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更新日:2022年6月1日

明石市認知症あんしんまちづくり条例

明石市では、まちづくりのコンセプトである「いつまでも すべての人に やさしいまちを みんなで」に基づき、まちのみんなで認知症を理解し、支えあう取組を進めているところです。

このたび、認知症の人とその家族が住み慣れた地域で安心して暮らせるまちづくりをさらに推進するために、認知症施策の指針となる条例を制定しました。

目的

この条例は、認知症の人等を社会全体で支え合うことが高齢社会における課題であり、共生社会の実現に資することを鑑み、認知症の人等に対する支援を総合的かつ効果的に推進するため、その基本理念を定め、市の責務等を明らかにし、基本的施策その他の基本となる事項を定めることにより、認知症になっても誰もが安心して暮らせるまちづくりを実現することを目的としています。

基本理念

本人の尊厳確保

認知症の人等の意思決定に係る支援が適切に行われるとともに、認知症の人等の自発的意思が尊重され、その尊厳が重んぜられること。

本人及び家族への支援

認知症の人等の視点に立って取り組み、認知症の人等が必要な支援を受けることができる支援体制の実現を目指すこと。

地域での支え合い

認知症に関する正しい知識及び理解を深め、各々の役割及び責務を認識し、相互に連携し支え合う地域社会の実現を目指すこと。

基本理念

逐条解説

それぞれの役割

市の責務

  • 関係機関等と連携し、認知症施策を展開します
  • 認知症に関する最新の知見や市内の状況等を収集・分析します

認知症の人や家族

  •  自分の思い(希望や気づいたこと)を周りに伝えてみましょう
  • 地域の活動やイベントに参加してみましょう

市民

  • 認知症に備えて、理解を深めましょう
  • 市民相互の支え合い・交流(見守りや声掛け)の活動に参加してみましょう

事業者(小売店や金融機関等)

  • 従業員等に認知症に関する知識を広めましょう
  • 認知症の人が働きやすい環境の整備に努めましょう

地域組織(自治会、高年クラブ、認知症カフェ、認知症家族会等)

  • 認知症の人や家族が交流できる居場所づくりに取り組みましょう
  • 見守りや認知症の予防に関する活動等に取り組みましょう

関係機関(地域総合支援センターや医療機関等)

  • 他の関係機関や市等と連携・協力し、適切な機関・支援につなげましょう
  • 認知症に関する正しい知識の普及に努めましょう

検討経過

制定までの流れ 

時期

内容

2021年6月
  • 市議会文教厚生常任委員会に条例骨子案を報告
2021年8月~9月
  • 関係団体等への個別ヒアリング・アンケートにより意見聴取
2021年9月
  • 認知症あんしんネットワーク会議において意見聴取
2021年11月
  • 令和3年度第1回社会福祉審議会高齢者福祉専門分科会に条例素案を提示
2021年12月
  • 市議会文教厚生常任委員会に条例素案を報告
2021年12月~2022年1月
  • 条例素案への意見公募手続(パブリックコメント)を実施
2022年2月
  • 令和3年度第2回社会福祉審議会高齢者福祉専門分科会に条例最終案を提示
2022年3月
  • 令和4年第1回定例会3月議会に条例案を提出
  • 市議会文教厚生常任委員会に条例案を報告
2022年3月30日
  • 条例制定

意見公募手続(パブリックコメント)の実施結果

条例素案について、2021年(令和3年)12月15日から2022年(令和4年)1月14日まで意見公募手続を実施し、2名の方から、合計10件のご意見をいただきました。


 

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お問い合わせ

明石市福祉局高齢者総合支援室

兵庫県明石市中崎1丁目5-1

電話番号:078-918-5288

ファックス:078-918-5106