は無いということか。

A 結論を急がないで欲しい。今日そのことについて議論を始めたばかりである。入り口のところでみんなの足並みが揃っているということを言ったのである。今日議論した範囲では、足並みが揃っているということである。

Q 委員からの草稿はこれが最終となるのか、あるいは別の項目立てで出てくるのか。

A 今日の草稿でも、事後の訂正、削除、加筆など一杯でてくる。今日の分が最終稿ではない。

Q 今後のスケジュールはどのようになるか。

A 次回は次の日曜日の18日、その次が27日を予定しているが、その辺りでまとめられるかどうか、やってみないとわからない

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