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更新日:2020年4月9日

記者会見 2020年(令和2年)4月1日

LGBTQ+/SOGIE施策担当職員の採用について

資料 LGBTQ+/SOGIE施策担当職員の採用について(PDF:1,083KB)

 報道担当課長

 定刻になりましたので市長会見を始めたいと思います。本日はトピックスを1つ用意しております。「LGBTQ+/SOGIE施策担当職員の採用について」でございます。まず泉市長から説明をお願いします。

 市長

 本日は新年度4月1日で、今日の午前中に新たな職員に辞令交付をさせていただいたところです。そのなかで、今隣に座っていただいております、高橋さんと増原さんの方にも明石市の職員として共に仕事をしていただく形になりましたので、ご報告申し上げたいと思います。お手元の資料に、LGBTQ+/SOGIE施策担当職員の採用についてというタイトルをつけていますが、今日朝辞令交付をさせていただいて、お二人ともお話させていただき、採用そのものは表現としては、皆さんご案内かと思いますが、こういった形で、LGBT/SOGIという表現を使っておりましたが、お二人の方からのお話もありまして、ご案内の通りと思いますが、LGBTという4つの頭文字で尽きる話ではありませんので、そういった観点も含めてLGBTという4文字ではなく、Q+という形でより開かれた概念で施策を進めていきたいという話になったところでございます。

 もう1つのSOGIにつきましても、これも皆さんお詳しいと思いますが、性表現のEも付け加えて、今後の施策展開をした方がというご意見もいただきましたので、表現としてはLGBTQ+/SOGIE施策担当職員という形で、本日から共に働いていくことになろうかと思っております。

 これもすでに採用募集のときなどにお伝え申し上げていますが、明石市としては、幅広くすべての市民に対して寄り添うようなまちづくり、このポスターにも書かせていただきましたが、「ありのままが当たり前のまちを一緒につくりませんか」という呼びかけのとおり、人はそれぞれに違いがありますし、いろんな事情を抱えているのが通常でありますので、できるだけいかなる事情がある市民の皆様も、できるだけ暮らしやすいまち、生きづらさを感じないような方向に、行政としてしっかりと対応していきたい、そういった中でお二人にも加わっていただいた経緯でございます。施策につきましては、狭い発想ではなくて幅広くでありますので、すでに明石市では、SDGs、インクルーシブといった概念も用いながらまちづくりをしておりますので、幅広い意味においてはSDGs推進室の中に位置付き、インクルーシブ的な施策とも合わせて対応していきたいと考えているところでございます。それでは少しだけそれぞれから抱負などを語っていただきたいと思います。では高橋さんから。

高橋主任

 誰一人取り残すことのない、すべての人に優しい、そういったまちづくりに明石市民としてとても誇りに思っています。そういうまちづくりの一環として、LGBTQ+/SOGI施策が求められているんだと思っています。私たちLGBTQ+、少数ではありますが、同じ市民として、家庭や地域や社会で生きづらさを感じないような行政サービスをこれから目指さないといけないと思っています。そのためには、現状では生きづらさを感じている当事者に寄り添う必要もありますし、生きづらさを感じないような、そういった具体的な方法を一緒に考えなければいけないと思っています。また、当然多数派である非当事者の市民の皆様にも、当事者のことをよく知っていただくことも必要ですし、また知らなくても、違うということだけで普通ではないとか切り捨てない、そんな社会を構築できたら、明石から発信できたら本当に素晴らしいんじゃないかと思っています。子どもたちがこれから生きていく、理想的なまちづくりを明石から発信できたらなと思っています。市長の指揮のもと、職員の皆様に色々教えていただきながら、市民のために働いていきたい、一人の明石市民としてそう思っています。よろしくお願いします。 

増原主任

 先ほど市長が掲げていた、パンフレットの「ありのままが当たり前なまちを一緒に作りませんか」というキャッチコピーがありまして、私はまさにそれをやりたいんだということで、魅力を感じて応募させていただきました。私自身が LGBTの1人、レズビアンとして、9年間LGBT の活動をやって参りました。その方向性が、どんな人でも大切にされる社会をつくりたい、そのどんな人の中にLGBTQ+、忘れられがちだし、見えづらい存在だけれども含まれているんだよということをやってきましたので、それを明石市民の皆様の暮らしを一番身近なところで支えていく、困りごとに寄り添っていく、そういう仕事をしていきたいと思っています。

 すでに明石の中でも、LGBTQ+の人たち一緒に暮らしています。見えづらい存在ですが、LGBTQ+の人たちが例えば病院で困らないとか、行政の窓口で安心してサービスを受けられる、そういう市民の困りごとに寄り添う仕事をしたいと思っています。一概にやさしいまち、そのために頑張っていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 記者

 お二人にまずお伺いしますが、改めて今回明石市の採用試験に応募された経緯をもう一度お伺いしてよろしいですか。

 高橋主任

 私自身が明石市でLGBT支援の小さなグループをやっていました。その中で市の方に色々ご協力をお願いしたりとか、外郭団体にご協力をお願いしたりとか、そういった活動を続けてきましたが、やはりその中では結構限界と言うか、そういったものもあると思っていました。それが一番のきっかけになりまして、やはり中の人になって、LGBT当事者だけでなくて、やはり市民、この施策を通してまちづくり全体に関わっていきたいと思っています。それで応募させていただきました。

増原主任

 私はこのLGBT/SOGI施策担当の公募がされるということをニュースで見て、ぜひやってみたいと思いました。これまで仕事では、主に企業であったり労働組合であったり、そういった職場の課題を中心に研修や講演を行う仕事をしてきたんですが、やはりそこだけではカバーできない暮らしの全般に関わって困りごとを解決していく、そういうところに魅力を感じて応募したいと思いました。

記者

 高橋さんは元々明石市民で、先ほど生きづらいこともあったとお話ありましたが、差し支えのない範囲で、例えばどういったことをこれまでに感じましたか。

高橋主任

 やはりいろいろな活動をする中で、新聞とかで紹介されます。そういった時に、ちょっと奇異な目で見られたりとか、近所の人からお声がけいただく時にそういった体験は多々ありました。私自身だけではなくて、グループに訪れる人たちもみんなやはり同じような体験をしていますし、先ほど増原さんからありましたが、病院とか訪れた際も トランスジェンダーの人がやはり受診しづらいとか、LGBTフレンドリーの病院を探しているけれどもとか、そういった意見はよく聞きます。そういったことです。

記者

 まず、市にお伺いしたいんですが、公募の際にもこういう施策を担当していただきたいとありましたが、改めて2人を前にして、今後どのような施策展開というのをしていただきたいと思いますか。

 市長

 総論部分としては繰り返しになりますが、明石市はすべての市民にやさしいまちづくり、やさしい社会を明石からという形でまちづくりを進めていますので、まさにまちづくりとしてご一緒にというのはまず強い思いとしてあります。そういった中で、あともう1つ、明石市としてこの間でありますが、例えば犯罪被害者のテーマを施策展開する時には、まさに当事者の方とご一緒に知恵を出していただいたり、相談をしたりしながら進めてまいりました。障害者施策も同様であります。やはりそれぞれのテーマに最もある意味近い方、ご本人やその近くにいる方々の、まさに実体験とか思いとか、そういったものを具体的な施策にしていくことがより適した施策になるという思いがありましたので、こういった形の公募とさせていただいております。取り組む内容は多岐にわたりますが、現時点では今日も資料をお配りしていますが、例えばイメージとしてはいろんなテーマがありますが、相談をしっかり一人ひとりに寄り添うような相談をできる体制ができるのではないかと私は考えておりますし、広く啓発イベントの実施、そして職員や民間企業に対する研修なども可能だと思います。また幅広いネットワークを作っていきながら、新たな制度づくりというものも視野に入ってこようかと思っております。これに尽きるものではなく、いよいよこれから本格的なスタートだと思っているところです。

 SDGs推進室長

 行政が相談窓口をつくったら皆さんが来やすいかというと、必ずしもそうでない部分もあると思いますので、いわゆる相談と今市長から申し上げた部分についても、どういう受け皿があるかなというところを、選択肢を与えられるような相談の受け方というものを用意していきたいと思いますし、それぞれの人が集まる場を作ることによって、その方の中から課題が出てくる、ご相談を聞きやすい状況も出てくるということもあると思いますので、その辺のところ、いわゆる相談という行政のやり方、通り一遍のやり方ではなくて、皆さんが集まる場を作るということと、多様な聞き方をするというのを両輪にして、その辺りお二人にご意見を伺いながらやっていけたらなと思っております。

市長

 組織的には全体の組織の中で言いますと、明石市にはいくつか局がありますが、政策局の中にこの4月から新たにSDGs推進室を設けました。今話したのがSDGs推進室長で、お2人もその室の中のメンバーになります。この施策に関しましては、担当課長、その次に係長がいて、そしてお2人がいる体制で、チームとして取り組んでいきたいと思っています。

 SDGs推進室課長

 お2人にお入りいただいて、この課の中だけでは出来ないこともたくさんあると思います。LGBTQ+の当事者の方がお困りになっているのは生活に密着するところですので、市の中の各部署と連携したり、市の外の色んな団体との連携も当然必要となると思いますので、関係各所の方にご理解いただきながら丁寧に作業を進めていきたいと思っております。

 市長

 特に組織としては、職員についてはまず隗より始めよで、職員研修を早速実施したいと思っていますし、市役所職員自らが、意識の面からさらにしっかりと、このテーマに寄り添っていく必要があると思っています。加えて、学校現場、教職員の学校現場も大変大きなテーマとなりますので、教育委員会ともご相談しながら、子どもたちが日々過ごす学校現場につきましても、しっかりと対応をとっていきたいと思います。加えて、民間にはなりますが、医療現場とか、例えば住まいを見つける時の住まい探しの面からも、さまざまな困難があるとすでに伺っておりますので、そういった民間の各種団体ともしっかりと連携をとっていきたい、そういった思いも持っているところであります。

記者

 お二人に、入られたばっかりで具体的なイメージは湧きにくいと思いますが、特にご自身で力を入れていきたいという部分があれば教えていただければと思います。

高橋主任

 今具体的な話が出ている中では、相談というか、展開としてはもちろん個人の困りごとというのは、行政としてお聞きできると思いますが、それだけではなくて、まちづくりがビジョンとしてあるので、例えば事業を営んでいていらっしゃる方とか、教育の現場の方であるとか、当事者以外でもそういった方から相談があると思われます。そういったことを受けながら、単に差別とか生きづらさを解消するということだけではなくて、まち全体の空気が変わるように、そんなイメージと言うか 解決方法を探していけるんじゃないかと思っています。ですから、もちろん当事者の方の個人的な相談というのは今からというか、それを受けるために相談室があるんだと思いますが、それ以上に、展開としてはまちづくりに結びつくことが出てくるのではないか、まち全体の雰囲気が変わるような相談事というか、それに対する対応が出てくるのではないかとイメージしています。

増原主任

 やりたいことは沢山あるんですが、しいて言わせていただきますと、やはりSDGs未来安心都市という明石市のビジョンの中で、LGBTQ+/SOGIEの課題というのが大事な課題なんだということを、改めてまずは庁内職員の方に知っていただく、知っていただいた上で、いろんなところ教育、医療、福祉、そういったところに啓発を進めていくということで、そこに力を入れていきたいと思っています。暮らす場所、あるいは学ぶ場所、そして働く場所として、この明石市役所から職場も安心してLGBTQ+の方であっても働けるという、そういう職場にしていきたいと思っています。

 記者

 経歴の確認をさせて頂きたいんですが、増原さんはご出身は横浜でよろしいですか。

 増原主任

 横浜生まれです。

 記者

 経歴で言うと、去年京都の選挙区から選挙に出られたということですね。

増原主任

 はい。

 記者

 差し支えなければ、お2人の年齢を教えていただくことは可能ですか。

増原主任

 42歳です。

高橋主任

 59歳です。

 市長

 いつも聞かれますが悩ましいですね。性別や年齢、メディアとしては書くんでしょうが、どこまでいるんでしょうね。正直、年齢そのものについても今後議論が出てくると思いますので、問題意識をお伝え申し上げます。

 記者

 募集は99人でよろしいですか。

 職員室長

 応募は99名です。

 市長

 経緯としては99名ご応募いただいて、1次で9名が合格、それで2次をやって、お二方です。面接試験については、4名の外部有識者の方々に加わっていただいた経緯でございます。

記者 

 1次から面接でしたか。

職員室長

 はい、1次で面接と書類選考でさせていただいて、2次で面接を行っています。

記者

 99人全員面接をお受けになったということでよろしいですか。

職員室長

 99人のうち95人が実際に試験を受けています。

 記者

 お二人任期付きということで、最長で5年になるということでよろしいですか。

 職員室長

 はいそうです。

 記者

 場合によっては、そのまま働き続けられるということもあるということですか。

市長

 そこは言葉を選ばなければいけませんが、現に明石市の場合、例えば弁護士職員は5年の任期付きで働きだして、その後終身的になられた弁護士が何人もいます。今回は今日付けで、手話通訳士もお二人来られていましたが、そのお二方とも引き続き定年まで働けるという形になりましたので、そういった経緯はあります。ただ今日の時点でお二人について今何か言うのはあれだと思います。

 記者

 あらかじめちょっと伺っておきたいんですが、どうしてもメディアで伝える時には、お二人を指して女性2人とかという言い方をしますし、性的自認とか関係なく我々はそういうふうに総称してしまうこともあるんですが、これを機に、マスコミという言い方はアレですが、報道する側にこういうことに気をつけてほしいとか、注文があれば教えていただけますか。

高橋主任

 ちなみに私は女性じゃないので、それはまず言わせていただきたいと思います。

増原主任

 LGBTQ+、資料にあるように、性的指向の課題と性自認、性表現の課題が一緒になっていますので、ひとくくりにしてLGBTとかLGBTQ+と使う場合と、例えばトイレの話をする時に、あんまりレズビアンとかゲイ関係ない場合にLGBT向けのトイレとか、制服もLGBT対応していますというのもちょっと違うかなとか、総称して使える場合と、その課題を特に、例えばトランスジェンダーとかエックスジェンダーと分けて使っていただきたい時があるなと思ったりはします。

高橋主任

 そもそもLGBT対応という言葉自体が不自然で、先ほどトイレの話もありましたが、制服とかそういうハードの問題でしたら、誰でも使えるものがあれば誰かに対応する必要はないと思うんです。ですから、例えば私は本来でしたら、あなたは女性じゃないんだったら何ですかと聞かれた場合に、笛を吹いてイエローカードを出して、ソジハラというんですが、そうではなくて今日の場合でしたら、いちいち分かっていただきたいのでお話しさせていただきますが、私の場合はジェンダークリアーということで、男性でも女性でもないという感じにしているわけですね。ですから、そういう人は見た目では分からないし、それをパッと見で、はい女性ですねとか、男性か女性かの二択でどちらかに丸をつけてくださいというのはやっぱり生きづらいです。そういうのも報道の機会とか、そういうことがあるたびに、(女性)とか、ちょっと女性を匂わせるような表現とか、そういうのは男性か女性かという2択しかない社会というのを自ずとイメージ付けてしまう、そういう良くない効果と言うか、望ましくない、私から言わせていただくと望ましくない効果はあると思います。年齢についても同じような年齢でイメージ付けるみたいなこともあると思います。

 増原主任

 もう1つだけ付け加えますと、トランスジェンダーの方が例えば犯罪にあった、あるいは犯罪を犯したという時に報道される場合に、トランスジェンダーと言いながら元々の性別の女性と言ったり、やっぱり本人は望むことなのかなというのがあって、そのあたり繊細な事なんだなということを是非理解していただきたいと思いますし、もし何か分からなければ聞いていただきたいと思います。

市長

 年齢も若干関連するかもしれませんが、高齢者というのも年齢できっていますが、どこまで合理的なんだろうと、65歳を超えたらすべからく高齢者で、一定の何か支援がいるというわけではないわけです。それぞれによって違いますので、そういう意味ではあまり性別とか年齢というもので、何か当該その人が分かるというほど簡単ではないのかなと、そういう意味ではその辺りも大きな時代の変化の中で、一人ひとりの状況とかその人のところに寄り添って行く方がいいかなと思います。

記者

 お二人の所属は部署と言った方がいいですか、チームと言った方がいいですか。

 市長

 部署です。明石市役所の中の政策局の SDGs推進室を作りました。そこの室長、課長の下で働く2人の職員となります。普通の組織内の中に位置付きます。

 記者

 この2人を選ばれたのは、どういったところを評価してというか、お伺いしていいですか。

市長

 今回に限りませんが、私が市長になってほぼ9年間経ちますが、これまでも専門職採用を数多くさせていただいております。基本的に採用には関わっていません。弁護士職員の採用も一度も面接したことはありませんし、実は今回お二人以外にも、手話通訳士がDV防止の担当職員も採用させていただいておりますが、それぞれそのテーマに詳しい方に対応していただいております。今回も基本的に職員室の方で、このテーマにお詳しい4名の外部有識者を中心に面接などを行い、点数化して、その中の上位9名が1次合格、そのうちの上位2名がお二人という経緯です。ただ、人事の方に私がお願いしていたのは、出来る限り当事者もしくは当事者に近い立場で、このテーマについてしっかりと寄り添えるような人を採用してほしいということはお願いしておりましたが、それ以上のことは特に行っておりません。

記者

 お二人が選ばれて、どういったことを明石でやってほしいと思われますか。

市長

 そこは率直に報告を聞いて、この2人が面接過程において最高点数、上位2人ですので、名前を見た時に2人とも私自身は名前を存じ上げていましたので、高橋さんはすでに明石市で活動されていましたので名前は存じ上げていますし、増原さんもこのテーマについては活動しておられますので認識しておりました。そういった観点からは、地元で中心的に活動しておられる高橋さんと、このテーマについて幅広く発信や活動をしておられる方のお二人がお越しいただくのは明石にとって心強いですし、適任だと本当にそう思って受け止めました。

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