明石市の情報コミュニケーションにかかる10年間の取り組み状況 手話言語・障害者コミュニケーション条例の条例検討が平成26年度に始まり、そのときに取りまとめられた別紙資料3-参考資料「障害者のコミュニケーション支援にかかる現状と課題〜各委員からの意見〜」をもとに、この間の取り組み状況を庁内各課に照会し、取りまとめました。  取り組んだこと 場面・対象者 項目 実施内容 学校 手話およびろう者に対する理解・促進 ・小学校等での手話体験教室 市民・事業者向け 条例普及啓発 ・出前講座やイベントでの啓発 手話講座等の開催 ・手話奉仕員養成講座(毎年度) ・シニア向け手話講座(R7〜) ・出前講座 ろう者と聴者の交流・啓発イベント ・手話言語の国際デーイベント ・交流・啓発イベント「本気フェスタ」(委託事業)実施 手話通訳者派遣制度など 手話通訳者派遣範囲の拡大(要綱改正) ・平成29年4月に国のモデル要綱に基づき改正し、申請者や派遣範囲等を拡大 ・登録手話通訳者のうち有資格者の人数拡大 (H27…15人→R7…22人) ・現任研修開催回数…年間7回(主に土日開催) 遠隔手話通訳サービスの普及・活用 ・平成28年1月より開始 ・令和3年7月からは「あかし手話サービス」を開始 職員 手話推進員の研修の充実 ・「手話推進員」という名前ではないが、手話基本研修の受講者のステップアップとして中級研修や職員手話サークル、手話検定受験助成など継続実施しており、手話ができる職員が増えている。 ・手話検定受験職員のべ142人 職員採用 設置手話通訳者の正規採用 ・手話通訳士資格を持つ正規職員の採用(H28)、その後も福祉職募集時の資格に手話通訳士を追加 手話通訳者の身分保障と人数拡大、研修参加の支援 ・手話通訳の資格を持つ任期付短時間勤務職員の採用(H29〜) 視覚情報の設備 電光掲示板等 明石駅前再開発等によるデジタルサイネージの普及(市民広場、バスの案内板など) 窓口での呼び出し番号の表示(あかし総合窓口、国民健康保険課、障害福祉課)  取り組みが進んでいないこと 場面・対象 項目 備考 職員 聴覚障害者相談員の正規雇用 ・現状は、手話通訳職員やろう者の任期付短時間勤務職員が相談に対応し、内容によって福祉職や担当部署につないでいる。 学校 手話言語教育の普及(義務教育教材、手話言語教室) ・現状は小学校等での手話体験教室を実施しているが、教材などは作成できていない。  取り組んだこと 場面・対象 項目 実施内容 市民 可能な限り、様々な場面で要約筆記を取り入れること ・市主催イベントや、はたちのつどいなど、不特定多数が参加するイベントに配置。また、事前申込制の場合は、申込時に必要な配慮を聞き取っている。 ・地域主催の敬老会などでも申請に基づき派遣している。 健聴者への理解啓発 ・自治会へのチラシ配付による啓発 ・出前講座等での啓発 ・広報あかしに他の意思疎通支援事業と合わせ掲載 ※要約筆記についての認知度がまだまだ低いため、機会を捉え、随時啓発を行う。 要約筆記者派遣制度など 要約筆記者の養成 ・毎年度、要約筆記者養成講座を市主催で開催 ・登録要約筆記者のうち有資格者の人数拡大 (H27…9人→R7…19人)    取り組んだこと 場面・対象 項目 実施内容 市民 視覚障害者向け公文書・選挙公報その他の点字化(双方向コミュニケーション) ・市役所からの文書送付時に希望者へ点字の送付文や点字シールを貼付け ・選挙公報の簡易版を音訳したものを希望者に提供 ・市主催「障害者のかた向けスマホ教室」に点字チラシやテキスト、音声テキストを設置 市役所 駅の案内や書面の説明書きなどには、積極的に点字をつける ・駅舎等のバリアフリー改修を行う際には、トイレの場所の音声案内や、点字の案内版等の設置を行っている。 (山陽 西新町駅、林崎松江海岸駅など) ※駅舎については、鉄道事業者の管轄 障害福祉課との連携(プレクストークの検討、新しい視覚障害者への紹介) ・プレクストークは日常生活用具の対象となっており(H18〜)、新規手帳取得時に各制度の説明と合わせて行っている 防災 音訳する前段階での文章化(例:ハザードマップなど) 明石市ハザードマップについて、改定にあわせて音訳CDを作成し、希望者へ配布 ボランティア養成 音訳従事者の後継者育成 ・音訳ボランティア養成講座の修了者数(H27〜R6):77人 点字の習得者を増やす ・点訳ボランティア養成講座の修了者数(H27〜R6):62人 交流・啓発 障害者との交流の場を持ち、要望を聞き取る ・インクルーシブアドバイザー制度の実施 ・地域の行事「パレットおおくぼ祭り」で当事者との交流や体験を実施 ・「障害者の差別の解消を支援する地域づくり協議会」での発信  取り組みが進んでいないこと 場面・対象 項目 備考 市役所 明石市に市公文書の点訳、墨訳を担当する部署を設ける 市役所からの発出文書について横断的な視点での音訳の計画を要望する ボランティア養成 障害者からのニーズを掘起こして、それに見合う点訳・音訳ボランティアを養成するという目標レベルを設定する 学校 障害者差別解消法が施行されれば、ボランティア、ヘルパーの活用だけでは対応不可。小中校での教育に取入れ、高・高専・大学での選択科目、実技、資格取得をシステム化する その他 パソコンや信号に音声案内を付ける 障害者となった人が点字習得の努力を続けられるシステムの構築(点字習得のための継続学習が難しい人を支える仕組みづくり)    取り組んだこと 場面・対象 項目 実施内容 市民 さまざまな場面において(特に案内表示や、新聞、説明書など、紙媒体のもので音声案内ができないものを中心に)、ひらがなの表記もすること(「わかりやすい版」の作成」) ・コロナワクチン案内など「わかりやすい版」を作成 ・特性に応じたわかりやすい表記や拡大(易しい言葉、絵や図、写真など)を用いて説明を行う 交流・啓発 知的障害等に関する理解啓発 ・発達障害について、市民や関係者への講座や研修を実施 取り組んだこと 場面・対象 項目 実施内容 職員 障害理解の取り組み ・障害理解研修の実施 ・「なるほど!ザ・配慮通信」への関連記事掲載 交流・啓発 一般の人の理解を促す取り組み ・出前講座で動画視聴や説明 ・交流・啓発イベント「本気フェスタ」(委託事業)実施 ・アートシップ明石(委託事業)での啓発 市民 わかりやすい広報 ・点字版、音訳版の広報紙の作成 ・広報あかしの特集内容やお知らせを、手話動画「あかし手話チャンネル」で配信(R2.6〜) ・あかし市議会だよりの点字版及び音訳版作成  条例検討会で出された意見とは別に取り組みが進んだこと 障害別 項目 内容 聴覚障害 手話・手話通訳・字幕入り動画での発信 ・明石の魅力発信動画 ・天文科学館施設案内動画 ヒヤリングループ補聴器の貸し出し ・天文科学館プラネタリウム観覧者へ貸出し 議会中継 ・本会議の映像に手話通訳者をワイプ表示(R3.8〜) 筆談ボードの設置 ・市役所等の窓口 ・合理的配慮の提供を支援する助成制度を利用した事業者等 電話リレーサービス・ヨメテルの活用 ・#7119運用開始による聴覚障害者向け電話リレーサービス・ヨメテルでの実演体験・登録会(R7.9消防局主催) ・手話リンクを導入(R7.11〜) 視覚障害 点字メニューの設置 ・合理的配慮の提供を支援する助成制度を利用した事業者等 触知案内板の設置 ・あかし案内所内に触知案内板(あかし案内所ご案内)を設置 ・さわれる展示を中心とした特別展「ユニバーサルデザイン展〜やさしい天文展示〜」を開催。現在は、その主な展示物を全国科学館連携協議会を通じて巡回展示物としている。 音声案内版の設置 ・あかし案内所西入口に音声で男女・多目的トイレの位置と点字案内板の案内 学校図書館において、誰でも読書を楽しめる環境を作る ・読書バリアフリー機器(拡大読書器など)を整備し、学校に配備 ・読書バリアフリー図書の整備 障害福祉のしおり ・毎年度発行している「障害福祉のしおり」を点訳・音訳し、希望者に送付 聴覚・視覚障害等 イベントや講座、タウンミーティング申込時の情報保障 ・手話通訳、要約筆記、拡大文字、テキストデータの希望など事前に聞き取り パブリックコメント (意見公募手続き) ・手話動画での意見提出 ・電話等での意見を代筆し提出 知的障害等 パブリックコメント (意見公募手続き) ・市の主要な計画等のパブリックコメントにおいて、ルビ版、テキスト版を作成 出前講座資料への読み仮名の記載 ・出前講座にて、必要時資料にひらがな表記 聴覚・知的障害等 コミュニケーション支援ボードの設置 ・合理的配慮の提供を支援する助成制度を利用した事業者等 ・市役所窓口 ・投票所 ・避難所 コミュニケーションカードの配付 ・買い物時のコミュニケーションをサポートするカードを希望者に配付 2