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更新日:2018年3月28日

記者会見 平成30年(2018年)2月16日

配布資料

会見概要

平成30年度当初予算

市長

今日のテーマは、平成30年度の当初予算案と市長への意見箱でございます。意見箱については、後ほど概要をご説明させていただきますが、私としては市長への意見箱の意見も含めて、あらためて今回の予算については待機児童は待ったなしという認識を強くしております。待機児童問題については、多くの市民からの切実な声が寄せられております。今回の予算については、待機児童問題を最重点化し、市民の声に応えていきたいと考えており、待機児童完全解消を目指した新年度予算というところが重要だと思っております。

全体の考え方から説明させていただきます。待機児童問題と並び、もう1つ大きなことは4月の中核市移行です。中核市移行は単なるまちの核ではなく、市民サービスの向上であり、市民に対してさらなるサービスの向上、より手厚い、寄り添った対応ができる段階に入ります。新たなステージをしっかりと追い続けていくスタートとしての予算です。もう1つは待機児童の問題も含め、市民ニーズに寄り添うようなやさしいまちづくりを明石市は進めており、さらに加速させていきたい、中核市の移行とやさしいまちづくりをあわせ「やさしい中核市予算」と銘打って予算組みをしたイメージでございます。

明石市は、おかげさまで明るい話題が続いております。人口は5年連続増加、出生数は3年連続増加、税収も上向き状況にあります。数字が大事ではなく、暮らしやすい、市民一人一人にとって良いまちをつくることが大切であり、数字の総数のみにとらわれるのではなく、一人一人のニーズに答えていくことが大切だと思います。例えば、障害をお持ちの方については、人数的には多くなくてもそういう方の切実な声に寄り添って、向き合って対応していくことで、明石のまちにとってプラスになると考えております。 

待機児童対策室課長

2000人の量的拡充と保育士確保と質の確保について、来年度、過去最大規模の予算を投入し実施していきます。主な取り組みとしては、市有地を活用した大規模保育所の新設と市立幼稚園のさらなる拡充などによる大幅な量的拡充と、仮称・保育士総合サポートセンターの設置やキャリアアップ研修の実施など新たな取り組みを加えた保育士確保と質の向上の取り組みです。

まず、量の拡充の部分では、今後の人口増や国の幼児保育無償化の流れなど、保育需要が高まっていくことを踏まえ、2000人規模の受け入れ枠の拡充を行い、平成31年4月の待機児童解消を図ります。具体的な対応としては、JT跡地の活用や卸売市場の駐車場を活用し、利便性や広大な敷地という特色を生かしたパーク&ライドなどの機能を有した保育所にする予定です。これらにより、就学前児童数の約半数が利用できるようにし待機児童ゼロを継続していきたいと考えています。

一方、保育士確保と質の担保については、現在実施しております様々な保育士確保施策を継続するとともに、新たに仮称・保育士総合サポートセンターの設置やキャリアアップ研修を実施し、保育士の確保および質の確保も併せて強化していきたいと考えています。

これまでも、できることは全てやる、決して手を緩めることなく待機児童解消に取り組んできました。過去5年間で、受け入れ枠を2400人、ここ2年間では約1800人拡充し、急増する保育ニーズに対応すべく大幅な拡充を実施してきました。保育士確保施策についても、他市に先がけ、様々な角度から保育士を応援する取り組みを実施しております。待機児童の関連施策とし、本市の保育料無料化施策にならない認可外施設等利用者に対しても補助金を支給する事業も併せて実施しております。 

市長

次に「やさしいまち・明石」の説明をさせていただきます。明石市は昨年12月、東京オリンピック・パラリンピックに向けて、関西唯一の「共生社会ホストタウン」第1号に登録されました。これまでの明石の取り組みが評価され、さらに加速できている状況になってきたと思います。東京オリンピック・パラリンピックで終わりではなく、やさしいまちづくりを継続して欲しいというお話がありましたので、東京オリンピック・パラリンピックに向け、それを踏まえて明石のまちがやさしいまちであり続けられる取り組みを継続してやっていきたい、加速させていきたいと強く思います。そういった中で、今回中学校給食がスタートし、小・中学校全員が温かい給食になります。給食センターがせっかくできるので、子どもたちだけではなく、お年を召した方にも提供できる体制を取っていきたいと考えています。将来的には、高齢者だけではなく障害をお持ちの方や生活に困窮している方などの食についても行政が責任を持つ、そういった明石市を目指していきたいと考えております。給食は小・中学生だけではなく、全ての市民にとっての給食としてスタートしたいと考えております。

 

質疑応答

記者

市長に質問です。待機児童解消についてです。市長は常々、子どもはロッカーに預けるのではない、質・量ともにとおっしゃられています。予算的にも思い切った政策かと思うところがありますが、質の確保は目には見えないもので、保護者の中には、実際どうやってやるのかと不安の声もあると思います。具体的にどういう取り組みをされるのかお答えください。 

市長

そこは大変重要なテーマであります。常日頃から子どもは荷物ではない、保育所はコインロッカーではない、子どもが安心して過ごせるような空間の確保と向き合う人の両方が必要だと考えています。単に受け入れ枠の数ではなく、面積や保育所の数など要件を緩和する中で選択する自治体もありますが、明石市では そうではなく一定の基準に基づいてやっていくのは当然ですし、場所についてもJT跡地、卸売市場は、子どもが過ごすにふさわしい場所だと理解しております。狭い・暗い場所ではない空間を確保しているという認識です。保育士の数もですが、質も大事です。今回、仮称・保育士総合サポートセンターを新設し、保育士に対して、相談事も含め対応し応援していくという形を取ります。保育士をサポートすることにより、より行政との連携が強化できます。保育所任せではなく、行政も一緒に子どもたちに対応し、保育所と連携していくという観点があれば透明化できると考えます。明石市は量だけではなく質も両立していき、無償化も待機児童もしっかり対応していく、そして量も質もしっかりやっていきます。大変なことですが、行政としての責務だと思っております。 

記者

中核市移行に伴い、他の中核市や政令指定都市にはないような具体策があれば教えてください。 

市長

法人監査が、中核市に移行することにより強化されます。担当者が現場に足を運び現場の状況に耳を傾けるということです。また保護者からのアンケートを含めシステム作りをしていくこと、何度も繰り返しになりますが、市民の声がきちんと行政に届く仕組み作りをしていく必要があります。しっかり対応していきたいと思います。 

こども育成部長

公立保育所を保育士が事前に見学し、所長との交流や実際に現場を見るなど、小さな子どもの保育の在り方などの研修を行いました。また、行政の方で、2人保育士資格を持った者が現場に出向き、設備や0~2歳の子どもの保育のあり方などを指導しました。市長が申しましたが、現場に足を運んで行政も一緒になり、新しい保育所を昨年から立ち上げてきましたので、引き続き取り組んでいきたいと思っております。 

記者

開園後の監査・指導・危機管理体制など具体的にあれば教えてください。 

待機児童対策室課長

事前の見学を含め、昨年の4・5月の開園後に市の保育担当が運営面や保育体制のチェックを行いました。特に新たに参入する園にはオープン直後にきちんと運営ができているか、現場が回っているかどうかをチェックしており、来年度もやっていきたいと考えております。

市長

開園後も抜き打ちも含めて現場に足を運ぶことは重要ですし、保護者からきちんと声が届く仕組みを考えていきます。

記者

給食ですが、ひとり暮らしの高齢者のなかには、外出するのが大変な方が多いと思います。参加してもらうことが大事だと思いますが、行政としてどのような仕掛けをお考えでしょうか。 

市長

実施時期は9月頃を予定しています。地域との連携はできていますので、自治会なのか、高年クラブなのか、民生児童委員の方なのかは、地域ごとに相談をしながらになりますが、地域で気になる方にお声掛けをしていき、中学校区のコミセンに来ていただくことからスタートします。将来的には、ご自宅までお届けするなど含め、視野に入れていきます。初年度は、市内5か所の中学校区コミセンからスタートします。給食センターの食事を学校以外にお運びして食べていただくことになりますので、今後、色々課題はあると思います。市民に対して行政が、食に対して責任を持ち始める第一歩になります。

食については、プライベート問題と思われがちでした。子どもについても以前は、親が責任を持ち、行政は一歩引いとけばいいという風に言われた時代もありましたが、今はそうではありません。子どもについても行政が支援する時代が始まっています。そういう意味では、食についても同じです。栄養が採れていない、食や愛情を受けず孤食で寂しい思いをしている方などに対して、行政が責任を持ち始める時代に入ったと思います。

記者

給食プロジェクトやこども食堂というのは、共生ホストタウンとは仕組みが違うのでしょうか。

市長

広く言うと共生ホストタウンに関係すると思います。本年度、すでに実施したユニバーサルマナー検定などは内閣官房の予算を活用させていただき、ホストタウンの一環としての予算で実施しました。3月11日のパラスポーツスタジアムはスポーツ庁の予算で行います。手話フォンについても日本財団の応援をいただいております。今回は、市の予算ですので、いわゆる共生社会ホストタウン関連の国や日本財団のお金ではありませんが、コンセプトとしては、行政がお困りの市民に対して寄り添っていくことについては同じテーマだと思います。

 

市長への意見箱

市長

意見箱ですが、明石駅前再開発ビルで124件、市役所で29件、メールで63件の200件を超える声が寄せられております。全て読みました。大変参考になります。特に厳しい意見ほど参考になります。いただいたご意見の中で特に待機児童に関する意見を4つほどご紹介します。

「結婚して明石に住み始めました。それまでは電車で降りたことのない地域でしたが、今はとても気に入っています。人も良く、とても住みやすいまちだと思います。しかし、先日保育園に落ちました。子どもにやさしいまちをうたっているのに「なんで」という気持ちを覚えます。このままでは引っ越しも視野に入れないといけないので早急に対処願います」「幼稚園に通わすつもりですが、預かり保育がある幼稚園が増えてくれればもっと働きやすくなります。保育園を増やすのも良いと思いますが、働き先がなければ保育園に預けられないし、かといって子どもを預ける先がなければ働けません。預かり保育の時間の延長も良いですが、預かり保育の実施する保育園をもっと増やしてください」「待機児童になり保育所に入れません。やむなく幼稚園に入園しても校区内は預かり保育をしていません。校区によって差があるのはおかしいと思います。ご検討ください」「私は明石に来て3年になりますが、近くの幼稚園など2年保育なのに驚きました。2人目も生まれ、子育てで大変ななか、2年保育だと3人目はとても考えられません、どうか3年保育を主流にしてください。切なる願いです」

4つご紹介しましたが、その他、同趣旨の意見が数多く寄せられています。あらためて市長への意見箱は、切実な思いが寄せられています。これを読むたびに、待機児童の問題について待ったなしの状態です。待機児童については、様々な議論もあるテーマですが、市民の切実な声を受け、予算規模も拡充し、量・質ともにしっかりやっていく必要性を感じています。幼稚園の問題についても、3歳児保育、預かり保育含め、しっかりやっていくべき大きな要素だと感じています。

その他にもいろいろございます。本のまちについては、大久保エリアにも図書館を作って欲しい。教育関連については、学校のクラブ活動のことやイベントのことなどのご意見が寄せられております。1つ1つ直接お答えするシステムではありませんが、緊急性を要するものについては早急に指示を出し、現場対応もしております。コンプライアンスに関することについても、手順を踏まえ対応していきます。市長への意見箱に寄せられた意見については、しっかり読ませていただき対応していきます。

ユーススペースで音楽活動をしている高校生から寄せられた意見を1つ紹介させていただきます。「泉市長いつもお世話になっております。高校を卒業するまでスタジオ等使わせていただきますのでよろしくお願いします。今度、多目的ホールで自分たちが企画したライブイベントを開くのでぜひ来てください。」と日にちが書いていましたので、実際行かせていただき、子どもたちの生の意見を聞くことができました。

もう1つ提案型のご意見が寄せられました。 「人丸前駅を子午線駅にしませんか」「大蔵谷駅を大蔵海岸駅にしませんか」などという駅名の改称を提案しますという意見がありました。これは明石市ができることではありませんが、山陽電車との協議などの際には、市民の方から意見がありましたとお伝えできればと思います。

 

質疑応答

記者

200件を超える意見の中で最も多いのが子ども・子育て関連でしょうか。

市長

そうですね。

記者

市長の意見箱でいただいた意見というのは、待機児童完全解消プロジェクトの予算に至る大きな決断の1つであったのでしょうか。

市長

かなり大きいです。

記者

この意見を受けて、これは必要だと感じ大規模な予算になったのでしょうか。

市長

12月に設置してから危機感のある声が入っていました。市長として、市民の方からストレートな声を日常的に聞くことができる状況ではありませんので、市長への意見箱を読み、切なる思いを感じ取る中で、市長としてしっかり対応すべきと決断しました。特に思うのが、どうしても行政をしていると、予算規模の金額や、受け入れ枠が何人と言いがちですが、それは行政目線です。自分の子が入れなかったら会社を辞めなければいけない、引っ越しをしなければいけないなど、1人1人の切迫感が伝わってきましたので、いただいたご意見が大きな判断材料になりました。もう1つ申し訳ないという気持ちになったのが、意見の1行目2行目は、“明石市は本当に子育てに力を入れていただきありがとうございます”という文面から入る方が多く、明石市がしっかり子どもに向けて取り組んでいることはご認識いただいていると感じました。明石市への期待感や頼りにしている気持ちがすごく伝わってきます。シンプルな怒りの手紙というのではなく、子どもを大切にする明石市であればぜひお願いします、というトーンのご意見が多かったように感じました。

今回の新年度予算について、様々な意見を既に聞いておりますが、関係各所の理解を得て対応していきたいと思います。

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