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更新日:2024年4月19日

令和6年度当初予算の内容

 令和6年度の本市財政においては、歳入の根幹となる市税収入で、企業業績が堅調であることによる法人市民税の増があることや、地方交付税の増加が見込まれ、また、歳出面では、障害福祉事業費や私立保育所等運営事業費などの扶助費をはじめ、定年年齢の段階的引上げに伴う退職手当で人件費が増加するなど義務的経費等が増加したことで、過去最大の予算規模となっております。

 構成としては、SDGsの理念を念頭に、「対話と共創のまちづくり」「安全・安心のまちづくり」「こどもを核としたまちづくり」「インクルーシブのまちづくり」「豊かな自然を生かしたまちづくり」「賑わいのあるまちづくり」の6つに重点を置いた予算としております。

予算総額

令和6年度当初予算

R06予算総括

 一般会計の予算額は、1,262億7,855万円で、対前年度比0.6%増(7億1,415万円の増)となっています。

 歳入面では、市税収入において、法人市民税で企業業績が堅調であることによる増がある一方、個人市民税で定額減税による減が見込まれ、対前年度7,820万円の減(451億2,560万円、対前年度比0.2%の減)となり、令和3年度以来、3年ぶりの減となります。

 地方交付税とその振替措置である臨時財政対策債を合わせた額では、4億円の増(168億円、対前年度比2.4%の増)を見込んでいます。また、繰入金は、財政基金からの繰り入れ(25億円)など、全体で14億6,476万円の減(27億8,713万円、対前年度比34.4%の減)となります。臨時財政対策債を除く投資的経費の財源としての市債発行額は、5億7,130万円の減(73億7,010万円、対前年度比7.2%の減)としています。

 歳出面では、扶助費が障害福祉事業費や私立保育所等運営事業費などの増により35億2,917万円の増(436億9,114万円、対前年度比8.8%の増)、人件費が定年年齢の段階的引き上げに伴う退職手当の増などにより15億4,452万円の増(224億5,893万円、対前年度比7.4%の増)となります。

 また、投資的経費は、公共施設等LED化整備事業費や明石商業高等学校福祉課創設準備事業費の減などにより、17億6,061万円の減(107億2万円、対前年度比14.1%の減)となり、令和3年度以来、3年ぶりの減となりました。

 そのほか、物件費が新型コロナウイルスワクチン接種事業費、新型コロナウイルス感染症対策事業費、市長及び市議会議員選挙執行経費の減などにより、15億5,330万円の減(165億4,277万円、対前年度比8.6%の減)、補助費等は水道事業会計繰出金、下水道事業会計繰出金の減などにより、1億7,731万円の減(76億1,479万円、対前年度比2.3%の減)となります。

 市債残高につきましては、一般会計1,097億374万円(全会計1,546億2,765万円)で、一般会計は対前年度比1.4%の減少となっています。

 次に、特別会計の当初予算につきましては、財産区や後期高齢者医療事業の増がある一方、国民健康保険事業や公共用地取得事業の減により、対前年度比1.7%の減(12億3,476万円の減)となっています。

 また、企業会計の当初予算につきましては、水道事業及び下水道事業の増により、対前年度比10.2%の増(24億2,754万円の増)となっています。

一般会計

 主要な新規・拡充事業としては、●市民との対話によるまちづくりの推進●産官学との共創によるまちづくりの推進●みんなでつくる財政白書の策定●市民ニーズに応じた多様な視点での避難所の充実●帯状疱疹ワクチン接種費用の一部助成●医療的ケア児への切れ目ない支援●不登校児童・生徒等への支援(校内フリースペースの設置)●学校給食における地産地消の推進と有機食材の活用●公園を活用したプレーパークの実施●ジェンダー平等の実現に向けた取組●高齢者等のフレイル予防の強化●ごみの減量・再資源化の推進(ゼロ・ウェイストあかしの取組)●生物多様性保全の取組の推進●本のまち明石の取組●中小企業にかかる創業支援等の取組などについて予算を計上しています。

一般会計(歳入)

【一般会計】

R6当初歳入

【市税収入の内訳】

R6当初市税収入

【一般会計歳入当初予算額及び市税の推移】

R06歳入推移

一般会計(歳出)

【一般会計】

R6当初歳出

【一般会計歳出当初予算額(性質別経費)】

R6当初歳出性質別

【一般会計歳出予算額の推移(性質別)】

R06歳出性質別推移

用語解説

主な歳入の用語解説

[市税] 市民税や固定資産税など市民のみなさんに納めていただくお金です。

[地方交付税等交付金] 財源不足を補うため、国等から市の財政事情に応じて交付されるお金などです。

[国・県支出金] 特定の公共事業を行うために国や県から交付されるお金です。

[市債] 事業を行う時に市が国などから借りるお金です。

[負担金・使用料など] 各種サービスや施設の利用等でかかるお金です。

主な歳出の用語解説

[総務費] 市庁舎の維持管理や窓口サービスなど市の事務に使われる費用です。

[民生費] 児童や高齢者、障害者などの福祉のために使われる費用です。

[衛生費] ごみ処理などの清掃関係や環境対策、予防接種や救急医療対策などの保健衛生に使われる費用です。

[土木費] 道路や河川などの建設や改修、公園などの整備に使われる費用です。

[教育費] 小・中学校などの学校関係や、図書館などの社会教育の推進に使われる費用です。

[公債費] 市が国などから借り入れたお金の返済に使われる費用です。

[人件費] 職員に対して支給される給与、特別職などに対する報酬のことです。

[扶助費] 生活保護費や児童福祉費など社会保障制度の一環として、生活困窮者、児童、高齢者、障害者等を援助するための経費です。

[公債費] 市が国などから借り入れたお金の返済に使われる費用です。

[投資的経費] 道路、公園や各種教育施設などの公共施設や都市基盤を整備するために使われる費用です。

[その他経費] 消耗品、各種委託料などを支出する物件費や特別会計への繰出金などが含まれています。

特別会計/企業会計

特別会計

R6当初特会

企業会計※歳出予算

R06企業予算

市民負担と行政費

税負担と行政経費

R6当初一人当たり予算

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明石市総務局財務室財務担当

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電話番号:078-918-5011