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更新日:2017年8月7日

記者会見 平成29年6月15日

会見概要

平成29年6月15日

 

広報課長

 定刻になりましたので、市長記者会見を始めます。本日のトピックスはJR明石駅へのホームドアの設置についてです。市長、よろしくお願いします。

市長

 今日は非常にうれしい記者会見です。ホームドアの設置について大きな動きとなりました。本日お隣にお越しいただいていますが、松本会長や淺生会長と相談をしながら、明石駅についてホームドアの早急な設置に向け、一緒に活動を続けてきました。明石市では、おととしの11月に明石駅で死亡事故が発生しておりまして、市長としても明石駅は危ないと認識していました。そういった中で、8月15日には、東京の地下鉄で悲しい事故がありました。明石市においては、松本会長、淺生会長を始めとした動きの中で、ホームドア設置の請願書が市議会に提出され、全会一致で採択いただきました。それを受けて、商工会議所も含めたオール明石と障害当事者団体とが一緒に活動を続けてまいりました。障害当事者団体の皆様が中心になり署名活動をしていただきまして、1万を超える市民の署名をお集めいただき、JRへも提出しましたし、国や関係機関へもお願いを続けてきました。当初、簡単にホームドアが付くかどうかにつきましては、多額の費用を要することや、駅の優先順位のことなどもござましたので、予断を許さない状況でしたが、多くの市民の想いが実った形で明石駅にホームドアが設置される方向となったことについては、市民一丸の取り組みの成果だと強く思っていますし、市民と共に喜び合いたいと思います。

 とはいえ、明石駅の一部のホームにホームドアが付いたからそれで足りるわけではありませんし、すぐに付くわけではありません。大事なのはホームドアだけではなくて様々なことが必要だということです。他の駅においても内方線付き点状ブロックを設置していきますが、声掛けなど市民の意識の部分によって安全は保たれていくと思っていますので、明石市としてはホームドアが付いたことは本当にありがたいことですが、それにとどまることなく、市民の皆さんの安全を守っていく、そういった方向を頑張っていきます。

明石市障害者当事者等団体連絡協議会松本会長(以下松本会長)

 いま、市長がおっしゃられた通り、署名活動を行いまして、短期間で1万1千人からの市民の応援がありました。特に市の全面的なバックアップ、報道機関の皆さんのご協力があったからこそ、半年ほどの間にこの形になったことは、本当にうれしい思いです。ホームドアが付くのは明石公園側ということですが、今後は浜側に付くまで、ソフト面で障害者に目を向けて欲しいなという気持ちです。ただ今日は大変嬉しくて、頬っぺたをつねる思いです。ありがとうございます。

明石市視覚障害者福祉協会 淺生会長(以下淺生会長

 この活動を始めて1年も経たないうちにここまで実現化の運びとなったということと、JRへ1万1千人の署名を持って行って半年でうれしい結果になったことについて、私自身こんなに早く成るとは思いませんでした。

 視覚障害者が1人で外出をするということは、自立の第1歩であり、鉄道利用となりますとホームを歩くことは欄干のない橋と言われますが、その橋はただの橋ではなくて、落ちたらそこへ高速の物が来て、そして命を落とすというとんでもないところです。今回ホームドアが付くことにより、少し方向を見失っても安全で、落ちたり、電車にひかれたりするような致命的なことがないということは、これからの視覚障害者の鉄道利用にとっては非常に喜びであって、私たちはもちろん他の地域から来る視覚障害者にもどうぞ来てください、この安全な明石で降りてくださいと胸を張って言える、どんどんお招きできるということになります。

 署名活動は私一人では実際できないことですが、昨日正式に設立したASK(明石市障害当事者等団体連絡協議会)の加盟団体の方に一生懸命署名活動していただいたおかげもありまして今回に至りました。一言で言えないくらいうれしいと感じております。

市長

 強い思い入れのあるテーマですので、補足させていただきますが、今回の一連の中で自分自身すごく改めて意を強くしたことがいくつかあります。まず1つは、視覚障害者に限定的という報道がないわけではありませんでしたが、明石においては視覚障害の人が中心になりつつも全ての障害者団体が手を携えて運動していただき、成果は障害者にとどまることなく、全ての市民にとって安全なホームドアの設置につながったわけで、まさに障害者の方が自ら立ち上がり、手をつなぎ、一緒に活動する中で、全ての市民が恩恵を受ける形になりました。本当に感謝を申し上げたいと強く思います。

 そういった活動を通じて、障害各団体が横の連携を深める中で、障害者8団体が共同で新たな団体を立ち上げるに至っており、この間の動きを通して、各団体が手を携えることになったのは活動の成果のひとつだと思っております。加えて行政も国に陳情とかを行いますが、当事者と一緒に署名を携えた形での要望であったからこそ、こんなに早く実現ができました。行政は、市民と一緒になって声を挙げてこそ困難なことも前進すると実感しました。

広報課長

 資料の説明をお願いします。

担当課長

 資料に基づき説明

資料_JR明石駅へのホームドアの設置-みんなの声で早期着手が実現-(PDF:307KB)

 

【質疑応答】

記者

 ホーム柵の設置は3・4番線ですが、1・2番線との違いを教えていただけますか。

担当課長

 3・4番線につきましては、新快速電車が停車し、貨物列車が通過します。

市長

 特に貨物列車が危ないです。すごい勢いで貨物列車が通過しますので非常に怖いです。そういう意味で3・4番線の危険度が高いと認識しています。

記者

 共用開始は平成31年度内とありますが、イメージとしては平成31年度末ですか?

担当課長

 現時点では、設計にも取り掛かっていませんので、共用開始の時期は見込めていません。

記者

 昇降式ホーム柵というのは、JR六甲道駅と同じスタイルの柵ですか。

担当課長

 明石駅の3・4番線は新快速電車、特急列車など扉の位置が違う車両が入ってきます。それに対応できるものが、昇降式の柵になりますので同じもので予定されています。

記者

 昇降式ホーム柵の六甲道駅形式は、以前淺生さんもご自身で駅を見られて「杖が挟まったりする危険性もあるな」とおっしゃられていましたが、ドア形式ではなくて、昇降式が予定されているというのはどういう理由ですか。

担当課長

 先ほどの内容と重複しますが、新快速電車、特急列車は、扉の枚数と位置が異なっており、より広い間口が必要となってきますので、それに対応できるものとして開発ができているのが昇降式ホーム柵です。現時点で対応できるのがこれですが、それにつきましても確定ではございませんので、設計によって見極めていくと聞いています。

記者

 今後もしかしたらという可能性は残っていますか。もしくは昇降式で確定ですか。

政策局長

 現時点では昇降式の方向ですが、実際使われてみて不具合や不便がある部分については、引き続きJRと技術的な部分も含めて調整させていただきます。

記者

 今回の流れについてもう一度確認させてください。国側から予算も出てくると思いますが、今回の発表について、どのような経緯を経て今日発表に至ったのか説明していただけますか。

担当課長

 基本的な補助の負担割合については、国の補助金につきましては3分の1を、事業者が3分の1を、地方公共団体は3分の1を負担することが定められています。JRから国の補助金について要望を行っていたところ、それに対する内示が出たということです。

 ホーム柵につきましては、国と事業者と地方公共団体の三位一体で進めていくという前提がございますので、これにつきまして明石市も応分の負担を負わせていただきたいということで、6月議会で補正予算を提案させていただきました。補正予算を提案するにあたりお知らせをしようという趣旨です。

記者

 国から内示が出たのは6月15日付けでよろしいでしょうか。

政策局長

 国からの内示は6月7日です。内示は国からJRにされ、正式決定はこれからです。今後正式決定が出たときに、市として速やかに補助対応ができるように補正予算を上げさせていただき、JRがすぐ設計に着手できる体制を整えました。

市長

 市民の声を踏まえ要望を続けてきましたが、JRがどの駅から優先して申請をあげるかということになります。昨年の8月か9月頃、市の職員がJRの関係者とお会いした時に、もっと大きな駅が他にいっぱいあり、何年先になるかは分かりませんというようなことを言われたのが、署名活動をする中で、明石駅の近くには障害者のセンターもありますのでそのこともJRにお伝えをし、それを踏まえてJR明石駅を優先する方針で国に申請をあげていただきました。

 国がそれを補助対象として認めるかどうかという問題もありましたが、内示があったということです。加えて、県の関係者ともこの間にすり合わせをし、調整ができたことで今日を迎えました。

記者

 県と市の負担金額は、それぞれいくらになりますか。

担当課長

 588万3千円です。

記者

 昨年の11月か12月にJR西日本が乗降者数の多い駅に優先的にホームドアを設置すると発表しましたが、その中で明石駅は少ない方に入ります。他にも乗降者数の多い駅がある中で明石駅が優先されたのは、署名という市民全体の力でということと、明石市が予算を付けるということも優先度が高くなった要因になっていますか。

市長

 そのように認識しています。署名が集まった頃は、悩ましい状況にありました。その後、さまざまな働きかけをする中で、国土交通大臣にお会いしたり、副大臣や政務官にもお願いをしたりしてきた経緯がございます。その時にお伝えしたのが、明石市では死亡事故が発生していますということと、視覚障害者が利用するセンターの最寄りの駅で、視覚障害者の利用が多い駅であるということです。

 明石市としては、補助する準備もできていますし、明石市は障害者に対し配慮するまちづくりをしていますと強くお願いした経緯はございます。そういった中でご判断をいただいたと思います。

記者

 最終的な署名の数は、資料に記載されている1万1308名ですか?

松本会長

 そこからさらに400名分くらい集まっています。

記者

 昨年12月27日にJRに提出された後も署名活動は継続されていたのですか。

松本会長

 継続しています。それが400人くらいです。

記者

 今後、他でのホーム柵設置に向けて、署名に限らず活動は継続されますか。

松本会長

 はい、ASKという団体でいろいろな活動をしていく予定です。

記者

 できればホームドアを望まれているというお話でしたが、ホーム柵について対策や注意などがあれば教えていただけますか。

淺生会長

 かなり隙間の空いた細いロープですが、ロープに近づくと警告の音声が流れますので、それが聞こえたら視覚障害者は注意します。

 先日、大阪でホームドアが付いたので見に行き、ドアに触れてみましたが、警告音などは一切流れませんでした。ドアは非常に頑丈で、恐らくホーム柵より安全度が高いということでしょうね。

 ホーム柵の場合は、とにかく近づくと音声がでますので、そこから離れることや白杖で軽く確かめて、自分が向いている角度を確かめ平行に進むという対策が必要です。

記者

 ロープ式でも大きな一歩だという認識ですか。

淺生会長

 もちろんです。点字ブロックには内方線というのが付いているので、私たちも慎重に歩けば大丈夫なはずですが。

記者

 明石駅で淺生さんが実際あわれた危険な事例はどういったことがありますか。

淺生会長

 電車が入ってきた時に、自分の待っている電車だと思い進んでしまい、「まだですよ」と他の方に止められたことがあります。

記者

 転落されたことはありますか。

淺生会長

 幸いそれはないですが、つま先がホームから出たということはあります。

記者

 どれくらいのペースで明石駅を利用されていますか。

淺生会長

 最近は、市内ならバスの利用が多く、市外へ行くときに電車に乗ることがありますが、一人ではなく同行介護というのが最近は充実してきましたので、目的地まで一人で行けないようなところはガイドヘルパーを利用します。なので、一人で乗車することが減ってきました。

記者

 明石駅の3・4番線は非常に危険度が高いということで、利用を控えたことはありますか。

淺生会長

 生活する上で、駅の利用は必要ですので、控えたことはありません。

記者

 今回は明石駅ということですが、西明石駅も引き続きということですか。

市長

 はい、引き続きです。また、明石駅も今回は3・4番線ですが、1・2番線の設置も目指します。また西明石駅は国基準の乗降客数10万人に満たない駅ですが、終点の駅で、お酒に酔った方々などが多く、非常に危ない駅ですので、西明石についても引き続き要望を続けていきたいと思います。

広報課長

 これで会見を終わります。

 

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お問い合わせ

明石市政策局広報課

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