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更新日:2021年11月8日

子どもに伝えたい 私の一冊 (幼稚園長 編)

 「子どもに伝えたい」をテーマに、幼稚園長オススメの本を紹介します。

子どもたちも、大人の皆様も、一度手にとってみてはいかがですか。

 明石市立大久保幼稚園 園長  和田 守也 の一冊(2021年11月4日更新)

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『ヤンときいろいブルンル』

やすい すえこ 作/黒井 健 絵(フレーベル館)

 

 ヤンはこねこで、黄色い車ブルンルのことがとってもお気に入り。日曜日になると、家族そろってブルンルに乗ってドライブに出かけるのが大好きでした。しかし、最近では、乗っている途中で故障することが多くなってきました。
ある日、ヤンが散歩から帰ってくると、ガレージにはブルンルがいなくて、代わりに新しい赤い車が入っていたのです。悲しくなったヤンは、・・・。            
独特の繊細なタッチで描く黒井 健さんのイラストが、切ないストーリーを引き立てています。
この絵本は、文章もイラストもわかりやすく構成され、無駄のない簡潔な表現は、子どもの心にまっすぐに届き、物語の先に広がる世界を想像させる一冊です。

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 明石市立大久保南幼稚園 園長  近藤 猛 の一冊(2021年10月26日更新)

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『輝ける子 100メートルを10秒で走れと言われてもさ、いっくら努力しても走れない奴っているじゃん』

明橋 大二 著(1万年堂出版)

 

 現在、幼稚園に勤務するなかで、これからの未来を生きる子どもたちへの思いをより強くしました。私からは「保護者のみなさまに伝えたいおすすめの一冊」を紹介させていただきます。
勉強ができる子、スポーツが得意な子、ピアノが上手な子、学校が好きな子、友達が多い子、笑顔が絶えない子、自信あふれる子など、様々な個性あふれる子どもたちがいます。一方、そんな子どもたちとは正反対の子もたくさんいます。みなさんの近くにいる子は、どんな子どもでしょうか?
子ども一人一人みんな違ってあたりまえ。認めてもらえる場所がある子、生きる場所がある子、活躍できる場所がある子は、すくすくと育っています。
認めてもらえる場所がない子、生きる場所がない子、活躍できる場所がない子・・・。そんな子は、その時々に大人に向かってSOSを発信し、そのSOSを受け止めて欲しいと願っています。SOSを見逃すと子どもたちは、さらに大きなSOSを発信します。暴力行為、いじめ、不登校、ひきこもり、自傷行為や自殺など・・・・。これもサインです。
本の中に「人を大切にできない子どもは、たいてい、その子自身が、大切にされた経験がないからだ」、「テレビゲームが、不登校や引きこもりの原因ではない」、「ほとんどの加害者は、かつて被害者であった」・・・などとあります。
「親が変われば子どもも変わる」と言われます。親から子どもへの言葉かけ、親から子どもへの接し方など、親から子どもへの関わり方により子どもは大きく変わります。全ての親に読んでほしい一冊です。
『翼を広げる子 子どもの生きる場所は、家庭、学校、友達の3つ。そのどれか1つにでも自分のことを受け止めてもらえるならば、子どもは生きていける』(出版社・著者同じ)もよければどうぞ。
※現在、上記の2冊は下記の書名にて新装版が出版されています。
『みんな輝ける子に 子どもが10歳になるまでに、周りの大人が大切にしたいこと』 明橋 大二 著(1万年堂出版)
『心の声に耳を傾ける 親と子の心のパイプは、うまく流れていますか?これ一つ解消すれば、子どもは輝いていく』 明橋 大二 著/太田 知子 イラスト(1万年堂出版)

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 明石市立沢池幼稚園 園長  藤元 聡子 の一冊(2021年10月25日更新)

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『せんろはつづく』

竹下 文子 文/鈴木 まもる 絵(金の星社 刊)

 

 「せんろはつづく どんどん つづく。やまがあった どうする? かわがあった どうする? おおきないけがあった どうする?」と、線路をつなげるのに問題が起こります。でも、6人の子どもたちは、考えを出し合い、力を合わせてウキウキワクワクしながら線路をつないでいきます。どんどんどんどんつないでいきます。線路の上を列車が走ります。どこまでも、どこまでもつづいていく線路です。
線路をつなげる遊びは子どもの大好きな遊びの一つです。
地面に線を描いて線路に見立てて ダンボールなどを電車にして、ガタンゴトン、ガタンゴトンと言いながら友達と電車ごっこを楽しみます。この絵本はそんな子どもたちの気持ちにぴったりです。そして親子でも楽しめる素敵な一冊です。
このシリーズには、『せんろはつづく まだつづく』『せんろはつづく どこまでつづく』もあります。

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 明石市立鳥羽幼稚園 園長  佐々木 由美 の一冊(2021年10月22日更新)

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『めっきらもっきら どおんどん』

長谷川 摂子 作/ふりや なな 画(福音館書店)

 

 神社に行って、大声ででたらめな歌を歌ったかんた。すると木の根っこの穴から「こっちゃ来い」という奇妙な声が・・・。穴をのぞき込んだかんたは、吸い込まれ落ちてしまいました。そこへやってきたのは、化け物みたいな3人組。満面の笑みで「あそぼうぼう」と誘ってきます。               
見た目は化け物のような3人組ですが、中身は無邪気な子どもそのもの。表紙の色合いから、少し怖い話かと思いきや、読み進めるうちになんとも魅力的な化け物たちのことが大好きになってしまいます。
子どもにとってはどこか自分に似ているような、大人にとってはどこかノスタルジックな雰囲気も漂う、魅力的な一冊です。

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 明石市立錦が丘幼稚園 園長  藤本 典子 の一冊(2021年10月21日更新)

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『そらまめくんのベッド』

なかや みわ 作・絵(福音館書店)

 

 そらまめくんの宝物は、くものようにふわふわで、わたのようにやわらかいベッドです。そらまめくんの所には、お友達のえだまめくんやさやえんどうさん、ピーナッツくんも次々やってきて、そらまめくんのベッドを使わせてと言います。そらまめくんは、「だめ だめ・・・」と言って使わせません。だって、そらまめくんの宝物。とても、大切なベッドだから。
ある日のこと、そらまめくんの大切なベッドがありません。さあどうなるのでしょうか・・・。
お話に登場するいろいろな豆たちの言葉、表情、心の動き、優しさに触れてみてください。
私が担任をしていた時に、子どもたちはこのお話のシリーズが大好きで、楽しみにしていました。また、いろいろな種類の豆のことや栽培方法を図鑑等で調べ、実際に植えて栽培・収穫したことを思い出します。
何回も読みたくなる一冊です。

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 明石市立清水幼稚園 園長  吉里 比呂美 の一冊(2021年10月20日更新)

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『じゃない!』

チョーヒカル 作(フレーベル館)

 

 今回紹介する本は、お話の本ではなく、ちょっと変わった絵本を選んでみました。文字が少なくて小さい子どもから大人まで楽しめると思います。
この本のページをめくると、みんなが考えている物とはずいぶん違う物がどんどん現れます。
きゅうりが・・・・・。ミカンが・・・・・・。最後は子どもたちが大好きなアイスクリームが・・・。ページをめくるにつれて、次は何だろうとわくわくさせられます。
人は思い込みや決めつけで物事を見てしまうことがよくあります。そんな思い込みや決めつけではなく、いろいろと想像してみることができる、チョー不思議な写真絵本です。今までもっていた概念を崩し、新しい発想を繰り広げる力を育むことができると思います。
大人もついつい引き込まれてしまい、楽しみながら親子で読み進めることができる一冊です。
ぜひ、ページをめくってみてください。 

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 明石市立山手幼稚園 園長  三木 信 の一冊(2021年10月13日更新)

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『ちくちくとふわふわ』

なないろ 絵と文/松本 えつを 監修(CHICORA BOOKS)

 

 「ふわふわ言葉」や「ちくちく言葉」を知っていますか?
入学式や入園式で校長先生や園長先生から聞いたことがあるかもしれません。最近では、小学校の道徳の授業で扱われることもあります。PTAの人権啓発活動で話題にすることも増えてきています。
他の人や自分を幸せにする「ふわふわ言葉」。
他の人や自分を傷つけてしまう「ちくちく言葉」。
幼稚園の子どもたちにも、言葉を選ぶ力をつけていきたいと願っていると、バイリンガル絵本『ちくちくとふわふわ』に出会いました。
「ふわふわ FLUFFY(フラッフィー)」は、花マルをもらったときのような気もち。
「ちくちく SPIKY(スパイキー)」は、何かをぐちゃぐちゃにしてしまいたい気もち。
そんな気もちから生まれた「気もちをあらわすキャラクター」が登場します。FLUFFYもSPIKYも仲間を集めるのが大好き。みんなはどちらを集めたいかな?
「ふわふわ言葉」や「ちくちく言葉」に出会っていく子どもたちへ、おすすめします。

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 明石市立貴崎幼稚園 園長  水谷 恭子 の一冊(2021年10月12日更新)

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『フレデリック』

レオ=レオニ 作/谷川 俊太郎 訳(好学社)

 

 野ねずみたちは、冬に備えて生きていくために必要な食べ物の木の実や小麦粉などをいっしょうけんめい集めています。でも、フレデリックだけは、じっと動かず別のものを集めていました。仲間の野ねずみたちは、どうしてだろうと不思議に思っていたのですが・・・。
やがて集めていた食べ物がなくなってしまった後に、フレデリックが集めていたものが、大切なものであったことに気づかされます。
心を豊かに温かくさせてくれるお話です。  

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 明石市立魚住幼稚園 園長  深津 久美子 の一冊(2021年10月11日更新)

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『ふゆじたくのおみせ おおきなクマさんとちいさなヤマネくん』

ふくざわ ゆみこ さく(福音館書店)

 

 ちいさなものが大好きなクマさんと、大きなものが大好きなヤマネくん。
二人はお互いにお互いのことが大切な一番のお友達です。
森にもうすぐ冬が訪れようとしているある日、「ふゆじたくのおみせ」からの招待状が届きます。お店に出かけた二人は、それぞれ大切な友達に似合うものを、内緒でプレゼントしようと思いつきます。お店で使うのはどんぐりのお金です。二人は森の中へどんぐり集めに出かけます。でも、なかなかどんぐりが集まりません。二人は無事にプレゼントのお買い物ができるのでしょうか・・・。
お互いがお互いのことを一生懸命考えて必死で動く姿、周りの動物たちが二人に寄せる思いやりが伝わってきます。かわいらしい温かな絵とともに、心がほっこり温まるお話です。
他にもこのシリーズには、『もりいちばんのおともだち』『めざめのもりのいちだいじ』『あめのもりのおくりもの』の三冊があります。ぜひ、手に取って、やさしい世界観を親子で楽しんでくださいね。

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 明石市立谷八木幼稚園 園長  潮 勇次 の一冊(2021年10月7日更新)

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『はじめてのキャンプ』

林 明子 作・絵(福音館書店)

 

 なほちゃんが、大きい子たちにまざって、おとなりのともこおばさんとキャンプに出かける物語です。
大きい子たちから、「なほちゃんはちっちゃいからお手伝いもできないし、ひとりでおしっこも行けないからキャンプにいけないよ」、と言われます。なおちゃんは「わたし、くらいそとに ひとりでおしっこいける!」と言って、一緒にキャンプに出かけます。
泣いたりしながらもキャンプを楽しみ、夜になります。キャンプファイヤーや花火を楽しみ、ともこおばさんから怖いお話を聞き、お休みします。夜中に「おばさんおしっこ」と、おばさんに言いますがおばさんは起きません。さてさて、なほちゃんは・・・。
なほちゃんがわくわくドキドキしながら一夜を過ごすお話です。ハラハラする夜のキャンプをいっしょにお楽しみください。

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 明石市立藤江幼稚園 園長  竹下 永子 の一冊(2021年10月4日更新)

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『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』

くさば よしみ 編/中川 学 絵(汐文社)

 

 私(わたし)は、小学校中学年以上のみなさんに紹介(しょうかい)したい絵本を選びました。
この絵本は、2012年、ブラジルのリオデジャネイロで開かれた国際会議で、南米のウルグアイのムヒカ大統領が演説された内容を子ども向けにした絵本です。各国の代表が集まって地球環境(かんきょう)の未来について話し合う中で、人類が幸福であることを願いムヒカ大統領は演説をしました。
私は自分の考えがまとまらずに迷った時にこの絵本を読みます。絵本を読んで気持ちをリセットして、もう一度考え直すことができます。
素敵(すてき)な本はまだまだたくさんあります。いろいろな本を楽しみながら、あなたを助ける本に出会えるといいですね!

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 明石市立二見西幼稚園 園長  藤井 寿 の一冊(2021年9月30日更新)

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『あまびえさんのおはなし』

たかはし ゆうこ ぶん/なかの あいこ さく・え(Casaそら) 

 

 「ねえ、しってる?
  ふかい ふかい うみの そこ あまびえさんの こと。
  200ねんぐらい まえから うみの そこで ねむって いたんだ。
  あまびえさんは ぼくたちが びょうきに なったら
  たすけに きてくれるんだって。」

こんな文からはじまる『あまびえさんのおはなし』のもとになるお話は、江戸時代に生まれました。
江戸時代後期、熊本の海に夜な夜な光る半人半魚のあまびえさんが現れ、「これから6年間は豊作だが、病気がはやる。しかし、私の姿を写して人に見せると病気から逃れることができるから、写して人に見せなさい」と、言って消えたという言い伝えがあるそうです。
このあまびえさんの言い伝えを、明石市で小学校の先生をされていた高橋祐子先生(2020年8月逝去)が、今の時代に向けてのメッセージとして書かれた文をもとに一冊の絵本にしたものです。読んだあと、心がほっこりする絵本ですので、みなさんもぜひ読んでみてください。

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 明石市立高丘東幼稚園 園長  戎井 真利子 の一冊(2021年9月27日更新)

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『はじめてのおつかい』

筒井 頼子 作/林 明子 絵(福音館書店)

 

 私が紹介したい一冊は、『はじめてのおつかい』です。とても有名な絵本ですが、教育実習の時に読み聞かせをした忘れられない思い出の絵本です。優しい絵と、何気ない一コマの中に、勇気、根気、自立心、思いやりなどさまざまな思いが詰まっていることに共感しました。我が子の幼い時にも度々読みましたが、ページをめくる度に街並みの中にドラマがあるのを見つけるのも楽しみでした。セキセイインコが逃げていったり、コックさんがゴミ出しをしたり・・・読む人の想像が膨らむ描写になっています。       
発売から45年、この絵本の世界からずいぶんと時代は変わりましたが、きらきら輝く瞳で絵本を見る子どもたちは変わらず、これからももっともっとたくさんのお話に触れて、ますます心豊かに成長していってくれることを願っています。
絵本はいろいろな人の声で読んでもらうといいそうです。おとうさん、おかあさんはもちろん、おじいちゃんやおばあちゃん、きょうだいにもどんどん読んでもらってくださいね。

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 明石市立林幼稚園 園長  堂本 学 の一冊(2021年9月24日更新)

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『11ぴきのねこ』

馬場 のぼる 作(こぐま社)

 

 「おすすめの一冊」について我が家で話題にしたところ、「11ぴきのねこ、可愛くて面白いよ」「このTシャツを幼稚園に着ていったら、きっと子どもたちが喜ぶよ」と言って、娘がTシャツを部屋からもってきてくれました。早速、私も読んでみました。
とらねこ大将と10ぴきののらねこたちが力を合わせて、大きな魚を捕まえにいく物語です。「何かいいアイデアはないかな?」と、あれこれ考え行動します。さてさて、ねこたちは大きな魚に出会えるのでしょうか?
『11ぴきのねこ』は全部で6冊のシリーズがあり、アニメ映画化もされています。どの作品もワクワク・ドキドキする内容なので、皆さんぜひ読んでみてください。

 

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 明石市立人丸幼稚園 園長  坂東  洋美 の一冊(2021年9月17日更新)

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『王さまと九人のきょうだい』

君島 久子 訳/赤羽 末吉 絵(岩波書店)

 

それはいつの頃からか、てんでけんとうもつかない昔のお話です。
神様が子どものいないおじいさんとおばあさんに、9人の元気な赤ちゃんを授けました。そして、9人のきょうだいは同じ見た目のまま、すくすく大きくなり、立派な少年になりました。
そんなある日のこと、王さまは村じゅうに、あるお触れを出しました。次々に無理難題を言ってくる王さまに、きょうだいたちが力を合わせて立ち向かうお話は、くすっと笑える場面がいっぱいです。年長児から小学校低学年向きの絵本ですが、大人も結構楽しめますよ。

 

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 明石市立大観幼稚園 園長  鷹江 美鈴 の一冊(2021年9月16日更新)

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『エルマーのぼうけん』

ルース・スタイルス・ガネット 作/わたなべ しげお 訳/ルース・クリスマン・ガネット 絵(福音館書店)

 

 皆さんよくご存じのこの本、もう30年も前に私が年長児のクラスを担任していた時に 「聴くこと」を通して子どもたちが想像力を働かせ、ワクワクドキドキをたくさん感じてほしいと願い、読み聞かせをした一冊です。
様々な映像から刺激を受ける事に慣れた40人近い子どもたちが、果たして静かに聴いてくれるかな・・・と、半信半疑で毎日一節ずつ読み始めました。しかし、私の心配をよそに、子どもは「次はどうなるの?!」と、興味を持って毎日の読み聞かせを楽しみにしてくれたのです。そして、子どもたちと一緒にお話に出てくる道具を作ったり、登場人物になったりして遊ぶことも楽しみました。
本は、心情・意欲・態度を育てる素晴らしい「環境」だと思います。
『エルマーのぼうけん』シリーズは、どれもワクワク感でいっぱいです。ぜひ読んでみてください。

 

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 明石市立花園幼稚園 園長  前田 潤子 の一冊(2021年9月15日更新)

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『えほん とべないほたる1 ほたるたちのたんじょう』

小沢 昭巳 原作/関 重信 画(ハート出版)

 

 サナギから羽化したホタルの兄弟たちの中に、生まれつき羽が歪んでいて空を飛べないホタルがいました。兄弟たちは、飛べないホタルにどう接していいか分からず、彼を気にしながらも遠巻きに眺めるだけで、近寄ろうともせず仲間はずれにしていました。
その時、ホタル狩りをしていた人間の子どもたちがやってきます。逃げ遅れた飛べないホタルを見て、兄弟の一人がとった行動は・・・
この絵本は、10数年前、私が年長児クラスの担任をしていた時に生活発表会で取り上げたお話です。
人を思いやる優しい気持ちが育ってほしい心温まる絵本です。振り返れば、子どもたちにこのシリーズの本を次々読んでほしいと言っていたのを懐かしく思い出します。

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 明石市立二見北幼稚園 園長  道本 和美 の一冊(2021年9月13日更新)

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『ぼくはあるいたまっすぐまっすぐ』

マーガレット・ワイズ・ブラウン 作/林 明子 絵/坪井 郁美 文(ペンギン社)

 

ある日、ぼくにかかってきたのは、おばあちゃんからの電話。この日、初めてぼくは一人でおばあちゃんの家へ出かけました。
 「お家の前の道をまっすぐ行って、田舎道をまっすぐまっすぐ・・・」
おばあちゃんに教えてもらったようにぼくはおばあちゃんの家を目指してまっすぐまっすぐ向かって行きます。果たしてぼくは、無事おばあちゃんの家にたどり着けるのでしょうか…
ぼくのドキドキ・わくわくの小さな冒険に、子どもたちはぼくと一緒に冒険しているかのように、自分の思いを重ねていくことと思います。そして、一緒に読む大人は「大丈夫かしら?」と、心配になりつつもぼくの出会う様々な生き物や出来事、つぶやきに子どもの成長を感じつつ、ほんわか温かい気持ちにさせられることでしょう。
私は、子どもたちとページをめくるごとにドキドキ・わくわくする気持ちを楽しみつつ、この絵本からいつも穏やかで優しい気持ちをもらっています。
あなたもぼくと一緒に小さな冒険に出てみませんか?

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 明石市立江井島幼稚園 園長  山本 律子 の一冊(2021年9月7日更新)

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 『おしいれのぼうけん』

 ふるたたるひ、たばたせいいち 作(童心社)

 

「さとちゃん、てを つなごう」「あーくん。てだ、てを つなごう。」
こんな子どもの発想に読み手の勇気があふれ、「そうだ!それがいい!」と、すっかり気分は主人公。スリリングで手に汗握る魅力的な物語です。
元気者のさとしとちょっぴり気の弱いあきらが、けんかをしたお仕置きで、始まった大冒険。はじめは「なんで先生、おしいれ入れるねん」と、これまた子ども目線で読みながら不満もじわじわ。さとしとあきらは、「ねずみばあさん」と「おしいれ」という最も恐ろしい相手に立ち向かいますが・・・。次から次へとやってくる困難に「ごめんなさい」と言わず正義を貫く二人。いよいよダメかと思った時に登場するのが・・・。
私が子どものころ出会ったこの絵本。今でも大好きな一冊です。大人も子どももいくつになっても、さとしとあきらになって大冒険ができます。少しページ数は多いですが、挿絵だけでも魅力的。幼児でも読み聞かせてもらうと、あっという間に最後のページにたどりつきます。
ぜひご家族みんなで手に取ってみてください。読み終わった時、きっと笑顔になっていますよ。

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 明石市立明石幼稚園 園長  竹下 裕子 の一冊(2021年9月3日更新)

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 『タンタンのハンカチ』

いわむら かずお 作(偕成社)

 

 タンタンのむねの ちょっとおしゃれな あかいハンカチ ふしぎなハンカチ
 「おおきくなあれ。 ハンカチ カーチ カチ。」

の繰り返しがとっても楽しい絵本です。
「おおきくなあれ。」と読むと「ハンカチ カーチ カチ。」と、子どもたちもまねしてくれます。小さなハンカチが、どんどん大きくなって・・・。
小さな小さな絵本ですが、とってもとっても大きな気持ちになり、やさしさいっぱいの絵本です。子どもたちと一緒に声に出して読んでみましょう。
同じシリーズの『タンタンのぼうし』も、かわいいお話ですよ。

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 明石市立朝霧幼稚園 園長  安藤 裕子 の一冊(2021年9月2日更新)

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『ひとまねこざる』

H.A.レイ 文・絵/光吉 夏弥 訳(岩波書店)

 

何でも知りたがり屋のかわいいこざるのジョージが、動物園から抜け出して、都会で繰り広げる冒険のお話です。
元気いっぱい、好奇心いっぱいのジョージは、子どもそのもの。子どもが読むと共感し、大人が読むと自分の子ども時代を懐かしく思うのではないでしょうか。
この本はストーリーの面白さだけではなく、ジョージの愛らしい表情や本当に動いているかのような絵も魅力のひとつです。アフリカのジャングルからジョージを連れてきた黄色い帽子のおじさんをはじめ、ジョージを取り巻く優しい人々との交流にも心があたたまります。
『ひとまねこざる』は、シリーズが何冊もありますので、ぜひそちらも読んでみてください。

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 明石市立王子幼稚園 園長  岩﨑 淳子 の一冊(2021年8月30日更新)

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『ロボット・カミイ』

 ふるた たるひ 作/ほりうち せいいち 絵(福音館書店)

 

隣同士に住むたけしとようこが、段ボール箱で作ったロボットの名前は、カミイ。完成したカミイはおしゃべりを始めます。たけしとようこは、幼稚園にカミイを連れていきますが、カミイは自分を「こうてつせい」のロボットだといばったり、友達のおもちゃをとったり、あそびを台無しにしたりとみんなを困らせてばかりです。
ある日、野原に遠足に出かけた時、園児の列に向かってブレーキの故障したトラックが迫ってきます。カミイは必死にダンプカーを押し返そうとしました。カミイのおかげでみんなは助かりましたが・・・。
この絵本は、私が年長の担任をしたら、必ず読み聞かせをしていました。80ページを超え、文字ばかりのページもたくさんあるのですが、子どもたちは、想像を膨らませ、怒ったり、困ったり、笑ったり、ハラハラしたり、悲しんだり、続きに期待したりといろんな感情を味わいながら、自分に重ねて聞いていました。初版から50年。多様性がうたわれる今も色あせることがない、素敵な一冊です。

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 明石市立松が丘幼稚園 園長  澤田 睦美 の一冊(2021年8月25日更新)

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『でた!かっぱおやじ』 

安曇 幸子・伊野 緑・吉田 裕子 作・絵(ホシツムグ)

 

この絵本は、保育園の先生が作った絵本です。子どもたちが大好きなおもしろエッセンスがたくさん盛り込まれており、楽しめること間違いなし。
ちょっとだけおもしろエッセンスのキーワードをお教えすると、ハラハラ・ドキドキ・ワクワク・ちょっと、こわーい!です。ねっ!ぜったい好きでしょう。
ある園で、この本を読んでみたら…本当に「かっぱおやじ」が園にやってきたそうな…。その時は、先生や友だちと一緒にかっぱおやじと知恵くらべをしてみてください。
絵本の魅力である想像の世界を存分に楽しむことができる絵本です。親子での読み聞かせはもちろん、園での読み聞かせにもおすすめの一冊です。

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 明石市立高丘西幼稚園 園長  黒田 惠子 の一冊(2021年8月24日更新)

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『14ひきのおつきみ』

いわむら かずお  作(童心社)

 

 おとうさん おかあさん おじいさん おばあさん そして きょうだい 10ぴき。
 ぼくらは みんなで 14ひき かぞく。 

森の中にすんでいる14ひきのねずみの家族のお話です。
こんやは お月見です。14ひきはみんなでお月見台を作ったり、お供え物の用意をしたり、力を合わせてお月見の準備をしています。ページをめくるたびに、森の自然が広がり、時間も流れていきます。
そして・・・とうとう現れた大きなお月さん!!

 こんばんは、まんまる おつきさん。ひろい うちゅうに ぽっかり うかんでいる。

14ひきと一緒に、私もお月見の楽しいひと時を過ごしている気持ちになりました。
14ひきのシリーズは、他にもたくさんあります。その一つ一つのシーンに森の自然や家族やきょうだいの楽しい姿がいっぱい描かれていて、繰り返し見るたびに新しい発見があります。やさしく温かな物語と素敵な自然に、ぜひ、触れてみてください。おすすめの一冊ですよ。

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 明石市立錦浦幼稚園 園長  境 正道 の一冊(2021年8月12日更新)

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『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』

長谷川 義史 作(BL出版)

 

「命(いのち)はつながっているんやなぁ」
 ぼくの おとうさんの おとうさんは おじいちゃん!
 じゃあ、おじいちゃんの おとうさんは?
 ひいじいさん!
 じゅあ、ひいじいさんの おとうさんは?
 ひいひいじいさん!
 じゃあ、・・・のおとうさんは?
想像(そうぞう)はどこまでも広(ひろ)がります。さあ、最後(さいご)はどうなるのでしょう。
「今(いま)を命いっぱい生(い)きて みんなの未来(みらい)へバトンをつなぎたい」
私(わたし)は、おじいちゃんもおばあちゃんも大好(だいす)きで、お盆(ぼん)や敬老(けいろう)の日(ひ)など、親(しん)せきのみんなで集(あつ)まるのもたまらなく好(す)きでした。長谷川義史(はせがわよしふみ)さんのユーモラスでゆったりする言葉(ことば)やイラストは、大人(おとな)にも子(こ)どもにも、このコロナのなか、こころのビタミンになりそうです。そういう私も家(いえ)では「じいー」と呼(よ)ばれ、ゆったり、じっくり、たっぷり、ゆっくり…生きています。
そうそう、『いいから いいから』シリーズもゆかいですよ。

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 明石市立和坂幼稚園 園長  松本 優子 の一冊(2021年8月5日更新)

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『どろんこ おそうじ』

さとうわきこ 作・絵(福音館書店)

 

ちらかしやの子いぬと子ねこがばばばあちゃんにおそうじをまかされました。きれいにおそうじするはずが、ほうきをバットに、ぞうきんをたま(ボール)にやきゅうをはじめて、森の中へホームラン!!そのぞうきんが森にいたどうぶつたちの口や頭、目につぎつぎと命中し、たくさんのどうぶつたちが大げんかになりました。バケツの水をひっくり返し、ぞうきんがあちこちに飛び交い、みんなどろんこのどろまみれに…。それを見た“ばばばあちゃん”は「おもしろそうじゃないか」と、「おしるこに みつまめに どろまんじゅうだね」とおおはしゃぎで、どろまみれでいつまでもあそびつづけます。
おもしろそうなことに食いついて、やりたいことはやってみて、思う存分楽しむにぎやかなばばばあちゃんが私は大好きです。「私もばばばあちゃんを真似てやってみようかな。やってみたいな」という気持ちになります。子どもたちもいつまでも興味・関心をもっていろいろなことに挑戦する気持ちをもち続けてほしいです。
他にもばばばあちゃんのお話には『あめふり』『すいかのたね』『いそがしいよる』『そりあそび』『ばばばあちゃんのマフラー』などがあります。また、わくわくにんげんシリーズには『アイスパーティ』「やきいもたいかい」など、おいしいものも満載です。
みなさんも読んで、真似て、試して、挑戦して楽しんでください。

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 明石市立播陽幼稚園 園長  松原 潤子 の一冊(2021年8月3日更新)

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『こんとあき』

林 明子 作(福音館書店)

 

 絵本の大好きな私がたくさんある絵本の中から選んだ一冊、それは『こんとあき』です。
「キツネのこんは、おばあちゃんからあかちゃんのおもりをたのまれて、さきゅうまちからきました。あかちゃんのなまえは、あき。こんは、あきとあそぶのがだいすきです。あるひ、さきゅうまちのおばあちゃんのところまででかけることになりました。」
こんとあきは、二人でおばあちゃんの家まで旅行します。ワクワク・ドキドキの場面もあります。こんとあきは、無事におばあちゃんの家に行けるのでしょうか。
 絵本の表紙、表紙をめくった見返しから、お話は始まっています。読み聞かせして、親子で楽しんでもらいたい絵本の一つです。

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 中学校長・小学校長・教育長 編

 


 

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