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更新日:2019年2月4日

記者会見 平成31年(2019年)1月25日

配布資料

新年度 予算編成状況について

市長

今日は、新年度予算案に対してのご説明を申し上げたいと思います。まず、おかげさまで最近の明石市は非常に好循環になってきたと認識しております。改めてお伝えしますと、市民のニーズにしっかりと向き合い、子どもだけではなく、障害福祉や高齢者も含めてしっかりと市民ニーズに応えようとする姿勢が、おかげさまで選ばれるまちとして人が明石に集まり、暮らし始め、そして赤ちゃんも産まれ始め、それに伴う形で地域経済がまわり始めて税収が増える、その財源を活用してさらに新しい施策が可能になるという、いわゆる好循環という形に入ってきたということを大変喜ばしく思っております。

そういった中で、今回の予算のポイントですが、そういった好循環を受けてある意味、産み出された財源というものを改めて幅広く市民のために活用していきたいと思っております。その際に、これまでの明石市はどうしても子どもや子育て関連が目立っておりますが、実際はそこだけではなくて、障害福祉であるとか高齢者分野についても対応してきた認識ではおります。もっとも、やはり子ども分野と比較しますとさらにできることがあるのも事実だと思っておりまして、そういった観点から今回につきましては、高齢者施策の重点的展開というメッセージも発する中におきまして、しっかりと幅広い世代、子どもからお年を召した方まで、幅広く明石市が支えていくようなメッセージを発したく、こういったタイトルをつけております。

高齢者施策のポイントはいくつかあるんですが、前からお伝えしているのは、高齢者と一言で言っても単純に何歳以上という分け方というのは望ましくないと思っています。そうではなくて、支援の必要な高齢者への支援です。例えば認知症の場合には、早い段階からしっかりと公費負担ででも診断費用を助成するなどして、早期の対応につなげていくなど、さまざまな形で支援の必要な方に対するしっかりとした手当てという分野です。もう1つは、元気高齢者がさらにしっかりやりがい、生きがいを持って暮らし続けていただく、元気高齢者施策という、当然両方の観点が必要だと思っております。また加えて、どうしても65歳以上で高齢者と言ってしまいますと、最近の65歳以上も団塊の世代でございまして、かつての状況と違ってきていまして、かつてのいわゆる高齢者の生涯学習とかでは事足りないように、やはり時代状況を踏まえて対応も違ってきております。高年クラブなどにつきましても、なかなか60歳、65歳だからといって加入する方が多いわけでもない状況にございます。そういう意味では、単純にひとまとめに高齢者を捉えるのではなく、支援の必要な高齢者にはしっかりと支援を、そして元気高齢者には引き続きお元気に頑張っていただく、そして年齢面にもちゃんと目配りをして、しっかりと加入促進なども図っていくというようなことが必要だと思っております。

また、もう1つの観点は、お年を召したときの孤立化の防止であります。1人ぼっちで部屋に籠っている状況は望ましくありません。そういった観点から明石市では、例えばみんなの給食プロジェクトであるとか、みんな食堂というような形で、できるだけ外に出てきていただくような工夫もしてきております。それも加速しますが、それに加えて今回につきましては、お出かけしやすくなるように移動支援をしっかりやっていくという観点で、予算組みをしております。1つはたこバスの無料化でありまして、50円という金額を70歳以上は無料にすることによって、気軽にたこバスに乗ってお出かけしていただける機会も増えてこようかと思います。また、タクシー券につきましても、100周年にちなんで倍増することにより、さまざまな市内各地における記念事業にも積極的にお顔を出していただくという形も考えておるところでございまして、私としては高齢者の移動支援、外出促進、そういった観点をしっかりと位置付けることが、今後の高齢者施策にとって重要だという観点で考えているところでございます。

そのほか記載のとおりでございますが、1つだけ言いますと、ハード整備でございます。明石市ももちろんハード整備もやってきたわけでございますが、ユニバーサルデザインのまちづくりを考えたときに、やはりソフト・ハード両面における展開が必要になってまいります。しっかりとそういった観点も含めて、ハートフルハードという観点と、共生社会の実現という部分をセットにしてまちづくりをしていきたいと考えております。

総務局長

「平成31年度 当初予算案概要」について、資料に基づき説明。

政策局長

「新年度予算案の基本的な考え方(案)」「新年度の主な取り組み(案)」について、資料に基づき説明。

記者

子ども施策の関係ですが、今年度も待機児童の解消で2000人の受け入れ枠を確保していると思いますが、来年度さらに1200人増やすということで、なかなか追いつかない状況であると思うんですが、現状認識も含めて市長にお聞かせいただければと思います。

市長

待機児童の問題については、大変関心も強く、当然明石市を挙げて取り組んでいる途中であります。そういった中で、まず前提として明石市としては、いわゆる国基準における表の数字と言いますか、待機児童に留まることなく、いわゆる隠れ、潜在と言われる、そういったニーズも含めてしっかりと解消を図っていきたいというのが基本的スタンスでございます。そういった中で、今年度の4月1日時点で、いわゆる国基準でいきますと、571人というワーストでございます。潜在を入れた場合は21位になりますが、明石市としては隠れ、潜在も含めて解消を図るという考えに至っています。そういった中で、今年度も2000人を超える受け皿整備に努めてまいって、それは実現できるわけですが、出生数も上がってきておりまして、昨年も2819人の赤ちゃんが産まれております。3、4年前は2500人台でしたから、毎年100人ずつ産まれる赤ちゃんも増えております。また明石市の場合はすでにお住まいの方の2人目、3人目や、引っ越してきた方も含めて、やはり保育ニーズの高い層がたくさん産んでいただいておりますので、ある意味その数がダイレクトに保育所ニーズにつながっていくという実態がございます。それ自身はしっかりと対応すべきテーマでありますので、明石市としては、引き続きしっかりと待機児童対策をしていく必要があるという観点で、1200人規模の受け入れ拡充を予定しているという理解です。

記者

これで解消につながるかなというところですか。

市長

表の数字自体は、自治体によって数字は前後してしまうものですが、潜在ニーズも含めて考えたときには、引き続き取り組む必要があると考えています。未就学の待機児童の問題とあわせて、これからは学童保育の待機の問題も出てこようかと思います。特に明石市の場合にはこれほど未就学の待機児童の問題、保育ニーズが高まっていますから、それはすなわちその後小学校1年生に上がっていきますので、学童保育についても早急な対応が必要であるとの認識です。現時点で明石市は学童については待機はいない状況でございますが、早め早めに空間確保と学童指導員の質の向上を図り、しっかりと後手に回らないようにしていきたいと強く思っています。そういう意味においては、保育については、明石市は早くから緊急対策室をつくっておりますが、それでもこの現状でございますので、そこは真摯に捉えて少なくとも学童保育については待機が出ないような対応をとっていきたいと考えています。

記者

高齢者施策について、これまでの取り組みを含めて上積みしていくというお話でしたが、捉え方によって、人によっては選挙に向けた政策ではないかというような見方をする人も正直出てくるかと思います。それに対する反論というか説明を市長お願いします。

また、高齢者施策に好循環で増えた財源をまわすということですので、例えば前年比でどれくらい予算規模が増えているのか、何%増えているのか、具体的な数字が出ないとイメージしにくいところがありますので、お聞かせいただけますか。

市長

まずいくつかの観点からご説明したいと思いますが、1つ目は前提として、冒頭もお伝えしましたが、明石市としては人、子どもであったり、障害をお持ちの方であったり、お年を召した方に着目をしてそこに光を当てるような施策を展開してきた認識であります。そういった中でいきますと、例えば高齢者分野においてもすでに認知症の診断費用の全額助成、全国初であるとか、地域総合支援センター6か所開設であるとか、高齢者施策についても決して劣っていると思っておりません。もっとも、子ども子育てについては、待機児童対策などは40億円も使っておりますので、そういう意味では予算規模においてはかなり子どもの方にシフトしてきたというのは事実だと認識をしております。そういった中で改めて、子どもから障害をお持ちの方、お年を召した方まで幅広く市民のニーズに対応していくということをしっかりと打ち出す必要があるという認識がまず1つ目です。

2つ目はお金の問題です。私が市長に就任した8年ほど前は、財政状況の工面に苦労しておりましたので、やはりあれもこれもというわけにはいかない中において、あえて子どもというものを重点化する形の中で、予算シフトしてきた認識です。おかげさまでそういったことの中で好循環、実際市税収入も7年連続増えている状況の中で、ある意味これまではお待ちいただいていた高齢者分野においても予算シフトが可能になってきたという観点の中で、今回対応していくというのが2点目です。

3つ目は、高齢者に対してお金を使うことも、ある意味コストリーズナブルだと思っています。例えば元気な高齢者がしっかりと地域に位置付いていただくことは、高齢者が支え手にまわっていただくことにもなりますし、医療や介護保険についても影響も大きいと思います。しっかりと高齢者が元気に活動し続けていただくことを応援することは、コストの面からしてもいわゆるコストバランスがとれてくるテーマだと思っております。そういった観点から、一番大きいのはやはり予算の関係ですが、ある意味好循環の中で、子どもに予算シフトし続けながら、高齢者分野への財源措置が可能になったという状況の中で、今回の予算だというご理解をいただいたらいいと思います。

ご質問があるのは当然で、選挙前だからという意味においては、選挙の前か後かということよりも市民ニーズに向き合うということでありますから、いわゆる市民、有権者のニーズにしっかりと向き合っていくということは当たり前のことであって、それは時期を問わずやるべきことだと思っています。

企画部長

予算については、資料1の予算額の増減の中に事業名が記載してありますが、高齢者施策充実プラス1.1億円という数字があります。これを使っていただければと思います。それと、地域総合支援センター整備費の3億円、合わせて4.1億円です。

市長

ご質問はごもっともなので丁寧にお答えしたほうがいいと思うんですが、どうしても子どもの分野については、待機児童対策での施設整備費が重要になってきますので、いわゆるハード整備としての予算が大変かかります。加えて、子どもに向き合う保育士の確保などにおける人件費の問題も大きくて、非常に子どもについては予算規模が大きくなりがちでございます。私としては、これまで日本社会というのはあまりにも子どもに冷たかったという認識を持っていますので、少なくとも明石市についてはしっかりと子どもに向き合い、寄り添っていくまちづくりという観点でやってきました。この点、高齢者については、新たなハコモノをいっぱい作るという時代ではなくて、やはりソフト面でしっかりと外出支援や移動支援をしていくであるとか、加えて相談機能の充実化、今回の地域総合支援センターもそうですが、高齢者の悩みごとなどに相談として向き合っていく、そして高齢者ご自身が、しっかりと引き続きやりがいや生きがいを持って暮らし続けていただくというような形に、しっかりと光を当てていくのがいいかと思っています。すでに高齢者分野のハード面については、介護保険制度の方で整備費や人件費や手当で対応されている認識でありますので、それを除く明石市の施策とした、どちらかというと相談機能の充実とか、外出支援や移動支援というところになろうかという認識です。このあたり、これからさらにしっかりと発信をしていきたいと思っておりますし、厚生労働省ともかなり擦り合わせや調整をしております。厚生労働省としても、明石市において新たな高齢者施策の展開というものも大変ご期待いただいておりますので、私としてはこれまでの介護保険一遍やり的な高齢者施策ではなくて、しっかりとバランスのとれた高齢者施策に踏み出していきたいという思いを強く持っております。

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