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更新日:2024年4月8日

決算・予算の内容

決算の内容

 令和2年度から令和4年度までの決算の内容をお知らせします。

 

■令和4年度決算の概況

 令和4年度の決算(税抜き)は、事業収益5,881百万円に対し、事業費用が5,418百万円となり、差引463百万円の当年度純利益を計上することができ、前年度に比べ170百万円の減少となりました。

 これは、事業収益で、主に給水収益が減少した(72百万円)こと、及び、事業費用で、主に動力費が増加した(103百万円)ことによります。なお給水収益の減少は、主に小口径(一般家庭用)における使用水量の減によるもので、動力費の増加は、主にウクライナ危機等による資源価格高騰に伴う燃料費調整額の増によるものです。

 建設改良費では、魚住浄水場新管理棟新築工事を実施したほか、浄配水施設及び管路の整備・拡張などを推進しました。

 

■令和3年度決算の概況

 令和3年度の決算(税抜き)は、事業収益5,945百万円に対し、事業費用が5,312百万円となり、差引633百万円の当年度純利益を計上することができ、前年度に比べ325百万円の増加となりました。

 これは、主に事業収益で、給水収益が大幅に増加したため(697百万円)、事業費用で、受水費が増加したものの(291百万円)、収益の増加が費用の増加より大きかったことによります。なお給水収益の増加及び受水費の増加は、前年度に実施した水道基本料金及び県営水道用水供給料金免除措置の影響によるものです。

 建設改良費では、魚住浄水場配水塔外壁ほか改修工事を実施したほか、浄配水施設及び管路の整備・拡張などを推進しました。

 

■令和2年度決算の概況

 令和2年度の決算(税抜き)は、事業収益5,409百万円に対し、事業費用が5,101百万円となり、差引308百万円の当年度純利益を計上しましたが、前年度に比べ379百万円の減少となりました。

 これは、事業収益で、水道料金が新型コロナウイルス感染症に対する経済的支援として6か月間実施した基本料金免除措置などにより、前年度に比べて711百万円減少した一方、事業費用で、県営水道用水供給料金の免除措置(3か月間)による受水費の減少や修繕費などが減少したため、前年度に比べて331百万円減少したことによるものです。

 建設改良費では、明石川浄水場第7,8源井導水管布設工事を実施したほか、浄配水施設及び管路の整備・拡張などを推進しました。

 

収益的収支(水道事業を運営するために要した経費と財源)※金額は消費税抜き、単位は千円です。

項目 令和2年度 令和3年度 令和4年度 用語の説明
総収益 5,409,210 5,945,410 5,880,819

 

水道料金 4,344,400 5,041,718 4,969,890 使用者の皆さまからいただいた水道料金です。
施設分担金 324,125 204,520 231,997 新しく水道をひかれたり増径するときに水道メーターの口径に応じていただいたお金です。
その他 740,685 699,172 678,932 消火栓の維持負担金や下水道使用料の徴収事務負担金などの収入金です。
総費用 5,101,366 5,312,721 5,417,634  
人件費 428,889 414,414 387,987 職員の給料、手当などです。
動力費 331,470 354,751 458,193

浄水場など、水道施設を運転するための電力費用です。
令和2年度は2,204万kwh、令和3年度は2,182万kwh、令和4年度は2,154万kwhを使用しました。

薬品費 75,937 89,476 81,440 水の浄化や滅菌に使用する薬品の購入費です。
修繕費 239,703 329,455 280,487 浄水場の施設や水道メーターを修理する費用などです。
受水費 787,209 1,078,411 1,087,910 兵庫県水道用水供給事業から水を購入する費用です。
令和2年度は969万立方メートル、令和3年度は979万立方メートル、令和4年度は999万立方メートル、を受水しました。
減価償却費 1,657,096 1,632,568 1,585,102 水道施設の寿命の年数(耐用年数)に応じて1年ずつその価値の減少分を費用化したものです。
支払利息 156,282 139,013 123,341 水道施設をつくるために借り入れたお金の利息です。
その他 1,424,780 1,274,633 1,413,174 水道メーター等の取り替えや検針、料金計算、収納に要する委託料などです。
総収益-総費用 307,844 632,689 463,185 プラスなら純利益、マイナスなら純損失を表します。

 

資本的収支(水道施設をつくるために要した経費と財源)※金額は消費税込み、単位は千円です。

項目 令和2年度 令和3年度 令和4年度 用語の説明
収入計 509,407 387,867 822,889  
企業債 120,000 345,700 749,200 水道施設をつくるために借り入れたお金です。
工事負担金 369,089 6,656 40,920 開発事業などの区域における水道本管を新たに布設する場合などにいただいたお金です。
国庫補助金 0 0 0 水道施設をつくるために国から受けた補助の額です。
他会計負担金 18,138 32,155 31,145 消火栓を設置するために市の一般会計から繰り入れたお金です。
その他 2,180 3,356 1,624  
支出計 1,844,707 2,010,685 2,085,184  
建設改良費 1,131,927 1,283,353 1,358,695 水道施設を建設したり、老朽化した施設を新しく整備する費用です。(固定資産購入費を除きます。)
固定資産購入費 9,469 14,591 14,020 水道メーターなどの購入費用です。
企業債償還金 703,311 712,741 712,469 借り入れたお金の元金を返済する費用です。
出資金 0 0 0 地方公共団体金融機構などへの出資
その他 0 0 0 国庫補助返還金
収入-支出 -1,335,300 -1,622,818 -1,262,295  
内部留保資金等による補てん 1,335,300 1,622,818 1,262,295

収入の足りない分を、減価償却費など内部に蓄えられていたお金で補てんしています。

 

決算書

よくわかる決算書

予算の内容

■令和5年度予算の概況

 令和5年度の水道事業を運営するための予算(収益的収支)(税抜き)では、収益として、年間水道使用量で小口径(一般家庭用)の減少を見積もっていることなどにより、前年度に比べ9,457万円減少の59億4,199万円を予定しています。

 一方、費用では、原水及び浄水費の増加などにより、前年度に比べ2億2,997万円増加の59億9,448万円を予定しています。

 これら収益と費用を差し引きした予定損益は、5,249万円の純損失となる見込みです。

 水道施設をつくるための予算(資本的収支)(税込み)では、支出として、浄水場及び配水場の設備や老朽化した配水管の更新工事など、水道施設の強化や整備のために29億3,824万円を予定し、これに過去に借り入れた企業債の返済金などを加え、全体で36億224万円を予定しています。

 これらの財源として、企業債の新たな借り入れや、工事負担金などで20億3,125万円の収入を見込んでいますが、収支差引で不足する額15億7,099万円は、減価償却費など内部に蓄えたお金で補てんする予定です。

 

収益的収支(水道事業を運営するための予算)※金額は消費税抜き、単位は千円です。

項目

2023(令和5)年度

総収益 5,941,994
使用者の皆さまからいただく水道料金 5,000,001
償却資産の取得等により交付された補助金等の当年度減価償却見合い分 442,000
水道メーターの新設や増径のときにいただく分担金 200,000
その他 299,993
総費用 5,994,482
水道水をつくるための原水の取水、浄水に必要な経費 1,509,942
兵庫県企業庁から水道用水を買う経費 1,102,032
水道水を家庭等に送る給配水管や水道メーターの維持管理に必要な経費 886,278
水道メーターの検針や水道料金の請求と収納に必要な経費 317,578
施設などの減価償却費 1,643,000
借り入れたお金(企業債約67億円)の支払利息 154,000
その他水道事業の管理運営や資産の除却に必要な経費 381,652
総収益-総費用 -52,488

 

資本的収支(水道施設をつくるための予算)※金額は消費税込み、単位は千円です。

項目

2023(令和5)年度
収入計 2,031,249
水道施設をつくるために借り入れるお金(企業債) 1,491,700
水道本管を新たに布設する場合などにいただくお金(負担金) 16,449
その他 523,100
支出計 3,602,239
水道施設を建設したり、古いものを新しく整備する経費 2,912,239
水道メーターや水質検査機器などの購入に必要な経費 26,000
借り入れたお金(企業債67億円)の元金を返済する経費 659,000
その他 5,000
減価償却費など内部に蓄えられたお金による補てん額 1,570,990

 

予算書

生産性

 水道事業の生産性をはかる指標として、給水人口、有収水量、営業収益を職員数で割ったものが、よく用いられます。この数値が高い方が、職員1人あたりの生産性が高いことを示しています。

 これらの数値は「地方公営企業決算状況調査表」の作成要領に基づき算出しています。全国平均は、令和3年度地方公営企業年鑑(外部サイトへリンク)に掲載された給水人口30万人以上の事業体計の数字を計上しています。

項目

明石市
(R01年度)
明石市
(R02年度)
明石市
(R03年度)
明石市
(R04年度)
全国平均(R3年度)
職員1人あたり給水人口(人) 給水人口/損益勘定所属職員数 6,599 5,069 5,166 5,273 3,812
職員1人あたり有収水量(m3) 年間有収水量/損益勘定所属職員数 684,023 529,594 531,700 533,860 406,331
職員1人あたり営業収益(千円) (営業収益-受託工事収益)/損益勘定所属職員数 115,791 75,513 88,442 88,592 71,295

 

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お問い合わせ

明石市水道局経営担当

兵庫県明石市中崎1丁目5-1

電話番号:078-918-5084(財務係)

ファックス:078-911-4066