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更新日:2014年11月5日
広報 |
定刻となりましたので、市長会見をはじめます。 |
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市長 : |
今日はお時間をお取りいただきましてありがとうございます。よろしくお願いいたします。
【資料】(仮称)あかしの生態系を守る条例を制定(PDF:272KB)
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〈質疑応答〉
広報課長 : |
それでは、今の2点のトピックスにつきまして、質問がありましたらお受けさせていただきます。 |
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記者 : |
生態系を守る条例について市長にお伺いしたいのですけども、13条の罰則ということで、中止または現状回復等の命令に違反したものは30万円以下の罰金とありますが、これを読むと、市民も対象となるということでしょうか。また、中止または現状回復の命令というのが何回くらい出してとか、どういったくらいの悪質性を持って、罰金というのを考えているのか。現時点で詰まっているところがあれば、教えてください。 |
市長 : |
条例の検討過程でいくつか論点がありました。そのうちの一つはおっしゃるとおり、市民と事業者を分けるか否かというテーマがあります。また、罰則のかけ方ですけど、すぐに罰金という形もありますけど、今回の場合はいったん中止命令を出して、それを守らない時に罰則という順を使っています。この間、検討してきたわけですが、まず一つ目につきましては、その背景としてはですね、明石にミドリガメが大量にいるのは、確かに明石が自然豊かで非常に環境にいいという点も当然大きいですが、加えて、大量に捨てられた過去があったという指摘も聞くところでありますので、大量に特に業者さんがですね、縁日のミドリガメが大きくなったからということで捨てられるということがあったら、いくら市の方が取り組んでも追いつきませんので、そういった悪質性の高い行為については罰則をもってしてでも規制をかけていく必要があるという価値判断がまずございます。 そういった中で戻りますけれども、市民と事業者を分けるという選択肢はなきにしもあらずでした。当初、その案も考えましたが、やはりそれは行為の悪質性を持って考えるのであって、事業者か否かという分け方ではなくて、行為の悪質性でもってとらえると。また、今回、間接罰ですので、まず禁止し、中止命令を出し、それでも聞かない場合はという形ですので、それほど悪質性の高くない事案については、その中で現実的な対応は可能だと考えています。小さな子どもさんが、ミドリガメはかわいいけれども、ちょっと逃げてしまったという行為を罰するというわけでは当然ございませんので、悪質性というキーワードで対応していきたいと考えているところであります。 |
記者: |
佐賀県とかでは県レベルでやっておられますね。明石の場合は調査の時にすぐ上流が神戸市であったりとか、隣接する加古川とかにもため池がありますよね。周辺の自治体と一緒にやっていかないと、明石だけでやっても効果が100%あがらないという考え方もあると思いますが、市長として他の市に対して呼びかけたりするのは考えられているのでしょうか。 |
市長 : |
当然あります。7月のフォーラムでも近隣の11市に声かけして、フォーラムにご参加いただいてます。あと、私もこのテーマにつきましても環境省に何度も通っておりますが、そこでもお願いをし、本来は国が迅速に対応するのが望ましいという考え方でありますが、少なくとも市レベルじゃなくて、県レベルの対応が必要ですので、国に県の方によろしくお伝えくださいとお願いしておりまして、現に兵庫県の方にも働きかけをしていただいていると認識しています。 いずれにしても、明石だけがやればいいとは思っていませんが、だからと言って、県や国を待っていればいいという訳ではなくて、現に明石市はため池も多く、ミドリガメも多く、現に施策に取り組んでいますので、国や県を待つことなく、しかしながら国や県とちゃんと情報共有をしながら施策を進めていきたいというスタンスです。 |
記者: |
これは、とりあえずはミシシッピアカミミガメ1種類のみを対象としていると。 |
環境総務課長 : |
はい。 |
記者: |
今後、他のものについては、指定するかどうかは進めたうえで考えるということですね。 |
市長: | そうですね。いろいろ植物関係もまたテーマとしてなくはありませんので、動物に限らず、長い歴史によって培われた自然環境が人間のある意味一種の営業的な行為によって害されてしまって、生態系が狂ってくるというのは非常に看過しがたいと思います。 |
記者: | それとスマイル100%ですけど、これは、他市の事例としてはどうなんでしょうか。いったん現金を手渡し支給をするという方法を採っているところは実際あるのでしょうか。 |
子育て支援課長: |
同じような出生数のところで、聞き取りはしていますけれども、実際に児童手当を渡す時に、子どもさんの確認をしながら渡しているという市はあるんですけれども、このように確認できない場合に、そのような渡し方をしているというところは聞き取りの中ではございません。 |
市長: |
ここは、発想というか、別に当たり前のことだと私は思っているんですが、誰のためのお金かと言うと、お子さんのための児童手当、児童扶養手当なわけですから、お金の目的であるお子さんの安否すら確認できていないにも関わらず、漫然と公金、お金が流れることの方が問題です。少なくともお子さんの安否確認、健康確認をした上で、そのお子さんにお金をお渡しするという趣旨ですので、これは別に条例化も規則も必要なくて、運用でできることだと認識をしています。 |
子育て支援課長 : |
条例、児童福祉、児童手当法につきましても、そういった分からない場合については、いったんその額の全部または一部を支給しないことができるということがありますので、そういった法に基づいてしっかりとやっていきたいと考えています。 |
記者: | これと直接関わりはないかもしれないですが、仮に虐待を疑われるような場合、虐待をしている保護者をどうケアしていくかという話が、今非常に重要だというので、結局子どもさんは、その後もずっと何年も親御さんと一緒に暮らしていかないといけないわけですから、そのあたりのことをいずれ中長期的には発展させていってというお考えは市長の中でお持ちなんでしょうか。 |
市長 : |
もちろん強く思っています。このテーマは総合的な施策が必要だと思います。親御さんというか加害者側になるわけですが、こちらに対してはまさにフォローもいると思っています。例えば教育現場において、すでに明石市では教育現場にスクールカウンセラーを配置し、市単独予算でスクールソーシャルワーカーという生活支援担当も配置し、弁護士をスクールロイヤーとして配置することを決めたところであります。それに加えて、不登校についても単独の学校に任すだけではなくて、もう少し市全体で対応できる体制づくりについても検討を始めております。まさにご指摘のとおり、このテーマは、子どもですけれども子どもだけにアプローチをしたらいいというわけではなくて、親御さんやその地域に対するアプローチ、フォローなどが不可欠だと認識しておりますので、総合的に施策展開をしていきたいと考えています。 ただ、そうは言っても子どもの顔を100%確認するという強い意志なくしてこの施策は前に進まないと思いましたので、この時点にて、こどもスマイル100%という形の立ち上げたところでございます。 |
広報課長: | それでは残りの三つのトピックスについて市長の方から説明をお願いします。 |
市長 : |
【「明石市高齢者見守りネットワーク事業」の開始】
【資料】任期付専門職採用試験の実施について(PDF:118KB)
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〈質疑応答〉 |
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広報課長 : |
それでは、今の三点のトピックスにつきまして質問がありましたらお願いします。 |
記者: |
一人暮らし高齢者台帳に登録をされている65歳以上の方は現時点で何人いらっしゃるのかを教えてください。 |
高年福祉課長 : |
8月28日現在で7694名の方が登録いただいております。75歳以上人口につきましては、平成26年4月1日現在で3万1342名です。 |
記者: |
もう一点、市長におたずねしたいのですが、シティセールスですが、色んなまちがシティセールスの職員を採用して、非常にすべっているということが多くの自治体で問題になっています。そして、シティセールスをする難しさがこの十数年の間にものすごく浮かび上がってきていると思うのですが、明石市が貴重な公金を投じて人を雇って、そういうことに陥らないために、こういう仕事をしてもらいたい、こういうことをしてもらうという、現時点での考えを聞かせていただけますか。 |
市長: |
これからのテーマでもありますけど、想いとしては2点ばかりあります。今、ご指摘がありましたけど、どこのまちもこの手のテーマをよく言うのですが、私の想いは、思いつきの計画ではなくて、明石のたからものとよく言うのですが、明石はすでに魚、タコ、時のまち、歴史のまちなどすでに根付いた「たからもの」がいっぱいあります。それをしっかり生かした展開が大事だと思っています。 何か思いついたことを「我がまち」としてやっても長続きはしません。そういうことではなくて、明石はすでにいい「たからもの」があります。その事例がさかなクンでありまして、そういったタコをキーワードに、たこ大使にご就任いただいて、時のまちとコラボして天文科学館でやったりもしています。方向性としては、明石の「たからもの」をしっかり発信していくんだという観点が重要だと考えています。 二つ目ですが、これはまだ検討中ではありますけども、すでにご存じかと思いますが、人口が明石はこの間少し減っていたのですが、最新の統計で人口増加に転じたという情報が入ってきています。特に30代の社会流入が一気にきておりまして、分析はこれからですが、こどもを核としたまちづくりの施策展開が子育て世代に反応しているという面もあろうかと認識しています。 私としては、明石のまちは住みやすい、子どもを育てやすい、そういったまちであるという観点をしっかり発信し、人口減少社会においても漫然と人口減少に甘んずることなく、しっかりと選んでいただける明石にしたいと考えています。単に思いつきのアイデアを発信すればいいという段階ではないと思っています。 |
広報課長 | それではこれで会見を終わらせていただきます。 |
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