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ページ番号 : 38313

更新日:2025年2月21日

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アライグマ・ヌートリア(特定外来生物)の防除

本市では、近年、特定外来生物のアライグマとヌートリアの生息頭数が急激に増加しており、特に農作物への被害が多数報告されています。

 

アライグマの特徴

アライグマは気性が荒く、繁殖力が強く、多様な環境に適合し、山間部だけでなく住宅街でも出没しています。天敵がいないことから生息地が拡大しており、現在の生態系への被害も危惧されています。通常、人に対してアライグマの方から襲い掛かってくることはありませんが、県内では犬を連れて歩いていて襲われたという事例も発生していますので注意が必要です。犬をかばおうとすると人が攻撃されることもありますので、もし、アライグマを発見されてもむやみに近づかず離れるようにしてください。                                アライグマ                            

【体長42cm~60cm、体重4kg~10kg、尾長20cm~40cm】

●基本的には夜行性ですが、日中に目撃されることもあります。 雑食性で、果実、野菜、穀類、魚類などなんでも食べます。甘い匂いのする物には特に誘引されます。 

 ●目の周りは黒く、白い眉があるように見えます。見た目はタヌキとよく似ていますが、タヌキと異なり、尾が白黒の縞模様があり、タヌキと識別することができます。

 ●年に1度春に3頭から5頭の子を産みます。繁殖場所として人家の屋根裏などに住み着く場合があります。追い出しには殺虫剤を焚いて逃げ出した隙に建物の隙間を塞ぐと効果があります。

 ●幼獣のうちは人になれますが、成獣になると気が荒くなります。学習能力は高く、手先が器用で力も強いです。

 ●アライグマは狂犬病予防の対象となっています。また「アライグマ回虫症」等を媒介する恐れがあります。アライグマに近づかないようにし、糞尿には直接触れないようにしてください。

 ●珍しいから、かわいいからといって決して餌を与えないでください。餌付けは、野生動物を人に慣らし数を増やす原因となるほか、その習性を変えてしまうことになります。

 

ヌートリアの特徴

ヌートリアは川やため池の土手に穴を掘って巣をつくり、水田の水が漏水するなどの被害が出ています。また、稲などの農作物を食い荒らし、被害も深刻化しています。

ヌートリア

【頭胴長 40cm~60cm、体重5kg~9kg、尾長30cm~45cm】

 ●ネズミ独特の大きな前歯(オレンジ色)があり、物をつかむことのできる小さな手と、水かきのついた大きな足を持ってます。

 ●水生や陸生の植物の葉や茎、根茎等を好んで食べる草食動物ですが、貝や甲殻類も食べることがあります。

 ●前身は茶色、尾は黒色くて長く毛がありません。

 ● 年に2~3回繁殖可能ですが、春に出産することが多いようです。妊娠期間は約4ヶ月で、一度に1~12頭の子どもを産みます。

 ●餌を与えるとその場所に棲みつき、さらに繁殖して農作物に被害を与えたり、在来生物の生態系を大きく乱すことになります。また国内において、餌付けをしようとしてかまれた例もありますので、決して餌を与えないでください。

 

アライグマ、ヌートリアの駆除について

本市では、アライグマやヌートリアによる農作物被害の防除及び生息頭数の減少を目的として、2011年に外来生物法に基づく「防除実施計画」を策定し、環境省及び農林水産省による防除認定を受けました。市が委託する一般社団法人兵庫県猟友会明石支部への協力のもと、「箱わな」によるアライグマ、ヌートリア等の捕獲を行っていますので、農業振興課までご相談ください。

【相談時間】平日:8時55分~17時40分 ※土日祝日 年末年始を除く

明石市アライグマ・ヌートリア防除実施計画

 ・明石市アライグマ防除実施計画(PDF:688KB)

 ・明石市ヌートリア防除実施計画(PDF:706KB)

お問い合わせ

明石市環境産業局農業振興課

兵庫県明石市中崎1丁目5-1

電話番号:078-918-5017

ファックス:078-918-5126

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