資料1 「明石市防災会議 ジェンダーと防災に係る専門委員会議」の設置について 1.趣旨  本市においては、SDGs未来安心都市・明石を掲げ、SDGsの基本原則でもあるジェンダー平等を実現するため、2021年8月より庁内にジェンダー平等プロジェクトチームを立ち上げ議論を重ねてきた。特に兵庫県南部地震による被害を経験した当市にとって災害はいつでも起こりうる脅威であるにも関わらず、これまでジェンダー視点での議論が積極的になされてこなかった。  しかし、災害対応力を強化するためには、性別・年齢・障害の有無・家族形態などの多様な観点を盛り込むことが重要であり、例えば子ども連れ、妊婦、障害を持つ方等は、避難に困難が伴うなど、避難生活での配慮が必要である。加えて、災害時は、平常時のくらしをめぐる課題が悪化・顕在化する側面もあり、実際過去の災害では、避難所における女性への役割分担の固定化や性暴力の発生、男性に比べて多い災害関連死等の問題が明らかになっている。  これらの背景を踏まえ、ジェンダーや障害等の多様な視点から求められる対策について、明石市防災会議に専門委員を設置し、当該専門委員の会議(以下「専門委員会議」という。)において、検討を開始する。  議論の結果は 、2022 年夏に改定予定の明石市地域防災計画に反映する予定である。 2.運営 ・専門委員会議については、9名の専門委員をもって構成する。ただし、各回の議事に応じて臨時委員の参加を求めることができる。 ・議論の過程を広く市民に知ってもらう観点から、会議は原則公開とする。 ・専門委員会議に会議の進行のため座長を置く。 3.事務について  専門委員会議の事務は、明石市総務局 総合安全対策室及びジェンダー平等プロジェクトチームが行う。