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ページ番号 : 39616
更新日:2026年3月13日
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地域活動や市民活動など様々な場面で、だれでも意見が出し合える「対話の場」がさらに広がるように、昨年度に続き「市民ファシリテーター養成講座」を実施し、48名の方が講座を通してファシリテーションを学びました。

基本編① 「聴き出す力」
基本編② 「書き出す力」
応用編 「場づくりと合意形成」
特別編 「グラフィックレコーディングの体験講座」
基本編・応用編では講義と実践ワークを中心に、多様な受講者が共に学び合えるプログラムを実施しました。また、会議や話し合いの内容を文字、図、イラストを用いて見える化する「グラフィックレコーディング」を体験できる特別編も開催しました。
日時:2025年12月3日(水)、6日(土)
人数:43名(21名・22名)
場所:あかし保健所、明石市役所
≪ねらい≫
◆受講者が抱える課題や講座への期待を共有し、多様な角度から学ぶ視点をつくる
◆養成講座の土台となる「ファシリテーションとはなにか」を学ぶ
◆ファシリテーションの一歩目となる「聴き出す力」を実践する
≪内容≫
(1)チェックイン
はじめにアイスブレイクで「この講座に興味を持った理由」などをお題に旗揚げアンケートを行い、自己紹介と普段関わっている話し合いの場などを共有しました。
(2)講座「みんなで話せる対話の場づくりって?」
身近な事例をふまえながら、ファシリテーションの4つのスキルや、よい話し合いの場の流れについて学びました。
・普段の話し合いの振り返り
・良い話し合いの場には流れがある
・ファシリテーションの4つのスキル
・まずは受け止めるコミュニケーションの練習
・複数メンバーでの対話の場づくりのポイント&実践
・合意形成を分解する など
(3)はじめの一歩「聴き出す」実践&レクチャー
4~5人のグループで進行役など役割をきめて「来年の夏まつりの開催どうする?」をテーマに、話し合いの練習をしました。話し合いを促すポイントとして、みんな話せているかなどの全体の様子を観察することや、問いや問いかけのタイミングなどのポイントを意識して練習を行い、練習後はグループ内で振り返りを行いました。
(4)振り返り
全体の振り返りでは、今日の感想や得た学び、これから取り組みたいこと、もっと知りたいことについてグループで振り返りました。


日時:2025年12月17日(水)、20日(土)
人数:44名(22名・22名)
場所:あかし保健所、明石市役所
◆「可視化」を通じた話し合いの整理や対話を促す方法を学ぶ
◆話し合いでの「拡散」「混沌」を裏支えする「整理力」を扱う
◆収束に向けた問いかけの「補助」としての書き出し方を学ぶ
≪内容≫
(1)チェックイン
自己紹介と「今年一番うれしかったこと、空中戦になった会議」などをA4に書いて、グループで共有しました。
(2)講座 『話し合いを支える「書き出す」「可視化する」」
前回の振り返りと共に、可視化、見える化の効果や、話し合いのステージを認識し、適切なツールと内容・書き方を選ぶことなど、場における役割と可視化の大切さを学びました。
1.可視化の効果・種類(バリエーション)
文字にする効果、図式化・構造化する効果、絵にする効果など
2.話していることを拾う(見える化)すること
(3)実践「話し合いの可視化を体験してみる」
4~5人グループに分かれ、前回の練習テーマの「来年の夏祭りの開催どうする?」で、議論を分かりやすくすることや構造化などを意識して、可視化する練習を行いました。
(4)振り返り
可視化や書き出しについての質問の時間を設け、最後に書き出すことでの気付きや、次回までに実践しようと思うことをグループ内で共有しました。


日時:2026年1月14日(水)、17日(土)
人数:42名(18名・24名)
場所:あかし保健所、明石市役所
≪ねらい≫
◆説得ではなく「納得」で決めるための、合意形成の進め方を学ぶ
◆「良い合意形成」とそのプロセスを知り、以降の実践につなげる
≪内容≫
(1)チェックイン
自己紹介と「なぜ、合意形成はできない、難しいのだろう?」をテーマにグループで対話しました。
(2)講座「”説得”よりも”納得” ~合意形成を分解~」
最初に合意形成がうまくできない主な要因や背景について、学びました。
・十分に意見が出切っていない、まだ本音が言えていない
・意見は様々でているが、それだけで終わっている
・決定に向けて、どんな選択肢や判断基準があるか分からない
次に合意形成するための4つのステップを学びました。
1.意見が出やすい環境を整える
2.意見を整理・論点化してすり合わせる
3.納得をつくっていくための問いかけ
4.決める→共有する
(3)実践「合意形成のステップを体験してみる」
合意形成のステップを意識しながら、基本編と同じ「夏祭り」をテーマにワークをしました。
・話し合いを15分、振り返りを5分、役割を交代しながら2セット行いました。
・ホワイトボードやA3用紙に内容をまとめていく。
(4)振り返り
基本編〜応用編を通じて印象的な学びや気づきと、これから取り組んでいきたいことを個人で書き出して、グループで共有しました。


基本編・応用編の全講座を受講された方に「修了証」をお渡ししました。

日時:2026年1月24日(土)
人数:28名
場所:あかし保健所
昨年に続き玉有朋子さん(徳島大学 高等教育研究センター 特任講師)をお招きし、書くことをテーマとした特別プログラム「やってみよう!対話のためのグラフィックレコーディング(グラレコ)」を実施しました。
≪ねらい≫
◆グラレコは記録の技術でもあり、対話の技術でもあることを学ぶ。
◆グラレコの長所である構造化による可視化、現象の裏側にある「感情」の可視化により、本質を理解することを学ぶ。
≪内容≫
(1)挨拶と自己紹介
玉有さんがファシリテーショングラフィックをはじめた経緯や、現在の活動についてお話しいただきました。

(2)チェックインと顔アイコン
玉有さんの見本を見ながら「顔アイコン」の練習をしました。チェックインでは、そのアイコンをつかって、今の気持ちの表情や今日の期待、最近あった良かったことなどを書き、グループで対話をしました。
(3)レクチャー「可視化が必要な理由・テキストの構造化をしよう」
「なぜ可視化することが大事なのか?」そして「自分のために書くことと、他の人のために書くことの違い」や、グラレコの場における役割などを基礎から学びました。
(4)ストーリーテリングトリオ
「ストーリーテリングトリオ」という手法を使って、話をする人、聴く人、書く人に分かれて対話しました。テーマは「あなたの活動、もしくはここ最近で一番熱を入れていること・熱が入ったこと」です。そして、全員が実践したあとにテーブル内で共有し、他の受講者が書いたものも見て感想を言い合いました。

(5)アイコンで構造化
表面的なことだけを書いてもうまく伝わらないことがあるため、「自分を取り巻く「状況」「関係」「感情」を書いてみよう」というワークで、表には見えない心理的な面を書く練習をしました。それぞれが書いたものを共有し、表現の違いを比べることで、さらに学びが深まりました。

(6)「未来を描く」ワーク
今取り組んでいる活動や、熱を入れていることについて書く「未来への道のりを描く」ワークに挑戦しました。現在から未来へ向かうために何が必要なのか?絵や図を用いて書くことで、漠然としたものが「見える化」されました。

特別編を受講された方からは、こんなお声をいただきました!
・自分の気持ちや思いが可視化されました
・グラレコは面白い!もっとうまくなりたい
・可視化すると自分の整理に繋がることがわかりました。先生のポジティブさが印象的でした
・今回の講座はまさに私が今まで学びたかったことがぎゅっと濃縮された密度の高い時間でした
・ファシリテーションだけでなく自身の考えを整理することにも使えると感じました
(7)最後に
丸谷市長から受講者の皆さんにメッセージをお伝えしました。
「たくさんの市民の皆さんに受講いただき、昨年度63名、今年度は42名が修了されました。市民ファシリテーターのみなさんには、この学びを通じて築かれた「横のつながり」を大切にしながら、明石のまちの中で活躍していただきたいと思っています。
市長就任以来、市民の皆さんに色んな意見を出してもらい、一緒に考える「対話によるまちづくり」を大事にしてきました。直接顔を合わせてお互いの立場を理解しあいながら話をするというのは、今の時代すごく大事なことだと思っていますし、これがやっぱり明石が目指す「やさしいまち」につながると思っています。
これからいろんな場面で市民ファシリテーターとして力を貸していただき、皆さんと一緒に対話ができるまちづくりを実現していきたいと思っています。」
・この講座に参加されている方が多様で楽しかった
・対話の場における「発散→混沌→収束」がとても参考になりました
・進行役だけがファシリテートするわけでないことを知った
・グループワークの中でメンバーそれぞれの貴重な意見を聞けたことで考えが整理できました
・(意見が)収束されるためにゴールをどうするか意識しながら進める難しさを知った
・各講座のレクチャーを受けて、学びが深まりました
・ファシリテーターの手法、目線を教えていただき、大変参考になりました
・仕事ですぐ活かせる、スキルが身につきました!
・聴講するだけでなく、実践が数多くあったこと(学んだ内容を使える点)が最も印象に残りました
今年度の市民ファシリテーター養成講座も、民間企業・市民団体やまちづくり協議会に携わる方など、幅広い方々にご参加いただきました。今年度は42名の方が講座を修了され、昨年度とあわせると総勢105名の市民ファシリテーターがこの講座を修了されています。
また今年度の講座には、昨年度の修了生数名に「サポーター」として運営や進行の支援をしていただきました。
修了生の感想でも「グループでの交流・対話が刺激になった」という声が多くありました。受講後も交流しながらファシリテーターのスキルを高めあっていけるような場を設け、みんなが話せる・参加できる「対話と共創」のまちづくりに向けて、さらなる取り組みを進めていきます。

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