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更新日:2025年11月10日

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災害に強い水道づくり

いついかなる場合にも、安全で良質な水の供給を確実に維持していくことが、水道事業の使命です。水道事業では、安全・安定・安心でより信頼性の高い水道を構築するため、いろいろな面から水道システムのライフライン機能強化に取り組んでいます。

水道システムのライフライン機能強化

平成7年1月17日に発生した兵庫県南部地震により、78,000戸、市内の約70%にわたる地域で断水が生じる事態を経験しました。この震災で得た教訓をもとに、水道事業では、「明石市災害に強いまちづくり計画」や「明石市地域防災計画」に連携させながら、「水道システムのライフライン機能強化」を施策として掲げ、施設や対応体制の整備を図ってまいりました。その施策体系と実施内容については、次のとおりです。

中部配水場緊急遮断弁


水道システムのライフライン機能強化

(1)施設整備
第2次・第3次整備事業等
【水源対策】
亀池貯水池の建設(平成11年3月竣工)
野々池亀池専用導水施設の建設(平成13年3月竣工)
明石川浄水場高度浄水処理施設の建設(平成14年4月稼動開始)
老朽導水管の更新
鳥羽浄水場高度浄水処理施設の建設(平成22年10月稼動開始)

【基幹施設の耐震化】
耐震性確保のための点検・診断
老朽浄水施設の更新
緊急遮断弁の設置(平成8年に中部配水場に設置)

【施設の機能強化】
配水管網の拡充(毎年度継続実施)
配水塔の建設
(平成7年5月魚住配水塔竣工、平成17年3月東部配水塔竣工、平成20年3月西部配水塔竣工)
県水第2受水施設の建設(中部配水場において平成14年4月受水開始)
明石川浄水場~東部配水場送水施設の建設(平成18年3月竣工)
耐震性緊急貯水槽の建設(平成7年~地域防災公園などに9基設置)
隣接連絡管の整備
(平成17年3月神戸市西区大沢1丁目~大久保町大窪竣工、平成19年3月神戸市垂水区南多聞台1丁目~松が丘1丁目竣工、平成25年10月加古川市平岡町土山~魚住町清水竣工、平成26年5月播磨町北野添1丁目~明石市二見町西二見字岡下竣工、平成27年12月稲美町六分一地内竣工)

老朽管整備事業
【鋳鉄製配水管の更新】
老朽化更新(毎年度継続実施)
耐震化更新(必要性を見極めながら実施)

(2)緊急体制の確保
【組織・体制の整備】
水道事業地震・災害対策計画の整備(平成14年度策定)
明石市管工事業協同組合との応急活動協定書(平成8年締結、平成21年改定)
日本水道協会との相互応援協定(平成9年締結)
兵庫県との相互応援協定(平成10年締結)
他都市(神戸市・加古川市・播磨町・稲美町)との連絡管協定(平成16年から平成26年締結)
第一環境株式会社との応急復旧等業務の応援協定(平成20年締結)
神鋼環境メンテナンス株式会社との応急復旧等業務の応援協定(平成30年締結)

【応急体制の充実・強化】
地図情報(マッピングシステム)の整備(平成12年導入、平成29年度更新)
情報伝達システム(業務用無線)の整備(平成8年度更新、令和元年度更新)
水道水汚染危機管理マニュアルの整備(平成14年度策定)
水道事業危機管理計画の策定(平成18年度策定)
水道事業継続計画・応急給水計画の策定(平成29年度策定)

耐震化の状況について

明石市では、大規模な災害が発生しても、お客様に安全で安定的に水道水をお届けするため、水道施設の耐震化に取り組んでいます。

(1)水道施設の耐震化について
市内には浄水場が3か所、配水場が3か所あり、施設の改築更新に合わせ、順次耐震化を進めていく予定です。
明石市の水道施設の耐震化の取り組み状況は以下のとおりです。

 

H29

H30

R元

R2

R3

R4

R5

R6

全施設能力(㎥/日) 122,200 122,200 122,200 122,200 122,200 122,200 122,200 122,200
耐震化能力(㎥/日) 41,200 41,200 41,200 41,200 41,200 41,200 41,200 41,200
施設耐震化率(%) 33.7 33.7 33.7 33.7 33.7 33.7 33.7 33.7
配水池容量(㎥) 79,680 79,680 79,680 79,680 79,680 79,680 79,680 79,680
配水池耐震化容量(㎥) 70,530 70,530 70,530 70,530 70,530 70,530 70,530 70,530
配水池耐震化率(%) 88.5 88.5 88.5 88.5 88.5 88.5 88.5 88.5

 

(2)水道管の耐震化について
水道管の老朽管更新時に、耐震機能を有したダクタイル鋳鉄管のGX形又はNS形継手等を採用し、順次、水道管の耐震化を進めています。明石市の水道管の耐震化取り組み状況は以下のとおりです。

 

H29

H30

R元

R2

R3

R4

R5

R6

総管路延長(m) 904,818 910,029 911,729 915,195 919,126 921,134 926,314 931,027
総管路耐震適合管(m) 362,498 372,521 378,149 388,189 396,775 404,447 413,724 813,059
総管路耐震化率(%) 40.1 40.9 41.5 42.4 43.2 43.9 44.7 87.3
基幹管路延長(m) 118,197 117,566 117,625 118,226 119,581 119,141 120,625 122,997
基幹管路耐震適合管(m) 79,830 80,347 80,676 81,988 83,341 83,822 85,591 87,686
基幹管路耐震化率(%) 67.5 68.3 68.6 69.3 69.7 70.4 71.0 71.3

※基幹管路とは、導水管、送水管及び口径400㎜以上の配水管
※R6より、耐震適合管の定義見直し(地盤の良い配水支管でA型ダクタイル鋳鉄管等を含む)

 

 

 

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お問い合わせ

明石市上下水道局水道工務課

兵庫県明石市中崎1丁目5-1

電話番号:078-918-5257

明石市上下水道局水道維持保全課

兵庫県明石市中崎1丁目5-1

電話番号:078-918-5211

明石市上下水道局水道経営課

兵庫県明石市中崎1丁目5-1

電話番号:078-918-5064