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更新日:2019年2月19日

施政方針

市政運営の基本姿勢やまちづくりの取り組み方針などについて述べた施政方針をご覧いただけます。

施政方針

平成31年度施政方針

はじめに

本日、平成31年第1回定例会(3月議会)の開会に当たり、平成31年度予算案並びに関連諸議案のご審議をお願いするに際しまして、新年度における市政の基本方針を明らかにし、市議会議員各位をはじめ、市民の皆様のご理解とご賛同を賜りたいと存じます。

まず、前市長の任期途中での辞職に至ったこのたびの件につきましては、市民の皆様には多大なるご心配をおかけいたしておりますことに、心よりお詫び申し上げます。

また、市民の代表である議員の皆様に対しましても、ご迷惑、ご心配をおかけいたしておりますことに、重ねてお詫び申し上げます。

市長不在の間におきましても、行政は継続性が重要であることを念頭に置き、市政の停滞を招くことがないよう、職員一丸となって、施策の推進、市民サービスの更なる向上に、しっかりと取り組んでまいりたいと考えております。

 

これまでの市政運営とまちづくり

本市では、これまで、市民に最も近い基礎自治体として、市民の視点で、市民ニーズを的確に把握するとともに、時代状況や社会経済の流れも踏まえながら、国や県に先んじてスピード感を持って、積極的な施策展開を図ってまいりました。

また、昨年4月に中核市へ移行し、一層の権限と責任のもと、市民生活に密着した幅広い分野で更なる市民サービスの向上と将来にわたる自立したまちづくりを推進しているところです。

元来、明石には、優れた交通の利便性、温暖で過ごしやすい気候、海をはじめとした恵まれた自然環境、時のまちや歴史のまちなど多くの強みがございます。それらの明石の強みや地域特性を最大限に生かすため、他のまちとは違う、明石ならではの、「住みたい、住み続けたい」まちづくりを進めてまいりました。

「住みたい、住み続けたい」まちの推進に当たっては、とりわけ「こどもを核としたまちづくり」、「誰にもやさしいまちづくり」を重点的に推進してきたところです。

「こどもを核としたまちづくり」におきましては、こどもはまちの未来という考えのもと、まちのみんなですべてのこどもを応援してまいりました。

「やさしいまちづくり」の、誰も排除しない、包み込むまちづくりの考え方は、国連の持続可能な開発目標である、SDGs(エスディージーズ)の理念とも合致しており、本市の取り組みは、国からも評価され、関西で初めて2020年東京オリンピック・パラリンピックの共生社会ホストタウンに登録されたところです。

 

明石の現況

こうした取り組みにより、全国的に人口減少が進むなか、明石が魅力あるまちとして選ばれ、人口は、子育て世代を中心に6年連続で増加し、昨年の増加数は県内トップの1,946人となり、6年間の合計では6,530人の増加となっております。本年2月1日時点の人口は298,557人であり、まち・ひと・しごと創生総合戦略の目標である30万人の達成が目前となっております。

出生数につきましても、全国的に少子化が進み、減少傾向が進むなか、昨年は2,819人と、4年連続で増加しており、出生率も平成29年で1.64と、全国や県の平均を大きく上回る状況となっております。

また、0歳から9歳までの人口がこの6年間で約1,600人増加するなど、持続可能な人口構造への転換の兆しが表れつつあります。

人口の増加などにより、個人市民税と固定資産税・都市計画税の課税額が、平成24年度と平成29年度との比較で、約21億円増加しているほか、今年度からは更に事業所税が新たな財源として加わったところです。

また、積極的な施策展開を行いつつも、必要な財源は、歳入確保や総人件費の削減など財政健全化の取り組みにより生み出してきたことで、財政基金、減債基金、特別会計等財政健全化基金の3基金の残高は、今年度末で、12年ぶりに100億円を超える見込みとなっております。

このように、今の明石においては、人口が増えることによって、まちの賑わいや税収が増加し、更なる施策の展開が可能となり、それにより、まちの魅力が一層向上するという、好循環が拡大しています。

本市の状況が全国から注目され、「こどもを核としたまちづくり」や「やさしいまちづくり」の先駆的で普遍的な取り組みが、明石から全国に広がりつつあることは嬉しい限りです。

 

これからのまちづくり

本市は、本年11月1日に市制施行100周年という記念すべき日を迎えます。

先人が築き上げてきた歴史の重みを再認識し、この素晴らしいふるさと明石を次世代にしっかりとつないでいくため、市制施行100周年記念事業を通して、まちへの愛着や誇りを一層育むとともに、明石をPRする好機として、市内外に本市の魅力や「たからもの」を積極的に発信してまいります。

加えまして、本年は、明石城築城400周年にも当たることから、兵庫県とも連携を図りながら、この節目の年を共に盛り上げていきたいと考えております。

新年度からは、次の100年を見据え、自立した持続可能なまちの実現に向けて、「こどもを核としたまちづくり」や「やさしいまちづくり」を一層推進し、まちの好循環の更なる拡大を図るとともに、今後のめざすまちとして、「SDGs未来安心都市・明石」を掲げ、SDGsの理念を反映した、「いつまでも」「すべての人に」「やさしい」まちを創造してまいります。

「いつまでも」につきましては、持続可能な発展をめざし、まちの好循環の拡大を図るとともに、安全・安心で快適な暮らしを支える都市基盤の整備に取り組もうとするものです。

「すべての人に」につきましては、こどもから高齢者まで、障害の有無や性別にかかわらず、誰一人取り残されることがないまちづくりに取り組もうとするものです。

「やさしい」につきましては、市民に寄り添う施策に先駆的、積極的に取り組み、やさしい社会を明石から広げようとするものです。

新年度は、この考え方に基づき、5つの重点的な取り組みを進めてまいります。

 

主な取り組み

まず1点目は、高齢者施策の重点的展開です。

高齢社会が進展するなか、これからのまちづくりやまちの活性化を考える上で、今後、高齢者に担っていただく役割は、一層大きくなってまいります。

そこで、一律に年齢によって支援を受ける対象とするのではなく、元気で意欲のある高齢者には更に活躍していただける環境を、そして支援が必要になっても住み慣れた地域で安心して暮らしていただける環境を整えてまいります。

 元気で意欲のある高齢者の活動応援の観点からは、外出や移動支援の充実のため、70才以上の方のたこバス運賃を無料にいたします。あわせて、市民の移動手段として、必要不可欠となっている、たこバスの充実に向けて今後のあり方について検討してまいります。

また、市制施行100周年の年であることから、高齢者の皆様に、これまでの明石の発展への貢献に対して感謝の意を表すとともに、記念イベントへの参加を促進するため、70才以上の方に配付しています寿タクシー券を2,000円から4,000円に倍増いたします。

高年クラブやシニア活動団体の活動助成金を拡充するとともに、加入促進の取り組みを充実し、高齢期の生活をより健全で心豊かなものにする取り組みを進めてまいります。

また、高齢者に就業や地域貢献の機会を提供することで、社会参加の促進と生きがいづくりに寄与するため、シルバー人材センターの活動を一層促進するほか、介護保険施設などの人材確保にもつなげるため、新たに、高齢者による介護職の資格取得や介護職場への就労活動を支援いたします。

地域の支え手としてボランティアや地域貢献活動を継続して行われている高齢者の方々に感謝の意を表すため、新たな表彰制度を設けてまいります。

次に、高齢者支援の充実の観点からは、主な取り組みといたしまして、認知症になっても安心して地域で暮らせる「やさしいまちづくり」を推進するため、認知症施策の指針となる条例の制定に取り組むとともに、昨年9月から始めました認知症早期支援事業につきましては、75歳になられた方全員に認知症チェックシートの配布を新たに行うなど、早期支援に一層取り組んでまいります。

また、健康な生活に欠かせない「食」につきまして、公の役割や責任が高まるなか、みんなの給食プロジェクトとして、中学校給食を活用して、ひとり暮らし高齢者などに温かい食事を提供する取り組みの全中学校区への拡大を進めるとともに、こどもから高齢者、障害者など誰もが気軽に立ち寄り、利用することができる居場所として「みんな食堂」の開設に向けた支援を行ってまいります。

民生児童委員による見守り活動をより充実させるため、中核市移行後初めての一斉改選に当たり、定数の増員を行うとともに、その活動の重要性について一層の啓発に取り組んでまいります。

また、敬老祝い金の贈呈や敬老会の開催に対する助成、傘寿を祝う長寿写真の贈呈など、敬老事業につきましては、高齢者の見守り活動の一環として位置付け、引き続き行ってまいります。

高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう、老後の不安の解消に向けて、医療や介護、住まい、終活など生活全般に関する情報を掲載した、暮らしの安心手帳を新たに作成するほか、運転に不安のある高齢者の免許返納を促進する取り組みを、引き続き行ってまいります。

次に2点目は、ハートフルハード整備です。

ソフト施策の充実に加えて、市民の暮らしの基盤であるハード施策の充実にもしっかり取り組んでまいります。今を生きる私たちだけでなく、将来にわたり市民の安全・安心で快適な暮らしを確保するため、持続可能で人にやさしい都市空間づくりを推進してまいります。

主な取り組みといたしましては、障害者や高齢者をはじめ、誰もが安全に鉄道を利用できるよう、市内鉄道駅へのホームドアの設置を促進してまいります。JR明石駅3・4番線については新年度内に、JR西明石駅5・6番線については2020年度の供用開始をめざしております。

また、JR南畑踏切や地西踏切などの改良、計画的な通学路の安全対策など、ユニバーサルデザインの「人にやさしい道づくり」を推進いたします。

市内の各地域の資源と特性を踏まえた発展をめざし、西明石地域におきまして、活性化プロジェクトとして、広く西明石駅周辺を視野に入れつつ、旧国鉄清算事業団用地の活用などについて検討を進めるとともに、大久保地域におきまして、JT跡地における、民間事業者による良質なマンション開発などを促進してまいります。魚住地域におきましては、浜西第17号池の再整備により生み出された土地を活用して、運動公園の整備を進めるとともに、二見地域におきましても、明石海浜公園に隣接する臨時球技場の一部を活用して、兵庫県サッカー協会によりサッカーグラウンドの整備が進められます。

3点目は、まちの賑わいの創出と魅力の発信です。

現在のまちの好循環の拡大を図り、持続的な発展へとつなげていくため、更なる賑わいを創出するとともに、市内外への本市の魅力や「たからもの」の発信を一層積極的に推進してまいります。

主な取り組みといたしましては、こどもから高齢者まで幅広い世代の市民が、共に、市制施行100周年を祝い、次の100年のまちづくりにみんなで取り組む契機とするため、B-1グランプリ(ビーワングランプリ)全国大会やあかし伝統夢まつりの開催をはじめ、公開テレビ番組の誘致や記念給食の実施など、記念事業を盛大に実施してまいります。

また、より多くの方に、明石の魅力を知っていただき、明石を選んでいただくため、本市の恵まれた居住環境や、やさしいまちづくり施策などを、市内外に広く発信し、シティセールスを推進してまいります。

市制施行100周年を契機として、市内産業の更なる振興を図るため、商店街で開催される記念イベントへの補助を倍増するとともに、新たに、事業者が行う先進事例の調査研究に対する補助制度を設けるほか、中小企業の担い手不足の解消に向けて、兵庫県と連携し、東京圏からの移住による就業・起業を促進してまいります。

次に4点目は、こども総合支援の充実です。

明石の未来を担うこどもの育ちを社会全体で支えるため、教育環境の充実を含め、「こどもを核としたまちづくり」の更なる展開を図ってまいります。

主な取り組みといたしましては、関西の中核市で初となる児童相談所を明石こどもセンターとして4月に開設し、こどもの命と権利、未来を守るセーフティネットの役割をしっかりと果たしてまいります。

また、児童相談所の職員などの専門性の向上を目的とする国の虐待・思春期問題情報研修センターの西日本の拠点として、2020年4月の開設を目指し、(仮称)関西こども研修センター(あかし研修所)を整備してまいります。

「あかしの保育所100%あんしんプロジェクト」として、認可外保育施設について、本年10月から実施される国の幼児教育・保育の無償化の対象となる基準を条例で定めるとともに、国の指導監督基準を満たすために必要な指導や支援を行い、保育の質の確保を図ってまいります。

また、国の幼児教育・保育の無償化では対象とならない、保育所等の3歳児以上の給食副食費について明石市独自の補助を行い、無償化いたします。

待機児童対策を一層推進するため、1,200人規模の受入枠を拡充するとともに、処遇改善など、保育士の確保策を実施し、保育の量と質を確保してまいります。

また、待機児童対策の一環として、幼稚園の利用を促進するため、保育所などの入所要件を満たす世帯が利用する幼稚園などの預かり保育料について、国の無償化に先行して、4月から第2子以降の無料化を実施いたします。

安心して出産・育児ができる環境の充実を図るため、妊婦健康診査にかかる費用の助成を拡充し、実質無料で受診していただけるようにするとともに、医療機関との連携による産後ケアの実施や、専門職によるすべての新生児家庭への訪問など、妊娠期からの切れ目ないこども・子育て支援を一層推進してまいります。

こどもの健康維持や学習環境の向上はもとより、地域の拠点としての学校施設の活用に向けて、エアコンの設置について、今年度まで進めてきた小中学校の普通教室に加えて、小中学校の特別教室や幼稚園の保育室などにも、新年度からの2か年計画で設置してまいります。

最後は、共生社会に向けた取り組みです。

すべての人が自分らしく暮らし、社会参加できる環境整備に取り組むとともに、市民に最も身近な基礎自治体として、支援が必要な時に必要な支援が受けられるセーフティネットの充実を図ってまいります。

主な取り組みといたしましては、明石駅前にユニバーサルツーリズム情報などを提供する観光案内所や誰もが利用しやすいユニバーサルトイレなどを備えた(仮称)ユニバーサルツーリズムセンターを整備するほか、全市的なユニバーサルデザインのまちづくりの指針となる実行計画の策定に取り組み、年齢や性別、障害の有無にかかわらず多様な市民の誰もが暮らしやすく、利用しやすいまちづくりを推進してまいります。

また、「やさしいまちづくり」や「共生社会ホストタウン」の発信拠点として、総合福祉センター新館を本年4月に開設し、障害者スポーツの体験イベントや福祉に関する講演会のほか、みんな食堂などを実施いたします。

本年4月から施行される、更生支援及び再犯防止等に関する条例に基づき、高齢者や障害者など、支援を必要とする人たちが、罪を犯したことにより社会から孤立し、再犯に至ることがないよう、地域で再スタートができる適切な支援につなぐ取り組みを推進してまいります。

共生社会の実現に向けた施策を重点的に継続して展開していくため、その指針として、「心のバリアフリー」と「ユニバーサルデザインのまちづくり」を2つの柱とする、(仮称)あかしインクルーシブ条例の制定に向けて取り組んでまいります。

 

各分野の取り組み

これらの重点的な取り組みに加えて、「住みたい、住み続けたいまち」の実現に向けた主な取り組みを、分野ごとに紹介いたします。

まず、健康・福祉分野です。

すべての人が生きづらさや生活しづらさを感じることなく、自分らしく健康で安心して暮らすことができる、環境の整備が必要です。

そこで、子育て支援センターおおくぼを、明石こどもセンターに併設する形で移転するとともに、こども図書室を新設し、子育て支援の充実を図ってまいります。

また、すべてのこどもが、家庭のぬくもりを感じながら一人ひとりが望ましい環境で生活できるよう、里親センターを保健所内に設置するとともに、里親の質の向上に必要な研修や里親家庭への支援を充実してまいります。

障害者等歯科診療所について、診療体制の充実や医療との連携強化を図るため、市民病院の敷地内へ移転し、「ユニバーサル歯科診療所」として、2020年4月の開設に向けて取り組んでまいります。

LGBT(エルジービーティー)など性的少数者に対する理解を深めるため、市民への啓発や職員に対する研修を実施し、多様性を認め合う、やさしいまちづくりを推進してまいります。

また、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて、共生社会ホストタウンとして、誰もが利用しやすいUD(ユニバーサルデザイン)タクシーの導入を促進するため、県内初となる、導入費用の補助制度を創設いたします。

次に、教育・文化分野です。

これからの明石を担うこどもたちが、未来に希望を持ち、夢を追いかけることができる環境を整えるとともに、こどもの健やかな育ちを地域全体で応援する仕組みづくりが必要です。

そこで、放課後児童クラブへの将来的なニーズの増加を見据えながら、入所希望者全員を受け入れる体制を整えるため、計画的な施設整備に取り組むとともに、指導員の処遇改善やスーパーバイザーの新規配置、主任指導員の更なる配置など、指導体制を強化するほか、夏休み期間のみの入所を実施するクラブも拡充し、育成内容の充実を図ってまいります。

また、ハード・ソフト両面から、誰にもやさしい学校づくりを推進するため、施設のバリアフリー化や、こども達一人ひとりが個性や能力に応じて適切な指導や支援を受けられる、誰にも分かりやすい授業の実施を図ってまいります。

より良い部活動をめざし、外部指導員のモデル校への配置や部活動の活動日、活動時間の見直しを行うとともに、地域スポーツクラブとの連携など、今後の部活動のあり方について検討を進めてまいります。

また、全小学校に学校運営協議会を設置し、学校・家庭・地域社会が連携して、こどもたちの学びと育ちを支える、コミュニティ・スクールを一層広げてまいります。

いじめや不登校などの課題に対応するため、スクールソーシャルワーカーを全中学校区に配置し、子どもたちの相談・支援体制の充実を図るとともに、児童相談所などの関係機関とのネットワークを構築してまいります。

学校司書を増員し、全小・中学校に配置を行うとともに、中学校でのビブリオバトルの実施など、一層の読書の推進に取り組んでまいります。

次に、産業・観光分野です。

持続可能なまちの発展には、明石のたからものである天文科学館や農水産物などの地域資源の更なる活用や、一層の産業振興など、まちの活性化につながる取り組みが必要です。

そこで、天文科学館において、市制施行100周年を記念した特別展や講演会を開催するとともに、2020年の天文科学館開館60周年、時の記念日100周年に向け、オリジナルグッズを製作するなど、時のまち明石を全国に発信してまいります。

明石の農水産品のブランド力をより一層向上させるため、国内はもとより、海外での食イベントなどに積極的に参加し、明石産品や明石の食文化に関する情報を発信するとともに、東南アジアなどでの販路の一層の拡大を図ってまいります。

また、持続可能な漁業環境の整備や水産資源の維持を図るため、ふるさと納税を活用した、たこつぼの設置をはじめ、魚礁の増設、稚魚の放流など、豊かな海づくりを更に推進してまいります。

次に、生活・環境分野です。

生命・財産が守られ、誰もが安全で安心して暮らせる状況が日々の生活の基盤です。

そこで、犯罪被害者などが受けた被害の軽減及び回復を図るため、新たに、被害者家族のこどものための教育関係費の支援や資格取得に要する費用の補助などの就労支援を行い、継続的かつきめ細やかな支援へと充実を図ってまいります。

また、災害による被害を防止・軽減するため、ハザードマップについて、近年の災害も踏まえ、最新の情報へ更新するとともに、内容を充実し、より分かりやすく、見やすいものにしてまいります。

「人にも動物にもやさしいまちプロジェクト」として、あかし動物センターにおいて、関西の中核市では初となる土曜日開庁による譲渡会の実施や、小学校での出前講座の開催とともに、新たに、各種団体や企業の参加による動物愛護事業サポーター制度を導入するなど、動物愛護の取り組みを一層推進してまいります。

現在のごみ処理施設の老朽化に対応するとともに、将来にわたるトータルコストを低減させるため、旧大久保清掃工場跡地において新たに建設する処理施設の準備を進めてまいります。

次に、都市基盤整備分野です。

市民生活に密着した道路などのインフラの計画的な維持管理による、災害対策や市民の安全・安心な暮らしの確保はもとより、まちの活性化につながる未来への投資を計画的に行っていくことが必要です。

そこで、国道2号や県道神戸明石線の交通渋滞の解消や周辺の土地利用の増進を図るため、大久保北部と神戸市西区を結ぶ江井ヶ島松陰新田線の整備を神戸市と連携しながら進めてまいります。

また、地球温暖化による台風の大型化やゲリラ豪雨などの頻発、都市化による雨水流出量の増大に伴う浸水被害から、市民の生命や財産、都市機能を守るため、雨水施設の整備を計画的に進めてまいります。

安全で安定した水道の供給に向けて、老朽管更新計画に基づき、漏水などの事故を抑制し、耐震化を進めるとともに、災害時に重要な給水拠点となる避難所や病院までの重要管路を更新してまいります。

最後に、行政経営分野です。

現市役所庁舎につきまして、老朽化や耐震性不足への対応はもとより、市民サービスの向上や防災機能の強化、バリアフリー・ユニバーサルデザインの導入を図るため、整備方針の取りまとめなど、建替えに向けた検討を行ってまいります。

また、市民ニーズが複雑化・多様化するなか、限られた経営資源を最大限に活用しつつ、更なる市民サービスの向上を図るため、積極的な施策展開によりまちの好循環を拡大し、市税などの一層の歳入の確保を図るとともに、施設配置の適正化などの財政健全化の取り組みを推進してまいります。

さらに、市の組織体制につきましても、より効率的で機能的な組織となるよう、組織の再編や所管の見直しなど、体制の整備を行ってまいります。

そこで、「こどもを核としたまちづくり」を更に推進していくため、こども関連施策を総合的に所管する「こども局」を新設いたします。こども局は、新設する児童相談所「明石こどもセンター」のほか、子育て支援室、こども育成室、待機児童緊急対策室で構成いたします。

また、誰もが暮らしやすい共生社会の実現に向け、認知症施策をはじめ要支援者施策を横断的に所管するため、「地域総合支援室」の名称を「地域共生社会室」に変更するとともに、高齢者施策の重点的展開に向け、「高年介護室」の名称を「高齢者総合支援室」に変更し、関連施策の充実を図ってまいります。

 

新年度予算の概要

続きまして、新年度予算の概要でございますが、平成31年度予算の全体像につきましては、一般会計予算では、歳入の基本となる市税収入が7年連続で増加するなど、一般財源の増加が見込まれます。

一方で、歳出につきましては、主に、児童相談所の運営に係る経費や、待機児童対策に要する保育所等の運営費、市制施行100周年の関連事業や高齢者施策の充実に係る経費などが増加しております。

平成31年度の予算総額につきましては、

一般会計 111,878,891千円
特別会計 65,915,437千円
企業会計 22,075,070千円
合計 199,869,398千円

としております。

 

最後に

市制施行100周年となる本年は、次なる100年のスタートとなる重要な1年となります。

つきましては、議会をはじめ市民の皆さまの声に真摯に耳を傾け、しっかりと議論しながら、ご理解、ご協力を賜り、また、国や県とも連携を図り、応援をいただきながら、職員が一丸となって市民の皆さまのよりよい暮らしを提供するための施策を前へ進めてまいりたいと考えております。

市議会の皆さまにおかれましては、明石の更なる発展に向けて、より一層のお力添えを賜りますよう、改めてお願い申しあげます。

以上、平成31年度の予算の提案に当たり、予算案の大要と市政の基本方針について申し上げました。

何卒ご理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

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お問い合わせ

明石市政策局政策室

兵庫県明石市中崎1丁目5-1

電話番号:078-918-5010