資料5 【事例1〜「障害者お断り」の家〜】 ・ 家を借りるときに、こちらが「視覚障害者」であると告げると、「火を出されると困る」という理由で敬遠され、借りられないことが多い。 ・ 障害者施設設置計画に対する反対運動。 (差別事例集「5 住宅」@・Cより) 【事例2〜ろう者への情報保障と見えない障害〜】 通勤電車が人身事故などにより遅れた場合に、情報がうまく受け取れないために乗換などに聞こえる人よりも時間がかかり、会社に遅れてしまうことがあるが、その場合に上司から「ほかの人はそこまで遅れていないのに、なぜあなただけ遅れてくるのか?」と言われてしまう。事情を十分聞いてもらえないまま怒られることも少なくなく、納得できないこともある。 (差別事例集「1 公共交通機関、公共的施設・サービス等」Oより) 【事例3】 私には子どものころから治らない慢性疾患があり、学校でも就職しても、周りの人の配慮が必要だった。学校に通っていたころは、始業式の日には必ず担任の先生に自分の病気のことを伝えて、各教科担任に適切な配慮をお願いしてほしいと伝えていたが、学級担任から教科担任に伝わったことは一度もなかった。一見、健康な子とまったく変わらないように見えるからか、何回体調不良を訴えても「私の授業がそんなに面白くないのか」「今回は見逃したるけど次に体育休んだら承知せえへんで」などの叱責を受けることが多かった。 (差別事例集「5 教育」Cより) 【事例4〜その親切、本当に親切?〜】 ・ 白杖を見て声をかけてくださり、誘導をしてくださる親切な方もたくさんいらっしゃるのですが、誘導の仕方がかえって恐怖を感じたりすることがあって、でもそれが言えなくて困ることもあります。 ・ 親切でわかりやすいように気を使って説明や質問をしてくださる人もいらっしゃるのですが、その声が大きくて、「障がい者です」って周囲の人に知れ渡っている感じがして、とても恥ずかしい気持ちになってしまったこともあります。 (差別事例集「9 その他」21・22より)