2025年度第2回明石市ユニバーサルデザインのまちづくり協議会 議事要旨 日時:2026年(令和8年)2月3日(火) 13:00〜15:00 場所:明石市役所議会棟 2階 大会議室 1.開会 2.議事 議事1JR明石駅・山陽電鉄山陽明石駅周辺地区の基本構想(案)について 事務局より、JR明石駅・山陽電鉄山陽明石駅周辺地区の基本構想(案)についての報告 委員 ・観光道路にあるハーモニカ横丁について、電気を引き込むための電柱や室外機、夜には営業のための座席が置かれていて、通行の邪魔になっている。 明石市 ・夜間に訪問する等時間を工夫して指導を行っている。警察とも連携し、指導を継続していく。 委員 ・市に対して、これまで何度も対応をお願いしているが改善されない。改善に向け、どのような方針をもっているのか示してほしい。 会長 ・不法占用については、非常に大事な問題。次回の協議会では、市がどのような考え方で指導を行っているのか経緯も含め報告していただきたい。 委員 ・昨年、銀座通りで火事があった。原因は不明ということで、精神障害の当事者として、不安を覚える。市としてチェック体制はどうなっているか。商店街などで火事などの対策は取られているのか。 明石市 ・本協議会に所管部署が出席していないため、確認して報告させていただきたい。 会長 ・防災関連か消防関連だと思われるが、次回の協議会でどのような考え方で、どのような取組が行われているか報告をお願いする。 委員 ・山陽電鉄の人丸駅前から国道2号への市道について、歩道がなく路上駐車が多いため、車いすを押していると通りにくい。対策をお願いしたい。 明石市 ・改めて現場を確認し、対策を検討したい。 会長 ・この問題も次回の協議会で報告いただきたい。 委員 ・基本構想の特定事業に天文科学館のエレベーターの改修が記載されているが、インクルーシブアドバイザー制度の利用はしないのか。 明石市 ・天文科学館のエレベーターの改修は、サインの追加などのソフト面の改修のため、アドバイザー制度は利用しなかった。なお、天文科学館の担当者が別途インクルーシブアドバイザーにサインに関して質問や意見を伺っており、制度という形では利用していないが、当事者の意見については確認していると聞いている。 会長 ・次回は、サインなどのソフトの改修においても、ぜひ当事者参画であるインクルーシブアドバイザー制度を利用していただきたい。 委員 ・先ほど、観光道路の問題など地域に関する意見があったが、このような問題点をまちづくり協議会はどのように考えているのか気になっている。地域の問題であればその地域のまちづくり協議会とも連携をとるべきではないか。 明石市 ・基本構想の策定においては、各地区で分科会を開催し、まちあるきと意見交換を行っている。その分科会には、その地域のまちづくり協議会の委員にも参加いただき、意見をいただいており、情報共有も行っている。 会長 ・地域との連携は大事であるので、自治会などの地域とも情報共有に努めてほしい。 副会長 ・バリアフリー法の基本方針が令和8年4月に改正され、特定建築物の建築工事における当事者参画に係る目標が新たに定められる。ハード整備における当事者参画の重要性を国として改めて示したものであり、明石市ではすでに実現している部分もあるが、引き続き取組を進めていただきたい。 議事2情報共有・意見交換 事務局より、次年度の予定(JR大久保駅周辺地区の基本構想の策定)及び山陽電鉄藤江駅周辺地区進捗状況についての報告 会長 ・なぜJR大久保駅周辺地区を選定したのか。 明石市 ・大久保駅の乗降客が多いこと、駅南の土地区画整備事業の完成から30年が経って道路の老朽化が進み修繕時期に入ってきていること、大久保市民センターの建替えが予定されていることなどからJR大久保駅周辺地区とした。 委員 ・以前、大久保駅南側で警備員として働いていたが、最近は警備員がいない。車の誘導がないことで怖い思いをしている。一見大丈夫そうだが、道もがたがたしているように感じる。大久保駅周辺全体の見直しをする必要があるのではと思う。 ・また、大久保駅北側は新しく道路ができて便利になったが、近道しようとする車が速いスピードで走っているので危険だと感じている。 委員 ・JR大久保駅周辺地区のまちあるきの範囲はどの辺りまでか。 明石市 ・基本構想の策定エリアについては、北がマックスバリュ、東が大久保市民センター・大久保小学校、南が明姫幹線、西があかし保健所までぐらいの範囲となっている。 会長 ・(山陽電鉄藤江駅周辺地区の)円形交差点の歩道はどこに設置するのか。また中心部にはどのように行くのか。 明石市 ・歩道は、円形交差点の外側に設置予定。現時点で中心部に向かう横断歩道などはない。 事務局より、インクルーシブアドバイザー制度について報告するとともに、今年度作成した、同制度や市の取組を紹介する啓発動画の一部を上映 委員 ・最近、勤労福祉会館の西側の建物の改修で足場が組まれているが、点字ブロックの近くに足場があり、白杖を振れない状況になっている。このような状況に気づくことが心のバリアフリーに繋がっていくので、もう少し気を付けてほしい。 委員 ・点字ブロックの周りに物を置く方が多いので、皆さんの力で置かないよう啓発してほしい。 ・エレベーターについて、防災関連で水などを備蓄できるようなエレベーターもあるとのことなので、改修時には検討してもらいたい。 ・横断歩道について、白線と白線の間隔を広げるといった話もあるが、明石においてはどうなっているのか。視覚障害者や弱視の方は、白線を頼りにしている。特に車の交通量が多いところは、白線と白線の幅を統一していただきたい。 委員 ・基本的に横断歩道の幅は基準に基づき一定になっている。特に交通量が多いところは、白線が剥げてしまうことがあるが、緊急的にスプレーで補修も行っている。具体的に問題があるところについては、報告いただければ対応したい。 (※後日、追加回答として、下記内容を明石市視覚障害者福祉協会に連絡) ・兵庫県警では視覚障害者からの意見もあり、現在のところ横断歩道の白線の間隔を広げず、現行どおり設置する意向である。 委員 ・以前、犬の散歩中に5〜6センチの段差につまずき、首を怪我したことがある。怪我の原因となった段差は既に解消されているが、他の段差についても適宜解消していただきたい。 会長 ・段差の問題は、高齢者の死亡や大病に繋がる原因となることが多く、また意外と建物の中のつまずきも多い。段差や階段でのつまずきの話はよく聞くので、つまずく要因の解消を進めてほしい。 委員 ・魚の棚の火事の話を聞いて、魚の棚は利用客も多いので、何か起こった時に避難計画などが定められているのか心配になった。 ・JRと山陽電鉄には無人駅がある。以前、耳が聞こえない友達から、事前に行きたい駅を紙などに書いておいて、みどりの券売機プラスのカメラで映すことで駅員とやり取りができるという方法を聞いた。しかし、みどりの券売機プラスの操作方法等がわからないので、機器の体験ができる場があると良い。 委員 ・観光協会にはボランティアガイドがいるので、ガイドの役に立つように、生活関連施設などの情報提供をしていこうと思う。 ・ガイドの中に聴覚障害の当事者がおり、初めは友人からの申込みが多かったが、現在は一般の聴覚障害者などの申し込みが多くなっていると聞いた。その影響でガイドの中で自主的に勉強会などを行っており、来年度には、別の聴覚障害のガイドグループを立ち上げると聞いている。 会長 ・非常に興味深いので、今後の動向がわかればご報告いただきたい。 委員 ・JR明石駅・山陽電鉄山陽明石駅周辺地区のように大きくまちが変わっていくときに基本構想を作り直すことの必要性を改めて感じた。次回の大久保駅周辺地区も期待している。 ・特に、明石市の基本構想には、民間の建築物や商店街が積極的に特定事業に位置付けられており、全国的に見て非常に珍しく、先進的な基本構想になっている。その中で、市民病院の建替えについては、マスタープランで当事者参画を明記しているが、特定事業でも当事者参画を行って建替えていくことを明記した方が、PRしていく意味でも大事だと思う。 ・インクルーシブアドバイザー制度について、素晴らしい制度で少しずつ実績を重ねているので、改修した事例を広報していくことで、他の場所でもできるのではないかと考えてくれる民間の事業者が増える可能性がある。是非とも広報にも力を入れていただきたい。 ・議論の中で、各地区のまちづくり協議会の方との連携や議論の整合について指摘があった。事務局や分科会でまちづくり協議会と連携しているのはわかっているが、まちづくり協議会の活動に多様な住民が参加することも大事だと考えている。基本構想の策定などをきっかけに、まちづくり協議会に多様な当事者が入っていく機会になるよう、働きかけや連携を取っていくことが明石市であればできるのではと期待しているので、今後の課題として指摘しておく。   3.副会長総括 副会長 本日は、JR明石駅・山陽電鉄山陽明石駅周辺地区の基本構想案について議論いただいた。明石市ユニバーサルデザインのまちづくり実行計画の議論が始まったのが2018年で、その時にもまちあるきをしたのを覚えており、明石駅周辺地区の基本構想がまとまってよかった。 この手の計画は、策定時はみんな頑張るが、作りっぱなしになることが多い。しかし、明石市では、藤江駅の進捗状況や来年度の大久保駅周辺地区の基本構想策定予定など、着実に進められている様子がうかがえた。 また、聴覚障害当事者のガイドが活動されて、経験をみんなと共有している話を聞いて、まちづくりは人づくりに繋がっていると感じ、明石市のUDのまちづくりに関われてよかったと思った。 インクルーシブアドバイザー制度については、全国的に見てもこれだけの取組をしているところはあまりないので、動画を活用いただき、成果を広めていただきたい。 もう1点、明石市が先進的な部分に関連して話をすると、現在国交省ではマスタープランや基本構想のマニュアルの見直し作業を行っているところだが、学校施設の位置付けを明確にし、通学路や避難経路を生活関連経路として定めることでバリアフリーを進めていこうとしている。明石市でも、6〜7年前にUDのまちづくりの議論を始めた時には、学校をどう位置付けるかが議論になった。当時は、法律で義務付けられていなかったので調整が難しいテーマであったが、最終的には学校も生活関連施設として位置付けることができた。4月からは国も学校のバリアフリーに関してより一層進める方針を打ち出している。明石市は、国の新しい基本方針を先んじて行っているので、来年度以降も自信をもって前に進めていただきたい。 4.閉会 以上