更新日:2022年4月1日
栄養改善
「年だから」と食事を控えめにしていませんか?
例えば
- ごはん、味噌汁、お漬物さえあれば満足。
- 運動もしていないし、お腹も空いていないので大丈夫。
⇒身体に必要な栄養がとれていません。
骨密度が低下し、骨粗しょう症を発症しやすくなります。
- 肉や卵、油類の摂取は控えめにしています。
⇒タンパク質や油脂類の不足は、体力や免疫力が低下しやすくなります。
- 頻尿で大変!だから、水分は控えめにしています。
⇒脱水症状や脳梗塞を起こしやすくなります。
高齢者は、低栄養状態になりやすい
身体的な理由
- かむ力、のみこむ力の低下
- 食事づくりが困難
- 筋力の低下や足腰の痛みから、買い物に出かけても即席麺やパン類など軽いものを購入しがち
精神的な理由
- うつ状態で食欲がわかない
社会的な理由
- ひとり暮らしで料理をしない
- 配偶者との死別や、外出のおっくうさから人と一緒に食べる機会が少ない
食べることは健康の基本!

1日3食、規則正しく食べましょう。
- エネルギーとたんぱく質が多く含まれる食品を食べましょう。
- 塩分をとりすぎない。

- 野菜を積極的に食べましょう。
- 骨粗しょう症予防のため、カルシウム等をとりましょう。
- よく噛んで食べましょう。
- 活動的に生活して食欲増進させましょう。
- 水分をこまめに補給しましょう 。
1回にコップ1杯(約200ml)程度の水分を意識して、こまめに飲みましょう。
1日に1000~1500ml必要です。
- 食べられないときは無理をしない。
- 家族や仲間と楽しみながら食事しましょう。
骨粗しょう症に注意
高齢になると骨を形成するスピードが落ちるため、骨密度が低下し、骨粗しょう症を発症しやすくなります。さらに食事のバランスが悪いと、骨の形成に必要なカルシウム、ビタミンD、ビタミンKなどが不足し骨粗しょう症のリスクが高まります。転倒などをきっかけに大腿骨などの大きな骨が折れることもあるため、カルシウムなどの必要な栄養を摂り骨粗しょう症を予防しましょう。
★骨粗しょう症予備軍チェック
食べる楽しみを大切に
献立を考える、買い物へ行く、作る、味わうなど食に関する行動を大切にすることで、食事が楽しみになり、身体や頭を使い、人と交流する機会が増えます。食事への楽しみを持つことは、生活の質の向上や健康寿命を伸ばすことにつながります。