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更新日:2017年1月30日

記者会見 平成28年9月28日

会見概要

平成28年9月28日

 

広報課長

 記者会見を始めます。本日は明石市長と明石市障害者当事者等団体連絡協議会代表の共同記者会見になります。また、この後、JRへの要望書提出が5時ということで伺っていますので、質疑応答も含めて30分程の記者会見とさせていただきたいと思っております。記者の方もご協力のほどよろしくお願いします。

 まず、先ほどの本会議で全会一致で採択されました、「明石市内の各駅にホームドアを設置する働きかけを求める請願書」の件ですが、その全会一致の採択を受けて、請願者である明石市視覚障害者福祉協会の浅生会長から一言いただきます。その後、今回要望書を出しに行かれます、明石市障害者当事者等団体連絡協議会「通称ASK(あすく)」代表の松本さん、その後、市長から明石市の取り組みを発表させていただきます。

 では、浅生会長、今回の採択を受けてのコメントをお願いします。

市長記者会見次第(PDF:81KB)

資料 要望書(明石市内の各駅へのホームドア設置について)(PDF:70KB)

明石市視覚障害者福祉協会 浅生会長(以下浅生会長)

 たった今、明石駅をはじめ、明石市内の各駅にホームドアの設置を働きかける請願が採択されたわけですが、これで私たち視覚障害者が明石駅のホームを安心して歩けると決まったわけではなくて、これは第一歩です。今ようやく明石市が、JRに対してホームドア設置を強く働きかけてくださるということが決められました。ですが、今すぐ日限をきって、ホームドアが設置されると決まったわけではなくて、私としては、この白杖の先でホームドアを探る、あるいはこの手で触れる、そしてホームドアの開いたとこから電車に乗る、そういうことがはっきり感じるところまで、今しばらく喜びはお預けにしたいと思っているのが正直な気持ちです。ですから、これから実際に願いが叶うまで、頑張って働きかけをしていただき、私たちもJRに対して働きかけを力をゆるめずにしていきたいと考えておるところであります。

 ただ、この第一歩というのは、ものすごく大きな第一歩で、この一歩を踏み出させてくれた、明石市・明石市議会・泉市長に対して感謝申し上げたいと思っております。

広報課長

 続きまして松本代表お願いします。

明石市障害者当事者等団体連絡協議会松本代表(以下松本代表)

 明石市障害者当事者等団体連絡協議会の代表をしています松本と申します。今回、市視覚障害者福祉協会の方から市議会にホームドア設置の請願が提出されました。これを受けまして、我々当事者団体も次の動きをしようと思っています。また、駅ホームの安全については、視覚障害者だけに限らず、車いすの利用者も含め、他の障害がある人や高齢者、子どもにとっても早期の改善が望まれると思っておりますので、要望を出そうと思っています。

広報課長

 続きまして泉市長お願いします。

市長

 請願が全会一致で採択された意味は極めて大きいと思っています。その意味はいくつかありますが、大きく3つばかり。

まず1つは、一番大きいのは今回一連の動きを受けまして、明石市内においても視覚障害をお持ちの方を中心にこういった声があがったということの意味は極めて大きなことだと。まさに一番切実な方々が声をあげられたことの意味は非常に大きいとまず受け止めています。

 2つ目はそれが全会一致で請願が採択されたということは、まさに明石市全体の問題、これは当事者だけでなく、明石市民の代表である市議会の全会一致でありますので、まさに明石市挙げてこの問題に取り組むべき状況に至った意義は本当に大きいと思っており、市もある意味責務を負った状況になったと認識をしております。

 そして3つ目は、ご案内のとおり国が大きな方向性を示しています。つまり、ホームドアを優先的に設置する駅についてでありますが、要件の1つはいわゆる利用者数10万人以上という要件がありました。もう1つの国の定める要件といいますのは、障害者からの要望が高い駅という要件がありました。これにつきましては、本日こういった形でまさに請願が可決され、この後実際に障害者の皆さんがJRに要望をあげられると認識しておりますので、それによりまして国の定める要件を明石駅は満たすことになります。

繰り返し言いますが、明石駅は10万人以上の利用者があり、かつこの度の一連の動きを踏まえまして、まさに国の定める障害者からの要望の高い駅という2つの要件を満たした状況だと思っておりますので、市といたしましても、障害者団体や市民の皆さんや議会と一緒になってしっかりと対応していきたいと考えております。 

広報課長

 それでは質疑に入ります。

記者

 浅生会長に伺います。ホームというと、障害のあるなしに関わらず危ない場所だと思うんですが、浅生さん自身、実際に目が見えないことでホームにいて危険だなと感じた経験であったり、不安であったりという、そういった思いをお聞かせください。

浅生会長

 私も一人で外出することもありますし、電車を一人で乗り降りすることもありますが、やはり今駅にはだいたい誘導ブロックがありまして、そのブロック上を歩いていますが、そこに電車を待つ人が立っていたり、ポールかなにかが立っていたりして、ぶつかってしまうと自分の方向を失ってしまって、意図せず線路際に行ってしまうといったヒヤっとすることもあり、白杖の先がホームから空中をついているという経験をしたこともあります。特に両側が線路になっているところというのは、「欄干のない橋」と言われますが、非常に危険というか、不安を抱きながら歩いているというところです。

下り階段というのも気をつけなければいけません。やはり視覚障害者にとっては、ホームの移動は気を許せない、危ないところだと私自身痛感しています。

記者

 市長が先日、議会の答弁で市長自身が率先してJRと交渉するという発言をされたと思いますが、それについてこれからどういうふうに交渉していきたいとお考えでしょうか。

市長

 このたび、請願が市議会で採択されたという状況であります。この後、視覚障害者団体がJRに要望を持っていかれるという認識をしております。そういった状況を踏まえまして、市としてもしっかり体制を整えたいと思っておりまして、全庁的なテーマとして位置づけて、明石市役所としてこのテーマにしっかり対応できる体制をできるだけ早い段階で、人事面も含めまして体制をとりたいと思っています。

 それらを踏まえまして、今回請願の採択もありますので、市議会ともしっかり相談をしながら、いわゆる市役所と市議会と、障害者団体を含めた市民の皆さんと相談しながら、しっかりと明石市をあげて、このテーマについて取り組める体制をつくりたいというのが原点であります。

記者

 市長にお伺いしますが、駅にホームドア設置となると、地元自治体も金銭的な負担を求められるという局面が出てくると思うんですが、その辺はどのようにお考えですか。

市長

 費用を伴うテーマにつきましては、市長部局としては当然負担すべきところだと認識しておりますが、予算を伴う案件につきましては市議会のご了解もいるテーマでありますので、私の現時点の受け止めとしては、当然自治体として対応できることはしていくべきだという考えであります。もっともお金を伴うテーマですので、繰り返しになりますが、市議会の方ともよくよく相談して対応していきたいと思っております。

 なお費用に関して少しお話したいのは、いわゆる公共交通機関は原則として利用者がお金を払って、JRもそうですけど、いわゆる電車賃を払っているわけですが、その電車賃の中にはしっかりと安全にという観点の費用が入っていると私は認識しておりますので、単に駅から駅に運ぶだけではなくて、安全に、ホームで待っているときも安全に過ごせるという費用も含めた費用を多くの利用者がすでに払っていると私は認識しておりますので、お金がないから出来ないテーマではなく、すでに利用者はお金を払っている。それを踏まえてしっかりと、ホームドアを設置することは公共交通を担う事業者の責任だと思っています。もっとも、それを加速させる意味で、国の補助制度などもありますので、その中で自治体が応分の費用負担をしていくことは十分想定しうる話だとは思っています。

記者

 要望書の中の要望事項(2)についてですが、ホームドアが設置されるまでの間、2つの対策を検討願いますの中の1つ目の、「駅内及び改札で視覚障害者を認知された際に、乗車まで安全に誘導を行っていただく」という要望があるんですが、まずこれについて現状では、JR側の配慮や誘導はあるんでしょうか。

浅生会長

 私の経験では配慮がされている部分もあります。前もって、例えばここから乗りますと駅の窓口に言っておけば、そこからホームに上がって、電車に乗せていただいて、次降りる駅で、そこの駅の駅員さんが電車のところまで迎えに来ていただくとか、事前に連絡しておけば、そういうサポートをしていただけます。ただ、ラッシュ時とか駅員の人員が少ないときは、なかなかそうもいかずに待たされることもあります。ですから、駅の方から、できるだけ駅員に声をかけてくださいと言われた障害者もいると聞きます。

記者

 実際に直接電話をして、対応していただけることもあれば、忙しいときなどはなかなか難しいこともあると。今回の要望としては、できる限りあらゆる場面で対応してほしいと、今までよりももっと対応してほしいという要望になるんですか。

浅生会長

 そうです。

記者

 (2)の「駅内にいる一般乗車客に対して、障害者の誘導や声かけに協力いただけるよう、随時放送で呼びかけていただく」ですが、呼びかけというのは今あるんですか。

浅生会長

 構内でそのような呼びかけは聞いたことはありません。

記者

 ASKについて確認させていただきたいんですが、協議会は6つの団体でつくられているんですか。

松本代表

 そうです。今市内で6つの団体が活動しているんですが、その団体が情報を共有していこうと、働きかけをしていこうと。単独で行動するより、大きな輪になっていく方が、より障害者に対して良い○○ができるんではないかという気持ちではあります。

記者

 6つの団体は、市内にあるすべての障害者団体なんですか。

松本代表

 これ以外にもあるかもわかりません。今我々が関わっている市内で活動している団体が6団体ということです。

記者

 松本代表はこの6つの団体のどの団体に所属していらっしゃるんですか。

松本代表

 身体障害者福祉協会の会長を今年の6月末までやっていまして、7月1日から相談役をやっております。

市長

 少し市の立場から、明石駅について特徴はいくつもありますが、繰り返しお伝えしたいと思いますが、1つは10万人以上の利用者という利用人数の問題、2つ目はJRの方針で危険な駅とか形状を重視されていますが、明石駅は危ない駅です。ホームの両側が落ちますし、ましてや貨物列車がすごいスピードで通りますので、非常に客観的に見て危険な駅だと強く認識しています。3つ目は、昨年の11月に死亡事故が現に発生しているという意味で、現に不幸な結果が発生している駅です。

 そういう意味で明石駅は、10万人以上の利用者で、客観的に危険であり、現に死亡事故が発生している駅だという3つの特徴があります。

 それに加えて、明石市の立場としては、明石市は障害者にやさしいまちづくりという観点で施策を進めており、明石駅周辺、例えば明石駅構内のショッピング関係の多くのお店が、障害者差別解消条例を受けての公的助成制度をご利用いただいておりまして、明石市としては玄関口として、障害をお持ちの市内外の皆さん、ぜひ明石駅にお立ち寄りください、明石にお越しくださいと、呼びかけている面もありまして、まさに障害者にやさしい明石の玄関口が、そのような危険な状況を放置することは、まちとしても看過し難い、市長としてもこのことについては、市としての責任を果たしていきたいと考えています。

記者

 この請願は、市と市議会からJR側に設置を働きかけてほしいという趣旨の内容だったと思うんですが、要望というのは庁内に体制をつくって、議会と相談しながら、その後にそういう要望をしていくというイメージですか。

市長

 そうですね。これからになりますが、一般論で言いますと、JRに対して働きかけは当然すべきだと思っていますし、その働きかけも直接に限ることなく、障害者団体や市民の皆さんと一緒に働きかけというのもあり得ると思いますし、またJRにつきましては、国においては国土交通省との関係も深かろうと思いますので、国土交通省、主要省庁、国会でも議論されていますので、国土交通省や国会への働きかけもあり得るとは認識しています。

 あとスケジュール感については、国の方でもすでに検討が始まっていて、検討メンバーにもJR西日本も入っておられます。中間とりまとめが年内と聞いていますので、そういった国の検討状況もにらみながら、市としても迅速な対応が求められると認識していますので、浅生会長や市民の皆さんや市議会と相談しながら、スピード感を持って対応していきたいと考えています。

記者

 今日、たくさんの方が議会の傍聴に来られていましたが、皆さん協議会のメンバーの方ですか。また何人くらいおみえになっておられますか。

松本代表

 協議会のメンバーと、県からの5人を合わせて30人くらいだと思います。

市長

 私の方からお願いで、これは重要なテーマで、機運が高まることが重要な面もありまして、明石市としては当然責任を果たすべき行政の一端を担うのは当然だと思っておりますが、やはり公共交通機関の事業者の判断が大きなテーマだと思っておりますので、ぜひ報道機関の皆さんのお力添えもお願いしたいと思います。私としては、具体的に明石駅にホームドアが付くという約束をしっかり得るまでしっかりやっていきたいと思います。

広報課長

 これで記者会見を終わらせていただきます。

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