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更新日:2023年3月27日

令和5年度当初予算の内容

 令和5年度の本市財政においては、歳入の根幹となる市税収入で個人市民税や法人市民税の増加が見込まれ、また、歳出面では、西明石活性化プロジェクト事業費、通信施設整備事業費等の投資的経費をはじめ、物価高騰に伴う光熱費や私立保育所等運営事業、障害者福祉事業等に要する義務的経費等が増加したことで、過去最大の予算規模となっております。

 構成としては、SDGsの理念を念頭に、「こどもの育ちをまちのみんなで支える」「笑顔あふれる共生社会(インクルーシブ社会)をつくる」「豊かな自然と共生し、暮らしの質を高める」「安全・安心を支える生活基盤を強化する」「まちの魅力を高め、活力と交流を生み出す」「物価高騰などにおける市民生活の支援を強化する」の6つに重点を置いた予算としております。

予算総額

令和5年度当初予算

予算総括(大久保)

一般会計の予算額は、1,255億6,441万円で、対前年度比4.1%増(49億887万円の増)となっています。

歳入面では、市税収入において、個人市民税で納税義務者数や給与所得の増加による増や、法人市民税で業績良好による増、固定資産税・都市計画税で家屋の新増築による増が見込まれ、対前年度11億9,620万円の増(452億380万円、対前年度比2.7%の増)となり、2年連続の増加となります。

地方交付税とその振替措置である臨時財政対策債を合わせた額では、5億円の減(164億円、対前年度比3.0%の減)を見込んでいます。これは、市税収入等の一般財源の増加に伴い普通交付税の算定上の基準財政収入額の増が見込まれることによるものです。また、繰入金は、財政基金からの繰り入れ(40億4,450万円)など、全体で11億8,398万円の増(42億5,188万円、対前年度比38.6%の増)となります。臨時財政対策債を除く投資的経費の財源としての市債発行額は、6億3,300万円の増(79億4,140万円、対前年度比8.7%の増)としています。

歳出面では、扶助費が私立保育所等運営事業費や障害福祉事業費などの増により20億9,801万円の増(401億6,197万円、対前年度比5.5%の増)、人件費が定年年齢の段階的引き上げに伴う退職手当の減などにより5億2,809万円の減(209億1,442万円、対前年度比2.5%の減)となります。

また、投資的経費は、西明石活性化プロジェクト事業費や通信施設整備事業費の増などにより、10億8,035万円の増(124億6,063万円、対前年度比9.5%の増)となり、2年連続の増となりました。

そのほか、物件費が新型コロナウイルスワクチン接種事業費、小学校管理運営事業費、総合相談事業費、包括的・継続的ケアマネジメント支援事業費、市有施設包括管理事業費の増などにより、9億2,221万円の増(180億9,607万円、対前年度比5.4%の増)、補助費等は水道事業会計繰出金、学校給食支援事業費の増などにより、6億2,281万円の増(77億9,209万円、対前年度比8.7%の増)となります。

市債残高につきましては、一般会計1,134億1,987万円(全会計1,599億8,370万円)で、一般会計は対前年度比1.4%の減少となっています。

次に、特別会計の当初予算につきましては、介護保険事業や公共用地先行取得事業の増がある一方、国民健康保険事業や財産区の減により、対前年度比でほぼ横ばい(3,544万円の増)となっています。

また、企業会計の当初予算につきましては、水道事業及び下水道事業の増により、対前年度比1.0%の増(2億4,295万円の増)となっています。

一般会計

主要な新規・拡充事業としては、●高校生世代への児童手当の支給●小学校の児童数増加に伴う仮設校舎等の整備●明石養護学校におけるスクールバスの導入●高齢者の地域活動支援の充実●障害のある人に対する合理的配慮の提供・コミュニケーション支援の充実●犯罪被害者等に対する支援の充実●ジェンダー平等の実現に向けた取組●ひきこもり相談支援の充実●再生可能エネルギー活用の推進●豊かな海づくりの推進●消防機能の強化●本のまち明石の取組●プラネタリウム100周年記念事業の実施●農業経営・新規就農者への支援●自殺対策の充実●自治体DXの推進などについて予算を計上しています。

一般会計(歳入)

【一般会計】

R5歳入(大久保)

【市税収入の内訳】

R5市税

【一般会計歳入当初予算額及び市税の推移】

R5歳入推移(大久保

一般会計(歳出)

【一般会計】

R5歳出(大久保)

【一般会計歳出当初予算額(性質別経費)】

R5性質別(大久保)

【一般会計歳出予算額の推移(性質別)】

R5性質別推移(大久保)

用語解説

主な歳入の用語解説

[市税] 市民税や固定資産税など市民のみなさんに納めていただくお金です。

[地方交付税等交付金] 財源不足を補うため、国等から市の財政事情に応じて交付されるお金などです。

[国・県支出金] 特定の公共事業を行うために国や県から交付されるお金です。

[市債] 事業を行う時に市が国などから借りるお金です。

[負担金・使用料など] 各種サービスや施設の利用等でかかるお金です。

主な歳出の用語解説

[総務費] 市庁舎の維持管理や窓口サービスなど市の事務に使われる費用です。

[民生費] 児童や高齢者、障害者などの福祉のために使われる費用です。

[衛生費] ごみ処理などの清掃関係や環境対策、予防接種や救急医療対策などの保健衛生に使われる費用です。

[土木費] 道路や河川などの建設や改修、公園などの整備に使われる費用です。

[教育費] 小・中学校などの学校関係や、図書館などの社会教育の推進に使われる費用です。

[公債費] 市が国などから借り入れたお金の返済に使われる費用です。

[人件費] 職員に対して支給される給与、特別職などに対する報酬のことです。

[扶助費] 生活保護費や児童福祉費など社会保障制度の一環として、生活困窮者、児童、高齢者、障害者等を援助するための経費です。

[公債費] 市が国などから借り入れたお金の返済に使われる費用です。

[投資的経費] 道路、公園や各種教育施設などの公共施設や都市基盤を整備するために使われる費用です。

[その他経費] 消耗品、各種委託料などを支出する物件費や特別会計への繰出金などが含まれています。

特別会計/企業会計

特別会計

R5特会

企業会計※歳出予算

R5企業

市民負担と行政費

税負担と行政経費

R5一人当たり(大久保)

お問い合わせ

明石市総務局財務室財務担当

兵庫県明石市中崎1丁目5-1

電話番号:078-918-5011