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更新日:2023年4月4日

ジェンダー教育推進校

ジェンダー教育推進校って?

「女の子はやさしく」「男の子は泣いちゃダメ」というような固定観念は幼少期~青年期に土台が形成されると言われています。また自分の身体や性にコンプレックスを抱くことも思春期が多く、男女の性差に関わらず、相手を尊重できる考え方を低年齢のうちから養うことは非常に重要です。

そこで、未来を担う子どもたちがジェンダー平等について学び、これからの社会においてジェンダー平等を実現していく中心的な存在になってほしいという思いから、市立小中学校の中からジェンダー教育推進校を指定し、児童生徒や教職員、保護者を対象に、性の多様性や性教育、ジェンダー平等など幅広い内容に係る研修を実施しています。

どんな研修をしているの?

学校の希望に応じて、性の健康教育、性の多様性、ジェンダー平等、子どもたちのキャリア形成、命の教育、対等な人間関係・デートDV予防、防災教育等についての各種研修を実施し、自分らしく生きることの大切さや、より良い人間関係の築き方、自分や相手の心や体を守るために必要なことなどを学びます。

児童生徒だけではなく、教職員や保護者を対象とした研修も行っています。

 

研修の様子

ジェンダー教育推進校2022 研修風景1 ジェンダー教育推進校2022 研修風景2 

小学4年生を対象としたジェンダー平等講座

教職員・保護者を対象に実施した性の健康教育(オンラインにて)

 ジェンダー教育推進校2022 研修風景3  ジェンダー教育推進校2022 研修風景4

ジェンダー視点を取り入れた防災教育。段ボールベッド、簡易間仕切り・折りたたみベッドなどを設置し、避難所体験も行いました。

受講者からはどんな声があるの?

性の健康教育に関する講座

 

(児童生徒の感想)

  • 嫌なことをされそうになったら、「いやだ、やめて」と言って自分を守りたいです。
  • 個人差があるということが分かりました。(生理が)あの子がもうきてるのに私はまだ来てないってなって不安にならなくてもいいということが分かり、安心しました。

 

(保護者の感想)

  • 体の自己決定権という言葉を初めて耳にしました。親や家族でも本人の承諾がなければ体に触れる事は出来ないなと、これからは気をつけて相手の気持ちを確認するようにしたいと思います。

 

(教職員の感想)

  • 性教育…なかなか話題に上げることが難しい気がしていました。これからの性教育の話でポジティブによりよい関係を育むためのものという考えが印象的でした。

 

性の多様性に関する講座

 

(児童生徒の感想)

  • 周りの人の性を大切にできる人になりたいと思いました。
  • 性は、自分が決めることで体の形では決まらないと言うことが分かりました。
  • お父さんやお母さんに、(今日の講座で)聞いたことを言いたいと思いました。

 

その他の講座

 

(児童の感想)

  • 「男子だから泣いてはいけない」っていうわけじゃないと知って、スッキリしました。
  • 私の家族や友達に「SNSは気をつけないと怖いよ」ということを教えてあげたいです。

 

(教職員の感想)

  • 日常生活の中に、性別で分けられていることが多数存在しており、子ども達は意図せずに刷り込まれていると感じました。

 

(参考)ジェンダー教育推進校 採択校

【令和4年度ジェンダー教育推進校 採択校】

 小学校4校(全28校)明石小学校、沢池小学校、藤江小学校、大久保南小学校

 中学校2校(全13校)大蔵中学校、衣川中学校

 

【令和5年度ジェンダー教育推進校 採択校】

 小学校7校 松が丘小学校、朝霧小学校、中崎小学校、高丘西小学校、

 谷八木小学校、江井島小学校、錦浦小学校

 中学校2校 望海中学校、高丘中学校

お問い合わせ

明石市政策局インクルーシブ推進室

兵庫県明石市中崎1丁目5-1

電話番号:078-918-6037

ファックス:078-918-5136