今後の施策につなげる課題の整理 1 代筆・代読支援のあり方  前回の協議会の中で、「条例にもコミュニケーション手段として明記されている代筆・代読に関する支援に取り組んでほしい」という意見あり(浅生委員) ・市役所や関係施設における代筆・代読支援   筆談対応などと合わせてルール化し、情報共有を図る。 ・市役所以外での代筆・代読支援  同行援護のガイドヘルパーなどに支援してもらうのが現実的。ただし個人判断に委ねるのではなく、事業所の管理者などにも申し入れをした上で、研修の機会を確保し、意見交換なども重ねながら運用していく方向で検討する。 ・視覚障害者以外の障害者への代筆・代読支援  条例検討段階や前回の協議会の中でも、知的障害者や発達障害者、精神障害者に関してもコミュニケーション支援の方法が確立されていないという意見があった。実際に代筆が必要な場面もある。市職員による支援やガイドヘルパーによる支援については、合わせて検討する必要がある。 2 コミュニケーションボードの検討  今回の合理的配慮の提供支援に関する助成制度にもあがっている「コミュニケーションボード」について、明石市で使っていける試作版の作成を検討したい。 ・助成制度のメニューにも入っているが、コミュニケーションボードについて十分に知られていないところがある。市役所の窓口や関係施設などで使えるものを作成し、民間施設などにも広げていくきっかけとしたい。 ・教育機関や医療機関でも利用している場面は非常に少なく、知的障害者だけでなく、聴覚障害者や高齢者、こどもも対象と考えられるため、幅広いコミュニケーション支援という理解を含め、広く知ってもらえるよう啓発していく必要がある。