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更新日:2022年10月4日
本日につきましては、副市長の選任について、改めて皆様にご紹介申し上げたいと思います。明石市は、3月末をもってお二方の副市長が不在となった後でございますが、この度、つい先程の市議会本会議において、横田秀示さんと佐野洋子さん、お二人の副市長への選任同意をいただきましたので、明日付で新たな副市長という形でこれからご一緒に、新たなスタートを切っていきたいと考えております。
市長としては大変喜んでおりまして、横田さんにつきましては私の市長就任後から、まさに片腕として、人事や予算を含めて、また重点プロジェクトなどずっとご一緒にやってきた関係でございまして、本当に副市長の就任は私にとってもありがたく、嬉しく思っております。
佐野洋子さんにつきましても、私が市長に就任した後、勝手の願いで、いわゆる子どもを担当する責任者になっていただいて、それ以降、児童相談所の設置や各種子ども施策の拡充などをご一緒にやってきた関係でございます。まさに適任だと思っております。
なお、佐野副市長におかれましては兵庫県内初の女性副市長、明石市のみならず兵庫県で初めての女性副市長となりますが、誤解なきように女性だから選任したわけではなく、適任だから選任したとご理解願いたいと思います。
このたび副市長を務めます横田でございます。私はこれまで、総務部では財政健全化の取り組みでありましたり、職員の能力向上、人材育成を図ってきたところでございます。また、政策局長といたしましては、各部局の重要施策に携わってまいりました。また、この4月からは統括理事として、前任の副市長の業務を引き継ぎ、業務を遂行してきたところでございます。
これからは副市長といたしまして、これらの培ってきました経験やノウハウを活かしまして、市長をしっかりと補佐しながら、議会との調整でありましたり、関係機関との連携、そういった役割をしっかり果たしていきたいと考えております。そうしたことにより、市民の皆さんが安心して暮らし続けられるまちづくり、住みやすいと思っていただける100パーセントのまちづくりを進めていきたいと考えております。よろしくお願いいたします。
佐野でございます。私は先ほど市長からもご紹介がありましたが、ここ数年間は子ども施策とか福祉施策で尽力をしてまいりました。元々保健師で採用されてから34年間、市民の方と一緒になって活動したり、ボランティアの方々に助けていただきながら、この度まで活動してきたということでございまして、この面につきましては、本当に市民の方々に深く感謝しているところでございます。
これまでの恩返しということではございませんが、これからもより一層市民の方のニーズをしっかりと把握して、市民の方に寄り添うという視点をきちんと置いて、それを市役所の職員みんなで協議をさせていただいて、さまざまな施策にこれからも取り組んでまいりたいと考えております。
今まで統括理事として所管しておりますのは、福祉局、こども局、感染対策局、教育、また環境や文化振興、コミュニティ推進なども担当しておりますので、そちらの方は引き続き私の所管として、市民の生活に最も近い行政でございますので、力を入れて取り組んでまいりたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
総括理事にご就任になるときには、1年ぐらい統括理事をなさってからという感じのスケジュール感を伺っていましたが、早まったとすれば何か理由はあるんでしょうか。
私の認識としてはそういう認識ではなくて、3月末で副市長お二方がご卒業された後どうするかという中での今です。私としてはもちろん、統括理事お二方にお願いして、副市長のそれぞれの仕事を引き継いでやっていただきましたが、庁内的には特に支障があったとは考えていません。
ただ、やはり副市長というポスト不在の状況は、それこそ副市長会であるとか、いろんな関係でも一定程度は対外的な面もありましたので、そういう意味では議会のご同意を得られるのであれば、選任同意をいただきたいとは思っておりました。
率直に言いますと、6月議会は私に関する百条委員会もありましたので、議会の中でこういった同意人事案件が、そういった中でのことよりも落ち着いた状況で副市長の選任をという思いもありましたので、9月議会を前にして改めてお二方にご相談申し上げて内諾をいただき、本日に至ったという認識であります。
お二人の任期は明日から4年間、市長の任期は後1年ぐらいで若干ずれがありますが、今回選任されたことで、市長が来年4月の選挙に出るのを決めたのではないかという観測もあるんですが、そのあたりいかがですか。
選挙のことはよく皆さんからご質問いただきますが、私としてはその時その時精いっぱいやるだけで、強いて言えば、あと何年したいかと言われてあと100年市長をしたいと答えておりますので、そういう形でご理解いただいたらいいんじゃないでしょうか。気持ちとしては今のベストを尽くす、本当にしっかりやっていくということに留めたいと思います。
6月の状況もあって9月に至ったというご説明でしたが、9月議会の冒頭では副市長人事の議案を出されなかったと思います。9月議会が始まって途中で突然出されたとも感じますが、このタイミングで出されたのは改めてどのようなご判断からですか。
そこも率直に、市長としては同意人事案件は議会に気持ちよくご賛同いただいて、お二方にも気持ちよくスタートを切っていただきたいという形で、まさに今日の場合は、他の議案も含めて全会一致での賛同を得られている状況でありますので、私としては議会の賛同をしっかり得られる状況で、スムーズな形でスタートを切っていただきたいという思いは正直ありました。
普通3、6、9、12月の議会だと、通常の人事案件というのはある意味即決で採決のときにするのが通例なので、それに合わせたというのは率直です。特に深い意味はありません。6月については百条委員会があって、色々な議論のある状況の中での同意人事というものについて私もリスクを感じていましたので、我がこと、市長のことで、副市長の同意人事がどうこうするのは避けたいと思ったので、6月の時点で私の中ではこの状況では人事案件はないと判断はしました。
女性の副市長誕生というのは、県内の市だけでなく町も含めて、県内の自治体で初めてということですか。
調べたところでは、兵庫県内としては女性初だという理解です。市長さんはおられますが、副市長は意外とというか、どなたもいらっしゃいませんでした。明石市でも最初であることは認識していましたが、兵庫県内どこかにおられるかと思ったら、どうやらこれまでも副市長はおられなかったようですので、兵庫県内初の女性副市長だという理解をしています。
先ほど対外的に副市長会等での影響という話もありましたが、今日副市長が正式に決定したというところで、市政にとってプラス面はどんなところですか。
まず内部的には統括理事という形でしていただきましたので、そこは統括理事から正式に副市長になったということです。ただ対外的に、やはりそこは他の自治体などからも、問い合わせの時に副市長が実務を担っている自治体の多くは、副市長に電話をしてきたりしますし、市長代理のときにやはり副市長が出る形になりますので、対外的な形としては、やはり市長ではなく、実務の責任者の副市長であるとか、もしくは市長が何か公務で来られないんだったら、代理は副市長という文化がありますので、そのときに統括理事という、あまり聞かない四文字だと対外的なイメージもあろうかと思います。そのあたりはやはりイメージも大事ですから、ある意味安定的に明石市政が通例のような市長、副市長2名体制になったということは、市民にとっても一定の落ち着き感というものは示せるかなと思っています。
結果的に半年間副市長不在という形になりました。3月末に前任の副市長が退任されたとき、市長との間にトラブルがあったのではということは否定されていましたが、改めてそのようなことはあったのでしょうか。
私は全くトラブルがあったとは思っておりません。もちろん、副市長との間で一定程度、さまざまな方針をめぐって協議はしますが、そういった中でやってきましたので、巷でそういう話も聞きますが、私としては副市長とそういった何かトラブルに類するようなやり取りがあった認識は全くありません。お二人の方から一定の区切りをつけたいというお話で、私としては慰留しましたが、お二人としてはこの際後任にという話もありましたので、3月という形をとった認識であります。
県内初の女性副市長の件ですが、県市長会に確認したところ、平成15年以降についてはいないだろうと回答したが、それ以前については分からないということでした。県市長会以外に確認が取れたところはありますか。
市の総務局で平成15年以前につきましては確認をしまして、それ以降、県市長会に確認をした経緯だと聞いています。市の総務で確認したところ、平成15年以前はおられなかったということです。
副市長の人事案件が、これまで延びた理由はなぜですか。
私としては、前両副市長の退任の意思がなかなか遺留しても難しい状況の中で、こちらのお二人にと思っておりました。ただ私は、3月末の辞められる直前まで最後まで遺留していましたので、特にお二人にはその話はしていません。正式にお二人が副市長を辞められることが表になった後にご相談を始めている状況ですので、一定程度お二人としても考える期間も必要だったと思いますし、そういった中で庁内の体制を円滑にすべく、統括理事という形でお願いをした状況です。あとは私の中で議会がスムーズにご同意いただける、議会の状況を見極めていたというのが近いです、気持ちとしては。
対外的に副市長不在は影響が出てくるという話がありましたが、もう少し早く決めるということはできなかったのか、このくらいの期間が丁度いいのか、どのあたりはいかがですか。
そこは、3月末に前副市長お二方が辞めるわけですから、私が慰留せずにお二人に話せば別ですが、私としてはもう少しやりましょうと言っており、3月末ぎりぎりでしたので、そういう意味では3月末の本会議の最終日の後に最後2人から正式な形で話があり、私もやむなしにしたので、もうとても時間はなかったです。それでその後6月議会は、先ほどもお伝えしているように、議会の方から私に関する百条委員会がありましたので、市長の追及があるような議会の中で、いわゆる落ち着いた形での同意人事は難しいという判断をしました。私の中では6月はさすがに百条委員会が少し区切りを迎えてからでないと、お二人を傷つけるようなことはしたくなかったので。
6月議会が終わった後に、私としては9月議会が一定程度落ち着いた状況かどうかは気になっていて、一定程度9月議会が落ち着いた状況の採決が得られそうな状況の中で、お二人に改めてご相談申し上げて、少し検討の期間も持っていただいた上で内諾を得て本日に至ったという形なので、私の中ではお二人を選任することは初めから決まっていて、あとは状況、お二人にスムーズなスタートを切ってほしかったというのが真意です。
副市長選任議案を今のタイミングで出そうというのは、いつ頃から決められていたんですか。
8月の末ぐらいですかね。6月は百条委員会がありましたし、その後の9月議会もどのようになるか気になっていました。どうやら9月はある意味通例の議会のような形なりそうだと、一番落ち着いた状況で採決いただけて、気持ち良くスタートするには、ちょうど今日の通例の採決の日が一番ふさわしいと8月の末ぐらいに判断をして、今日を想定して進めてきた経緯です。
半年間不在だった副市長が今日決定し明日就任されますが、これに対して、やはり前副市長が急に辞められたことに何かトラブルがあったというような報道もあるかと思いますが、そのあたりはやはりなかったということでしょうか。
少なくとも市長の認識としては、辞められた両副市長とのトラブルがあったとは全く思っていません。本当に市長としては両副市長に支えいただいて、これまでの明石市を作っていた認識ですから、トラブルがあった認識は全くないです。私としては3月で辞められた両副市長には、本当に一緒に街を作ってきて感謝していますので、贈りたいのはねぎらいと感謝の言葉です。
新たに副市長お二人を迎えられて、これからまた新しい市政が始まると思います。副市長とどういった市政を作っていきたいですか。
これまでもそうですが、やはりまちというのは市長だけで作るわけではありませんので、まさに市職員、議会、そして市民と一緒に作るものです。そういう意味で、今日は二人とも言っておられましたが、市長だけではなくて、当然議会との連携とか市民、私としてはまち一丸、まち一丸のまさにキーが両副市長だと思いますので、今日は気持ちよくと言いますか、全会一致で同意いただけたことはスムーズな形で再スタートを切ることができ、明石市民にとっても望ましいと、うれしく思っています。
早くからお二人を副市長にというお気持ちを持っていらっしゃったということですが、4月から副市長室で執務をされていたことなどから言えば、逆に副市長に任命されていなかったことが不自然ではありました。そのあたり市長としてはどう捉えられていましたか。
同じ答えになりますが、やはり副市長というのは、一旦市役所の職員を辞める形をとって特別職になります。それはお二人にとっても人生における大きな決断ではあろうかと思いますので、やはり一定程度検討をいただく期間も持たないといけないと思いましたし、逆算すると、その後の同意人事でスムーズにスタート切れるかどうかが、市長としても議案を提出した後、気持ちいい形で来てほしい気持ちは強かったので、そこは時機を見ていたというのが一番近いです。2人を副市長にと私の中で思っていたのは随分前からですので、あとは2人にスムーズなスタートを切ってほしかったというのが気持ちとしては一番近いです。
お二人に考えていただく時間などを持っていただくので、4月議会を見送ったという理解でよろしいですか。
3月は最後まで前副市長を慰留していましたので、慰留している状況で2人に話はできません。当然慰留をしているし、お二人も最終局面では辞められることも知った状況でしたので、それこそ3人で慰留している状況に近いわけですから、そういう意味では3人で慰留していたけど、お二人の意志が最後まで変わらず3月末で辞められたわけですから、その後じゃあとすぐいけるわけでもありませんという状況です。
6月議会は当初、私は予定していましたが、私に関する百条委員会の動きもあったので、そういった6月議会は避けた方がいいとの判断です。9月が一定程度、今日がそうであったように、全会一致で議案も含めていけそうだと私は思ったので、じゃあこのタイミングと思って、検討期間を含めて逆算して、正式にお願いしたのは8月末ぐらいです。
百条委員会の報告書の中に、副市長を早く選任するようという、議会側からの報告書という形での投げかけがあったと思いますが、議案を提案するにあたって、市長のご判断の後押しみたいにはならなかったですか。
もちろん幅広く、色々な議会の動きも広い意味では参考にしますが、やはり私の中では誰にするかの2人はほぼ決まっていて、いつするかで、そこは何度も言いますが、スムーズな形で船出をと思ったのが一番強くて、諸々の情報ももちろん参考という意味では参考ですが、それが大きな根拠ではなく、6月はさすがに少ししんどかったと、9月は何とかスムーズにいけそうなので、であれば遅いより早い方がいいというシンプルな判断です。
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