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更新日:2023年5月22日

2 明石の漁業

2-1明石市は東から明石浦漁協、林崎漁協、江井ヶ島漁協、東二見漁協、西二見漁協の計5つの漁協があり、漁業活動が盛んです。古くより、「明石鯛」「明石だこ」で有名な本市における沿岸漁業は、春から秋にかけて、一本釣り、小型機船底びき網、船びき網、刺網、ひき網、たこつぼ、ひきなわなど多種多様な漁船漁業がおこなわれています。明石海峡の周辺と大阪湾、並びに播磨灘に横たわる「鹿の瀬」が主な漁場となっています。マダイ、マダコ、スズキ、ヒラメ、カレイなどの中高級魚及びイカナゴ、イワシなどの多穫魚が対象漁となっています。また冬のノリ養殖では、製品の品質、量ともに全国屈指を誇る「明石のり」の生産に多くの漁業者が従事しています。 (写真:“明石の台所”魚の棚商店街)

(1)ノリ養殖漁業 

ノリ養殖は、江戸時代に始まったといわれ、約300年あまりの年月をかけて2-2技術改良が重ねられて、今の養殖技術が確立されました。一方、明石では、昭和29年に明石川尻及び魚住漁港内で試験的に行われたのが始まりです。その後、技術開発が行われ、昭和43年から浮き流し式養殖法が導入され、現在では市内5つの漁協の漁業者の約半数が海苔養殖業に従事し、市内の総漁業生産額の70%を超えるなど、全国1、2位を競う産地となりました。

                                                                                               (写真:魚住町中尾地区ののり養殖(昭和30年頃))

また、秋に始まる養殖準備から片付け作業が終わる翌年の春(9月頃から翌春5月頃まで)にかけてノリ養殖漁業に従事することは、漁場にノリ網を張り巡らせて漁船漁業できない区域を設定すると同時に、半数近くの漁業者がノリ養殖漁業に従事することで漁船漁業を行わないために水産資源の保護にも一役かっています。

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(2)小型底びき網漁業

2-6.JPG明石海峡や鹿の瀬周辺で、袋状の網を海底まで沈め、1時間程度かけて船を走らせながら網をひいては引き上げる作業を何度も行います。特産の明石だこをはじめ、アナゴ、カレイ、ヒラメなど、明石では多種多様な魚介類がとれるのが特徴です。

 

                                

                                             【小型底びき網漁】

(3)船びき網漁業

2-7.JPGイカナゴやちりめん(イワシの幼魚)の群れを見つけると、その魚群を2艘で挟み込むように網を入れ、その網をゆっくりひくことで魚群を網の中央付近に集めながら最終的に最後尾の袋網に追い込んで漁獲する漁業のことです。春のイカナゴ漁にはじまり、初夏から晩秋にかけてはちりめん漁が盛んに行われています。特に林崎地区では、水揚げ地の漁港と加工場が近い地の利を活かして浜から上がった魚をその日のうちに加工します。

                                                   【船びき網漁】

(4)たこつぼ漁業

2-8.JPG2-9.JPG天敵から身を守るためにマダコは岩場のすき間にもぐりこんで生活しています。この習性を利用して、たこつぼのような狭い場所を提供してマダコをとらえる漁法が古代から現在まで伝わるたこつぼ漁です。たこつぼ漁は、60個ほどで1セットになったたこつぼを磯の周辺にしかけます。

                                        【たこつぼで捕獲された明石だことたこつぼ漁】

昔は素焼きのたこつぼが使われていましたが、最近はコンクリート製やプラスチック製のものが多く使われています。明石が発祥の地という説もあり、海底に眠る古い時代のたこつぼが底びき網に入って発見されることがあります。

(5)一本釣り漁業(ひきなわ漁業)

釣り漁業のうち船を潮に乗せて流しながら竿釣り又は手釣りするのが一本釣り漁業、船を走行させながら1本または複数本の釣り糸と釣り針と錘(おもり)を付けた竿釣り具を引き回すのがひきなわ漁業です。一本釣りでは比較的遊泳層の深い水域に生息しているマダイやマダコをはじめ各種の底生性の魚種が対象となり、ひきなわでは浅海の表層付近を遊泳するサワラやサバ等の魚種を対象としています。

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明石市市民生活局農水産課

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