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健康管理・予防

予防接種

子宮頸がんQ&A

 

明石市市民・健康部地域医療課
(TEL:078-918-5658)
健康推進課
(TEL:078-918-5657)

【目次】

1 子宮頸がんについて

 Q1:「子宮頸がん」ってどんな病気?「子宮がん」とどうちがうの?
 Q2:なぜ子宮頸がんになるのですか?
 Q3:子宮頸がんはどんな人がなりやすいですか?
 Q4:子宮頸がんの自覚症状は?
 Q5:子宮頸がんにかかると治療費はいくらかかりますか?

2 ヒトパピローマウイルス(HPV)について

 Q6:「HPV」って何ですか?
 Q7:「HPV」に感染しているかどうか検査できますか?できるとすれば費用はいくらかかりますか?
 Q8:「HPV」に感染したら治療できますか?
 Q9:「HPV」は男性にも感染しますか?感染すると男性もがんになりますか?
 Q10:コンドームの使用で「HPV」の感染を防ぐことはできますか?

3 子宮頸がん予防接種について

 Q11:実費で受けるといくらかかりますか?
 Q12:費用の補助はありますか? 補助の受け方は?
 Q13:他市で受けてもいいですか?
 Q14:なぜ、小学校6年生から高校1年生だけを補助するのですか?それ以外の年齢だと効果が薄いのですか?
 Q15:何回受けますか?接種間隔は?
 Q16:1回目(または2回目)を受けた後、受けるのを忘れていました。どうすればいいですか?回数が少なくても効果がありますか?
 Q17:他の予防接種との間隔は?
 Q18:どこ(何科)で予防接種を受けられますか?
 Q19:予防接種を受ける時、医師の診察(内診)はありますか?
 Q20:性交渉のない人でないと予防接種を受けられませんか?
 Q21:予防接種後に妊娠がわかりました。胎児に影響はないですか?
 Q22:何歳まで受けることができますか?
 Q23:初潮の有無など生理と予防接種は関係がありますか?
 Q24:20歳代(30歳代)ですが、予防接種と検診ではどちらが効果的?
 Q25:予防接種を受けると一生がんにならないのですか?(検診はいらない?)
 Q26:予防接種で子宮頸がんやウイルスの感染を治療できますか?
 Q27:予防接種を受けて効果が出るまでのどのくらいかかりますか?また、その効果はいつまで続きますか?
 Q28:予防接種で、逆にウイルスに感染しませんか?
 Q29:予防接種の副作用は?
 Q30:子宮体がん、子宮筋腫、子宮内膜症など他の病気にも効果がありますか?
 Q31:男性は予防接種が必要ですか?

4 子宮がん検診について

 Q32:検診は毎年受けたほうがいいですか? なぜ、市の子宮がん検診は2年に1回ですか?
 Q33:検診ってどんなことをするのですか?
 Q34:どうすれば検診を受けることができますか?
 Q35:無料クーポンがあると聞きましたが、どこで発行していますか? 誰でも発行してもらえますか?
 Q36:市の検診はなぜ20歳からですか?何歳から受けるのがいいですか?

子宮頸がんについて

Q1:「子宮頸がん」ってどんな病気?「子宮がん」とどうちがうの?

 「子宮がん」には「子宮頸がん」と「子宮体がん」の2つの種類があります。
 子宮体がんは、子宮の奥、赤ちゃんが育つところの子宮体部にできるがんで、50代以降で多く発症していますが、子宮頸がんは、子宮の入り口付近にできるがんで、20〜40代未満の若い女性に多く発症しています。

Q2:なぜ子宮頸がんになるのですか?

 子宮頸がんの主な原因は「発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)」というウイルスの感染です。主に性交渉によって感染しますが、特別なウイルスではなく、多くの女性が一生に一度は感染しているといわれるほどありふれたウイルスです。
 感染しても多くは、免疫力により自然に排除されますが、排除されずに感染が長引くと、数年から数十年の期間をかけてがんに進行する可能性があります。

Q3:子宮頸がんはどんな人がなりやすいですか?

 性交渉の機会や交渉相手の数が多いと、HPVウイルスに頻回に接触するため、持続感染して発ガンする機会は増えます。さらに免疫力の低下や膣炎の存在がガン化を促進しますので、ストレスの多い生活や喫煙習慣、エイズやクラミジア感染などの存在がガン化のリスクを高めます。
 ピルの服用で少し頸がんのリスクが高まるのはコンドームを使用しない性交渉の機会を増やすためとも言われていますので、その点でもピル服用中でもコンドームは是非併用して欲しいです。
 性交渉の回数が少ない女性でも、ご自身の免疫力が十分でないと持続感染が成立し頸がんになる可能性はありますので、必ずがん検診は受けてください。

Q4:子宮頸がんの自覚症状は?

 初期の子宮頸がんでは、ほとんど自覚症状がありません。
 このため、妊婦検診でがんが発見されたり、不正出血(月経以外の出血)やおりものの増加、性交のときの出血など自覚症状で気がついたときには、がんはかなり進行していることがあります。

Q5:子宮頸がんにかかると治療費はいくらかかりますか?

 子宮頸がんのどの段階で発見されるかによって治療費は大きく異なります。
 前がん病変からごく初期のがんの場合は、子宮頸部を円錐状にとる手術とそのための入院は1週間未満ですから、10万円前後でしょう。ただし、その後も何年か定期検診は必要です。
 進行がんで見つかったら、子宮全部や卵巣、リンパ節まで取る手術が必要になり、1ヶ月以上入院する場合もあります。また追加治療として手術前、手術後に抗がん剤治療を数ヶ月行ったり、放射線治療も併用したりすると、すぐに100万円以上(自己負担は3割)になります。また経過観察中に再発を繰り返したりすると、更に費用がかかります。しかし、高額療養費制度という助成制度を利用すれば自己負担は月に8万円台になります。(所得水準によって助成額は異なります)

ヒトパピローマウイルス(HPV)について

Q6:「HPV」って何ですか?

 ヒトパピローマウイルス(human papilloma virus)のことで、主に体中のいぼの原因となるウイルスです。わかっているだけで100以上の型があり、そのうちの約15種類の型が子宮頸がんを引き起こす可能性があります。
 世界的には、この発がん性のHPVのうち、16型と18型の2種類で子宮頸がんの70%を占めるといわれています。

Q7:「HPV」に感染しているかどうか検査できますか?できるとすれば費用はいくらかかりますか?

 検査は可能です。がん検診のときと同じようなやり方で子宮頸部表面を擦り取って調べます。すでに癌の疑いがある人(がん検診の結果でウイルスに感染している可能性の高い人)のみ健康保険扱いできますが、それ以外の人は自費検査ですので、自己負担金は5,000−7,000円くらいです。(できない医療機関もありますので、希望者は必ず前もってお問い合わせいただき、正確な料金も尋ねてください。)
 原則として、がん検診時に同時に行うことは認められていません。結果は約1〜2週でわかります。

Q8:「HPV」に感染したら治療できますか?

 HPV感染はほとんどが免疫により自然消失するため治療は行いません。
 また、HPVに対して、今はまだ有効な薬剤もないため、HPV陽性の場合は、定期的に検診を受診することが大切です。

Q9:「HPV」は男性にも感染しますか?感染すると男性もがんになりますか?

 HPVは性交渉で感染しますので、女性から男性に、男性から女性に感染しますが、男性でHPVが原因となる病気は、ほどんど見られません。ごくまれに見られる陰茎がんがHPV感染が原因だと考えられている他、別の発がん性ではない型のHPVが原因の尖圭コンジローマ(性器にできるイボ)が知られています。

Q10:コンドームの使用で「HPV」の感染を防ぐことはできますか?

 HPVはコンドームで被いきれない部分の皮膚の接触によっても感染するため完全な防御とはなりません。しかし、感染の危険性を少なくすることは出来ます。

子宮頸がん予防接種について

Q11:実費で受けるといくらかかりますか?

 保険診療ではなく、全額自己負担による接種のため、医療機関によって料金が異なり、通常3回接種すると50,000円〜60,000円程度かかります。

Q12:費用の補助はありますか? 補助の受け方は?

 明石市では、小学校6年生から高校1年生(従来は中学校3年生まで)を対象に、接種にかかる費用の全額助成制度を開始しています。
 補助を受けるには、予防接種を受ける前に、地域医療課に助成券等の交付申請を行うことが必要です。

Q13:他市で受けてもいいですか?

 明石市の指定医療機関以外で予防接種を受ける場合は、全額自己負担となります。ただし、@予防接種を受ける前に地域医療課へ「予防接種依頼書」の交付申請を行うこと。A接種後、払い戻しの手続きを行うことで、予防接種にかかった費用の払い戻しが可能です。まずは、地域医療課にご相談ください。

Q14:なぜ、小学校6年生から高校1年生だけを補助するのですか?それ以外の年齢だと効果が薄いのですか?

 子宮頸がんの主な原因は、発がん性HPVが性交渉により感染することです。このため、日本産婦人科学会などでは、HPVに未感染で、かつ免疫力を獲得しやすい10代前半での接種を推奨していること、また、国において、平成22年度から平成23年度にかけ、中学校1年生から高校1年生までを対象とした補助事業が行われることから、助成の対象者を小学校6年生から高校1年生まで(従来は中学校3年生まで)としています。
 なお、予防接種で全ての子宮頸がんの予防はできないため、予防接種を受けた方でも、定期的ながん検診は重要です。20歳以上の方にはがん検診の制度がありますので、定期的に受診するようにしましょう。

Q15:何回受けますか?接種間隔は?

 免疫をしっかりつけるには、3回の接種が必要です。
 受け方は、1回目の予防接種から1ヶ月後、1回目の予防接種から6ヶ月後と半年間に3回接種を受けます。

Q16:1回目(または2回目)を受けた後、受けるのを忘れていました。どうすればいいですか?回数が少なくても効果がありますか?

 子宮頸がん予防ワクチンは3回接種することで免疫がつきます。予防接種を忘れていることに気付いた時点で接種を再開し、必ず3回受けましょう。

Q17:他の予防接種との間隔は?

 子宮頸がん予防ワクチンの前に、麻しんや風しん、おたふくかぜ、水ぼうそうなどの生ワクチンを受けている場合、接種後27日以上、二種混合、三種混合、日本脳炎、インフルエンザなどの不活化ワクチンを受けている場合、接種後6日以上の間隔をあけてください。
 なお、先に子宮頸がん予防ワクチンを受けて、他のワクチンを接種する場合は、接種後6日以上あけてから受けるようにしてください。

Q18:どこ(何科)で予防接種を受けられますか?

 産婦人科、内科、小児科などが考えられますが、その病院が実施しているかどうか、また、実施している場合、接種料金はいくらかなどを事前に確認のうえ予約を入れてください。
 なお、助成対象者の方に、8月末に申請書と説明書をお送りするときに、無料で予防接種を受けられる指定の医療機関の一覧表を同封いたします。

Q19:予防接種を受ける時、医師の診察(内診)はありますか?

 接種当日は、予防接種をうけられるかどうかその日の体調を判断するため、予診票を元に診察は行いますが、内診はありません。

Q20:性交渉のない人でないと予防接種を受けられませんか?

 性交渉によりウイルスが感染しても自然に消えてしまうことが多いので、その後の再感染を予防するために接種をすることは効果があります。

Q21:予防接種後に妊娠がわかりました。胎児に影響はないですか?

 予防接種後に妊娠が判明したとしても、人工妊娠中絶の必要はありません。
 ただし、この予防接種と妊娠や胎児の発育障害との関連性は認められていませんが、安全性に関するデータが不足しているため、すでに妊娠していることがわかっている場合は、出産が終わってから、受けましょう。

Q22:何歳まで受けることができますか?

 海外の多くの国や、国内の専門医の学会では、ヒトパピローマウイルスに未感染で、免疫を獲得しやすい10代前半に接種することを優先的に推奨しており、明石市でも小学校6年生、中学校1年生〜3年生を助成の対象としています。(中学校2〜3年生は導入時の経過措置)
 また、同学会では45歳以下の女性についても、接種を推奨しています。ただし、予防接種で全ての子宮頸がんを防ぐことはできないため、がん検診の受診など、医師とよく相談しながら、受けるようにしてください。

Q23:初潮の有無など生理と予防接種は関係がありますか?

 予防接種の対象年齢である10歳以上の方でしたら、初潮が始まっていない方や、生理中の方でも問題はありません。体調の良い時に予防接種を受けるようにしましょう。

Q24:20歳代(30歳代)ですが、予防接種と検診ではどちらが効果的?

 国内の専門医の学会などでは、45歳以下の女性についても接種を推奨していますが、予防接種で全ての子宮頸がんを防ぐことはできません。どの年代で予防接種を受けた方でも、子宮頸がんを早期発見するため、定期的にがん検診を受けることは重要です。

Q25:予防接種を受けると一生がんにならないのですか?(検診はいらない?)

 予防接種はすべての発がん性HPV感染を防ぐものではありません。
 その他の発がん性HPVもあるため、ワクチンを接種した後も定期的ながん検診が必要です。

Q26:予防接種で子宮頸がんやウイルスの感染を治療できますか?

 予防接種で接種前に感染している発がん性HPVを排除したり、発症している子宮頸がんの進行を止めたり、治療することはできません。

Q27:予防接種を受けて効果が出るまでのどのくらいかかりますか?また、その効果はいつまで続きますか?

 3回の接種完了後の早い時期から効果が望めます。
 なお、効果が続く期間については、現在も調査中で、3回接種後約6年の時点において、効果が続くことが確認されており、理論的には20年間は効果が続くだろうといわれています。

Q28:予防接種で、逆にウイルスに感染しませんか?

 このワクチンの成分には、ウイルス遺伝子を取り除いた外側の殻だけを人工的に作ったものを使っています。外見はウイルスにそっくりですが、中は空っぽなので、ワクチンを接種しても子宮頸がんになることはありません。

Q29:予防接種の副作用は?

 他のワクチンと同様、接種した後には、注射した部分の痛み、痒み、腫れがあります。全身症状としては、疲労感や頭痛、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛の他、きわめてまれにショックまたはアナフィラキシー様症状を含むアレルギー反応などが起こることがあります。

Q30:子宮体がん、子宮筋腫、子宮内膜症など他の病気にも効果がありますか?

 子宮頸がんは、HPVの感染が主な原因で、子宮頸がん予防ワクチンはこの感染を予防するワクチンです。このため、子宮体がんや子宮筋腫など他の婦人科の病気には効果はありません。

Q31:男性は予防接種が必要ですか?

 子宮頸がん予防ワクチンは10歳以上の女性が接種対象者とされているため、男性は、予防接種を受ける必要はありません。

子宮がん検診について

Q32:検診は毎年受けたほうがいいですか? なぜ、市の子宮がん検診は2年に1回ですか?

 子宮頸がんは、一般的に非常にゆっくりと進行し、前がん状態といわれる段階から浸潤がん(進行がん)になるには、2〜3年はかかるといわれており、2年に1回の受診頻度でも、有効だとするデータが多くあります。
 また、国の「がん検診検討会」においてもさまざまな検証が行われ、2年に1回でも毎年受診するのと同様の効果があることが確認されています。

Q33:検診ってどんなことをするのですか?

 問診、視診、内診、細胞診をセットで行い、診察時間は、約10〜20分です。

@ 問診
 初潮の年齢や生理の具合、妊娠・出産の経験、自覚症状などを事前に記入した問診票をもとに、医師が質問を行います。
A 視診・内診
 子宮や卵巣、膣や外陰部の様子などを診るために行います。
 内診台に上がっていただき、膣の中に指を入れて、子宮や卵巣の大きさ、膣や子宮の入り口の状態を診ます。
B 細胞診
 子宮頸部の表面(粘膜)を綿棒などで軽くこすりとった細胞を顕微鏡で調べます。
 この時に少し出血することはあっても、痛みはほとんどありません。
C 結果
 検診を受診した医療機関で、後日、医師から結果の説明をします。

Q34:どうすれば検診を受けることができますか?

 明石市の子宮がん検診を受診するには「健診費用助成券」が必要です。20歳以上の女性は、助成券を利用して指定医療機関で受診することで、子宮頸部のみの検診は1,400円 医師の判断で体部の検診をあわせて実施した場合(子宮頸部+体部)は、2,200円で受診できます。
 なお、助成券は20歳から60歳の5歳刻みの年齢の方、65歳以上の方、41〜64歳の国民健康保険加入者の方などに自動的にお送りしています。届いていない方で、検診を希望される場合は、健康推進課(918-5657)へお申込みください。

Q35:無料クーポンがあると聞きましたが、どこで発行していますか? 誰でも発行してもらえますか?

 厚生労働省からの通達により、平成21年度から女性特有のがん検診における受診促進、がんの早期発見と正しい健康意識の普及及び啓発を目的に、検診無料クーポン券を送付し、平成24年度も、5月上旬に対象者に個別通知で送付します。
 また、乳がん検診についても、無料クーポン券を送付しています。

 

 平成24年度 子宮頸がん検診無料クーポン送付対象者
 ※子宮体がん検診の無料クーポンはありません。

 ・20歳  平成 3(1991)年4月2日〜平成 4(1992)年4月1日
 ・25歳  昭和61(1986)年4月2日〜昭和62(1987)年4月1日
 ・30歳  昭和56(1981)年4月2日〜昭和57(1982)年4月1日
 ・35歳  昭和51(1976)年4月2日〜昭和52(1977)年4月1日
 ・40歳  昭和46(1971)年4月2日〜昭和47(1972)年4月1日   

 

 (参考)
 平成24年度 乳がん検診無料クーポン送付対象者
 ・40歳  昭和46(1971)年4月2日〜昭和47(1972)年4月1日
 ・45歳  昭和41(1966)年4月2日〜昭和42(1967)年4月1日
 ・50歳  昭和36(1961)年4月2日〜昭和37(1962)年4月1日
 ・55歳  昭和31(1956)年4月2日〜昭和32(1957)年4月1日
 ・60歳  昭和26(1951)年4月2日〜昭和27(1952)年4月1日

Q36:市の検診はなぜ20歳からですか?何歳から受けるのがいいですか?

 子宮頸がんにかかる若い女性が増加したため、厚生労働省は平成17年より子宮がん検診の対象年齢を30歳から20歳に引き下げました。
 20歳になったら、定期的に検診を受けるようにしましょう。