ホーム > ようこそ市議会へ > 議会の広報 > 明石市議会だより一覧 > 第275号 令和7年11月1日発行 第2回定例会9月議会
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更新日:2025年11月1日
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あかし市議会だよりは、日刊新聞6紙に折り込んで各家庭に配布しています。
議会局のほか、行政情報センター、各市民センター・サービスコーナーで無料で配布しておりますのでご自由にお持ちください。
目の不自由な方々等を対象に、点字版と音声版(CD)を作成しています。点字版は、総合福祉センター、あかし市民図書館、明石市立西部図書館、市役所1階の行政情報センター、市役所議会棟3階の議会図書室でお読みいただけます。なお、音声版(CD)の貸し出しを希望される方は、議会局総務課までご連絡ください。
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●議案関連記事 令和7年度一般会計補正予算(第4号)を全会一致で可決 こども夢応援プロジェクト事業の定員拡大へ 入学準備金に係る扶助費1500万円を計上 旧市立図書館跡地の利活用 インクルーシブな居場所となる 地域交流センター整備へ ●もくじ |
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●質疑・一般質問
●発言者一覧 |
| 3ページ(PDF:1,212KB) |
●質疑・一般質問
●高校生のインターンシップ生を受け入れ ●8月臨時会の概要 ●請願 ●議員よもやま話 |
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●質疑・一般質問
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●質疑・一般質問
●教育委員会委員任命に同意 ●議場で避難訓練を実施 ●議会運営委員長に聞く |
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●令和6年度 決算を認定 ●総務常任委員長に聞く ●文教厚生常任委員長に聞く |
| 7ページ(PDF:869KB) |
●決算の認定にあたり 出された意見 ●生活文化常任委員長に聞く ●建設企業常任委員長に聞く |
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●8月臨時会・第2回定例会9月議会 議案の賛否一覧 ●夏休み親子で議会体験ツアーを開催しました ●12月議会の予定 ●編集後記 |
あかし市議会だより275号
2025年(令和7年)11月1日発行
第2回定例会
9月議会
仲間と楽しくグラウンドゴルフ(貴崎小学校運動場)
令和7年第2回定例会9月議会が9月9日から10月16日まで開かれました。
ふるさと納税寄附金の増加に伴う事業経費等を含む令和7年度明石市一般会計補正予算(第3号)など、議案7件を可決・同意、報告9件を了承、請願1件を採択しました。また、令和6年度決算14件を認定しました。
令和7年度一般会計補正予算(第4号)を全会一致で可決
こども夢応援プロジェクト事業の定員拡大へ
入学準備金に係る扶助費1500万円を計上
9月30日の本会議では、こども夢応援プロジェクト事業(明石市給付型奨学金)費を追加するための令和7年度一般会計補正予算(第4号)を全会一致で可決しました。
奨学生は、奨学金選考委員会において申込者の世帯収入やひとり親、多子等の世帯状況に加え、保護者の失業や家族の介護など各家庭の個別事情についても総合的に勘案し、昨年度と同様の基準で審査した結果、定員の150人を超える200人が奨学金の交付対象者として選考されました。それに伴い、一人当たり30万円の入学準備金を50人分、合計1500万円を補正予算として計上するものです。
審査を行った文教厚生常任委員会では、委員から、選考過程の中で子どもの意欲をどのように判断しているのか、また、高校を中退した奨学生のその後の支援等について質問がありました。
市からは、意欲は申請書に記載の応募理由でしっかりと判断している。現在、中退後の支援は行っていないが、今後、同事業の持続性を考える上で、さまざまな支援方法の検討を進めていくとの答弁がありました。
また、委員からは、同事業は本市独自の制度であり、奨学生にも奨学金の重みや大切さを理解してもらい、高校に進学することができてよかったと実感してもらえる施策にしてほしいとの意見がありました。
旧市立図書館跡地の利活用
インクルーシブな居場所となる
地域交流センター整備へ
総務常任委員会では、明石公園内の旧市立図書館跡地に地域交流センターを整備する取り組みについて報告がありました。
同施設については、利用者に親しまれ、明石公園の魅力をさらに高められるよう策定した利活用計画に基づき、旧施設解体設計および新施設の基本設計、実施設計について公募型プロポーザル方式により設計業者を選定しました。同業者からは、明石公園の豊かな自然に包まれ、市民それぞれが自分の場所として利用できるインクルーシブな居場所となる地域交流センターにするとの提案がありました。今後、県や関係機関と調整しながら設計内容を決定します。また、市民や公園利用者等を対象としたワークショップでは、さまざまなイベントに対応できる多目的ホールの設置や食事スペースを工夫してほしいなどの意見があり、市として可能な限り基本設計に反映できるよう検討していきます。
委員からは、文化活動を行う場所がない課題について市民の意見を聞く機会を設けるのか、また、現状の状態の駐車場では使いにくいのではないかなどの質問があり、市からは、来年のワークショップ等で市民の意見を聞く予定である。駐車場については、来訪者が使いやすくなるよう要望を聞いていきたいとの答弁がありました。
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2面 市政を問う 27人が登壇 質疑・一般質問
3面 デジタル商品券発行の補正予算等を審議 8月臨時会の概要
3面 請願
3面 議員よもやま話
5面 今年度の重点的な取り組みは 委員長に聞く
6面 昨年度の予算執行をチェック 令和6年度決算を認定
7面 市議会としての意見や要望 決算の認定にあたり出された意見
8面 各議員の議案等に対する賛否を掲載 議案の賛否一覧
8面 夏休み親子で議会体験ツアーを開催
明石市議会のホームページアドレスはhttps://www.city.akashi.lg.jp/gikai/index.htmlです。ぜひご覧ください。
9月17日、18日、19日の本会議では、27人の議員が登壇し、令和6年度一般会計決算や新ごみ処理施設などについて、市の見解を求めました。また、19日には追加提案された議案について、質疑がありました。
発言者と質問項目の一覧は下段に、主な内容は2面から5面に掲載しています。
なお、二次元コードを読み取ると本会議の録画映像をご覧いただくことができます。
発言順( )は会派名
中村 茂雄(明石維新の会)
1 令和6年度決算 2 指定避難所における通信環境構築の必要性 3 入札不調による公共事業への影響と対策
千住 啓介(自由民主党明石・代表質問)
1 令和6年度決算 2 明石市の「豊かな海」再興 3 大蔵海岸の将来ビジョン 4 新ごみ処理施設
梅田 宏希(公明党)
1 議案第58号 令和6年度明石市一般会計歳入歳出決算②新ごみ処理施設整備と運営事業
山中 裕司(市民の会)
1 令和6年度決算 2 人と自然が共生するまちづくり
寺井 吉広(明石かがやきネット・代表質問)
1 令和6年度決算 2 適切な人材配置及び組織運営
正木 克幸(明石維新の会)
1 介護福祉現場の人材不足への対応 2 新たなる歳入確保 3 新たな子ども・若者支援
井藤 圭順(自由民主党明石)
1 本市の防災・減災対策 2 神戸マラソン
長尾 博子(公明党)
1 脳脊髄液減少症の正しい理解と周知 2 家庭の廃食用油をSAF(持続可能な航空燃料)等に再生利用する取組 3 高齢者等の移動支援の拡充
黒田 智子(市民の会)
1 こども夢応援プロジェクト 2 こども・若者計画 3 明石サービスエリアへのスマートインターチェンジ設置
宮坂 祐太(明石かがやきネット)
1 令和6年度明石市水道事業会計決算
髙尾 秀彰(明石維新の会)
1 消防団の実災害対応力向上 2 自治会・町内会のDX化に向けた取組
出雲 有希子(自由民主党明石)
1 明石地域振興開発株式会社の今後 2 様々な高齢者施策の現状
飯田 伸子(公明党)
1 住宅確保が困難な市民に対する居住支援体制の整備推進 2 RSウイルスワクチン接種費用の公費助成制度導入
上田 雅彦(市民の会)
1 新庁舎に向けてのDXの整備 2 精神障害にも対応した地域包括ケアシステム「にも包括・明石モデル」をつくらないか
林 丸美(明石かがやきネット)
1 PFAS汚染問題
榎本 和夫(自由民主党明石)
1 ごみ減量化と循環型社会の構築 2 高丘小中一貫教育校の取組と今後
河村 和歌子(公明党)
1 新庁舎建設に伴う諸課題 2 17号池魚住みんな公園の利用状況 3 がん検診受診率のさらなる向上
金尾 良信(市民の会)
1 住みなれた地域で安心して暮らせる障害者支援 2 新庁舎整備に伴う市民の安全確保
竹内 きよ子(明石かがやきネット)
1 明石市の消防・救急体制 2 本市の教育現場の抱える課題とその対応 3 特殊詐欺の現状と対策
三好 宏(自由民主党明石)
1 対話と共創のまちづくり 2 脱炭素社会の実現(ゼロ・カーボンあかし)に向けた取組 3 自治会加入率向上の取組
尾倉 あき子(公明党)
1 災害時の避難所である小学校体育館の空調整備 2 市民への市政情報の発信である「広報あかし」の全戸配布 3 夏季における児童生徒の登下校の安全対策 4 高齢化等に伴い増加する空き家対策
中川 夏望(市民の会)
1 老朽化した上下水道管の取替え 2 ごみの回収 3 情報システムの標準化・共通化
灰野 修平(自由民主党明石)
1 大久保駅周辺市有地の利活用に向けた取組 2 安全・安心のまちづくりを推進するための地域の防犯カメラ設置
山下 祥(市民の会)
1 より暮らしやすいまちに向けた施策 2 真の「こどもを核としたまちづくり」に向けて 3 神戸マラソン2025を起点とした大蔵海岸公園のさらなるにぎわい創出に向けて
辻本 達也(日本共産党)
1 大久保北部のスマートインターチェンジ設置計画 2 PFAS汚染への対応 3 単純指定ごみ袋制の導入と今後 4 本会議における市長及び他の理事者の法的立場と責任
中西 礼皇(対話の会あかし)
1 学校教育の充実 2 農業に対する支援策
家根谷 敦子(スマイル会)
1 旧優生保護法被害者支援条例に基づく取組の推進 2 誰一人取り残さないまちづくり
9月19日質疑
辻本 達也(日本共産党)
◎議案第72号 令和7年度明石市一般会計補正予算(第4号)
ネイチャーポジティブ宣言
里山から海へつながる
豊かな自然の継承へ
問 明石の海の再興に向け、市としてネイチャ ーポジティブ宣言をいつ行い、どのように取り組みを進めるのか。
答 豊かな海の再生に向け、本市は施肥(せ ひ)の取り組みに力を入れ、漁獲量回復のために必要な連携を県や近隣市町に働き掛けるほか、市民の機運醸成のために漁協の協力を受け体験イベントを行っている。また、陸の栄養を海に届ける取り組みとして、漁業者、農業者、地域の人とかいぼりや海岸清掃なども実施しているが、陸や海の生態系が抱える問題は深刻である。そこでネイチャ ーポジティブ宣言を掲げ、豊かな海づくりをはじめ、生物多様性の普及啓発や自然と共生する人づくりを進める。宣言案は来年1月発出予定で、宣言に基づき産官学民が共創し、次世代への豊かな自然の継承を目指していく。
新ごみ処理施設
遅延なく進めて
市民に安全安心を
問 市が進める新ごみ処理施設の整備について、市民から計画の再検討や将来の財政負担への懸念が寄せられている。市の見解を問う。
答 同施設整備は、事業規模が大きいため市民に不安を与えているが、現施設の明石クリーンセンターは耐用年数20年のところ、供用開始からすでに27年目を迎え老朽化が進んでいる。一昨年には受変電設備の故障による緊急保全工事を余儀なくされ、あわや停止という事態に直面した。また、着工が1年遅れると国の交付金が減額され、市の負担額はさらに20億円から30億円増加するだけでなく、近年の建設資材や労務費の高騰による事業費の増加も見込まれる。市民生活の安全安心を維持するためにも遅滞なく進めたいと考えている。
自治会・町内会のDX化
持続的な体制づくりが課題
問 自治会・町内会のDX化の現状と今後の取り組みについて聞く。
答 自治会・町内会については、加入率低下や役員の高齢化、担い手不足等が全国的な課題であり、自治会活動の魅力向上など時代に即した在り方が求められている。DX化は業務の効率化、コミュニケ ーションの円滑化、災害時の連絡手段等に有効であり、本市は令和5年12月から回覧文書をオンライン化するモデル事業を開始し現在約20団体が登録している。利便性を評価する一方、高齢会員には利用が難しい等の意見があり運用面の課題もあることから、今後も持続的な自治会活動が行えるよう先進事例の収集や情報発信に取り組んでいく。
有機フッ素化合物汚染問題
市民の不安に寄り添う対応を
問 有機フッ素化合物(以下、PFAS)汚染問題への対応について市の見解を聞く。
答 今年度は市内の地下水調査を5地点に拡充し測定した結果、国の指針値を超える値が検出されたが、現在の水道水源である深井戸とは異なる浅井戸からの検出のため、水道水は安心して利用できると考える。なお、検出された浅井戸を利用する周辺住民には飲用を控えるよう周知している。市として市民の不安に寄り添い、適切な情報を積極的に発信していくため、PFAS専用ホームページに健康被害に関する科学的知見等の最新情報を掲載するとともに水質検査の強化を図っていく。今後も国の動向等を注視しながら、市民の不安解消に努めていく。
火災事故リスク軽減へ
リチウムイオン電池
定期収集を検討
問 発火等の危険性があるモバイルバッテリー等のリチウムイオン電池製品を回収しないか。
答 本市は、リチウムイオン電池を含む小型充電式電池の排出方法として、リサイクルマークがあるものは電気店等のリサイクル協力店で回収し、ないものはクリーンセンターへの持ち込みをお願いしている。しかし、処分方法が認知されていないことなどから、多くの電池が燃やせるごみや燃やせないごみに混入している。今年4月に、環境省から市に対し回収体制の方向性等が示されたことを踏まえ、来年度中には月2回、ごみステーションで定期収集することを検討しており、火災事故等のリスクを現状より低下できると考えている。
大久保北部の里山
保全と活用の
在り方は
問 大久保北部の里山の保全と活用の在り方は。
答 本市は大久保北部の里山を活用して環境学習等ができるよう令和5年度に手洗い場や仮設トイレ、駐車場を整備した。また、神戸市と生物多様性を守り育てるための協定を締結し、自然観察会の共同開催や不要な樹木の伐採等の環境整備に取り組んでおり、引き続き自然体験や環境学習の場として活用していく。今後は水とみどりでつながるネイチャーポジティブの実現を目指し、宣言を発出予定だ。市民や企業等に生物多様性の危機的状況を知 ってもらい、市と共に携わる人を増やすなど、機運の醸成を図り自然環境の保全・回復の取り組みを進めていく。
介護福祉現場の
人材確保・定着へ
効果的な支援を検討
問 介護福祉現場の人材不足への対応状況は。
答 福祉分野全般における人材確保・定着は急務であり、これまでもさまざまな取り組みを実施してきた。ケアマネジャーに特化した取り組みとして、今年度は新たにオンラインによる試験対策講座を実施する。当講座は、試験によく出るポイントを全範囲復習し、一人でも多くの受験者の合格率向上を図るもので、40人を超える申し込みを受けている。今後、国はケアマネジャーの業務の在り方や人材確保・定着等の課題整理を行い、方向性や対応策を検討し、制度改正等を行う見込みである。市としても国の動向を注視しながら効果的な人材確保・定着に向けた環境づくりを検討していく。
事故等が原因の脳脊髄液減少症
正しい理解促進へさらなる周知を
問 脳脊髄液減少症は、病気に対する理解が進まず診断や支援が遅れ、医師により判断が異なる場合もあると聞く。市民への周知や明石市医師会との連携について市の見解は。
答 脳脊髄液減少症は、交通事故やスポーツ外傷などが原因で脳脊髄液が漏れ、頭痛やめまい等を引き起こす疾患である。本市は、あかし保健所に相談窓口を設け、市ホームページで周知と理解を図っている。各医療機関へは医師会を通じて脳脊髄液減少症患者・家族支援協会のホームページの周知を行い、情報共有を図っている。同疾患は、誰でも事故等で発症する可能性があるため、さらなる周知方法を検討していく。
有料化ではない
単純指定ごみ袋
導入を予定
問 単純指定ごみ袋制の導入について市民の反応や今後について聞く。
答 本市はさまざまなごみ減量施策に取り組んできたが、さらなるごみの減量が必要なため、令和9年3月から燃やせるごみの単純指定ごみ袋制導入を予定している。説明会を実施し、市民からはおおむね理解を得ている。単純指定ごみ袋は、デザインや規格のみを市が指定し、市販のごみ袋と同等の価格で販売される予定である。ごみ処理料を上乗せし、市民の経済的な負担を伴うごみの有料化ではない。今後は単純指定ごみ袋制の導入により、市民にごみの分別や減量、適切な排出に協力してもらうことで、ごみ減量の計画目標の達成を目指していく。
フレイル予防と
個別避難計画
高齢者施策の現状は
問 高齢者施策であるフレイル予防と個別避難計画の現状を聞く。
答 本市は、令和5年にフレイル事業を開始し、フレイルサポーターの養成やフレイルチェック会等を2年間で9回開催した。地域で自主的にフレイル予防の活動に取り組む団体も増えており、地域活動のバックアップや普及啓発を行うなど、引き続き、市民の健康増進に努めていく。個別避難計画は、地域と連携して進めており、6年度末時点で339件作成し、7年度末までに500件の作成を目指している。同計画は災害時の地域共助の体制づくりに非常に重要であり、引き続き、より一層の計画作成に取り組んでいく。
こども・若者計画
望む明石の将来像
自分たちの声で実現目指す
問 こども・若者計画の進め方と市のサポートについて聞く。
答 こども・若者計画は、行政主導ではなく、公募による6歳から29歳までの37人で構成する、 こども・若者会議で主体的に取り組んでいる。高校生以上のワーキンググループが全体スケジュールや意見を集める方法の検討など中心的な役割を担っている。3回の会議を通じて望む明石の姿を話し合い、「みんなが安全・安心で、自分たちの声が尊重され、実現できるまち明石」の将来像をまとめた。今後はさらに多くのこども・若者の声を集め、年度内の策定を目指す。市は、情報提供を行うとともに会議メンバーの発案を具体化することを基本姿勢として策定まで伴走していく。
精神障害にも対応した
地域包括ケアシステム
切れ目のない支援を
問 厚生労働省が提起している精神障害にも対応した地域包括ケアシステム(にも包括)は、心の病を抱える人を地域で支え、誰もが安心して暮らせる社会を目指す仕組みである。市が目指す、誰一人取り残さない施策の一つとして、包括的支援体制「にも包括・明石モデル」を構築すべきと考える。市の見解を聞く。
答 本市は精神疾患などの相談に対して専門部署を設置し、多様な専門職を手厚く配置して、丁寧に対応している。ひきこもりや発達障害、生活困窮等の相談もあるが必要に応じて担当部署につなぐ切れ目のない支援に努めている。今後も、関係機関と連携しながら相互関係の構築を目指し包括的支援の充実を図っていく。
聴覚障害者支援
手話リンクの
導入進める
問 誰一人取り残さないまちづくりを目指す市として、手話リンクを導入しないか。
答 手話リンクは、今年4月に日本財団電話リレーサービスが法人向けに開始したサービスで、ホームページ上のリンクをクリックするだけで、電話リレーサ ービスの手話通訳オペレーターを介し、電話窓口に直接問い合わせができる。利用者は事前登録が不要で、通話料も法人側の負担となる。市外の人も容易に手話で問い合わせができ、例えば本市への転入手続きに必要なものを事前に確認できる。このサービスは聴覚障害のある人の利便性向上に大きく寄与することから、導入に向けた手続きを進めていく。
兵庫県立明石清水高等学校「人と環境類型コース」2年生1人をインターンシップ生として受け入れました。議員の活動を体験してもらうため、会派ごとのオリエンテーションや市内各地への視察に同行しました。また、議員と将来の夢について話し合いました。参加した生徒からは、活気あふれる現場に実際に触れることができ、大変意義深いものであった。社会で活躍したいという思いが強くなったとの感想をもらいました。有意義な体験になったようです。10月18日(土)には、この体験に関する学習成果発表会が明石清水高等学校で開催され、議員も参加しました。
8月19日、20日に臨時会を開会し、以下2件の議案を審議し、原案どおり可決しました。
令和7年度明石市一般会計補正予算(第2号) 補正額 1億3840万円
プレミアム付きデジタル商品券を発行するための補正予算を審議しました。
プレミアム付きデジタル商品券(あかしタコPay)事業
1口6000円分のデジタル商品券を5000円で販売(1人最大5口までの抽選販売)
西明石地域交流センターicotto建設工事請負契約のこと
採択された請願
明石市における図書調達に関しての請願
啓明学院高等学校アメリカンフットボール部SAINTSが兵庫県大会を春・秋2連覇しました。皆さまは、アメフトを観戦したことはありますか。一度ご覧になってください。本当に面白いスポーツです。アメフトは相手のエンドゾーンまでボールを運び得点を狙うのが目的で、4回の攻撃で10ヤード前進する陣取りゲームです。攻撃側は4回の攻撃(ダウン)で10ヤード以上前進すると新たな4回の攻撃権(ファーストダウン)を得ることができます。これを繰り返し、相手のエンドゾーンを目指し、タッチダウンなどを狙います。4回の攻撃で10ヤード前進できなかった場合は、攻守交代となります。相手の攻撃を防ぎ、攻撃権を奪いあうスポーツです。やはり若者たちが一生懸命に汗をかいている姿は、どんなスポーツでも感動しますね。
令和6年度決算
社会保障費や公債費増加が懸念
中長期的な財政健全性の担保を
問 令和6年度決算を踏まえ基金や市債の状況等、中長期的な財政運営について市の見解は。
答 基金については、庁舎建設基金と一般廃棄物処理施設整備基金等に約12億円を積み立て、基金残高比率は23・6%に上昇した。災害等に備える財政基金残高は6年度末で約100億円となり適正規模とされる標準財政規模の10%相当の70億円以上を維持し、財政基金を含む主要3基金残高の確保は15年度末で約100億円を目標としている。一方、少子高齢化等に伴う社会保障費や新庁舎、新ごみ処理施設の整備に伴う市債発行による公債費が増加しており財政運営に影響すると考える。今後も交付税措置のない市債の発行抑制や今後10年間の収支見込みの作成により中長期の財政状況を明らかにし、財政運営上の健全性を担保していく。
救急安心センター事業
#7119の認知率向上へ
市民救命士講習の啓発も
問 けがや急病で119番するかどうか迷った際に電話相談できる、救急安心センター事業(#7119)の認知率や救命率向上に向けた取り組みを聞く。
答 今年7月11日から開始した#7119の本市からの利用は、8月末時点で兵庫県下の各市町の中で3番目に多い1日平均48件となり、一定の周知は図れたと考えている。今後も広報を継続するとともに利用率の低い年齢層にターゲットを絞った広報活動を実施するなど、さらなる認知率向上を図る。また一般市民が119番通報から救急隊到着までに心肺蘇生やAEDを使用した応急処置を行うことは、救命率の向上につながると考えている。引き続き、心肺蘇生法やAEDの取り扱い等、緊急時の対応や応急処置の技術が習得できる市民救命士講習を多くの市民に受講してもらえるよう啓発を行う。
産官学民で対話進める
あかし共創プラットフォーム
もっとやさしいまちを目指す
問 共創プラットフォームの構築に向けた現在の進ちょく状況は。
答 本市は対話と共創でつくるもっとやさしいまち明石を目指し、市民、民間企業、教育機関など産官学民の多様な主体が立場を超えて参画し、新たな価値を創り出すあかし共創プラットフォームの構築に向けて取り組んでいる。今後は、今年10月24日から11月1日までの9日間をあかし対話と共創ウィークと位置付け、対話と共創によるまちづくりを市内外に発信するとともに、その機運をさらに高めるためのさまざまな催しを展開し、その中で共創プラットフォームの立ち上げを行っていきたい。また、官民連携による有効な空き家対策の一つである生駒市の空き家流通促進プラットホーム等の先進事例を参考にして、問題の解決や新たな価値の創造につながる具体的な取り組みを創出していく。
入札不調防止へ
参加要件の見直し等
制度改善に努める
問 市の入札不調の要因と防止策について聞く。
答 令和6年度の工事入札108件のうち29件が不調になった。入札不調は増加傾向にあり、その要因は書類の不備や建設業界の人材不足、物価高騰の影響による予定価格との金額の乖離(かい り)などである。不調になると工事着手が遅れ利用者に不便や負担がかかるほか、資材高騰による財政負担の増も懸念される。防止策として市場価格の把握に努め適正な予定価格を設定するとともに、建設業界の労働環境の改善を目指し週休2日制を導入した。また、事業者の負担となっていた低入札価格調査制度を廃止し、書類不備等への注意喚起、事務負担軽減のため入札書類の削減や様式の改善を図っている。併せて地元事業者の受注機会拡大のため、参加要件の見直しを図るなど、引き続き、入札制度の改善に努めていく。
全世帯へ市政情報を
広報あかし全戸配布
本格的に検討
問 市民へ市政情報を確実に発信するため、広報あかしを全戸配布しないか。
答 本市の広報紙である広報あかしは、市の主要な広報媒体と位置付け、市民に情報を分かりやすく正確に伝え、必要な行政サービスにつなげるためのツールとして重要な役割を担っている。現在、広報あかしは月2回発行し、新聞折り込みによる配布と申し込みが必要なポスティングを併用して各世帯に届けている。昨今は新聞購読料の値上げ等により新聞の購読者数が減少しており、令和5年に実施した広報アンケートでも読んだことがないと回答した人の6割が家に届いていない、入手方法が分からないとの理由であったことから、配布方法の見直しの必要性を強く感じている。全世帯に行政情報を届けることはベ ーシックサービスの一つと考えており、全戸配布について本格的に検討を進めていきたい。
市が実施する
防災・減災対策の取り組みは
問 市の防災・減災対策について聞く。
答 本市は防災・減災対策として市民の防災意識向上、防災力向上、災害用備蓄物資の充実、各団体等との協力関係構築、避難所等の施設整備の5つの方針で取り組みを行っている。市民の防災意識向上として、令和8年度中にハザードマップの改訂を予定しているほか、防災出前講座や、ひなんサポーターの養成等を行っている。防災力向上として防災訓練を小学校区ごとに実施しているが、今後は校区を越えた避難や避難所運営を体験、研修できるようにしていく。災害用備蓄物資については保管状況等を調査し、備蓄倉庫の整備を進める。各団体等の協力関係構築として自衛隊等と災害応急対策等の具体化を図っている。避難所等の施設整備として小学校体育館の空調設備設置を検討したい。
新庁舎整備に伴い設置
仮設駐車場とバス停
市民の安全確保へ
問 新庁舎整備に伴う市役所仮設駐車場と仮設バス停の現状と安全確保について聞く。
答 仮設駐車場と仮設バス停として、隣接する明石港東外港地区の土地を県から借用し、駐車場は178台分、バス停は1台分の区画を確保している。仮設駐車場内に歩行者専用通路を整備し、庁舎との間の横断歩道のない道路には警備員を配置し、安全確保に努めている。なお、障害のある人やベビーカー利用者には本庁舎と議会棟の間の優先駐車場を案内している。また、庁舎まで円滑に移動するために中崎分署南側を歩行者通路とし、段差をなくすとともに照明と案内看板を設置している。今後は、仮設バス停に屋根やベンチを設置するほか、横断歩道の設置を警察と再度協議するなど、来庁者が安全安心に移動できるよう、できる限りの配慮と安全確保に努めていく。
大久保市民センター
再整備に向けた計画と
取り組み状況は
問 大久保市民センターの再整備に向けた取り組みと建設予定地の貸し駐車場について聞く。
答 本市は今年3月に策定した大久保駅周辺市有地の利活用に関する全体構想に基づき同センターを中部地区保健福祉センター用地へ移転整備する方針である。今後、ワークショップやパブリックコメントで市民の意見を聞き、基本計画を策定、来年度には民間事業者の公募に向け取り組む予定だ。なお、財政負担軽減のため民間施設の併設による官民連携手法の活用を検討している。現在、民間事業者に貸し付けている駐車場は、来年度以降の継続利用を事業計画に合わせて考えていきたい。
開校5年目を迎えた
高丘小中一貫教育校
今後の展開は
問 開校5年目の高丘小中一貫教育校の取り組みと今後の展開を聞く。
答 同校では一体となってあいさつ運動や学習用アプリの使用ルールを作るなど各学校を超えた交流を行っている。また、取り組みを広く発信するため教育校だよりを発行するほか、取り組みの成果と課題を市ホームページに公開している。今後は教育活動の充実に向け、児童生徒と教職員等が給食を食べながら自分たちのまちの未来について考えるランチタイムミーティングを実施する予定だ。現時点で新たな小中一貫教育校設立の計画はないが、子どもたちの学びと育ちの連続性を大切にできるよう推進していく。
厳しい状況続く
水道事業会計決算
料金適正化も視野に
問 明石市水道事業会計決算について聞く。
答 令和6年度決算は、水源転換に伴う受水費の増加や物価上昇による運営費の大幅増により営業損益額が約6億円の損失になるなど、厳しい状況である。今後、人口減に伴う料金収入の減少や高度経済成長期に大量に整備した水道管路の更新需要の増加が予測される。上下水道事業経営審議会は、経営状況改善には水道料金の適正化が不可避としている。来年3月を目標に料金改定水準等の案をまとめ市広報紙やホームページ等で水道事業の厳しい状況を周知し市民や事業者等の理解が得られるよう努めていく。
居住支援体制の整備
住宅確保困難者へ
必要なサポートを
問 住宅確保が困難な市民に対する市の居住支援体制について聞く。
答 今年7月に福祉局や都市局等の関係部署が明石市居住支援担当連絡会議を立ち上げ、居住支援体制の在り方や居住支援協議会の設置を検討している。実効性のある居住支援を行うためには、住宅確保が困難な人を支援し、行政との橋渡しをしてくれる居住支援法人との協力体制の構築が必要である。協力意向のある法人と課題の共通認識を図り、必要なサポートを行っていく。また、福祉関係団体や不動産関係団体等と連携した体制の強化が求められるため、ネットワークを構築し、共創による居住支援体制の整備に取り組んでいく。
西明石駅の利便性向上へ
最終新幹線と在来線接続
JR西日本に要望
問 下り最終新幹線は23時40分にJR西明石駅に到着するが、明石駅方面の在来線の最終電車は4分前に発車している。市民の利便性向上のために接続を要望できないか。
答 令和6年のダイヤ改正により東京の滞在時間を延ばすため、西明石駅に停車する最終新幹線の時刻が繰り下がり西明石駅の利便性向上につながったが、3年に在来線の最終電車の繰り上げ等を実施していたことから、明石駅方面の在来線を利用できない状況となった。利便性の向上を西明石駅以東にも波及させるため、JR沿線の自治体で構成する連絡会等を通じてJR西日本に在来線の上り電車の繰り下げを要望したい。
魚住みんな公園
案内表示など
改善に努める
問 17号池魚住みんな公園の案内表示や熱中症対策、安全対策について問う。
答 同公園の案内表示は、入り口の東面に園名板、橋の部分に公園名を大きく掲示しているが、よりスムーズに来場できるよう国道上の案内表示設置を進めていく。熱中症対策として、有料公園施設の利用者にテントを3基まで自由に使用してもらうほか、簡易のミストを設置している。安全対策として、夏場は遊具やベンチが熱くなるため、やけど等に対する注意喚起を行うとともに対策事例の情報収集等を行う。今後も同公園を安全で快適に利用してもらえるよう努めていく。
学校規模の適正化
中長期的な視点で
教育環境を確保
問 新設校設置や校区の変更、統廃合を検討し、学校規模の適正化を図るべきではないか。
答 過大規模校対策として、教室の運用を工夫し必要に応じて仮設校舎を建設して教育環境を確保してきた。通学区域の見直しは子どもや保護者、地域コミュニティへの影響が大きく慎重な検討が必要と考える。小規模校対策として、教科担任制やチーム担任制を導入することで子どもたちへの手厚いケアや密度の高い学習の実現を目指しており、統廃合ではなく小規模校の利点を生かした魅力的な学校づくりに努めていきたい。今後も中長期的な視点で教育環境の維持・確保策を検討していく。
教育委員会委員の任期満了に伴い、橋本彰則(はし もと あき のり)氏を引き続き任命することに同意しました。同氏は、兵庫県医師会常任理事、明石市医師会会長などを歴任、教育委員会委員には令和3年から就任し、今回で2期目です。本市の教育委員会委員は4人で任期は4年です。
令和7年6月30日、本会議中に巨大地震が発生した場合を想定して、避難訓練を実施しました。議員はヘルメットを着用して市長等と議場から避難し、いざというときの行動を確認しました。なお、議場の避難訓練は初めて実施しました。
市民に信頼される議会を築く
【担当分野】
議会の円滑な運営に必要な協議や意見の調整、法定の事項に関することなどを審査します。
梅田 宏 希
【議員歴】
在職8期。議長、副議長、監査委員、文教厚生常任委員長などを歴任。73歳。
-重点的に取り組む事項
明石市議会は、市民から直接選ばれた市長と議員による二元代表制の下、必要に応じて議会が開催できるよう2会期制を採用しています。令和7年度は、会派間の調整や請願・陳情の適切な処理に努め、円滑で公正な議会運営を図るとともに、開かれた議会の推進をより一層強化します。市議会だよりやホームページ、動画配信、手話通訳付き中継など、多様な媒体を活用し、市民の皆さまに分かりやすく情報を発信します。さらに議会報告会で各種団体との意見交換を実施し、市民の皆さまの声を確実に市政へ反映してまいります。
-委員長として一言
改選後、市議会議員として3年目であり、より一層の透明性と合議性を重んじ市民の皆さまに信頼される議会を築いてまいります。
令和6年度 決算を認定
9月19日に令和6年度決算審査特別委員会を設置し、10月1日から10月15日まで各会計の決算議案を詳細に審査した後、10月16日の本会議で原案どおり認定しました。
一般会計
歳入(A) 1312億9200万円
歳出(B) 1303億5692万円
形式収支(C=A-B) 9億3508万円
繰越財源(D) 4831万円
実質収支(C-D) 8億8677万円
※( )は構成比
構成比は四捨五入の関係で合計が一致しない場合がある。
歳 入
1313億円
(対前年比1.4%増)
市税449億円(34.2%)
国庫支出金320億円(24.4%)
地方交付税184億円(14.0%)
県支出金103億円(7.9%)
地方消費税交付金72億円(5.5%)
市債64億円(4.9%)
その他121億円(9.2%)
前年度比で市税は、土地の評価替えや家屋の新増築などにより固定資産税および都市計画税が増加した一方で、定額減税の影響などによる個人市民税や一部法人の減収による法人市民税の減少により、14億円の減。国庫支出金は、私立保育所・認定こども園等にかかる施設型給付費負担金や児童手当にかかる負担金などが増加した一方で、新型コロナウイルスワクチン接種にかかる国庫負担金および国庫補助金などの減少により、4億円の減。
歳 出
1304億円
(対前年比1.4%増)
民生費699億円(53.6%)
教育費136億円(10.4%)
総務費125億円(9.6%)
公債費102億円(7.8%)
衛生費99億円(7.6%)
土木費65億円(4.9%)
消防費31億円(2.4%)
その他47億円(3.6%)
前年度比で民生費は、子育て世帯生活支援特別給付金給付事業費が減少した一方で、私立保育所等の運営にかかる幼保給付費、訓練等給付事業や障害児通所支援事業などの障害福祉事業費の増加などにより、34億円の増。教育費は、明石商業高等学校福祉科創設準備事業費などが減少した一方で、人事院勧告に基づく給与改定や退職手当の増による職員費の増加などにより、5億円の増。
決算のポイント
一般会計の歳入は1.4%、歳出も1.4%増加し、令和5年度から2年連続の増となりました。一般会計の実質収支額は、8億9千万円と49年連続の黒字。前年度実績収支を控除し、財政基金の積立額と取崩額を加味した実質単年度収支は、2億3千万円と2年連続の黒字となりました。特別会計(国民健康保険事業や介護保険事業など)は、実質収支額で6会計が黒字、4会計は収支差し引きゼロ、土地区画整理事業清算金の1会計は赤字となったほか、企業会計(水道事業、下水道事業)の2事業は黒字となりました。
基金と市債の状況
市の貯金である財政基金など3基金の現在高は120億円で、8千万円の増。借金である市債の一般会計の現在高は1070億円で、34億円の減。
市財政の健全度
財政破綻を未然に防ぐための「財政健全化法」では、健全度を判断する4つの指標(健全化判断比率)を市民に公表することを義務付けています。本市の指標は、下表のとおりで、全ての基準を満たしています。
健全化判断比率
実質赤字比率(一般会計の年間赤字割合)
連結実質赤字比率(全ての会計の年間赤字割合)
実質公債費比率(借金返済の割合)
将来負担比率(将来負担が見込まれる負債割合)
本市の令和6年度決算
-
-
3.9%
19.9%
法で定める早期健全化基準
11.25%
16.25%
25.0%
350.0%
※実質赤字比率と連結実質赤字比率は、赤字でないため値なしとして「-」表示
明石市のさらなる発展に向けて
【担当分野】
市政の総合企画や広報、財政・市税、消防など、総務・財務部門や市民の安全に関わる分野を審査します。
灰野 修平
【議会歴】
在職2期。副議長、監査委員、建設企業常任委員長などを歴任。57歳。
-重点的に取り組む事項
本委員会は市政全体の方向性を示す市の司令塔をチェックする役割を担っており重要課題に取り組んでいます。大久保駅周辺市有地の利活用として老朽化と耐震性不足が課題の大久保市民センターを中部地区保健福祉センター用地へ官民連携も検討し、移転整備します。JT跡地公共公益施設用地は、市民から要望のある図書館や交流施設の整備を含め、議論を重ねます。さらに、明石公園内旧市立図書館跡地の利活用、西明石地区の活性化、天文科学館の改修、公共施設配置適正化計画の改定やあかしSDGs後期戦略計画の策定等、多岐にわたる課題に取り組みます。
-委員長として一言
市民の声に耳を傾け、最小の費用で最大の効果を挙げ、本市のさらなる発展に努めてまいります。
市民の声を聴き予算の最有効活用を
【担当分野】
教育や福祉、介護保険、子育て支援・子どもの健全育成、保健衛生など、市民の暮らしを支える分野を審査します。
正木 克幸
【議会歴】
在職1期。監査委員、総務常任副委員長などを歴任。52歳。
-重点的に取り組む事項
本委員会は子育て世代等を支援するこども局、学校教育を支援する教育委員会、皆さまが安心して暮らせるよう支援する福祉局など、市民の暮らしを支える分野の施策を審査する委員会です。今年度は、明石市立市民病院の再整備方針の検討、保育所等の職場環境の改善や待機児童対策、介護福祉士やケアマネジャー等の人材育成の支援などを進めてまいります。
-委員長として一言
明石市は人口が増えて好循環と言われている一方で、市民には直接伝わりにくい学校施設の老朽化などの問題が山積しています。本委員会では、市民の皆さまの声を聴きながら審査を行い、限られた予算を最も有効に活用できるよう努めてまいります。
決算の認定にあたり出された意見《要旨抜粋》
一般会計
<歳入>
【市税】
(1)市民税増額分
市民への還元や未来への投資となるような施策に取り組まれたい。
<歳出>
【総務費】
(1)安全管理事務事業
協定を結んで地域を巡回している事業者との連携を強化し、危険情報の精度向上に努められたい。
(2)地域防犯事務事業
防犯カメラ設置の支援等、地域防犯力の強化に取り組まれたい。
(3)電子計算処理システム管理運営事業
職員のICT知識やシステム運用・維持能力の向上を図り、安定した稼働・運用に努められたい。
(4)自治体DX推進事業
行政サービスの利便性向上と職員の生産性向上に努められたい。
(5)広報番組放送事業
時代に合った最適な広報手段となっているかを検証されたい。
(6)ホームページ管理運営事業
ホームページについては、より分かりやすいものに改善し、SNSについては情報発信の質の向上と広報体制の構築に努められたい。
(7)シティセールス事業
打ち上げ花火実行委員会への市の参画について、速やかに検討を進められたい。
(8)ふるさと納税促進事業
返礼品の追加、定期便の導入等の取り組みを進めるとともに、企業版ふるさと納税について、マッチング支援等を検討し、さらなる納税促進に努められたい。
(9)契約事務事業
入札参加者の減少傾向要因を把握し、改善に取り組まれたい。
(10)企画・調査事務事業
まちづくり推進のため、タウンミーティング等への子どもや若者の参加機会の創出に努められたい。
(11)SDGs推進事業
本市全体の推進を加速されたい。
(12)インクルーシブ施策推進事業
インクルーシブ・バリアフリーのまちづくりを推進されたい。
(13)友好都市交流推進事業
中国無錫市とのさらなる友好関係の構築に努められたい。
(14)コミュニティ活動推進事業
自治会加入促進のため抜本的な取り組みの改善に努められたい。
(15)総合型地域スポーツクラブ推進事業
今後の中学校部活動の地域展開を踏まえ、スポーツクラブ21へのさらなる支援に努められたい。
(16)消費生活対策事業
必要な予算を確保するとともに、カスタマーハラスメント等を周知し、加害者となる消費者を生み出さない教育にも取り組まれたい。
(17)女性のための相談事業
DV被害者等に対し相談・一時保護・自立支援まで一体的に支援できる体制の充実に努められたい。
(18)期日前投票所
商業施設内の投票所の開設日数拡充の検討や、未開設地区への新設等、環境整備に努められたい。
【民生費】
(1)民生委員・児童委員活動事業
民生委員・児童委員の充足率の維持に努められたい。
(2)人権教育・啓発推進事業
啓発や研修等に取り組まれたい。
(3)高年クラブ活動促進事業
継続して活発に活動できるようさらなる支援に取り組まれたい。
(4)ふれあいの里管理運営事業
利用率の向上に努められたい。
(5)こども夢応援プロジェクト事業
支援の方法等を検討し、奨学生や保護者に対して制度趣旨を認識してもらえるよう工夫されたい。
(6)私立保育所・認定こども園等整備(待機児童対策)事業
小規模保育事業所を計画どおり新設し、目標である待機児童数ゼロの達成に努められたい。
(7)おむつ定期便事業
見守り相談員の体制整備等、持続可能な事業となるよう努められたい。
【衛生費】
(1)帯状疱疹ワクチン接種助成事業
継続実施し、重症化予防と健康寿命の延伸につなげられたい。
(2)がん検診事業
検診の重要性や必要性の啓発に努められたい。
(3)ひきこもり相談支援事業
居場所の確保等、より一層当事者や家族の支援に取り組まれたい。
(4)あかし動物センター管理運営事業
引き続きパネル展示等による啓発活動に努められたい。
(5)人にも動物にもやさしいまち事業
出前授業の拡充等、より多くの児童に普及できるよう、教育委員会や学校との調整に努められたい。
(6)環境基本計画推進事業
決められた期間内に充実した成果物を出せるよう、審議会の在り方等も含めて検討されたい。
(7)再資源化推進事業
紙のリサイクル事業等の取り組みを市民に分かりやすく広報し、理解が深まるよう努められたい。
(8)公害防止対策事業
PFASについて、引き続き詳細な現状把握に努め、市民の不安を払拭するため課題解決に向けた取り組みを積極的に進められたい。
(9)産前・産後支援事業
母子保健コーディネーター等の体制を充実させ、予算を確保し、一層の事業の充実に努められたい。
【農林水産業費】
(1)農業一般振興事業
地域の特性を生かした持続可能な土地利用を図られたい。
(2)野菜産地育成事業
農業者へのさらなる支援の充実を図られたい。
(3)地産地消推進事業
地元の新鮮野菜等が多くの施設に提供されるよう努められたい。
(4)豊かな海づくり事業
タコの漁獲量減少について、県との連携強化や先進事例を収集し、状況が好転するよう努められたい。
【商工費】
(1)商工業振興対策事業
多くの若者や女性が活躍のチャンスを得られるよう支援の工夫に努められたい。
(2)ブランド化事業
イベントへの展開や海外販路拡大等にも積極的に取り組まれたい。
(3)観光協会支援事業
広域での観光振興を図るとともに協会の組織強化に努められたい。
(4)プラネタリウム・展示・運営事業
館の魅力を向上させ、新規を含めた来館者の増加に努められたい。
【土木費】
(1)特定空家等除却支援事業
所有者への指導や除却支援を進め、近隣住民の安全・安心な生活環境を守るよう努められたい。
(2)海岸施設維持管理事業
大蔵海岸の在り方を検討するとともに、砂浜の安全対策・環境保全について一体的かつ計画的な取り組みの推進に努められたい。
(3)安全・安心な海岸づくり事業
海上の安全対策を図るため関係機関との連携強化に努められたい。
(4)大蔵海岸民活施設用地管理事業
収益性の向上を図られたい。
(5)街路樹維持管理事業
市民からの要望に適切に対応するとともに安全な通行の確保に向けて迅速な対応に取り組まれたい。
(6)道路新設改良事業
災害時の避難・消防活動の円滑化と安全・安心な生活環境の確保に努められたい。
(7)交通政策事業
効果的な施策を推進し持続可能な交通体系の構築に努められたい。
(8)指定管理者維持管理委託事業
アーバンスポーツ場の設置整備を検討されたい。
(9)17号池魚住みんな公園維持管理事業
市民ニーズ等を検証し、団体利用者の利用方法を検討されたい。
【消防費】
(1)消防通信施設維持管理事業
119番通報の適正利用に向けて周知・啓発に取り組まれたい。
(2)消防団施設整備事業
消防団詰所・器具庫の施設整備に取り組まれたい。
(3)通信施設整備事業
映像通報システムの市民への周知・啓発を図られたい。
(4)災害対策一般事務事業
備蓄品の管理場所の集約化や、防災訓練等で市民の自助意識の啓発と防災力の向上を図られたい。
【教育費】
(1)不登校対策事業
通常教室へ戻れるサポート施策の検討や校内フリースペースの設置拡大等に取り組まれたい。
(2)小学校施設維持補修事業
予算を確保し、学校施設の環境整備を図られたい。
(3)小学校施設整備事業
トイレの洋式化を進められたい。
(4)明石商業高等学校福祉科運営事業
福祉科を目指す生徒を増やす取り組みを検討されたい。
(5)学校体育関係団体助成事業
計画的な休日における部活動の地域展開に取り組まれたい。
(6)小学校等給食一般運営事業
学校給食会は充実した学校給食となるよう食材の提供に努められたい。
特別会計
◎公共用地取得事業特別会計
(1)山手環状線街路事業用地先行取得事業
早期の用地取得に向けて確実に推進されるよう努められたい。
◎石ヶ谷墓園整備事業特別会計
(1)墓園維持管理事業
墓地の維持管理と適正な運用に努められたい。
◎卸売市場事業特別会計
(1)市場施設維持管理事業
適時適切な修繕を行い、安全管理に努められたい。
公営企業会計
◎水道事業会計
(1)明石市上下水道事業経営審議会の審議
妥当な水道料金の設定に努めるとともに、審議会での検討状況を市民・事業者へ丁寧に周知し、理解促進に努められたい。
(2)老朽管整備事業
老朽管更新を加速し安全安心な水の供給体制確立に努められたい。
◎下水道事業会計
(1)管渠(かんきょ)整備費
計画的な整備・更新を進め、道路陥没事故防止等に努めるとともに、ドローン等を用いた点検調査の可能性について検討されたい。
(2)ポンプ場費
老朽化対策などに努められたい。
市民ニーズを把握しまちの魅力創造を
【担当分野】
コミュニティや文化・スポーツ、環境、産業振興など、市民生活に身近な分野を審査します。
尾倉 あき子
【議会歴】
在職5期。議長、副議長、監査委員、総務常任委員長などを歴任。65歳。
-重点的に取り組む事項
対話と共創の第2ステージとして、もっとやさしいまち明石に取り組むため、市民センター室を新設し、あかし総合窓口と市民センターの連携強化を図り、市民サービスの向上に取り組んでいきます。明石クリーンセンターは老朽化が進んでおり、新ごみ処理施設の整備やゼロ・ウェイストあかしとしてごみの減量化・再資源化に取り組みます。そして豊かな海づくり、中小企業への支援、地域産業の振興、地方公設卸売市場の老朽化など市民の皆さまの生活に関わる課題に取り組んでまいります。
-委員長として一言
市民生活にとても身近なテーマを審議していますので、市民の多様なニーズや課題を把握し、新たなまちの魅力や価値を創造できるよう努めてまいります。
まちそのものが持つ魅力の向上へ
【担当分野】
道路や河川、公園などの整備や都市計画、上下水道など、市民生活の基盤となる分野を審査します。
山下 祥
【議会歴】
在職1期。建設企業常任副委員長、議会運営委員などを歴任。32歳。
-重点的に取り組む事項
上下水道や道路交通の安全は、暮らしに密接に関係しています。今年度は、山手環状線や江井ヶ島松陰新田線の整備、鉄道駅のバリアフリー化、PFASへの対応等、さまざまな取り組みについて議論していきます。また、思わず外に出かけたくなるまちにすべく「公園」の可能性にも着目しています。特に大蔵海岸は、駅直結で眺望にも優れ、ゴールドコーストの砂が敷かれるなど、その可能性の高さから、本市では、諮問委員会が設置されるなど、魅力向上に向けた取り組みが本格化しています。
-委員長として一言
制度上だけではなく、都市基盤整備の観点から、まちそのものが持つ子育てのしやすさ、暮らしやすさの魅力を向上するため、委員一丸となり取り組んでまいります。
8月臨時会・第2回定例会9月議会 議案の賛否一覧
8月臨時会
議案第51号 令和7年度明石市一般会計補正予算(第2号)
議案第52号 西明石地域交流センターicotto建設工事請負契約のこと
9月議会
議案第53号 明石市職員の育児休業等に関する条例等の一部を改正する条例制定のこと
議案第54号 明石市市税条例の一部を改正する条例制定のこと
議案第55号 令和7年度明石市一般会計補正予算(第3号)
議案第56号 天文科学館空調設備改修工事請負契約のこと
議案第57号 訴えの提起のこと
議案第58号 令和6年度明石市一般会計歳入歳出決算
議案第59号 令和6年度明石市葬祭事業特別会計歳入歳出決算
議案第60号 令和6年度明石市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算
議案第61号 令和6年度明石市財産区特別会計歳入歳出決算
議案第62号 令和6年度明石市公共用地取得事業特別会計歳入歳出決算
議案第63号 令和6年度明石市石ヶ谷墓園整備事業特別会計歳入歳出決算
議案第64号 令和6年度明石市地方卸売市場事業特別会計歳入歳出決算
議案第65号 令和6年度明石市介護保険事業特別会計歳入歳出決算
議案第66号 令和6年度明石市土地区画整理事業清算金特別会計歳入歳出決算
議案第67号 令和6年度明石市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算
議案第68号 令和6年度明石市病院事業債管理特別会計歳入歳出決算
議案第69号 令和6年度明石市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計歳入歳出決算
議案第70号 令和6年度明石市水道事業会計決算
議案第71号 令和6年度明石市下水道事業会計決算及び利益の処分のこと
議案第72号 令和7年度明石市一般会計補正予算(第4号)
議案第73号 教育委員会委員任命につき同意を求めること
請願受理第7号 明石市における図書調達に関しての請願
議案の概要については、市議会や市のホームページもしくは市役所1階の行政情報センターで閲覧できます。
令和7年8月9日(土)に小学生を対象とした議会体験ツアーを高学年と低学年の2部に分けて開催しました。高学年の部は17組、低学年の部は15組の親子の参加がありました。ツアーでは、高学年の部・低学年の部ともに本会議場において議会のしくみの学習と、議員による模擬本会議のシナリオ実演を行いました。高学年の部では、小学生が議長役、議員役、市長役、局長役になって「小学校の体育館への空調設備の設置」「大蔵海岸へのバスケットボールコートの設置」をテーマにした模擬本会議のシナリオ体験を行いました。その後、議会棟の各部屋を回るクイズラリーをしながら、議員の案内で議会棟を探検しました。
参加者からの声
子どもから
・前まで議会のことが分からなかったけど、体験できてどんなところか分かったし、クイズがあって楽しかったです。
・模擬シナリオでは本当にこんなことがされていると知りました。頑張ってほしいです。
・議長役をやって、自分の発言で話が動いて楽しかったです。
・前に出て発言するのが苦手だったけど、体験してみて少し自信が出たのでいい経験になりました。
保護者から
・模擬シナリオや探検など、子どもたちが楽しく質問もしやすい空気を作ってもらい、興味を持って学ぶことができました。
・議会が身近になり、とても面白かったです。普段入れない場所なので感動しました。
・入りにくい空間だと思っていましたが、議員の方たちが親しみやすかったことが最も印象に残りました。
・親子で市政に興味を持ついい機会になりました。普段どんな仕事をされているかも知りたいと思いました。
ご応募・ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
日程は変更する場合があります
11月
28日 金曜日 10時 本会議(議案上程・提案説明)
12月
5日 金曜日 10時 本会議(質疑・一般質問)
8日 月曜日 10時 本会議(質疑・一般質問)
9日 火曜日 10時 本会議(質疑・一般質問)
10日 水曜日 10時 総務常任委員会
11日 木曜日 10時 生活文化常任委員会
12日 金曜日 10時 文教厚生常任委員会
15日 月曜日 10時 建設企業常任委員会
19日 金曜日 10時 本会議(委員会審査報告・議案採決)
会議は傍聴していただけます
本会議は明石ケーブルテレビ717chで生中継されます
8月9日に親子で議会体験ツアーを開催し、たくさんの親子に参加いただきました。今年は高学年の部で初めて模擬本会議のシナリオ体験を行いました。子どもたちからは「議会でどのようなことが行われているかがよく分かった」「また参加したい」という声が寄せられました。今後も開催内容を検討し、議会を身近に感じていただける取り組みができればと思います。 (や)