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更新日:2022年2月21日

施政方針・所信表明

市政運営の基本姿勢やまちづくりの取り組み方針などについて述べた施政方針・所信表明をご覧いただけます。

施政方針

2022年度 施政方針

本日、令和4年度予算案並びに関連諸議案のご審議をお願いするに際しまして、市政運営に臨む所信を明らかにし、市議会議員各位をはじめ、市民のご理解とご賛同を賜りたいと存じます。

新型コロナウイルス感染症への対応について

昨年は、新型コロナウイルス感染症が、一昨年に続いて猛威を振るい、本市においても2度の緊急事態宣言が発出されるなど、市民の日常生活や社会経済活動が厳しく制限され、社会全体に大きな影響を及ぼした一年でありました。
本年に入ってからも、オミクロン株による感染者が急激に増加し、いまだ収束が見通せない状況が続いています。

こうしたなか、本市は、市民に最も身近な基礎自治体として、市民の命と健康、そして生活を守るため、感染拡大防止と社会経済活動の両立に向けて、全庁一丸となりスピード感を持って対応するとともに、官民連携によるオール明石での取組を推進してまいりました。

そこで、新年度におきましても、「感染対策」に向けた取組として、市内医療機関との連携強化による、病床の確保をはじめ、重症者から軽症者まで症状に応じた医療提供体制の強化に取り組むとともに、陽性者に対する早期介入・早期治療のためのファーストコンタクトを確実に実施し、在宅療養者へのフォローアップとして健康観察や生活支援物資の提供などに取り組んでまいります。

次に、ワクチン接種については、希望するすべての市民が、速やかに、安心して接種が受けられるよう、18歳以上への3回目接種を円滑に実施するとともに、新たに接種対象者となる5歳から11歳へのワクチン接種も3月から実施してまいります。また、持続的に安定した接種体制を確保するため、医療機関に対する市独自の財政支援を継続いたします。

加えて、「明石市新型コロナウイルス感染症の患者等に対する支援及び差別禁止に関する条例」に基づき、感染者やその家族、さらにワクチン接種を受けないことに対する偏見や差別が無いようしっかりと取り組んでまいります。

次に、経済的な影響を受けている市民への生活支援と地域経済の活性化を図るため、新年度におきましても、「こども夢応援プロジェクト事業」として、高校進学に向けた給付型奨学金の支給に当たり、本年度に引き続き定員を200人に拡充して実施するほか、外出自粛により大きな影響を受けている飲食店を中心とした様々な業種を支援するため、官民連携して取り組んでまいります。

「SDGs未来安心都市・明石」の実現

さて、本市を取り巻く状況についてですが、全国的に人口減少や少子高齢化が進むなか、本市では、これまで「住みたい、住み続けたい」まちの推進に向けて、とりわけ「こどもを核としたまちづくり」、「すべての人にやさしいまちづくり」を重点的に推進するとともに、「明石の魅力や特性を全国に発信」してまいりました。

その結果、本市の人口は9年連続で増加し、昨年は市制施行後はじめて人口が30万人を突破いたしました。加えて、令和2年国勢調査においては、人口増加率が全国の中核市62市の中で第1位となるなど、市内外からこの明石のまちが選ばれております。また、民間会社の調査による「全国戻りたい街ランキング2021」においても、本市が第1位に選ばれるなど、本市の様々な取組が高い評価をいただいているところです。

一方、中長期的には、少子高齢化の更なる進展による人口減少や、それに伴う地域経済の縮小を克服し、将来にわたって成長し続ける仕組みづくりが求められるとともに、気候変動や自然災害、感染症といった地球規模の課題に対しても対応していく必要があります。こうしたことから本3月議会に提案している市の最上位計画である「あかしSDGs推進計画(第6次長期総合計画)」では、SDGsの理念である「持続可能」「誰一人取り残さない」「パートナーシップ」をまちづくりの基軸として位置付けるとともに、これまで取り組んできた「こどもを核としたまちづくり」、「すべての人にやさしいまちづくり」を安定的かつ継続的に実施し、「まちの好循環」の更なる維持・拡大を図ることで、すべての人が暮らしに「安心」することができ、持続可能で誰もが住みたい・住み続けたいと思えるまちを目指すことといたしております。

その上で、まず「あかしSDGs推進計画(第6次長期総合計画)」の元年となる2022年度のまちづくりに当たっては、4つの方針を掲げております。

1つ目は「ウィズコロナ・ポストコロナ社会への対応」です。
新型コロナウイルス感染症により、社会経済活動が制限され、とりわけ弱い立場に置かれた方ほど、深刻な影響を受けています。今後、より一層、誰一人取り残すことなく、これまで以上に丁寧な目配りを行った上で、引き続き感染対策と生活支援に市を挙げて取り組んでまいります。また、ウィズコロナ・ポストコロナ社会を見据え、どんな状況下でも持続的に成長していく社会の構築を目指し、デジタル技術の積極的な活用など新たな生活様式にも対応したまちづくりに、官民連携で取り組んでまいります。

2つ目は「多様性を認め合えるまちづくり」です。
本市はこれまで、年齢や性別、障害の有無、国籍などに関わらず、誰もが安心して暮らせる「やさしいまちづくり」に市民とともに取り組んでまいりました。今後も、すべての人が大切にされ、誰一人取り残されない「インクルーシブ社会」の実現を目指し、異なる価値観を認め合い、多様性が尊重され、誰もが活躍できるまちづくり、とりわけジェンダー平等の実現に取り組んでまいります。

3つ目は「三側面からの統合的な取組によるまちづくり」です。
SDGsの17の目標を包含する経済・社会・環境の三側面からのまちづくりについて、一方を進めることにより一方が悪化することがないように、総合的にバランスよく取り組み、さらに相乗効果を生み出せるようハード・ソフトの両面から取り組むことで、持続可能なまちづくりを推進します。

4つ目は「パートナーシップによる市民主体のまちづくり」です。
刻一刻と変化する社会情勢や多様化する市民ニーズを的確に把握し、柔軟に対応していくためにも、市とともに、市民、地域団体、事業者、NPOなどが、それぞれの強みを生かしながら、パートナーシップによって取組を進めることで、市民目線による市民主体のまちづくりを推進してまいります。

分野ごとの重点的な取組

以上、4つの方針を踏まえ、2022年度の各分野における重点的な取組について、先ほど申し上げました「新型コロナウイルス感染症対策と生活支援」に加えて、5つの取組を推進してまいります。

1点目は「すべての人にやさしいまちづくり」です。
住み慣れた地域で自分らしく、生きがいを持って暮らし続けられるよう、すべての人が助け合い、安心して暮らせるまちづくりにハード・ソフトの両面から取り組んでまいります。

まずは、「SDGsの推進」であります。「あかしSDGs推進計画(第6次長期総合計画)」の策定を契機として、今後より一層、パートナーシップによるまちづくりを推進するため、新たにSDGs推進助成金を創設し、SDGsパートナーズ登録団体を対象に最大100万円を助成する17団体を選定し、SDGsの積極的な取組を支援してまいります。

次に、「ジェンダー平等の実現に向けた取組」についてです。性別などに関わりなく誰もが個性や能力を発揮できるよう取組を進めてまいります。主な取組といたしましては、市の防災会議にジェンダー平等に関する専門委員を設置し、災害時の対応力強化に向け、女性を含めた多様な視点による検討を行ってまいります。また、教育分野では市内小中学校にジェンダー教育推進校を設置し、教育現場におけるジェンダー意識の醸成に努めるとともに、中学校の制服に関して、選択可能でジェンダーレスな市標準服を令和5年4月に導入するため取組を進めてまいります。加えて、本年1月にはジェンダー平等の実現に関する検討会を設置しており、今後も、様々な機会において多角的な見地から多様な民意が反映できるよう制度の検討を進めてまいります。

次に、生理用品サポート事業「きんもくせいプロジェクト」につきまして、現行の配付場所に加え、4月からすべての市立小・中・高等学校、養護学校のトイレに、生理用品を設置してまいります。

次に、すべての人が助け合い、安心して暮らせるまちづくりを進めるため、ハード・ソフトの両面から「まちじゅうバリアフリー」の取組を進めてまいります。主なものといたしまして、鉄道施設については、ホームドアの設置や南畑踏切でのエレベーター付き横断歩道橋の整備に加え、市内商店街や小規模店舗、ホテル等と連携したバリアフリー化の促進、さらには利用者目線による満足度の高いサービスの提供を図るなど、誰もが外出しやすい環境整備に取り組んでまいります。また、ユニバーサル遊具を備えた「みんなにやさしい運動公園」として、「17号池魚住みんな公園」の令和5年春の供用開始に向けて取り組んでまいります。

次に、「認知症あんしんプロジェクトの推進」であります。本3月議会に「認知症あんしんまちづくり条例」を提案いたしておりますが、認知症の人やその家族が、住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるよう、より専門性を高めたシルバーサポーターの活動支援や、ゴールドサポーターの養成に取り組むなど、まちのみんなで、認知症の人を支えるまちづくりを更に推進してまいります。

次に、「ひきこもり相談支援の充実」であります。これまで、本市が国へ要望いたしておりました「ひきこもり地域支援センター」の中核市への設置が認められたことから、同センターを設置し、専門職の加配を行うことで、更なる相談体制の充実や当事者が安心して利用できる居場所の整備など、当事者や家族に寄り添ったきめ細やかな支援体制の充実を図ってまいります。

次に、「ヤングケアラーへの支援強化」といたしまして、本3月議会に、こども総合支援条例の改正を提案いたしておりますが、ヤングケアラーを早期発見し、早期支援につなげるため、民生委員・児童委員や地域のボランティアをはじめとした、支援に関連するすべての機関と連携を図りつつ、啓発・支援に取り組むとともに、当事者同士の「集いの場づくり」を進めてまいります。

2点目は「こどもを核としたまちづくり」です。
まちの未来であるこどもの育ちをまち全体で応援する「こども総合支援策」の更なる充実に取り組んでまいります。

まずは、「学校教育におけるICT化の推進」であります。すべてのこどもたちに一人一台導入しているタブレット端末を最大限活用するため、プロジェクターを2022年度には全中学校に、その後2か年で全小学校に整備してまいります。

次に、「個々の特性に応じた特別支援教育の充実」については、特別な教育的ニーズのある児童生徒が安心して学べる体制づくりとして、個別の学び支援システムの導入や、心理士等の専門家による学校への巡回指導などに取り組んでまいります。

次に、「保育施設での使用済み紙おむつ」について、保護者の負担軽減と衛生面の観点から、使用済み紙おむつの持ち帰りを廃止するとともに、施設がおむつの処理のため保護者から徴収している実費負担について補助を行うなど、幼児教育・保育の無料化施策を拡充してまいります。

次に、「こども養育支援の拡充」といたしまして、こどもを社会全体で守り、健全に育んでいくため、既存の養育支援の取組に加え、養育費の立替え支援の再開にあわせて立替期間を延長するとともに、新たに裁判所における給与等の差押手続の支援を行ってまいります。

3点目は「人にも自然にもやさしいまちづくり」です。
本市の恵まれた自然環境を未来に受け継いでいけるよう、自然と共生し調和のとれたまちづくりを進めてまいります。

まずは、「豊かな海づくりの推進」であります。本年11月に本市で開催される「第41回全国豊かな海づくり大会」を契機として、水産資源の保全と、海洋ゴミの削減などに取り組んでまいります。

次に、「脱炭素社会の実現に向けた取組の推進」について、地球温暖化対策実行計画(区域施策編)の改定を行うとともに、公共施設への再生可能エネルギー導入に向けた検討を行ってまいります。また、市民や事業者の再生可能エネルギー設備の導入を促進するため、既存の補助に加え、新たにネット・ゼロ・エネルギー・ハウスや太陽光発電設備の補助を創設するなど、気候非常事態宣言を踏まえた取組を一層推進してまいります。

次に、「教育施設等での照明設備のLED化の推進」につきましては、すべての小・中学校など、116の教育施設等の照明設備をLED化することで、消費電力の削減とCO2排出量抑制による環境負荷低減を図るとともに、維持管理の負担削減を図ります。

4点目は「安全・安心のまちづくり」です。
安全・安心の更なる確保のため、持続可能な都市空間づくりを計画的に進めてまいります。

まずは、「ハザードマップの改訂と全戸配付」です。市内の洪水、及び、高潮浸水想定区域が変更されたことなどを受けて、災害時の避難に役立つ情報をより分かりやすく、より見やすく提供するため、最新の内容に改訂し、全戸配付いたします。

次に、「消防機能の強化」であります。大規模災害に備え、朝霧・魚住分署の耐震化工事を進めるとともに、119番通報の受信や出動指令など消防指令業務を迅速かつ適切に行うため、高機能消防指令センター等の更新に向けた準備を進め、機能強化に取り組んでまいります。

次に、「安全安心な魅力ある海岸利用の創出」であります。本3月議会に「明石市水上オートバイ等の安全な利用の促進に関する条例」を提案いたしておりますが、監視カメラ等による海岸利用者の安全対策や海岸利用ルール等の周知啓発、連絡会議の開催など、官民連携してすべての海岸利用者が安全で、安心して海岸を利用できるよう取組を進めてまいります。

5点目は「にぎわいと活力が持続するまちづくり」です。
まちの魅力を活かした賑わいづくりや、文化の薫るまちづくり、地域産業の振興に努めてまいります。

まずは、「本のまち明石の推進」です。「いつでも、どこでも、だれでも」障害の有無や年齢等に関わらず、本に親しみ、読書を楽しむことができるよう、読書バリアフリー環境の充実を図るとともに、企業版ふるさと納税を活用したまちなか図書館事業や、スマートフォンを活用した図書の貸出サービスを開始するなど、ハード・ソフトの両面から「本のまちづくり」を進めてまいります。

次に、「地域資源を活かした文化・観光施策の充実」であります。市民の元気アップを創出し、まちの賑わいづくりにつなげていくため、兵庫芸術文化センター管弦楽団との連携による公演の開催や芸術祭などの各種イベントの拡充実施に取り組んでまいります。また、文化振興を観光振興と地域の活性化につなげていく文化観光推進法の趣旨に則り、海のまち明石の地域資源を活かした「全国豊かな海づくり大会」のプレイベントの実施に加え、市内の文化財を活用し、歴史文化遺産マップを作成するなど文化財の保存や活用に取り組んでまいります。

最後に、「農業経営・新規就農者への支援」であります。農業者の高齢化と減少が急速に進むことが見込まれるなか、将来に渡り地域の農地利用等を担う経営者の確保を図るとともに、農業への人材の一層の呼び込みと定着を図るため、経営の継承や発展に向け、計画の策定や資金面での支援などに取り組んでまいります。

行政経営分野の取組

次に、「あかしSDGs推進計画(第6次長期総合計画)」を効率的・効果的に推進するための行政経営分野の取組です。

まず、新年度の組織改正についてですが、政策局につきまして、インクルーシブの取組やLGBTQ+をはじめ、重要な課題であるジェンダー平等に係る取組を統合的かつ効率的に推進するため、新たに「ジェンダー平等推進室」を設置します。
また、新庁舎整備などハード面を含め、本市の重点施策の推進に係る企画調整を効率的・効果的に推進するため、SDGs推進室とプロジェクト推進室を「企画・調整室」に統合・再編いたします。
加えて、本のまち推進室をシティセールス推進室に統合し、同室内に「本のまち推進課」を設置することにより、市の魅力発信・創造と併せて、一層の「本のまち明石」の推進を図ります。

次に、総務局につきまして、新たに策定する明石市行政DX推進方針に基づき、市民サービスの向上と業務の効率化を進めるため、「デジタル推進課」を新設いたします。

次に、市民生活局につきまして、気候非常事態宣言を表明している本市として、再生可能エネルギーの活用など、脱炭素社会や自然共生社会の実現に向けた取組を推進するため、「環境創造課」を新たに設置いたします。

次に、教育委員会事務局につきまして、総務課、学校管理課、青少年教育課を所管する「教育企画室」を新設し、室・担当制を導入することで、柔軟な人員配置や事務分担を行うことができるよう体制強化を図ります。

次に、持続可能で自立した行政経営に向けた更なる権限移譲の取組です。
市民に最も身近な基礎自治体として、一層の権限と責任を持って、市民に寄り添った切れ目のない包括的なまちづくりを積極的に推進するため、指定都市と同等となるような更なる権限移譲に向けた取組を、国や県と調整しながら進めてまいります。

新年度予算の概要

以上の方針に沿って編成いたしました令和4年度予算の全体像につきましては、新型コロナウイルス感染症に係る感染対策及びワクチン接種経費に加えて、教育施設等の照明設備LED化や山手環状線・江井ヶ島松陰新田線などの道路整備に係る投資的経費の増加などにより、過去最大規模となっております。

令和4年度の予算総額につきましては、

一般会計 1206億5553万7000円
特別会計 710億9686万5000円
企業会計 235億3810万9000円
合計 2152億9051万1000円

 


 

 

としております。

最後に

今まさに策定を進めています「あかしSDGs推進計画(第6次長期総合計画)」においては、2030年のあるべき姿として「SDGs未来安心都市・明石 ~いつまでも すべての人に やさしいまちを みんなで~」を掲げています。
このあるべき姿の実現には、まさにSDGsの理念である「持続可能」「誰一人取り残さない」「パートナーシップ」という考え方が重要であると改めて認識いたしております。

こうしたことから、暮らしの質を重視したまちづくりを加速させ、市民満足度を更に高めることで、将来にわたり誰もが安心して住みたい、住み続けたいと思うまちの実現を目指してまいります。このため、多様化する市民ニーズを的確に把握するとともに、市民主体の、市民一人ひとりに寄り添ったまちづくりを、まさに、まちのみんなで一歩ずつ着実に進めることで、「SDGs未来安心都市・明石」を実現してまいります。

皆さまにおかれましては、今後も引き続きお力添えを賜りますよう、改めてお願い申し上げます。

以上、令和4年度の予算の提案に当たり、予算案の大要と所信の一端について申し上げました。

何卒ご理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

所信表明

2019年度 所信表明

はじめに

 

本日、令和元年第1回定例会6月議会の開会に当たり、議案の提案に先立ち、市政運営に関し、市長として私の所信の一端を申し上げます。  

はじめに、議員各位におかれましては、明石市の発展と市民の幸せのため、日夜ご尽力されていることに対し、心から敬意を表するところです。

私は、このたび、市民の信任を得て、3期目となる市政執行に当たる機会を与えていただきました。子育て世代の方々をはじめ多くの市民から、これまでのまちづくりの継続と、まちの更なる発展に向けた期待の声をいただきました。この期待の声に応えるべく、市民の生活、明石の未来に対する責任を果たし、ふるさと明石の更なる発展のため、全身全霊を注ぎ、取り組んでまいります。

また、市民の声、職員をはじめとする周囲の意見に真摯に耳を傾け、市民の代表として選ばれた議員各位や様々な立場の方々と、まち全体が一丸となって、まちづくりを進めてまいりたいと考えております。

 

まちづくりの基本的な考え

 

私は、市長就任以来、市民の生活を最優先に考え、市民一人ひとりに寄り添うことが基礎自治体の重要な役割であるとの強い信念のもと、市民視点での市政運営に努めてまいりました。 

そして、とりわけ、「こどもを核としたまちづくり」と「誰にもやさしいまちづくり」を重点的に推進してきたところです。「こどもを核としたまちづくり」につきましては、こどもはまちの未来という考えのもと、まちのみんなですべてのこどもを応援してまいりました。

また、「誰にもやさしいまちづくり」につきましては、中核市移行により移譲された権限を活用しながら、必要な時に、適切な支援を、必要とするすべての人にという考えのもと、すべての人が大切にされる社会の実現に向けて取り組んでまいりました。こうした取組を進めるなか、今の明石においては、大変嬉しいことに人口が増え、まちの賑わいや税収が増加し、更なる施策展開が可能となり、それにより、まちの魅力が一層向上するという、好循環が拡大しているところです。

本年の市制施行100周年を契機として、今後もこの好循環を止めることなく、一層拡大し、まちの持続的な発展につなげてまいります。 市制施行100周年としまして、5月には「あかし伝統夢まつり」を、市民、関係団体の協力により、盛大に開催することができましたことに、心から感謝申し上げます。この市制施行100周年をオール明石で祝い、古来より受け継がれてきた伝統、文化など明石の「たからもの」を再確認することで、市民のまちへの愛着を育むとともに、まちの魅力を市内外に広く発信し、輝く明石の未来に向けて、新たなスタートを切ってまいります。

そこで、次の新たな100年のまちづくりとして、本年度から、自立した持続可能なまちの実現に向けて、「SDGs未来安心都市・明石」の創造を掲げております。「こどもを核としたまちづくり」や「誰にもやさしいまちづくり」を一層推進し、SDGsの理念を反映した、「いつまでも」「すべての人に」「やさしい」まちの創造に取り組んでまいります。

「やさしいまち」というのは、「強いまち」であると考えております。単に居心地がよいということだけではなく、困った時にも、みんなで支え、助け合える、そして、誰もが将来にわたり安心して暮らし続けられるような、誰一人取り残さない、そのような強いまちづくりを、市民と共に進めてまいります。

 

取組方針

 

とりわけ、3つのキーワードにより、重点的な施策展開を図ってまいりたいと考えております。それは、「やさしい」、「元気」、「本のまち」であります。

まず1つ目の「やさしい」につきましては、こどもから高齢者まで、障害の有無や性別にかかわらず、市民一人ひとりに寄り添った施策を一層展開し、特に、「高齢者施策の充実」、「こども総合支援の充実」、「共生社会の推進」に取り組んでまいります。

「高齢者施策の充実」につきましては、元気で意欲のある高齢者には一層活躍していただける環境を、そして支援が必要になっても住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう、社会全体で支える環境を整えてまいります。

本年度は、70歳以上の高齢者を対象としたたこバスの無料化をはじめ、高齢者の活動を応援する施策の充実を図ったところですが、多くの方から介護に対する負担や老後に対する不安についての切実な声もお聞きしております。そのような不安を理解し、寄り添う総合相談窓口の充実を図るなど、新しい時代に応じた施策を展開してまいります。 

「こども総合支援の充実」につきましては、すべてのこどもの健やかな育ちをまち全体で支える施策の更なる展開を図ってまいります。本年4月に開設した明石こどもセンターを拠点に、こどもの命と権利、未来を守る取組の推進をはじめ、保育所の待機児童対策や放課後児童クラブの充実を図るなど、教育環境も含め、子育てするなら明石と一層思っていただける環境を整えてまいります。

「共生社会の推進」につきましては、その指針となる(仮称)あかしインクルーシブ条例の制定に向けて取り組み、「心のバリアフリー」と「ユニバーサルデザインのまちづくり」を2つの柱として、すべての人が自分らしく暮らし、社会参加できる環境を整えてまいります。

次に、2つ目の「元気」につきましては、まず市制施行100周年記念事業としまして、「さらにやさしいB-1グランプリfor SDGs」の開催などにより、「やさしいまち明石」を全国に向けて発信するとともに、明石の魅力を広め、市民の笑顔を増やし、明石のまちの更なる発展につなげてまいります。加えまして、本年は、明石城築城400周年にも当たることから、兵庫県とも連携を図りながら、共に盛り上げていきたいと考えております。

まちの「元気」として、明石駅南地区は、再開発により、駅周辺において、歩行者や新規出店が増えるなど、元気なまちとして発展しているところです。今後は、このまちの元気が、明石駅周辺だけでなく、市内全域に広がるよう取り組んでまいります。 西明石地域の活性化や大久保地域のJT跡地の開発、魚住地域の浜西第17号池の公園整備、二見地域の人工島におけるサッカーグラウンドの整備促進など、市内各地域の資源と特性を踏まえた、まちづくりを推進してまいります。

3つ目の「本のまち」につきましては、まちの新たな魅力の創造に向けて、いつでも、どこでも、誰でも、手を伸ばせば本に届く環境を整えることにより、文化の薫り高いまちづくりを推進してまいります。

ブックスタートやブックセカンドをはじめ、本を通して、明石の未来につながる、やさしく、勇気のある、こどもたちの育ちを一層応援するとともに、市内の各地域における図書館サービスの更なる充実に向けて、新たな図書館の整備について検討してまいります。

こうしたまちづくりを推進するに当たり、「声を聞く」ということを市政運営の中心に据えて取り組んでまいります。今月から各地区で実施いたしますタウンミーティングをはじめ、子育てモニター制度の創設など、市民の声をお聞きする機会を充実いたします。

また、共にまちづくりを担う職員の声を聞くため、職員意見箱の設置をはじめ、5月から開始しております若手職員とのランチミーティングや、職員の代表である職員労働組合との新たな定期協議の開催などにより、幹部職員だけではなく、幅広い職員の声をしっかりと聞き、一層風通しの良い組織づくりを進めてまいります。

 

終わりに

 

私は、市政運営を担う責任者として、今の明石に暮らす皆様に寄り添うことはもとより、将来の明石に住む市民の暮らしを思い描きながら、この素晴らしいふるさと明石を更に発展させ、未来に引き継いでいく責任があります。今やらなければならないことはもとより、中長期的な課題にも真摯に向き合い、10年、50年、100年先を見据えた持続可能なまちづくりに、先頭に立って取り組んでまいります。

市民一人ひとりが安心して未来に希望を持って暮らすことができるよう、議員各位をはじめ市民のご理解とご協力をいただくとともに、国や県など関係機関との連携を深め、応援もいただきながら、引き続き、市民に寄り添ったやさしい施策を、職員と共に、全力で推進してまいります。

どうか皆様にはご指導とお力添えをいただきますよう、心からお願い申し上げまして、私の所信表明とさせていただきます。

 

 

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