ホーム > 市政情報 > 広報 > 記者会見 > 記者会見 平成30年(2018年)8月22日

ここから本文です。

更新日:2018年9月11日

記者会見 平成30年(2018年)8月22日

配布資料

コンプライアンス強化に向けた取組について

市長

 今日のテーマですが、一連の明石市に関する不祥事を受けまして、これまでも明石市としては鋭意取り組んできたところですが、まだ不十分であるという認識に基づきまして、改めてコンプライアンス強化に向けた取組を実施したいと考えております。大きくは相談窓口を設置し、加えて緊急対策検討チームを設置するというものになりますが、このテーマにつきましては大きく2つのポイントがあると思います。目線としては上から目線ではなくて、やはり職員が下からといいますか、現場といいますか、職員の立場からしっかり物を考えていく必要性が1つ。もう1つは、狭い役所的な発想ではなくて、外部の目を入れることが大変重要だと思っております。そういった観点から、今回設置する緊急対策検討チームにつきましても、いわゆる職員組合の代表者にもお入りいただきますし、座長・副座長につきましては外部の方にお入りいただき対応いただく形をとりまして、しっかりと職員の立場から、そして外部の目を入れながら対策を検討していきたいと思っています。

 いつも言っていますが、行政というものは市民の信頼なくしては成り立たないものであります。まちづくりは市民の信頼あってこそ前に進められるものですので、その前提たる市民の信頼が崩れるような、そういったことが続かないように、しっかりと対応をとっていきたいという思いです。

総務部長

 目指す方向性につきましては、市長が申し上げたとおりでございます。市民の信頼を確保して、職員がきちんと市民に目を向けて、市民に寄り添って市民サービスができる、そういう体制を作っていくためにコンプライアンスのルールづくり、あるいは環境づくりをやっていくというものです。取り組みにつきましては、相談窓口の設置が1つです。もう1つは、緊急対策検討チームの設置でございまして、具体的には、相談窓口については、これまでの総務課のコンプライアンス推進担当に加えまして、職員労働組合の協力も得まして、2つの窓口を本日から設けます。そして、緊急対策検討チームの設置でございますが、外部有識者の工藤弁護士をリーダーに、そして元明石警察署長で、今は県の交通安全協会の常務理事をされています、三木様をサブリーダーとして、外部有識者の2人をはじめ、副市長や局部長、それから労働組合の代表等で対策検討チームを立ち上げます。その下に2つの部会を設けまして、相互に報告・指示を得ながら連携してルール作り・環境作りをしていくための中身を練ってまいります。

 検討チームあるいは部会の役割ですが、まず緊急対策検討チームですが、これは2つの部会から上がってくる内容につきまして、精査をし、方向性を指示、最後は取りまとめた結果を市長に報告するという役割でございます。事務局は主に職員室が担います。次に部会の関係ですが、不祥事防止部会につきましては、不祥事防止の指針、あるいは倫理指針といったものを作っていくとともに、特に現業職場、それから教育現場の方でやはり不祥事が多いということから、この辺を中心に職場点検、あるいはそこの所属長へのヒアリング等を実施しまして、作業マニュアル等への改善を図っていきたいと思っております。職場環境部会につきましては、良好な職場環境の実現に向けまして、早速今日からしていますが、相談窓口を設置するとともに、あり方等も検討していきたいと思います。それからパワハラ等ですと、具体的な中身がこれは良くてこれはだめだというような、職員が自ら分かるという形が大事だと思っております。こういうことを具体例を挙げながら、きちんと指針を付けて案をつくっていきたいと思っております。これを基にした職員研修も引き続きやってまいりたいと思っております。

 最後に今後のスケジュールですが、8月30日に第1回目の緊急対策検討チームの会議を開催する予定でございます。その後随時検討を重ねまして、12月議会には取り組みをまとめた内容を報告していく予定です。

工藤緊急対策検討チームリーダー

 このたび、緊急対策検討チームのリーダーを仰せつかりました、弁護士の工藤と申します。私、明石市の行政オンブズマンも拝命しております。皆様ご承知のことと思いますが、公務員は採用時に日本国憲法を守り、法律に則って職務を遂行するということの誓約書を提出しなければなりません。それほどの高い倫理性が求められているわけです。このことは特に市民と直接密接に接することの多い、市職員に対してはとりわけ妥当するところだと思っております。もちろん多くの職員は、誠実に職務に専念しているわけですが、ひとたび不祥事が起きますと、市民の市職員に対する信頼というものは大きく揺らぐことになります。ところが誠に遺憾ですが、明石に関しましては近年時々不祥事が起こっているということで、その対策というものが喫緊の課題となって、このたびの緊急対策検討チームを組織することになったと伺っております。

 私は現在弁護士をしていますが、少し前までは裁判官をしておりました。また、たまたまですが、市職員という経歴もございます。そういった経験を活かしながら、明石市の不祥事撲滅を図り、市の職員が市民の信頼を得て、市民サービスの向上に向けてしっかりと働くことのできるルール作り、職場作りに微力ながら尽力してまいりたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

市長

 先ほどもお伝えしたように、今回外部の目ということも含めまして、今日お越しの工藤弁護士と元明石警察署長の三木様にお願いしているところでございます。工藤様におかれましては、今ご本人からもお話がございましたが、まさに適任の方だと理解をしておりまして、とりわけ行政内部の市の職員を10年以上経験されていますので、市役所というものをよくご存知でございます。また、裁判官も経験しておられまして、そういう意味ではまさに公平性、社会通念上の妥当な結論というものにつきまして、大変見識の高い方だと思っております。さらに、明石市の行政オンブズマンをしていただいておりまして、明石市についてもお詳しい方でありますので、まさに行政内部にも詳しく、そして元裁判官という経歴も含めて公平性を担保でき、加えて明石市の情報もお持ちだという観点からお願いしたという経緯がございます。

記者

 貴重な人材を投入してされるわけですが、既存の副市長とか総務部長など、人事とか規律とかをみるそういったラインがやるのが本来だと思うんですが、わざわざ組織を立ち上げてまでやらなければいけない理由は何ですか。

市長

 そこは経緯もあります。私としては市長になって8年目に入っております。私が市長に就任したときにも不祥事が勃発して、その際にも調査チームを作り対応した経緯がございます。手当の不正受給等の問題でございました。その時にも私は記者会見で、本当に膿を出し切るんだという対応をしてきた認識でありますが、本当に申し訳ないことですが、市長に就任して8年目に入って尚且つ、市民の信頼を勝ち得るまでの安定的な状況になっておらず、不祥事というものが報道もされています。実際内部的にも問題になっていますので、改めてこれまで以上の体制をもってしっかりやっていく必要があると思っております。そういった観点で、内部だけではなく外部の目が複数必要であるということから、工藤様と三木様のお二方にお願いして、明石のやろうとしている対策についてご意見等を賜りたいと思っております。

 もう1つは、信頼というものは行政がしっかりやるのは当然ですが、行政がちゃんとやっているから信頼が得られるほど簡単ではなくて、市民からしてきっちりやっているという形がちゃんとご理解いただけるような状況が必要であります。特に近時の明石市の不祥事の中で、「明石市役所だけで大丈夫か」という声も実際私も聞いておりますので、市民から見てもお二方に入っていただいた方が、市民の信頼につながりやすいと考えております。

記者

 再三会見等でおっしゃられたかと思いますが、改めてこういった不祥事が相次いでいることについて、その背景にどんな問題があるのかということについてお考えをお聞かせいただけますでしょうか。例えば前回の元部長さんの話ですと、問題が明らかになるまでに時間がかかったという話を聞いていますが、不祥事の背景にはどんなところがあるとお考えですか。

市長

 いろんな要因があろうかと思いますので、単純にこれと言うほど簡単ではないと思いますが、ただ問題意識としてはより早い段階で状況を把握する必要性を改めて強く感じております。不祥事というのは突然起こるものばかりではなく、元となるような状況であるとか、いろいろあろうかと思います。これまでの一連の案件を受けましても、もっと早い段階で状況を把握できていれば、それに対して対応可能であった面もあろうかと思います。そういう意味で、改めて相談窓口を設置する、その相談窓口もいわゆる行政だけではなく、働いている職員からして相談しやすいと思われる職員組合にも設置していただいて、しっかりとより早い段階でそういった芽といいますか、元の段階をしっかり断つ、もしくはそこを解消していくという努力は必要だという認識は強く持っております。

記者

 そうしたご期待も込められているということですか。

市長

 そうですね。あとご質問のような根の部分だとか、対策についてまさにそれをしていただくために、外部のお二方に入っていただいてご議論を賜りながら、その中で具体化を順次やっていきたいという思いであります。

記者

 設置が12月末までとなっていますが、緊急対策検討チームも2つの部会もということですね。

総務部長

 そうです。

記者

 それと設置日は本日ですか。

総務部長

 第1回の会議の開催日である8月30日です。

記者

 部会も同じ日ですか。

職員室長

 部会はそれ以降になります。9月に入ってから開催します。

記者

 早期に把握したいのはもちろんだと思いますが、そういう意味で、職員に何が起きているのかすばやくキャッチして対策するため、パワハラとか、職場の職員同士の目で見てこれはいかがなものかとか、そういう事案の職員アンケートとかはしないんですか。

市長

 それも含めてまさに対策をしていただいて、それを踏まえてアンケート等も視野に入れつつやっていきたいと思っています。問題は、シンプルにアンケートをしたから情報が出てくるほど簡単なものだとも思いませんし、現に明石市では公益通報制度が機能している面もあるからこそ情報が出た面はあります。ただそれで十分かと言われると、いろいろ改善の余地はあろうかと思いますので、既存の制度の運用改善であるとか、さらに出来ることを増やしていくあたりだと思います。それを検討いただくための緊急対策検討チームでありますので、外部の目からご意見を賜りたいと思います。市長としては8年目になりますが、本当に申し訳ない限りで、市民の皆様からお預かりしたお金で事業を遂行し、私も含めた人件費も含めて、市民の皆様のおかげで働かせていただいている立場であります。市の職員の雇い主は当然市民でありますので、雇い主である市民の皆様から信頼を得るような仕事をしていく必要があると強く思っております。でありながら、市民の皆様からそうは思っていただけないような事態が続いておりますので、改めてしっかりやる必要性を強く感じております。

記者

 窓口のコンプライアンス推進担当と労働組合は、職員からの相談を受けるということでいいんですか。

市長

そうです。

記者

 会議はどれくらいの頻度で何回くらいを想定されているのか、また最終的にとりまとめたものを議会に報告するとありますが、市長への報告はいつ頃どんな形でするのか教えてください。

職員室長

 検討チームの開催につきましては、正式には第1回目の会議でご相談させていただきますが、事務局としては4回程度の開催を今のところ予定しております。お諮りをして決めていきたいと考えております。部会につきましては、同じような形で随時開催させていただきたいと考えております。それから報告につきましては、検討チームで出来上がった報告書について、市長に報告させていただき、同じものを議会にも報告させていただくというような段取りで、12月の議会開催中に報告できればと考えております。

記者

 不祥事防止部会の対象や内容ですが、現業職場および教育現場とありますが、教育職場は数が多いですが所属長皆さんに伺うんですか。

職員室長

 対象は市内の小中学校を含めた教育現場と思っていまして、全ての学校長にヒアリングするかどうかは今からの検討になりますが、ポイントは絞ってさせていただきます。現業は数がそれほどないので、できればほぼいけたらなと思います。

記者

 それ以外の職場でヒアリングはするんですか?処分とか注意とか出ている職場もありますが・・

職員室長

 それにつきましては、検討チームにお諮りしながら必要に応じて考えていきたいと思っています。

市長

 一連の事態を受けまして、特に現業関係の不祥事が続いているのは明らかでありますので、そのあたりご議論を賜りながら抜本的な在り方も含めた検討もあり得ると私は思っております。そういう意味では、現業における不祥事対策というものが、いつもよくあるような対策では足りないのではないかという問題意識を持っております。もう1つは、今回も教職員における不祥事もありましたが、教職員につきましては人事権が市長ではなく県でありますので悩ましいテーマであります。明石市はこの4月に中核市になり、教職員に対する研修という責任を負う形になっておりますので、やはりしっかりとした教職員の資質確保につきましては、中核市になった明石の責任の面もございます。また、子どもたちやその保護者の通常の認識からしますと、明石の小学校、中学校の先生方がしっかりとやっていただくということは、当然市の責任であると思っている方がほとんどであろうと思います。そういった中で、人事権がないということをもって対象にしないのではなくて、学校の先生方も含めてしっかりと市民の信頼を得ていただけるような対応をしていただきたいという観点から、教職員現場につきましても対象の範囲に入れさせていただきたいと考えております。

Adobe Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。

お問い合わせ

明石市政策局広報課

兵庫県明石市中崎1丁目5-1

電話番号:078-918-5001

ファックス:078-918-5101