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更新日:2020年1月9日

記者会見 2019年(令和元年)12月26日

 「JR西日本車両基地の現状報告について」 「里親事業の取り組みについて」

報道担当課長

 定刻になりましたので、市長記者会見を始めたいと思います。まず、JR西日本車両基地の現状報告について、泉市長から説明をお願いします。

資料 新幹線車両所・新駅イメージ図(PDF:575KB)

市長

 JR西日本車両基地に関する現状報告をさせていただきたいと思います。すでにさまざまな形で報道をいただいている状況の中、市民の関心も強く、市長としてこの時期に現状の報告をすべきだという判断からこの場を持たせていただいております。昨日、JR西日本本社に訪問させていただき、JRに対し説明を求めてまいりました。JRからの正式な資料をお願いしたところ、資料の提示がありましたが、今お配りしましたが、JR西日本からいただいたのはこのA4の1枚だけです。この1枚だけがJR西日本からの正式な書類だという説明でございました。

 すでに多くの市民の皆様からは、さまざまな報道を受けて、一定程度の情報に基づいてご意見、ご質問を賜っておりますが、JRからいただいたのは、新幹線車両所、新駅イメージといった形のこれだけの紙でございます。下に「2019年12月25日 西日本旅客鉄道株式会社 建設工事部」という形の記載がございます。私の方から、「建設工事部という記載ですが、JR西日本の社としてのものと考えていいですか」と質問したところ、「その通りです、社としての正式な書類であるとご理解いただいて結構です」というお話がありました。

 JR西日本からは、この間、さまざまな問い合わせなども受けており、また明石市もいろんな場でJRとはこれ以外のテーマ、それこそ明石駅、西明石駅のホームドア、ホーム柵の件であるとか、踏切の高架化の問題であるとか、さまざまなことをこの間密に協議をしてまいりましたので、そういった中で、双方一定程度書類の共有化もしていますが、それらについてはすべて正式なものではない、あくまでもこれ1枚が正式ですとご理解願いたいということでした。

 JRに率直に申し上げたのは、このような紙で賛成できるわけもありませんということですので、私の方からは、市民の納得なくしてこういったテーマが前に進むわけもないと話をさせていただいたところでございます。正直もう少し一定の説明をいただけるものと思っていましたので、本当にこれ1枚だけということについては驚いております。

 あとは参考までに、白山総合車両所や博多のパンフレットをいただきましたが、あくまでもパンフレットなので、正式にいただいたのはこれ1枚でございます。

 私は、「賛成できません」とお答え申し上げて部屋を出たわけですが、その後JRから、これ1枚ではなくて、明石に対して改めて提案申し上げたいとのお話もございました。来年の3月末を目途にJRとして明石市に対し、改めての提案をしたいとの話もあったと聞いているところでございます。

 私としては、こういった紙1枚だけの説明で賛成できるわけはありませんので、基本的には賛成できないというスタンスであります。

記者

 12月25日、どんな時間帯でどなたと会われて、市側と相手側はどういった構成でしたか?

市長

 昨日の午後2時に、JR西日本本社に伺いました。私に加えて担当の副市長、政策局長などで行ってまいりました。先方は建設工事部の部長以下の対応でございました。

記者

 市民からいろいろ声が出ているということで、市長はどんな声を把握しておられて、どのようなスタンスなのか、また、JRはどうしたいという意思を持っているのか教えてください。

市長

 JRからは昨日も、冒頭でぜひ車両所をこの場所で進めさせていただきたいということは、改めてお聞きしています。市民からは、さまざまな報道を受けての質問ですので、本当にそんな話があるのかとか、賛否も勿論それぞれおられます。懸念する方は環境面、騒音、良好な緑の場所がなくなることについては聞いておりますので、基本的に現時点で市民の納得が得られている段階ではないと思っています。

記者

 賛成はどんな声がありますか?

市長

 賛成としては、新たなまちづくりの可能性を感じる、特に新駅の話もありますので、新しい駅とその周辺のまちづくりが進むことは明石にとっては望ましい、あの地域の方もいろんなお店ができれば便利になるとか、勿論賛成の声はあります。農業者の方も、この際売却できるなら売却したいとの声も聞いていますので、ある意味、お立場ごとにご意見はさまざまだと認識しています。

記者

 現状、市長としては賛成できないということですが、全体像を知りたいのか、そもそも賛成できないのか、もう少し詳しく意図を教えていただけますか?

市長

 こういった場ですので、率直にできるだけご説明した方がいいと思いますので、若干の経緯もご説明申し上げますと、私自身が車両所に関係する件で、社長なり部長と会ったのはこれまで2回ございます。今年の5月16日に、建設工事部の部長に明石市役所にお越しいただいております。その際、私自身も対応しております。その時にJR西日本として、明石を車両所の候補地として検討したいとは言われました。私はその時には、そんな大きな話であれば、社長と話がしたいと率直に言いました。明石市としては、JRとは幅広く協力関係としてやっていきたいので、車両所のことだけを進めることはとてものめないので、幅広くJRと明石市でまちづくりをしていく観点であれば、明石市としても望ましい面もありますという形で、いわゆるJRとの包括協定を結びたいとの話もしました。私の方からは、こんな大きな話は社長と話をしないと始まらない、加えてまちづくりそのものとして、包括協定を結びたいとお伝えしました。JRからはその後、社長とセットしますということと、包括協定を結びましょうと回答がありました。その後当時のJR西日本の社長が、9月6日に明石市役所にお越しいただいております。その時に、社長からも同様に車両所の検討をしたいと言われましたが、私はその時も市民の納得なくしてそういったことは進められない、まちづくり全体としてJRと信頼関係あってのことなので、車両所の話は私としては進められないとお答え申し上げたところです。そういった中で、9月26日にJRと包括連携協定が締結された経緯であって、包括連携協定は車両所のために作った協定ではなくて、明石市からしますと、引き続きホームドア、ホーム柵を含め、駅のバリアフリー化や利便性の向上、また、JRグループ全体としては、ピオレの拡充などを含めた話など、さまざまなテーマがあります。踏切の問題もありますので、明石市としてはJRと密接に関係の深いまちですから、JRとの協力関係に基づいてまちづくりをしていきたい気持ちは当然持っておりますし、そういったことは引き続きしっかり協議をしていきたいという認識であります。そういった中で11月15日の報道を皮切りに、一連の報道がなされている状況と認識しているところであります。私としては報道先行型ではなく、正式にJRに対しお話をといった形で、昨日行ってきた認識であります。

記者

 賛成できないというスタンスをもう少し詳しく教えてください。どういったことだから賛成できない、もしくはこういうことであれば賛成できるとお考えですか。

市長

 そこは昨日も何度も繰り返しお伝えしたのは、明石市の市長として、明石の市民に負託を受けている立場ですと。明石のこれからについて責任を負う立場です。そういった観点からは、明石市民の納得なくして話はできません、明石のまちにとってプラスになるかどうかが判断の分かれ目ですと改めてお伝え申し上げました。私はJRの社員でもありませんので、JRのために動く立場ではないとはっきりお伝え申し上げ、明石の市民にとって望ましいかどうかが私の判断の基準ですと改めてお伝えしたところです。

記者

 提出のあった資料について、資料がこれだけだから反対しているのか、全体が分からないから反対しているのか、もしくは市民の意向が判断できないからということなのか、どういうスタンスですか?

市長

 基本的にこれ1枚でコメントできるような内容ではないです。ですから、基本的にはこのようなペーパーをもらったからといって賛成できるわけもないとお伝え申し上げました。

記者

 この資料はどういった説明があったんでしょうか?黄色とか赤とかそれぞれどういったものを示しているのか説明はあったんでしょうか?

市長

 特に詳細の説明はいただいておりません。私の方からかなり言いました。これ1枚ですかと。さすがにこれ1枚では持って帰れませんよと大分言いましたが、JRとしては社内のさまざまな部署と調整するなかで、これだけですという説明でした。明石市も一定程度の規模の組織ですから、組織内部調整がいろいろあることは理解できなくはありませんが、さすがにこれ1枚については正直・・・

記者

 色の意味が分からないですね。黄色がいくつか点在していて、長細い黄色は何を指しているのか、赤は新駅だろうと想像しますが・・・

市長

 説明はなかったです。

記者

 昨日JRへ訪問されたということですが、なぜこのタイミングで行かれたのか理由はあるんですか?

市長

 11月15日に大きな報道となり、明石の市議会でも複数の議員より質問をいただき、市長としてはJRの真意というか、実際どういうつもりなのかと確認する必要があったということです。正式な形で話を進めないと、たらればの話で誤解が生じてもお互い不幸ですから、私としては市長として正式にJRの方にお話があるのであればお聞きしたいという形で行ったところ、これ1枚であったということです。こんな紙1枚もらって市長として何か判断できる状況ではないです。

記者

 先方にはあらかじめ市長が行くということで、ある程度説明が欲しいという意向は示されていたにも関わらず、これ1枚であるという回答で、市長としては納得できないということですか?

市長

 そうですね。これでは市民に説明できないですよね、この紙を渡したところで。当然これはオープンにしているし、市民の代表である議員の皆様にもお配りさせてもらいますけど、おそらく皆さんこれ1枚もらっても、何とも言えないと思います。

記者

 先方としても車両所をここにしたいという固い意向を言ってこられているんですか?

市長

 それは向こうに聞いてください。ただ昨日も、何とか車両所の検討を進めさせてもらいたいと直接言われましたので、そういう意味においては、正式な形で車両所を進めたいという意向は部長からは聞いた段階で、私としては賛成できませんと答えたということです。

記者

 3月くらいまでに、JRから改めて説明があるということですか?

市長

 そう聞いています。私が部屋を出た後の話ですが、JRの方からは年度末を目途で何らかのアクションを起こしたいということだと理解しています。

記者

 昨日、市長はどれくらいの期待感でJRに行かれたんですか?

市長

 少なくとも、新聞報道、テレビ報道がされているくらいの情報をいただかないと。みなさん各社とも取材されて書いておられるわけですから、市長としては正式な形で説明いただいて、それを議会にも報告し、市民にも報告する立場ですから、少なくともメディア報道くらいの内容はいただけると思っていました。また、それにプラスアルファで何かご提案でもあるのかとも思っていました。

記者

 かなり肩透かしをくらった感じですか?

市長

 期待していたわけでもないですが、ただこういう紙をいただいても、行政としては説明責任を負っている市長として、市民の誤解のないような形で対応すべき立場ですから、できる限り市民の皆様にしっかりとした情報提供をしたいとは思っています。あとは、この間事実上のやりとりをしてくるなかで、一定程度公文書という形でもちろん明石市役所内にも書類が綴じられております。公文書公開請求も出されておりますので、それを開示していく立場にはあります。ただJRの方からは、これまでの書類は正式なものではないと昨日も改めて説明を受けおり、これが正式ですという話ですので、明石市としてはJRが正式でないと言われる書類を預かっているというか、保管しておりますけど、どう対応するか、公文書公開請求ですので、私個人としては、明石市役所の持っている情報は、すべて市民の情報という基本的な立場の人間のつもりですが、ただ、第三者からいただいた情報ですから、第三者のご意見を踏まえて対応する手続きになっていますから、JRが正式ではない、出してもらっては困ると言われるのであれば、どう対応するか検討しなければならないと思っています。

記者

 これまでのやりとりは正式ではないということですが、担当部署レベルでは、車両基地についてお話は一定程度あるんですか?

市長

 それはこの間あったとは認識しています。もちろん行政ですから、手続きなど一定程度問い合わせがあれば、情報をお伝えする立場です。ましてやJR西日本という大きな組織の方から問い合わせがあれば、行政として出せる情報、ここはこういうエリアですとかはお伝えしますので、行政としては誠実に問い合わせに対応しているとは思っています。

記者

 JR側からの話というのは、5月と9月以外でも担当者レベルでは一定程度やりとりはあっているんですか。

市長

 繰り返しになりますが、明石市はJRと大変関係が濃い自治体ですので、明石駅・西明石駅のホームドアの設置も国の補助率が満額でない中、JRにご負担いただく形で作っている経緯もあります。西明石の南畑踏切も高架化して踏切を閉めますが、エレベータ付きの歩道橋を付けていただくという話などもありますし、さまざまなことを密にやっていますので、JRとも頻繁にすり合わせをしています。明石駅の今工事している案内所も、実質的にはJRグループに工事していただいて、そこを市が借りて案内所を開設するわけですから、そういう意味でも相当JRとは密にやっていますので、市としてはこちらの要望事項を協議している状況です。JRとしては、車両所の検討をしたい前提で、検討の前提となる情報収集をされてきたと認識しています。

記者

 明石市以外の他の候補地は示してきているんですか、数ある候補地の1つとしてお願いできないかということでしょうか。

市長

 そこはJRに聞いていただければと思います。昨日はぜひ明石市で検討を進めさせていただきたいと言われましたので、私としてはそのように聞いたということです。

記者

 賛成できないということは、反対するという意味ではなくて、判断がつかないという意味で賛成できないということですか。

市長

 少なくとも正式な形でこの紙1枚もらった状況で、賛成も反対もありません。賛成できるわけもないという認識でいいのではないでしょうか。

記者

 改めて年度末にJRから提案があるということですが、昨日のJRとの協議の中で、市側から何かしら要望をされたんでしょうか?

市長

 昨日は私の方からは特に言っていません。ただ、私としては、5月16日に昨日お会いした部長にお会いしていますし、9月6日に当時の社長ともお会いしています。私の方からお願いしているのは、明石のまちにとって大変JRは重要であって、共に力を合わせてまちづくりをしていきたい、その形でこちらもお願いをしますし、JRから一定の提案があればお聞かせいただきたいという話はしています。そういう意味では、車両所の話ではなくて、もっと幅広いテーマについて、明石市としては、JRと密に協力関係を作っていきたいというのはお伝えしていますし、昨日もそれは言いました。ですから、私からすると、JRとこれからもやっていきたいことは数多くありますので、その点は何も変わっていません。ただ、車両所については、正式な形という意味では、昨日の紙でしょうし、この紙1枚でとても賛成できるわけではないという立場です。

記者

 3月末以降も説明を求めていく可能性は当然あり得るということですか。

市長

 本会議の答弁もしていますが、明石市長の立場として、車両所を誘致したい訳でもありませんし、こちらが作りたい訳でもありません。ただJR西日本としては、一定のご判断に基づいて検討を進めたいということでしょうから、私としては、聞く耳はあります。提案とかあれば聞かせていただきますが、だからといって、明石市民にとって明石のまちにとってプラスかどうかというのが判断ですから、明石市民の納得なくして、車両基地なしということだと思います。

記者

 正式な紙がこれ1枚ということですが、口頭ではいつ頃とかどのくらいの規模とかの説明はなかったんですか?

市長

 全くなかったですね。

政策局長

 時期については、2037年までに整備できればということは言われました。

市長

 前々から2037年にリニアモーターカーが新大阪に来る前提で動いていますので、それまでには整備をしたいということは、これまでも聞いてきた記憶はあります。明石がその候補地であるということはこれまでに聞いています。

記者

 規模や内容については特に説明がなかったですか?

政策局長

 規模や内容等は一切なかったですが、明石を選んだ理由は3点ほど述べられました。1つは場所の問題で、新幹線の留置する場所、検査する場所が西に偏っているという点、博多、広島、岡山にあるだけということで、新大阪に近い場所で整備したいのが1つです。あと、キャパシティの問題と言われていましたが、インバウンドが増える、大阪万博がある、リニアモーターカーがある、こういったことから安定輸送で増便を図りたいということで、キャパシティの問題から明石を候補地としているとのことでした。あと浸水対策ということで、豪雨等で車両所が浸水した例がありましたので、JRとしては、そこが50cm未満の浸水区域ということになっているので、それについても優位な場所だと考えているという、3点の選ばれた理由を口頭で説明がありました。

記者

 あと他に説明はなかったんですか?

政策局長

 他は特になかったです。

記者

 以前から資料は正式ではないながらも、いろいろ届いていると思いますが、そこで説明は受けていますよね。

市長

 この間やり取りはあったと聞いています。

記者

 昨日は、この紙1枚というのが納得いかないということですか?

市長

 基本的に私としてはこれまで賛成したことはありませんから、5月にお越しいただいたときも、社長とお会いした時も車両基地に賛成はしていないとお伝えしています。そういう意味では、市民の納得の得られるような案がない限り、難しいとお伝えしてきた経緯であり、何も変わっていません。JR西日本がこの場所で作りたいからといって、市長として、はい分かりましたという立場ではないと。あくまでも市民の納得、明石のまちにとってプラスかどうかという判断ですので、そこは一貫して、お伝えしてきました。そこはJRとしてはいろいろお考えもありますので、いろいろなペーパーをお持ちいただいたり、口頭で実務のレベルでやりとりはあったと聞いています。だからといって明石市がJRの車両基地の建設に前向きに取り組んでいるわけではありません。

記者

 新駅について、昨日説明はなかったですか?

政策局長

 特に説明はなかったです。

記者

 このグレーの点線は新しい計画なんですか?

政策局長

 これも特に説明はありませんでした。

記者

 新しい道路の整備という話もなかったですか?

政策局長

 特に説明はありませんでした。

記者

 黄色の点の説明もなかったですか?

市長

 昨日はこれ1枚ですか?というやり取りがほとんどでしたので、これについてどうこう説明するものでもないでしょうし、もう少し検討をするための資料を出していただかないことには、この1枚では何とも言えないです。

記者

 非正式の資料には細かく書いてあるんですか?

市長

 昨日、JRからは、これまでのやりとりの資料は全部正式ではないとはっきり言われたので、事実上JRから預かった資料は綴じていますが、JRから正式でないと言われた以上、正式なものはこれだけという理解です。JRとしては内部検討しているでしょうが、昨日の時点では、これ1枚ですという説明に終始されていました。

記者

 市民の納得なくして判断はできないということでしたが、市民の納得はどのように把握するんですか?何をもって納得とするのか教えてください。

市長

 実際市長としては、幅広い多様な市民の皆様の意見に耳を傾けていくなかで、基本的に特に強い反対がないような状況であるかどうかが大きいと考えています。今回のテーマはさまざまな懸念がすでに示されていますので、そういった強い懸念がある以上、基本的に市民の賛成は得られていないという判断をするんだと思います。手続き的に言うと、仮に手続きを進めていくのであれば、議会のさまざまな手続きが必要になりますから、市民の代表である議会がこのテーマについてどういう判断をするかというのが大きいと思います。

記者

 賛成できないということですが、事業としてはJRの事業で進めるとのことで、その場合にJRとしては手続きを踏んでくると思いますが、その時に明石市としてどうしてもダメだと判断したときに、法的なり行政手続き上で、許認可等で止める段階はあるんですか。

政策局長

 当該地が市街化調整区域になっていますし、また農業振興地域にもなっていますので、そういった区域指定を外すという手続きになれば、当然許可ということになってきます。権限が県となっていますので、市を通じて県とともに調整をしていく必要があると思います。

記者

 市としては賛成できないとなれば、止める権限はあるということですか。

市長

 権限はあるということでいいのではないですか。手続きを市がしなければ、JRが事業をしたくてもできる話ではないと理解しています。この件は、県も大きく関わりますので、明石市と兵庫県の賛成なくして車両所はできないと理解しています。

報道担当課長

 それでは次のテーマに移らせていただきます。里親事業の取り組みについて、市長から説明をお願いします。

資料 あかし里親100%プロジェクトの取組について~全28 小学校区での里親配置に向けて~(PDF:867KB)

市長

 大変強い思いがありますので、改めて是非ご協力願いたいと思います。ご案内のとおり、明石市は子どもを核としたまちづくりを進め、里親についても精一杯頑張っております。今ちょうど明石里親100%プロジェクトという形で、全小学校区に里親という形で進めており、かなり進んでまいりました。なんとか年度内に、全小学校区に里親の目処をつけたいと思っています。どこに繋がるかと言うと、里親がおられれば親御さんがしんどい時に身近なところでお預かりを3日間とか1週間とかすれば、子どもはそれまで通りの学校にも通えます。大きな環境を変えずして対応が可能です。そうすると親御さんも少しゆっくりしたりとかいう中で、また持ち直して、子どもと一緒に暮らせる可能性も高まります。今の場合一般論で言いますが、本当は分離した方がいいと思っていても、分離をせずに不幸な出来事が起こらないこともないわけでもありませんし、あまり早く分離してしまうと、それっきり親子の交流がなくなってしまうという人生になりかねない面もありますので、そのあたりより丁寧に対応していく意味でも子どもに近いところに、一定期間お預かりいただけるような里親がいるいないというのは、大変大きなテーマだという理解をしています。明石市はすでに、子ども食堂についても全小学校区へと打ち出し、現在は全小学校区で43か所の子ども食堂が、1つも潰れることなく運営されているまちとなっています。そういった子ども食堂に関わっているボランティアの方々にもお声掛けしておりますが、子ども食堂というのは早期の気づきの拠点として、子どものSOSに早期に気づく場所だとも位置付けています。そこで気づいたお子さんで、ご家庭で少し過ごすのが難しくなった状況の時に、ぜひ里親という形で一定期間対応することで、子どもの環境を極端に大きく変えることなく、引き続き親子で暮らし続けられる道を残しておきたいという思いを強く持っております。ここは市長になって色んな施策をやってきました。市長として、予算を議会の理解を得ながらシフトして、一定の施策を展開するとか、人事異動をして一定の職員数を増やすなどということは、ある意味、一定程度議会の理解があればやりやすいんですが、この里親はなっていただく方ですので、強制するテーマでもありません。本当に地域の理解、まちの理解があってこそなんです。実際、一生懸命やっているんですが、やはりやろうと思う方がいても、ちょっと地域の周りの方からやめといたらと言われたりだとか、大変だと言われて途中で手を挙げた後に下ろす方がおられます。やはり里親というテーマを、まちをあげて機運を高めて、里親やってもいいと思った時に、周りの人が私も手伝うからやってみたら、というような空気を高めていかないとなかなか途中で止まりかねない状況です。幸いに今の明石は、児童相談所を作るまでは、1年間に里親家庭というのは0か1家庭増える程度でした。でも昨年は一気に13、4家庭増えていますし、今年も十数家庭増える状況となって一気に進んではいますが、逆にそれはこれまであまりにも日本社会が、里親施策に冷たすぎただけであって、他の国では7割9割が里親家庭で、親と暮らせない子どもが暮らしています。でも日本の場合はまだ十数パーセントですから、これほど子どもに家庭的環境を提供していない国はないぐらいでありますので、明石としては、そういったすべての子どもたちに家庭的な温もりのある時間を過ごしてもらいたいと思っています。特に今回改めて強く思ったのは、今回正月号の広報あかしを配っておりますが、こういった「たからもの」の号を作っています。いつも正月にやるんですが、なぜ正月にやるかというと、正月に家族団らんで過ごす中で、明石のたからものとか、明石のまちのことをもっと好きになっていただきたいという思いで作っています。どこに繋がるかというと、家族の温もりを感じずにお正月を過ごす子どもたちが現にいるわけです、施設などで。せめてお正月だけでも、施設で過ごす子どもたちについても、家庭的なところでお正月を共に迎えるようなことは出来るのではないかという思いも込めまして、今回もこの広報紙の5面にも里親のことを記事にして、すべての子どもに家庭のぬくもりをというタイトルを付けさせていただいています。これは本当に明石にとっては、私にとっても非常に重要なテーマで、すべてのまちのみんなで、子どもをはじめとするすべての市民を支えるという、そういったまちづくりのまさに根幹に関わるテーマだと思っていて、これは本当に市民の理解なくしては里親は増えませんので、ぜひ、さまざまな形でメディアの皆さんにもご協力をお願いしたいという思いでご説明申し上げました。よろしくお願いします。

児童総合支援担当次長

 資料をお配りしていますが、今10校区でまだ里親がいない状況ですが、その中でも目処が付いているところもありますので、目処がついていないのは6校区ということになっています。まだ里親がいない校区で、重点的にリクルートをしていくということで、里親カフェ、市内で実際里親をやっている方の話を聞く場というのを各小学校区で設定して、里親への理解を、そして里親を必要とする子どもへの理解を広めていきたいと思っております。社会的養育推進計画というのがありますが、これは国が全国の都道府県等に、今年度中に今後10年の社会的養育の推進計画を作るようにという通知がありまして、それに基づいて作っていますが、素案ができましたので、来年の1月1日からパブリックコメントを実施したいと思います。中身を申し上げますと、100%達成のための100家庭をと書いていますが、明石市の推計ですと、小学校に上がる前のお子さん全部里親家庭で受け入れようと思うと、少なくとも100組里親家庭が必要だということで、中長期的にはこういったことを目標に里親の確保にあたっていきたいと思っています。

記者

 ショートステイ里親は、50家庭のうちどれくらいいらっしゃいますか。

児童総合支援担当次長

 見込みですが、8家庭が今年度中にはショートステイ里親になっていただける予定です。

記者

 目処が立っていない6校区についても、ショートステイを含めた里親の登録を促していくということですか。

児童総合支援担当次長

 そうです。なかなか長期の養育はハードルが高いという方もおられて、ショートステイ里親というやり方もありますよということをアピールしていきたいと思います。

市長

 例えば明石の児童相談所を4月に立ち上げまして、定員30人という形でやっていますが、小さなお子さんについては基本的には一時保護所ではなくて、里親家庭で一時保護する対応をとっています。つまり、小さな子どもについては集団型ではなくて、まさに日々抱っこしてもらう状況で過ごした方が良いという判断をしていますので、そういう意味でも、特に小さな子どもについては、乳児院とか児童養護施設ではなくて、一時保護の段階から里親で、できればその後も里親的な家庭で過ごした方が望ましいとは思っていて、大変ニーズは強いです。加えて小学校ぐらいであったとしても、そこは一時保護の後どこに行くかの問題の時に、いきなり児童養護施設なのかどうかという時に、できれば身近なところであれば、そこから元の学校にも通いやすいですから、児童養護施設からも通っていますが、やはり場所の問題もありますので、できれば自分の通い慣れた小学校区の中で、里親家庭から引き続き通い続けた方がいいと思っています。そういった観点からも、ニーズがあるかと聞かれたらニーズだらけで、すべからく里親の方が望ましいぐらいです。逆に例外としては高校生ぐらいになってしまって、今更新しいお父さんお母さんのところに行ってもしんどいという状況のお子さんとか、一定程度心理的な治療を要するようなお子さんについては、特別の心理治療施設、明石市内では清水が丘学園がありますから、そういったところが望ましいお子さんもいないわけではありませんから、すべからく100とは言いませんが、基本的には家庭的な環境で育っていった方が望ましいとは思っています。 これは出来る事だと思っていて、この4月に向けて私も思い入れが強く、市長になる前から自分が市長になったら、児童相談所をちゃんと明石で作って、子どもに寄り添うような児童相談所にするんだという思いを持って市長になったつもりです。市長になった後も13か所ほどの児童相談所を自分の目で見て回り、いろいろ動いてきましたが、改めて明石でやってみて思ったのは、日本は宗教的な背景が違うから里親が少ないというのは、嘘だと思いました。ちゃんと対応して施策を展開すれば、他の国並みに里親になっていただく方はおられると実感しています。ただそれをしっかり努力しないと、やはりすごくハードルが高いと思っておられる方が多いので、一気にはいきませんが、せめて明石市だけでも、まずは児童相談所を作って、明石市が子どもに適したような養育環境を作っていくことを始めれば、またこれが広がってもらえるものと信じています。

 

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兵庫県明石市中崎1丁目5-1

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