アンケートの実施                                    1  対象者等   ・緊急アンケート     対象者 70歳以上の高齢者及び障害者手帳をお持ちの障害者     実施期間 2020年5月末から12月末     送付総数 69,474通     返信数 21,573通(31.1%)     対応実績647件( 3.0%)     (うち連絡希望あり)(178件)    ・生活アンケート     対象者 市民税非課税世帯の個人     実施期間 2020年10月中旬から12月末     送付総数 44,403通     返信数 9,920通(22.3%)     対応実績 412件( 4.2%)     (うち連絡希望あり)(180件)    意識した配慮内容   ・チェック欄「市からの連絡を希望する」を設定   ・印刷物の文字を大きく、ルビ振り対応   ・視覚障害のある方には、送付内容を説明した点字の書類や音声CDを同封   ・アンケートの回答が難しい方には、電話による聞き取りで対応   ・アンケート回答を簡単にするため、本人情報(住所氏名)をあらかじめ印刷   困りごとへの対応    本人が連絡を希望されている場合だけでなく、困りごとの記載内容により対応が必要と判断した場合、連絡訪問等で支援を行いました。 2 緊急アンケート     (1) 困りごとの内訳   新型コロナウイルスの影響で困っていること(重複回答あり) 割合:各項目÷返信件数  生活費(家賃や公共料金、税金が払えないなど) 1,206件 ( 5.6%)  体調面(食欲がない、眠れない、すぐ疲れるなど) 3,878件 ( 18.0%)  介護・介助(必要なサービスがうけられないなど) 595件 ( 2.8%)  いつも行っている所や買物に行けない 7,942件 ( 36.8%)  その他 1,025件 (4.8%)    (2) 特徴   緊急アンケートの返信者が、どのような困りごとを感じているのかについて、アンケートの「返信者全体」と、対応が必要な困りごとを抱えていた「要対応者」に分けて下図に示しています。   返信者全体では、「いつも行っているところや買物に行けない」が半数を占めましたが、要対応者は、「体調面(食欲がない、眠れない、すぐ疲れるなど)」が一番多く3分の1を占めました。また、返信者全体と比較すると、「生活費(家賃や公共料金、税金が払えないなど)」「その他」の割合が高いことが挙げられます。  【返信者】 (返信者21,573人 困りごと件数 14,646件)  生活費8.2%、体調面26.5%、介護・介助4.1%、買物に行けない54.2%、その他7.0%  【要対応者】 (要対応者647人、困りごと件数759件)  生活費20.3%、体調面32.1%、介護・介助7.1%、買物に行けない22.7%、その他17.8%  (参考)対応実績一覧(件数) 対応内容 不安心配、話を聞いて欲しい  電話・ファックス106件、訪問来庁86件、手紙ほか151件、合計343件   コロナ感染時の対処方法 電話・ファックス4件、訪問来庁0件、手紙ほか2件、合計6件  特別定額給付金    電話・ファックス5件、訪問来庁0件、手紙ほか2件、合計7件  生活保護・生活再建・市住 電話・ファックス13件、訪問来庁3件、手紙ほか0件、合計16件  事業主に対する支援   電話・ファックス0件、訪問来庁0件、手紙ほか3件、合計3件 障害者手帳、寿優待乗車制度  電話・ファックス3件、訪問来庁0件、手紙ほか1件、合計4件 税や国保の減免・支払相談  電話・ファックス4件、訪問来庁1件、手紙ほか0件、合計5件 法律や養育費の相談   電話・ファックス2件、訪問来庁0件、手紙ほか1件、合計3件 その他問合せ  電話・ファックス43件、訪問来庁1件、手紙ほか73件、合計117件 状況確認手紙の送付(7月)  電話・ファックス0件、訪問来庁0件、手紙ほか143件、合計143件 総計  電話・ファックス180件、訪問来庁91件、手紙ほか376件、計647件 3 生活アンケートについて    (1) 困りごとの内訳   新型コロナウイルスの影響で困っていること(重複回答あり) 割合:各項目÷返信件数   収入が減った 1,454件 ( 14.7%)   生活費など支出が増えた 3,061件 ( 30.9%)   失業した、休業になった、就労できない 532件 ( 5.4%)   子育てや介護のストレスが増えた 565件 ( 5.7%)   困りごとや心配ごとがある(自分自身) 1,598件 (16.1%)   困りごとや心配ごとがある(家族) 1,236件 (12.5%)   困りごとや心配ごとがある(学校・友達) 196件 ( 2.0%)   困りごとや心配ごとがある(その他) 638件 ( 6.4%)   誰に相談すればよいかわからない 408件 ( 4.1%)   今のところ特にあてはまるものはない 4,487件  ( 45.2%) (2)特徴   生活アンケートの返信者が、どのような困りごとを感じているのかについて、アンケートの「返信者全体」と、困りごとを対応した「要対応者」別に下図に示しています。特徴として、返信者全体と要対応者のいずれも、経済的な困りごと(収入減・支出増・失業等)が3分の1を占めていますが、要対応者では失業等の占める割合が2倍以上となっています。その他、要対応者は、「誰に相談すればよいかわからない」が占める割合が高く、悩み事を抱え込んでいる傾向があります。  【返信者】 (返信者9,920人、困りごと件数14,175件)  収入減10.3%、支出増21.6%、失業等3.8%、子育て・介護4.0%、困りごと(自分)11.3%、困りごと(家族)8.7%、困りごと(学校等)1.4%、困りごと(その他)4.5%、誰に相談したらいいか不明2.9%、特になし31.6%  【要対応者】 (要対応者412人、困りごと件数1,036件)  収入減11.1%、支出増15.3%、失業等7.9%、子育て・介護4.9%、困りごと(自分)19.9%、困りごと(家族)11.3%、困りごと(学校等)1.4%、困りごと(その他)12.5%、誰に相談したらいいか不明12.4%、特になし3.2%  (3) 年代ごとの特徴    アンケートの対象者、返信者、要対応者について、どのような年代が多くを占めるかは、下図の通り、いずれも70代が全体の約3分の1を占めています。50代は、返信者の割合が低く、要対応者の割合が高くなっています。40代以下は、返信者、要対応者の割合がともに低くなっています。    その他、年代ごとの特徴をみてみると、返信率※1が高い年代は、順に70代(29%)、60代(28.9%)、80代(22.5%)です。同じく、要対応率※2が高い年代は、順に50代(1.3%)、60代(1.2%)、70代(1.1%)です。    以上のことから、70代は、対象者数・返信者数・要対応者数が一番多く、かつ返信率が高い年代だということが分かります。一方で、要対応率から見ると、50代と60代については、70代とほぼ同じ割合で対応したことが分かります。また、40代以下から返信率が低く要対応率も低くなっていることから、50代が一定の分岐点となっています。   ※1返信率とは 例:70代の対象者のうち、アンケートを返信した70代の返信者の割合   ※2要対応率とは 例:70代の対象者のうち、困りごとを対応した70代の要対応者の割合 全体に占める各年代の割合と、年代ごとの返信・対応率  10歳代以下 対象者10.5%、返信者7.0%、要対応者2.9%、返信率14.9%、対応率0.3%  20歳代 対象者4.3%、返信者2.4%、要対応者2.2%、返信率12.7%、対応率0.5%  30歳代 対象者5.2%、返信者3.8%、要対応者4.1%、返信率16.4%、対応率0.7%  40歳代 対象者8.2%、返信者5.9%、要対応者7.5%、返信率16.1%、対応率0.9%  50歳代 対象者7.9%、返信者6.3%、要対応者10.7%、返信率17.9%、対応率1.3%  60歳代 対象者12.1%、返信者15.7%、要対応者15.8%、返信率28.9%、対応率1.2%  70歳代 対象者27.6%、返信者35.8%、要対応者33.0%、返信率29.0%、対応率1.1%  80歳代 対象者18.8%、返信者18.9%、要対応者20.4%、返信率22.5%、対応率1.0%  90歳代以上 対象者5.5%、返信者4.1%、要対応者3.4%、返信率16.6%、対応率0.6%   (参考)対応実績一覧 困りごとの内容 地域生活全般の相談  電話・ファックス157件、訪問来庁75件、手紙ほか22件、合計254件 コロナ感染時の対処方法  電話・ファックス4件、訪問来庁0件、手紙ほか3件、合計7件 こども相談  電話・ファックス0件、訪問来庁1件、手紙ほか0件、合計1件 生活保護・生活再建、市営住宅  電話・ファックス11件、訪問来庁1件、手紙ほか0件、合計12件 事業主に対する支援  電話・ファックス3件、訪問来庁0件、手紙ほか1件、合計4件 障害者手帳、寿優待乗車制度  電話・ファックス4件、訪問来庁1件、手紙ほか1件、合計6件 国保の減免・支払相談  電話・ファックス2件、訪問来庁0件、手紙ほか0件、合計2件 法律・養育費相談  電話・ファックス1件、訪問来庁0件、手紙ほか0件、合計1件 上記以外、各局情報提供  電話・ファックス30件、訪問来庁0件、手紙ほか48件、合計78件 状況確認手紙の送付(11月)  電話・ファックス0件、訪問来庁0件、手紙ほか47件、合計47件  総計 電話・ファックス212件、訪問来庁78件、手紙ほか122件、計412件