ホーム > 市政情報 > 広報 > 広報あかし(広報紙) > 2019年 > 広報あかし7月15日号「本のまち特集~あかし本のまち大使 上田岳弘さん×泉市長対談~」

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更新日:2019年7月15日

上田岳弘さん本のまち大使に就任

明石市出身の芥川賞作家 上田岳弘さんを「あかし本のまち大使」として任命し、明石の本のまちづくりを応援してもらうことになりました。上田さんの幼少期や明石の子どもへのメッセージを、泉市長が聞きます。

上田岳弘さん プロフィール

1979年明石市生まれ。IT企業を経営するかたわら、執筆を続ける。2013年、「太陽」で第45回新潮新人賞を受賞しデビュー。2019年「ニムロッド」で第160回芥川賞を受賞。

いつでも どこでも だれでも 本に手が届く「本のまち」を明石から

 

 本をよく読んでいた子ども時代

まずは、芥川賞受賞おめでとうございます。明石の人間としてとても誇りに思っています。江井島小学校、江井島中学校、明石西高校のご出身と伺いました。私も西高なんですよ。4回生です。

上田 私は19回生です。
小説家になろうと決めたのは、小学校に入る前、5歳のころとか。
上田 卒園するときに将来の夢を聞かれて本屋さんと答えました。本を作りたいという思いが漠然とあって、それがいわゆる小説家だと固まってきたのは、小学生や中学生になってからです。子どもの頃から、家の中に転がっている絵本や図鑑をよく読んでいました。兄や姉がいるのでいろいろな種類の本に囲まれていた感じです。中学2年生ごろって精神が柔らかくて、これからどういう人間になっていくのかという分岐点だと思うんですね。僕自身、小説家になりたいんだとはっきり気づいたのが中2でした。

 

上田岳弘さんと泉市長の対談

撮影協力/アドミュージアム東京

 

いろいろな経験が作風を広げる

本を書いていくと決めて、でも、高校では理系で。大学卒業後、会社の経営も経験された。

上田 作家になるには、ほかのこともやっておいたほうが作品の幅が広がるかなぁと。それに、人生は1回しかないのでいろいろやりたいし。企業という属性がある状態で社会を味わった方が、作風も広がるだろうと。22、23歳から書き始めてデビューするまで7年、ずっと働いていました。
デビューしてからの活躍はすごいですね。書くものすべてがチャレンジしているなと感じます。芥川賞は取りにいったように見受けられましたが。
上田 より多くの目にさらされても、揺るがないものが伝わるようにと意識して書いたのが『ニムロッド』です。
分かりやすく、でも深いところは譲らない。受賞後の作品も、守りに入らず攻めている感じが伝わってきます。
上田 原稿用紙200枚くらいの長めのものだと場面転換がいろいろ作れます。物語を楽しんでもらえる作品が作りたいなと思って、書いています。

 

明石駅前の変化にびっくり

明石の実家へ、帰ってこられることはありますか。

上田 

年に1~2回ほど帰ります。明石駅前がすっかり変わっていて驚きました。

「本のまち 明石」として、駅前のビルを本と子どものビルにしました。“ブックスタート”と名付け、4か月健診のときに図書館の司書が絵本の読み聞かせをして、そのあと子どもに本をプレゼント。3歳児健診でも本をプレゼントする“ブックセカンド”があります。

上田 無料でプレゼントですか? 素晴らしいですね。
これってね、本だけをプレゼントしているのではないんです。自分の子が目を輝かせている、キャッキャ言って喜んでいるのに気づいてもらう、そういう時間をプレゼントしているんです。
上田

明石を「本のまち」って言い始めるのって結構勇気がいることだと思うんです。大変じゃなかったですか。

たしかにすごい挑戦でした。最初は疑問視する人もいたんですが、今は、まち全体で応援してもらえています。そうだ、図書館に上田さんおススメの本も置きたいですね。親御さんが、うちの子も将来芥川賞を取れるかもって読んでくれそう…(笑)。
上田 シリーズものがいいんじゃないかな。はまるとずーっと読んでいられますよ。

     

上田岳弘さんと泉市長対談②

撮影協力/アドミュージアム東京

物事を考える基本は読書ぜひ本を読んでほしい

これからの明石を担う子どもたちにメッセージをいただけますか。
上田 読書は物事を考えるときの基本になります。意識的に本を読む習慣を作れば、物事を考える力を養うのにとてもいい。手の届くところに本があるのは素晴らしいことです。気になった本があれば、ぜひ読んでほしい。

 

アットホームさと先進性が共存する明石

明石への期待はありますか。
上田

石が持つ、ある種の緩さとアットホームな空気が大好きで、そこを大事にしながら先進的な取り組みを進めているところが素晴らしいと感じています。そこは継続してほしいですね。

ありがとうございます。上田さんには「あかし 本のまち大使」になっていただいて、これからも明石や明石の子どもたちのために力を貸していただけたらと思っています。よろしくお願いします。

今日はありがとうございました。

上田

ありがとうございました。こちらこそ、よろしくお願いします。

 

広報あかし7月15日号で紹介しています

 

読者プレゼント 上田さんサイン入りの芥川賞受賞作『ニムロッド』を5人にプレゼント!!

応募方法

メールまたはファクシミリ(ニムロッド希望・氏名・住所・電話番号を記入)で7月31日(必着)までに広報課へ。

応募先

TEL:918-5001 FAX:918-5101 メール:kouhouakashi@city.akashi.lg.jp応募

※応募は1人1通のみ。応募多数時抽選
※当選発表は商品の発送をもって代えさせていただきます。 

 

 

 

 

 

お問い合わせ

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