明石市ジェンダー平等の実現に関する検討会 第2回(2022年3月11日) 委員提出資料2 提出委員氏名  三 浦 ま り   議会におけるジェンダー平等と多様性の実現に向けて  第1回検討会の議論を踏まえ、議会におけるジェンダー平等と多様性を実現するために、諸外国の事例を参考に3つの案が考えられる。 【A案】 (フランス県議会ペア制度をベース) 2名が1組となり立候補。有権者は個人ではなく組(ペア)に1票を投じる。当選は得票の多い順から15組(30人)とする。 多様性を確保することが目的のため、ペアの組み合わせは異なる属性を要件とする。性別(性自認)、障がい、年齢などが想定しうる。  (例)男・女、男性健常者・男性障がい者、女性60歳・女性30歳 【B案】 (台湾地方議会の女性定数保障制をベース) 女性議員を一定数確保するために、4人(3人)ごとに1人は女性が当選することを保障する。 (例) 1.男性 2.女性 3.女性 4.男性 →女性が2人いるので、この4人が当選 5.男性 6.男性 7.男性 8.男性 9.女性 →女性が誰もいないので、次点の女性(9位)が繰り上げ当選 【C案】(ルワンダ式をベース) 障がい者枠を設置。男女の議席を保障するために、男性候補者リストと女性候補者リストのそれぞれに投票。  →有権者は、3つのリストに1票ずつ投じる(計3票)。男性候補者リストから14人、女性候補者リストから14人、障がい者リストから2人、それぞれ得票順に当選する。  →性自認/割り当てられた性別によって男女どちらかのリストに立候補。ノンバイナリーの候補者は便宜的にどちらかを選ぶか(選挙ごとに変更できる)、両方のリストからの立候補を可能にする(得票数が多かった方のリストで当選を確定する)。  →障がい者は障がい者リストからの立候補と、男女どちらかのリストからの立候補を選択できる。