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更新日:2016年2月2日

記者会見 平成27年12月25日

会見概要

平成27年12月25日

 

広報課長

 それでは定刻になりましたので、市長会見を始めさせていただきます。テーマにつきましては、今日の午前中に、まち・ひと・しごと創生総合会議がありまして、まち・ひと・しごと創生総合戦略と人口ビジョンを作成いたしましたので、それを受けての会見となります。まずは市長の方から説明します。

市長記者会見次第(PDF:16KB)

資料 目指せ!明石のトリプルスリー(PDF:429KB)

資料 「こども」「文化」を核に「未来中核都市」へ(PDF:1,437KB)

 

 

市長

 これからの明石市のまちの方向性の大きなテーマでありますので、こういう形で直接お伝えしたいと思い、お集まりいただきました。

 前提として、国の方も地方創生という形で、非常に大声で言っておられ、各地域でも一定の方向付けをしているところですけれども、まず明石市では、本気でこの明石のまちの発展をしていきたいという強い思いの中で、今回の取りまとめをしたという認識を持っております。幸い、今、明石市は、3つのV字回復という形で、減少していた人口が回復基調になり、地価も上昇に転じ、市の貯金である基金の方も回復基調にあるところであり、非常にありがたいと思っているところであります。

 この点は先にお伝えしますと、明石市の人口が増えている最大の理由は、明石がもともといいまちだからだと思っております。明石は自然も豊かであり、気候も良く、交通の利便性も良く、地域コミュニティも強く、さまざまないい点がそもそもこのまちにあるからこそ、こういう形で人口のV字回復になっているという認識であります。それに加え、今の時代状況に合った子育て支援策など政策的要素も加わった形で、現在を迎えているという認識を持っております。

 それを踏まえて、これからは、この3つのV字回復を単に安定的に継続するだけでなく、さらに加速させていきたいと強く思っています。そういった中で、このたび会議を重ねながら本日取りまとめたわけでありますが、今、お配りしたものにも「目指せ明石のトリプルスリー」と書いてありますが、まず人口につきましては、減少ではなく人口増を図っていきたい、人口30万を目指したいと考えております。減少していた人口が回復となっているのは、近畿2府4県、111ある自治体で明石だけであります。増え続けているところはいくつかありますが、減少が始まっていた後に回復基調になったのは、111のうち唯一明石だけと認識しております。また、明石は25年度が400人台、26年度が500人台、今年は11月末時点で600人以上人口が増えておりまして、回復基調はさらに加速していると認識しています。今回の戦略につきましても、それをさらに上方修正しまして、毎年700人以上は増加していくという中で、計画を作っているところであり、私の中では、それをさらに加速させていきたいと強く思っており、それは可能だと思っております。人口30万にするためにも、社会増も必要でありますが、自然増がポイントとなります。そういった意味で、昨年度は2570人の赤ちゃんが生まれたわけですが、これを3000人に持っていきたいと思っております。これは掛け声だけではありません。子どもを産みたい、育てたいと思える大胆な経済的支援策あってこそだと思っておりますので、次年度予算に反映させる形で、大胆な経済支援策を打ちたいと思っており、3000人に乗せたいと思っております。

 また、この人口や赤ちゃん3000人という単なる数だけではなく、まちの文化度を上げていく、文化的向上を図ることもあわせて必要になると強く思っています。その観点から、あと1年後くらいに再開発ビルができますが、それを単なる再開発ビルではなく、本のビルとして、おそらく西日本で最大級になると思いますが、1つのビルの中に市民図書館、こども図書館、大型書店という形で、本の数的に言いますと、有数の状況だと思います。そういった拠点をベースにしながら、ビルのみならず、町並み全体を本で彩る、そんなまちにしていきたいと。学校図書館との連携やそれぞれの商店街や金融機関や医療機関などとも連携し、どこにいても手を伸ばせばいい本に出会える、いい本を読めるといったまちにしていくことによって、質的な向上を図っていきたいと強く思っております。

 今日は相当気合が入っていますが、私としては、4年の1期目が終わり2期目に入りまして、これまで以上にギアチェンジして、加速させて、まちを発展させていきたいという強い思いを持っていますので、これまで以上にさらに大胆な政策を打っていきたいと強く思っているところであり、年明けてから順次やっていきたいと思っております。そういった中で、私としては、私の任期中は、人口は必ず増やすという思いでありまして、もし人口が減ったら辞職する思いであります。人口が1年間で減った場合には、私は市長を辞任するという覚悟をもって、しっかりとこの地方創生をやっていきたいと。漫然と人口減に甘んじて、市民に人口減は仕方ないと思う首長もいるようですが、私はそうは思いません。首長は結果責任を負うものでありますので、私は少なくとも、私の任期中は人口を増やし続けるという思いで、今日の会見を迎えております。背水の陣でしっかりやっていきたいという思いであります。気合が入っておりますが、以上であります。

 

 

政策室長

 「明石市人口ビジョン」と、「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の取りまとめが終わりましたので、概要版に基づき、ご報告させていただきたいと思います。

 (以下、資料を読み上げて説明)

 

 

広報課長

 それではみなさんからの質問をお受けいたします。

 

 

記者

 トリプルスリーですけど、いつまでの。

 

 

市長

 これは、2020年までの5年間の目標です。基本戦略は、5年後と2060年の2つの目標値でありますので、これは5年後の目標値という認識です。

 

 

記者

 予算の話もあるので、具体的には難しいかもしれませんが、特に30万人のところですね、どういうふうに目指したいというかをおっしゃっていただければと思います。

 

 

市長

 人口増については、社会増と自然増だと思います。社会増については、ご案内の通り、同じ話で恐縮ですが、昨年度は明石市はすべての自治体から転入増という形になったと理解をしています。近隣市のみならず、どこからも明石に引っ越してこられた方が多い状況であり、この状況はさらに加速していくものと思っております。

 加えて、自然増については、前提としては、私は人は結婚しなければいけないとは思っておりません。人は子どもを作らないといけないとも思っているわけでもありません。それはそれぞれの判断です。ただ、結婚したい、子どもを作りたいと思うのであれば、それができない理由が社会環境・経済的な理由なのであれば、その点については、行政が応援することにより、子どもを産みたい、2人目を産みたいということは、かなり見えてくる話だと思っています。特に今の状況を考えますと、2人目施策が重要だと思っております。結婚してお子さんをひとり作られた場合に、これもいろいろあると思いますけれど、一般論でいきますとやはり、2人目を作りたいと思う方はかなり多いと思います。しかし、それがなかなかできないのはなぜかというと、2人目を作っても、お金の問題が気になるとか、2人とも働くときに、誰が見てくれるんだろうというような辺りの不安のなかで、躊躇されている状況があると思います。

 そういう意味では、2人目を産んだとしても、経済的にはなんとかなると、2人とも働き続けることが可能であるというような環境を作ることによって、2人目を作ろうという動機に基づいて、実際、赤ちゃん3000人は達成可能ではないかと思っております。これに向けて、次年度と言いますか、年明けあたりから、順次、政策を展開していきたいと思っております。

 後は、市長になって1期目が終わり5年目に入り、率直な実感としては、政治がもっとしっかりすれば、私たちの社会はもっと良くなるのではないかと改めて実感をしております。予算の配分であるとか、働きぶりの問題も含めて、今の時代状況に合う形で予算配分をし、しっかりと働けば、まだまだ私たちの社会は良くなっていく可能性があると改めて私は強く思っております。具体的に言えば、子育てや教育や福祉や医療をしっかり重点化し、市民ニーズに添った施策展開をしていけば、市民は見ておりますので、しっかりと我がまち明石を選び、そしてまた、お子さんを産み育てていただけるのではないかと思っております。これは政治の責任だと思っております。それをしっかりやっていきたいという思いです。

 

 

記者

 医療費の件ですが、明石市として力を入れていらっしゃる。それをいいなぁと思って引っ越してきた若い世帯が、実際に病院へ行こうとしたとき、明石市の病院についてはまだまだ不十分である等の指摘を聞いています。このあたりについての整備に対する支援、政治ができることはないのでしょうか。

 

 

市長

 それも予定しています。例えば小児救急の問題。市民病院のベッドがすべてうまっているわけではありません。医療的な面において政策的に展開できる余地は十分残っていますし、そういったテーマについても検討しているところです。

 

 

記者

 財政的に厳しい中である程度お金がいる。何かを削らなくてはいけない。そのあたりの財政的な見通しについてはどのように捉えていらっしゃいますか。

 

 

市長

 ここは2つの点から。まずひとつ、確かに財政に余裕がある状況ではありません。財政健全化は引き続きしっかりやっていく必要があります。そういった中で、市民からお預かりしているお金を、市民が納得する形で使っていくことを引き続き行うことによって、やりくりをすることによって、一定の財源の確保は可能だと思います。

 もうひとつは大胆な施策というのは、一旦財源を伴いますけれども、その結果、人が増え、その人が将来にわたってしっかり税金を納めることも含め、社会を支える層が増えれば、税収の確保につながります。人が集まれば地価も上がりますから固定資産税も上がり税収も増えます。そういう意味で一旦財源を使ったとしても、生きた投資となれば人が増え、財源の面からも安定していくと思っています。そこを大胆に将来に対する投資という意味で対応していきたいと思っています。生きたお金を使おうということですね。

 今の話に関連しますが、まちづくりにつきましては、経済的な貧困層や経済的な弱者のみならず、幅広くいろんな方にお住まいいただいて、社会を支えていただいてこそ、その財源をもって必要な支援ができるわけであります。

 そういう意味で、明石市では所得制限という形ではなく、幅広い形で子育て世代を応援する施策を展開してきており、そのことは 反応してきていると思います。そういった層が来ると、地価についても、自力でローンを組みマンションや一戸建てを買う層が入ってきますし、教育にも力をかける層がおられますので、教育的な状況も整ってくる面があると思います。全体のことを考えると、先を見た30年、50年をみると、施策としては世代施策、子育て世代の支援策をしっかりやっていこうと思っています。

 

 

記者

 後半の部分は理解できますが、前半の部分のやりくりするというに関してはやや抽象的というか。何かを削らなければいけないと思うのですが、そのあたりはどうですか。

 

 

市長

 それはこれまでも継続してやっておりますし、今も最中です。例えば、残業代などもずいぶん見直しをしている最中です。市の職員も数がおりますのでしっかりと働いて帰れるときは帰る。場合によっては家族で夕食を楽しむということを含め、しっかり働き、しっかり家族サービスをするなど、そういった積み重ねによってかなりの部分、財源の捻出は可能だと思っています。あとは公共施設の統廃合。漫然と公共施設を維持するのではなく、大胆に統廃合や民間売却などをすすめていく方向です。そういった中で、財源は生まれていくと認識しています。

 

 

記者

 人口が減ったら辞職すると覚悟を示されるというのは、かなりの自信の表れかなと思うのですが、どのへんをテコ入れできるか、どこを変えればいけるという確信を持っていますか。

 

 

市長

 市長1期終わって5年目ですが、一番大きいのは、明石はいいまちだということです。私は明石に生まれ、明石に育ち、いったん明石を離れましたけど、明石のまちをもっといいまちにしたいと思って帰ってきました。私が東京にいたころに、同じ明石出身の友人が、出身地を聞かれて、明石と言わずに、違う都市名をこたえるのを聞きながら、どうして明石出身の者が明石と言えないのかと、明石はそんな恥ずかしいまちじゃないんだという思いを、20才くらいの時に感じ、自分が市長になって明石のまちを胸のはれるまちにしたいと思って、その後30年経ち、市長をしております。その立場としては、このまちは本当にいいまちですから、このまちの良さをしっかりと知っていただければ、多くの方が明石に住みたいと思い、このまちで子どもを育てたいというようになるのは確信しています。数字について、明確な確信があるわけではありません。ただ、この間の施策展開の中で、3年人口増が続いておりますし、その傾向も加速の方向に向いておりますので、さらに施策を展開することによって、十分人口増は確保できると思っています。

 

 

記者

 施策というのは、主に子育て面というところですか。

 

 

市長

 子育てもそうですし、障害のあるなしに関わらず、ご高齢の方も含め、女性も男性も含めて、それぞれの市民ニーズに対してしっかり向き合える、寄り添える施策を展開し、予算を重点化していくということだと思います。そうすることによって、そのまちに暮らそうと判断なさると思います。市長が言ったからといって人が移るわけではなくて、それぞれの方が自分自身の家族や生活を考えて住む場所を決めるわけです。明石としてできることは、明石の事実をしっかり伝えることだと思います。しっかり事実を伝えれば、きっと明石を選んでもらえると思っています。

 

 

記者

 今年の夏に実施された、転入促進キャンペーンの手ごたえを感じたのが大きいですか。

 

 

市長

 転入キャンペーンは、たしかに10年間見ても極めてたくさんの転入がありましたが、転入キャンペーンだけではありません。1期目、2期目が始まった間の施策展開についての手ごたえはあります。

 

 

記者

 子育て面について、具体的に何かありますか?

 

 

市長

 教育環境について、エアコンや給食、30人学級の方向づけでも進んでいるところです。国のほうでは40人といわれていますが、明石はそうではなくて、教育に力を入れていくということで、力を入れるには予算を使うことにもなります。市で単独予算をたてて、やるということ。これは教育に力を入れて欲しいと思っている層にとっては、明石の魅力の一つになると信じています。

 また本も、単に紙としての本ではなく、想像力だと思いますから、本を通じて過去とも対話でき、そして国境を越えられるわけでありまして、いじめ対策にもまた平和の問題にもつながります。良い本を子どもたちを含めより多くの市民が読むようなまちになること、そういったまちに住みたいと思ってもらえるよう、時間はかかりますが、繋がっていくと思います。

 こういった文化的なところにしっかりと力を入れてこそ、まちの発展があると思っています。こういった施策方針にイエスと思える人が転居いただくことが明石にとってプラスにはたらくと思っています。そういう意味では、総合的な施策だと思います。

 障害者分野についても、明石市では、手話のみならず、さまざまなコミュニケーションについての支援や差別解消法の条例をまさに作成中です。人はすべからく、赤ちゃんの時は誰かの世話になって、そして人はさまざまな人の世話になりながら生きているわけでありますので、お互いを助け合えるようなまちを作っていくことは誰にとってもイエスなはずだと私は思っています。これは、びっくりするほどのお金をかけなくても、そういった気運を高め、一定のインセンティブが働く予算でもって、助け合えるまちを作っていくことが、さまざまな事情を抱えた方にとって暮らしやすいまちになっていくわけで、総合的にはまちの発展につながると思っています。

 明石は歴史もあり、地域コミュニティが非常に強いまちです。数十年前からコミュニティ行政をしっかりしており、地域が強いエリアであります。祭りも盛んです。そういった良さが残っています。地域力をさらに応援することによって、地域の見守りの向上も図れるはずです。地道なようですが、行政のできることをしっかりしつつ、地域のお力をお借りしながら暮らしやすいまちを作っていく、そういう意味では総合的施策だと思っています。私としては多様な政策を展開して、しっかり人を増やし、そして、文化的な向上を図り、明石のまちの発展をはかりたいという強い思いです。

 

 

記者

 「本のまち」について伺います。西部についてはいかがですか?

 

 

市長

 すでに西部図書館があります。再開発ビルに図書館が入りますが、ポイントはここだけではなくて、市民図書館の本も西部に行ったり学校図書館に行ったり、まちなかに本が巡っているといいますか、本のじゅうたんが敷かれているような明石のまちにしたいというイメージです。多くの子どもたちも、自分の読みたい本が、少しお金がない方であっても無料で本を借りることができるわけですから、お金がなくても、しっかりと想像力を働かせるツールとしての本に接しられるまちにしていくということが、子どもたちのいじめとか、さまざまな差別とかを減らすことができると信じていますので、ある意味いじめ対策であり、平和行政であり、差別解消に向けての取り組みも含めた「本のまちづくり」のイメージであります。少なくとも明石市の図書館は蔵書数を2倍になります。それ自体が大きい話だと思います。持っている本の数を2倍にするわけですから。その2倍にした本が市内を巡っていくというイメージです。良い本をしっかり揃えればいいのでありまして、これも誤解のないようにお伝えしたいのですが、良い本というのは長く読み継がれていく本。その本を通して想像力が掻き立てられ、優しくなれる本といったイメージでありまして、そういった本を揃えていきたいと思っています。

 

 

記者

 まちなか図書館はどうなっていますか?

 

 

市長

 今、準備中です。再開発ビル、すなわち本のビルのオープンに合わせて、一気にスタートダッシュしたいと思っています。少し前からパイロット的に始める可能性もあります。今日の時点で明確な数字は言えませんが、個人の思いとしては、30とか50とかじゃなくて、1000か所くらい作れないかと鋭意検討中です。医療機関とか金融機関とかさまざまな商店であるとか、そういったところで本を置いていただける場所を精査中であります。そういったところにご協力いただきながら、まち全体で「本のまち」にしていくというイメージです。

 

 

広報課長

 これで市長会見を終わります。

 

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