2026年度第1回明石市ユニバーサルデザインのまちづくり協議会 議事概要 日時:2026年(令和8年)8月27日(火) 14:00〜16:05 場所:明石市役所議会棟2階大会議室 1.開会 2.会長、副会長の選出 会長に石塚委員、副会長に尾上委員を互選 会長挨拶 3.議事 議事1 JR大久保駅周辺地区の基本構想の策定状況の報告について 事務局より、JR大久保駅周辺地区の策定状況についての報告 委員 ・まちあるき当日は雨天のため、JR大久保駅の点検しかできなかったのが残念だった。 ・分科会終了後の帰宅時に大久保駅の北側のエレベーターを利用しようとエレベーターホールに入ったところ、修理を行っていた。その場合は、車いすユーザーが困るのではないか。また、工事中の掲示をホールの外側で行ってほしいと感じた。 会長 ・雨天の場合は多くのまちあるきが中止になるが、日頃の生活では雨でも行動するものなので、雨天の確認ができたことは良い機会になったのではないか。 ・工事や修繕で使用ができない時間帯などがある場合、情報提供の掲示や代替手段の案内は必要。運用面も含めて考える必要がある。 委員 ・大久保のまちあるきでは地域住民が多く参加しており、住民ならではの意見が多くあり、なるほどと思う意見も多くあった。 ・気づきを得た意見としては、スーパーなどで買い物かごが高く積まれていると、お年寄りや子どもが取りにくいとのこと。 ・他に意見の中で関心があったのは、視覚障害者からの意見で、JR大久保駅の改札に点字案内板があることを初めて知ったとの意見があった。視覚障害者も聴覚障害者も情報を知る方法は違うが、必要としている情報は同じである。 ・車いすユーザーからは、券売機に手が届きにくいという意見もあった。 ・各事業者にはそれぞれの障害について理解いただき、対応をお願いしたい。 会長 ・せっかく設備を設置していても、その設備があること自体が利用者に伝わっていないことがある。必要な人に必要な情報が伝わるように、委員からもわかりやすい情報提供の手段などについて意見を出してもらいたい。 副会長 ・まちあるきに地域住民が多く参加していることで、普段生活していないと気づかない点があげられていたことが良かった。 ・JR大久保駅の自由通路にあるエレベーターの鏡が傷だらけだった。理由は、奥行きが約130cmの11人乗りのエレベーターに無理やり自転車を載せたりするためとのこと。自転車利用もあるならば、21人乗りのエレベーターを設置すべきだと考える。 ・JR大久保駅に限った話ではないが、券売機について、車いすユーザーは手が届かないことやタッチパネルが反射で見えないことが多い。 ・改札横にあるインターホンが奥まった位置にあり、音声案内がついているが雑踏の音に紛れて聞こえにくく、視覚障害者も気づくことができていなかった。 ・点字案内板に点字ブロックで誘導はされているが音声案内がないため、その場で壁を触らないと案内があることがわからない。 ・せっかくの設備が活用されておらず、なにより障害者の不便が解消されていないので、障害者の使いやすさも考えて改善してほしい。 委員 ・大久保分科会に参加した大久保近隣の会員の感想から、これまでの分科会は、1日目にまちあるき、2日目に意見交換だったようだが、今回は雨天のため1日目に意見交換、2日目に少しまちあるきという形だった。先に意見交換を行ったことで、注意深く指摘箇所を確認できたことが良かった。地域住民が多く参加している場合は、意見交換を先に行うことでよりよいまちあるきになるのではないかとのこと。 ・大久保に限らないが、車で移動していると、車道の白線やマークがわかりにくくなっている箇所が多いと感じるので、その部分もチェックして欲しい。 委員 ・JR大久保駅の南側は、出来上がったころは道路も奇麗で警備員もいたが、現在は道もガタガタしており警備員もいない。 ・また、所属している団体の会員によると、たこバスのロータリーに水たまりができたり、交番のところに雑草が多く生えていたりすることがあるとのこと。 ・JR大久保駅の北側では、旧道の抜け道をスピードを出して走る車が多く危ないと感じている。 委員 ・JR大久保駅の南側にあるあかし保健所までに点字ブロックがないので設置をお願いしたい。 ・また、資料について、視覚障害者は図面で表されてもわからないので説明をお願いしたい。 会長 ・情報保障については、議論において非常に重要なことと認識している。可能であれば、簡易な図面を立体コピーで印刷する等の方法もあるので、事務局には工夫してわかりやすい資料の作成をお願いする。 委員 ・JR大久保駅のホームで特に階段横の部分等は非常に狭くなっており、車いすの通行は難しいのではないかと感じる。ホーム柵の設置も難しいのではないか。 ・JR大久保駅周辺のメインの通りは整備されているが、一方通行で抜け道として使われているような道は非常に危険な状態だと感じている。 会長 ・まちあるきの意見ではホームについての意見が出てきていないが、点検はしているのか。 事務局) ・改札までの点検で、ホームについては点検を行っていない。 会長 ・駅の利用については、安全上においてホームが最も重要な空間となる。再度現地の確認を行う必要があるのではないか。 議事2 情報共有・意見交換 事務局、オブザーバー及び委員より、以下3点について情報共有 ・前回協議会での質問への回答 ・特定事業の進捗状況 ・明石インクルーシブビーチ 委員 ・観光道路の路面店について、不法に占用・使用していると思われるが、明石市として書面で警告等を行っているのか。 明石市 ・貸主と借主ともに指導は行っているが、改善が行われていないので、改めて取り組んでいきたい。 委員 ・先ほど事務局から大久保分科会のまとめや委員からJR大久保駅に関する意見がいくつかあった。本協議会はバリアフリー法に基づく法定協議会であり、出席義務があるが、本日はJRの委員が出席しておらず意見に対する受け止めを聞くことができていない。なぜ参加していないのか。 事務局 ・JRより部署を挙げて行う行事と重なってしまい、代理を立てることも難しく欠席するとの連絡があった。 委員 ・行事が重なったり、突発的な事情があったりしても、本来はJR側から何らからの対応があってしかるべき。本日は出席していないので受け止めを聞くことはできないが、事務局から内容について伝え、次回の協議会では意見に関して受け止め等を出してほしい。 会長 ・事務局には、本日もいくつか意見が出ているので、次回回答いただけるように対応をいただきたい。 委員 ・2年前に行った明石分科会で指摘した道路の歩道に関して、未だに手つかずになっているがどのように対応するのか。 明石市 ・改めて具体的な場所に関して確認の上、回答させていただく。 委員 ・大久保分科会が5月と6月に開催されたことを知らなかったが、本協議会の委員には、参加の通知など送付されているのか。 事務局 ・現在は、委員に対する案内は行っていない。各分科会は、その地域を普段から利用している方の参加を想定しているところ。そのため、大久保分科会には、大久保駅をよく利用される障害当事者や近隣住民の方に参加いただいている。 委員 ・私は、委員として協議会に参加しているが、大久保駅をほとんど利用しないので、JR大久保駅周辺地区に対して意見を述べることが難しい。もし、協議会の委員でも分科会に参加できるのであれば、直接確認して意見が言えるので、委員の参加に関しても検討してもらいたい。 会長 ・大変心強いご意見をいただいた。当然、委員も分科会に参加する方がより効果的に協議することができる。委員が分科会に参加することで参加人数が多くなりまちあるきの運営が難しくなることもあるとは思うが、可能であれば今後は協議会の委員に対しても分科会の案内をしていただき、都合がつくようならば参加いただけるよう、前向き検討していただきたい。 委員 ・明石観光協会では、ユニバーサルツーリズムの推進に取り組んでいる。市内の観光の事業者に対し、アイマスクや車いすの体験を行う研修などを通してどのような形おもてなしができるかを考えてもらうことで、ソフト面でのバリアフリーに繋がるような取組を行っている。 ・また、市内の観光施設のバリアフリーの状況について調査し、その情報をHPなどで広く発信している。来年度以降、JR大久保駅周辺も調査を検討していきたい。 会長 ・ユニバーサルツーリズムの先進的な取組を行っている沖縄では、ホテルや観光施設での災害時の避難訓練もユニバーサルツーリズムの大事なテーマとして熱心に取り組んでいる。先ほど魚の棚商店街の避難訓練の話があったが、高齢者、障害者等の多様な観光客がいる中での避難誘導は、単に防火だけではなく、観光の面からも必要なことだと考えている。この問題は全国的な課題となっており、明石市でも考えていかないといけないテーマなので、明石観光協会にも協力いただければと思う。 委員 ・先日のまちあるきで、電動車いすだと約200kgあるとのことだが、エレベーターに乗る際に沈んだ感覚があったとの意見があったが、確認はしているか。 事務局 ・意見の共有はしているが、事務局でエレベーターの詳細は把握していない。 ・今後、まちあるきでの意見は施設管理者・道路管理者と協議する予定である。 委員 ・先ほどの情報共有で、自転車道の青い矢羽根が出てきたが、どういう意味か教えてほしい。 委員 ・歩道には、歩行者専用の歩道と自転車が通行可能な自転車歩行者道がある。今年の4月から自転車の青切符制度が導入されたこともあり、自転車の通行帯を明確にするため、自転車が車道を走らなければならない一部のルートに青い矢羽根を設置した。 委員 ・現状では、青い矢羽根が設置されている区間も路上駐車等が多く、自転車で安心して車道を走ることができない。周知が足りていないのではないか。 委員 ・県の土木事務所と警察で協力して広報しているところではあるが、周知が行き届いていない。 ・青い矢羽根部分を必ず走行しなければならないというわけではないので、現状を確認し安全な通行を心掛けていただきたい。 委員 ・本日の新聞に生活道路の速度が30�q制限になることで、少し安全になるのではないかと考えている。また、高齢者の事故が増えているので、高年クラブとして安全運転や免許返納などの活動をしている。みんなが安心安全に過ごせるよう活動をしていきたい。 委員 ・バリアフリーやユニバーサルデザインは生活の中で必要なものだが、20〜60代では高齢者の生活がわからない。しかし、歳を重ねて高齢者の当事者になるとわかってくる。誰しもが高齢者になるので、それに向けてまちを良くできればと思う。 ・完成は先のことにはなるが、想像以上に早く自動運転が実現し始めている。そういった時代がやってくるという未来のことについても、その重要性や意味合いについて協議会で議論していくことも良いかと思う。 3.副会長総括 副会長 ・この協議会は実質的な議論ができて、実りのある協議会と感じている。 ・大久保分科会では地域住民が熱心に参加しており、地域住民だからわかることが多く意見されて様々な気付きがあった。 ・本日、県から藤江駅周辺の側溝の蓋について、白杖が落ちない蓋に交換されたとの報告があったが、協議会で上がった問題点が、できることから改善され、フィードバックがあることで、この協議会の意義を感じることができた。 ・この協議会は2018年から始まり、全国に先駆けてマスタープランを策定し、基本構想の見直しを進めてきた。ユニバーサルデザインのまちづくりを進めることで、昨年度市内の全校にエレベーターが設置され、他市より進んでいることを大きな理由に明石市に移住してきた家族の話を聞いて、明石市のユニバーサルデザインのまちづくりが評価されていることを嬉しく感じている。 ・まちあるきへの委員の参加についても、積極的な意見をいただいた。まちあるきについては、委員への案内をして希望する委員が参加できる体制を整えてほしい。 ・さらに、明石ならではのまちづくりを進めていけたらと考えているので、ご協力をお願いする。 4.閉会 会長 ・明石の協議会は、市民委員の積極的な意見が出ることももちろんだが、事務局や交通事業者、オブザーバーがしっかり受け止めて回答し、難しいことは難しいと本音で議論できる場となっている。 ・形式的ではない意味のある協議会になっていると感じているので、引き続きよろしくお願いしたい。 以上