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更新日:2023年5月22日

3 豊かな海づくりに向けた取り組み

(1)稚魚放流

3-1.JPG持続型漁業の実現を目指し「とる漁業から育てる漁業へ」を合言葉に、資源管理のひとつとして、「種苗放流事業」を漁業者や県栽培漁業センター等と連携しながら、昭和42年から実施しています。現在は、江井ヶ島沖の禁漁区付近をはじめとして資源の再生産場所を適地に選択して、マダイ、メバル、ヒラメ、カレイ、キジハタの稚魚を放流しています。

                                               【園児の稚魚放流】

(2)産卵用たこつぼ投入

3-2.JPG3-3.JPG明石のたからものでもある「明石だこ」を未来へ受け継いでいくため、素焼きのたこつぼを漁業関係者と連携しながら、昭和41年から実施しています。これまで、55年以上にわたり投入した、たこつぼの数はのべ18万個以上におよびます。1キロの親ダコが産卵する数は10万個と言われています。             

                                【親ダコの抱卵】      【たこつぼの投入】

また、漁業者の自主事業として、たこつぼの中で産卵した抱卵親タコを捕獲した際にはたこつぼごと海へ再放流する取り組みも並行して実施しています。

(3)海底耕うん

3-4.jpg海に投入した鉄製器具「耕耘桁(けた)」をロ-プに結んで船で曳くことで海底を耕す作業を海底耕耘といいます。この作業を行うことで、海底に堆積した泥などをかき混ぜ、硬くなった土や泥・砂を掘り起こします。海底耕耘では、海底の土砂を耕して柔らかくし、新鮮な海水や酸素を供給することで環境改善するほか、海底中にたまっている窒素・リンなどの栄養塩を海に放出する効果があり、海底の生物が生息しやすい環境をつくります。

                                         【海底耕うんに使う桁(けた)】

(4)ため池のかいぼり

3-5.JPG従事者の減少や高齢化が進む中で、ため池の維持管理作業ひとつとして農業者と漁業者が連携しながら市内のため池でのかいぼりを実施しています。「ため池のかいぼり(池干し)」では池にたまった水を抜くことに加えて、底泥等に蓄積した腐葉土などの栄養塩類を河川などの流路を経由して海まで届けます。かいぼり作業をすることで生物生産に必要な栄養分を周辺環境へ届けることができ、明石周辺の海域が貧栄養状態の発生するノリの色落ちへの改善や基礎生産力を向上させて豊かな海の再生へつなげています。          【消防用ポンプを使ったかいぼり(大久保町)】

(5)下水道の管理運転 ~陸から海へ栄養の循環~

明石市内に4か所ある浄化センターでは、海をきれいに保つための下水処理に加えて生き物たちに必要な栄養塩類である「窒素」を処理水中に可能な限り残したまま放流する「栄養塩管理運転」を実施しています。

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  【二見浄化センター】        【下水の分析】

(6)第41回全国豊かな海づくり大会兵庫大会

令和4年11月13日、明石市において、「第41回全国豊かな海づくり大会兵庫大会」が開催されました。式典行事では、水産資源を維持する取り組みや海や河川の環境保全活動に功績のあった団体が表彰されました。海上歓迎・放流行事では、色とりどりの大漁旗を掲げたおよそ100隻の漁船団の海上パレードで、招待客を歓迎するとともに、放流行事では、マダイとヒラメの稚魚が放流されました。

瀬戸内海の「栄養塩類の回復」が課題となる中、天皇、皇后両陛下ご臨席の下、美しく豊かな海の再生に取り組む姿を全国に発信しました。

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【式典行事(明石市民会館)】  【両陛下の御放流(明石港ベランダ護岸)】  【大船団漁船パレード )】 

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明石市市民生活局農水産課

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